JPH0784554B2 - エラストマー組成物 - Google Patents

エラストマー組成物

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JPH0784554B2
JPH0784554B2 JP62035986A JP3598687A JPH0784554B2 JP H0784554 B2 JPH0784554 B2 JP H0784554B2 JP 62035986 A JP62035986 A JP 62035986A JP 3598687 A JP3598687 A JP 3598687A JP H0784554 B2 JPH0784554 B2 JP H0784554B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術的背景 本発明の関連分野 本発明は軟質のポリエーテル セグメントと硬質のポリ
エーテル セグメントを有するセグメント性(segmente
d)エラストマーと或種の塩素化ポリオレフィン−エチ
レン共重合体配合エラストマーとの配合物に関する。
従来技術 米国特許第3,718,715号は軟質のポキエーテル セグメ
ントと硬質のポリエーテル セグメントを有するセグメ
ント性エラストマーを有するセグメント性エラストマー
とポリ塩化ビニルとの配合物を開示している。
本発明の要約 本発明は(A)軟質のポリエーテル セグメントと硬質
のポリエーテル セグメントを有するセグメント性エラ
ストマーと、(B)ポリ塩化ビニル又はポリ塩化ビニリ
デンと、エチレン及びエチレン系不飽和酸のエステル、
ビニルエステル、ビニルアルキルエーテル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、ノルボルネン、3−12炭素原子のα−オレフィ
ン及び場合によりエチレン系不飽和カルボン酸、一酸化
炭素及び二酸化硫黄との共重合体とのエラストマー配合
物との組成物に関する。
詳細な記述 本発明は (A)エステル結合によって頭−尾的結合している多数
の反復長鎖エステル単位及び短鎖エステル単位から本質
的に構成され、該長鎖エステル単位が下記式I により、そして該短鎖エステル単位が下記式II により、 但し Gは分子量が約400−6,000で炭素対酸素の比率が2.0〜
4.3であるポリ(アルキレンオキシド)グリコールから
末端水酸基を取り去った後に残る二価の残基であり; Rは約300より小さい分子量を有する一種又は多種のジ
カルボン酸からカルボキシル基を取り去った後に残る二
価の残基であり、 Dは約250よりも小さい分子量を有する一種又は多種の
ジオールから水酸基を取り去った後に残る二価の残基で
ある; 但し該短鎖エステル単位は該コポリエステルの約15ない
し95重量%の量であり、且つ該短鎖エステル単位の少な
くとも約50%は同一である、 表されるセグメント性熱可塑性コポリエステルの5ない
し97.5重量パーセント、好適には5ないし80重量パーセ
ント、及び (B)下記(a)及び(b)からなる熱可塑性の溶融加
工可能なエラストマー配合物、 但し (a)エチレンと、エチレン系不飽和C3−C20モノ−又
はジカルボン酸のエステル、飽和C2−C18カルボン酸の
ビニルエステル、アルキル基が1−18個の炭素原子を有
するビニルアルキルエーテル、ハロゲン化ビニル又はビ
ニリデン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ノ
ルボルネン、3ないし12の炭素原子を有するα−オレフ
ィン、及びビニル芳香族化合物からなる群から選ばれた
一種又は多種のエチレン系不飽和有機性コモノマーと、
場合によりエチレン系不飽和C3−C20カルボン酸、一酸
化炭素及び二酸化硫黄からなる群から選ばれた別の単量
体とからなる部分的に架橋結合した共重合体;及び (b)配合物に対し5ないし75重量パーセントのハロゲ
ン化ビニル又はビニリデン重合体、 ここで (a)のコモノマー含量はエチレン共重合体がハロゲン
化ビニル又はビニリデン重合体と相溶性があるような量
である、 の2.5ないし95重量パーセント、好適には20ないし95重
量パーセントから成る低い溶融加工温度を有する熱可塑
性のエラストマー組成物に関する。
上記の“B"(a)として有用なエチレン共重合体は式E/
X/Y 但し Xは不飽和カルボン酸以外のエチレン系不飽和有機性単
量体であり、Yは選択的であり、エチレン系不飽和カル
ボン酸、一酸化炭素、又は二酸化硫黄である、 を有するものとして表すことができる。有機性単量体の
例としては該不飽和モノ又はジカルボン酸のエステル、
酸基が2−18個の炭素原子を有する飽和カルボン酸のビ
ニルエステル、アルキル基が1−18個の炭素原子を有す
るビニルアルキルエーテル、ハロゲン化ビニル又はビニ
リデン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ノル
ボルネン、3−12の炭素原子を有するα−オレフィン、
及びビニル芳香族化合物からなる群から選ばれるものが
挙げられる。好適な有機性単量体はアクリル酸メチル、
アクリル酸ブチル及び酢酸ビニルが含まれる。これらの
共重合体のメルトインデックス(melt index)範囲は
0.1ないし1000(ASTM D−1238)であり、好適には1
ないし100である。
本発明の実施に際して有用なエチレン共重合体は、下記
に記載される塩化ビニル及びビニリデン重合体と相溶性
を呈するのに充分なコモノマーを共重合していることが
必要である。一般的に言えばこれらの重合体のエチレン
含量は、総て重合体の重量を基準にして、30ないし85パ
ーセントで、X単量体含量は1ないし70パーセントで、
Y単量体含量は最高30パーセントでなければならない。
ビニル又はビニリデン重合体と充分な相溶性のないエチ
レン共重合体が用いられると、配合物から成形された成
形物品は不透明であり、延伸した時に応力白化(stress
whitening)し、弾性体として必要な回復力に欠け
る。これらのエチレン共重合体と塩化ビニル及びビニリ
デン重合体との相溶性に関するより詳細な議論、並びに
共重合体の製造についての説明はポリマー・ポリマー・
ミッシビリティ(Polymer−Polymer Miscibility)、
O.オラビシ(Olabisi),L.M.ロブソン(Robeson)、及
びM.T.ショー(Shaw)著、アカデミー・プレス(Academ
y Press),N.Y.1979年発行、米国特許第3,684,778号、
及び米国特許第3,780,140号に見出だすことができ、本
文に引用されている。
上記のエチレン共重合体は本発明に従って配合組成物の
重量に対し5ないし75、好適には20ないし60重量パーセ
ントのハロゲン化ビニル又はビニリデン重合体、並びに
ビニルエステル、アクリロニトリル、塩化ビニリデン、
塩化ビニル、アクリル酸のような不飽和カルボン酸のエ
ステル及びビニルエーテルからなる群から選ばれたコモ
ノマーとの共重合から得られる共重合体と配合される。
例えば極限粘度0.30ないし1.4(ASTM D−1243)を有
するポリ塩化ビニルは本発明の実施に際して一般に有用
である。
エチレン共重合体とハロゲン化ビニル又はビニリデン重
合体との配合は例えば密閉式混合機(internal mixe
r)、二本ロール機(two−roll mill)又は押出機のよ
うな多数の従来法の一つによって行うことができる。こ
の配合は重合体を配合に適する程度に軟化するに充分で
あるが、いずれかのハロゲン化重合体を崩壊させる程高
くない温度で為される。一般的にはこの配合温度は130
−200℃であり、配合は各成分を均一に配合するのに充
分な時間をかけて行なわれる。
本発明の重要な態様は相溶性配合物中のエチレン共重合
体の部分的架橋結合である。これは周知の架橋技術、例
えば電子線照射、ガンマー線照射及び過酸化物のような
遊離基硬化剤による方法を含むがこれに限られず、一種
又は多数の任意の方法で行なわれる。本発明によるエチ
レン共重合体の架橋はハロゲン化ビニル又はビニリデン
との配合の前又は同時に、又は架橋を行うために放射技
術を用いる時には配合の後で行なわれる。配合物中のエ
チレン共重合体が一酸化炭素を含む時には、メチレンジ
アニリン又はp−フェニレンジアミンのようなジアミン
が所望の架橋を行うために使用できる。エチレン共重合
体がエチレン/酢酸ビニル/一酸化炭素であれば、米国
特許第4,172,939号に記載されたように硫黄加硫剤を使
用できる。カルボン酸官能基を含むエチレン共重合体の
架橋には、イオン結合の生成が本発明の実施に際して適
当であり、ZnO又はNaOHのような各種の金属の酸化物又
は水酸化物を用い、又は米国特許第4,304,887号に記載
されたようにアセチルアセトンクロムのような有機金属
化合物を用いて架橋が達成される。
“部分的に架橋した”という言葉は上に詳述したような
エチレン共重合体とハロゲン化ビニル又はビニリデン重
合体の配合物を本発明の熱可塑性エラストマー組成物に
変換するのに充分な程度の架橋を称する。架橋の程度、
即ち不溶性となった、従って架橋した量を定量するため
に、架橋後重合体試料をソックスレー抽出器中でテトラ
ヒドロフランを用いて16時間抽出し、不溶部分を単離
し、乾燥した残渣を秤量し、組成物の知識に基づいて適
当な補正を加えることにより重合体を分析定量する。例
えば可塑剤のようなテトラヒドロフランに可溶性の成分
の重量は、始めの重量から差し引かれる;そしてテトラ
ヒドラフランに不溶性の成分、例えば顔料、充填剤等は
始め及び終わりの両方の重量から差し引かれる。回収さ
れた不溶性重合体はゲル%含量として報告される。この
方法は架橋の程度を定量する普通の方法を基礎としてお
り、米国特許第3,203,937号に一層詳細に記載されてい
る。本発明の目的のためには、エチレン共重合体はゲル
含量がエチレン共重合体に対し5ないし90%であるよう
に部分的に架橋されている必要がある。この架橋が行な
われる条件、即ち上記の作業適性範囲内のゲル含量を有
する組成物に到達するための架橋剤の種類及び量、架橋
時間及び温度は経験的に決めることができる。化学的な
架橋剤が用いられる時には、それが架橋工程の間に事実
上全部消費されることが好ましい。
本発明の実施においてハロゲン化ビニル重合体としてポ
リ塩化ビニル(PVC)が利用される時には、分光学的な
証拠によれば、これらの部分的に架橋した重合体配合物
から単離されたゲル分別物は、検出し得るPVCは存在せ
ず、架橋したエチレン共重合体のみを含んでいることが
指摘されている。従って一般にPVCの架橋は生起しない
ことが理論付けられている。
本発明に使用される熱可塑性コポリエステルは、主とし
てエステル結合によって頭−尾的に結合した多数の内部
的に線状な(intralinear)長鎖及び短鎖反復単位から
なり、該長鎖エステル単位は下記式 そして該短鎖エステル単位は下記式 但し Gは炭素対酸素比が約2.0−4.3であり、分子量約400な
いし6,000を有するポリ(アルキレンオキシド)グリコ
ールから末端水酸基を取り去った後に残る二価の残基で
あり、 Rは約300より小さい分子量を有するジカルボン酸から
カルボキシル基を取り去った後に残る二価の残基であ
り、且つ Dは約250よりも小さい分子量を有する低分子量ジオー
ルから水酸基を取り去った後に残る二価の残基である、 によって表され、 但し、該短鎖エステル単位は該コポリエステルの約15な
いし95重量%の量であり、従って長鎖エステル単位は該
コポリエステルの約5ないし85重量%を構成し、該短鎖
エステル単位の少なくとも約50%は同一であることが必
要であり、同一短鎖エステル単位からなる繊維形成分子
量範囲(5,000)にあるホモポリマーは少なくとも150℃
で溶融しなければならない。
重合体鎖における単位に用いられた“長鎖エステル単
位”という言葉は、長鎖グリコールとジカルボン酸との
反応生成物を称する。本発明のコポリエステル中の反復
単位である該“長鎖エステル単位”は上式(a)に対応
する。長鎖グリコールは末端(或いはできるだけ末端に
近い)水酸基を有し、約400−6,000の分子量の高分子量
グリコールである。本発明のコポリエステルを製造する
ために使用される長鎖グリコールは、炭素対酸素比が約
2.0−4.3であるポリ(アルキレンオキシド)グリコール
である。代表的な長鎖グリコールはポリ(エチレンオキ
シド)グリコール、ポリ(1,2−及び1,3−プロピレンオ
キシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)
グリコール、エチレンオキシドと1,2−プロピレンオキ
シドのランダム又はブロック共重合体、及びテトラヒド
ロフランと3−メチルテトラヒドロフランのような少量
の第二単量体(グリコール中の炭素対酸素モル比が約4.
3を超えないような比率で使用される)とのランダム又
はブロック共重合体である。
重合体鎖における単位に用いられた“短鎖エステル単
位”という言葉は、約550以下の分子量を有する低分子
量化合物又は重合体鎖単位を称する。これらは低分子量
(約250以下)のジオール又はジオール類とジカルボン
酸との反応によって得られ、上式(b)によって示され
るエステル単位を形成する。
反応により短鎖エステル単位を生成する低分子量ジオー
ルに中には非環式、脂環式、及び芳香族ジヒドロキシ化
合物が含まれる。2−15の炭素原子を持つジオール、例
えばエチレン、プロピレン、テトラメチレン、ペンタメ
チレン、1,4−ブテン、2,2,ジメチルトリメチレン、ヘ
キサメチレン、及びデカメチレン グリコール類、ジヒ
ドロキシシクロヘキサン、シクロヘキサンジメタノー
ル、レゾルシノール、ハイドロキノン、1,5−ジヒドロ
キシナフタレン、及びそれらの混合物等が好適である。
使用できるビス−フェノールの中には、ビス(p−ヒド
ロキシ)ジフェニル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)
メタン、及びビス(p−ヒドロキシェニル)プロパンが
含まれる。ジオールの等価のエステル形成誘導体も有用
である(例えばエチレンオキシド又は炭酸エチレンはエ
チレングリコールの代わりに使用できる)。ここで用い
られる“低分子量ジオール”という言葉は、かような等
価のエステル形成誘導体を含むと解釈されなければなら
ないが、分子量的な必要条件はジオールのみに関し、そ
の誘導体に関するものではない。
前述の長鎖グリコール及び低分子量ジオールと反応して
本発明のコポリエステルを生じるジカルボン酸は、低分
子量、即ち約300よりも小さい分子量を有する脂肪族、
脂環式又は芳香族ジカルボン酸である。ここで用いられ
る“ジカルボン酸”という言葉は、コポリエステル重合
体を形成する際のグリコール及びジオールとの反応にお
いて、事実上ジカルボン酸と同様に作用する二個の官能
性カルボキシル基を有するジカルボン酸の等価物を含
む。これらの等価物は酸ハロゲン化物又は酸無水物のよ
うなエステル及びエステル形成誘導体を含む。従って30
0よりも大きい分子量を有するジカルボン酸のエステル
又は300よりも大きい分子量を有するジカルボン酸の酸
等価物は、酸が300よりも小さい分子量を持つならば包
含される。ジカルボン酸はコポリエステル重合体の生成
及び本発明の重合体の使用に事実上干渉しなければ、任
意の置換基を含むこと又は組み合わせて使用することが
可能である。
ここで用いられる脂肪族ジカルボン酸という言葉は、飽
和炭素原子に各結合した二個のカルボキシル基を有する
カルボン酸を称する。カルボキシル基が結合している炭
素原子が不飽和でなく、環中にあれば、酸は脂環式酸で
ある。共役不飽和結合を有する脂肪族又は脂環式酸は単
独重合性であるために使用できないことが多い。しかし
或種の酸、例えばマレイン酸は使用可能である。
ここで用いられる芳香族ジカルボン酸という言葉は単独
又は融合したベンゼン環中の炭素原子に結合した二個の
カルボキシル基を有するジカルボン酸である。官能性カ
ルボキシル基の両者が同じ芳香核に結合している必要は
なく、一個以上の核が存在する場合、それらは脂肪族性
又は芳香族性の二価の残基又は−O−又は−SO2−のよ
うな二価の残基で結合していることができる。
本発明に使用できる脂肪族及び脂環式酸の代表例は、セ
バチン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、グルタール
酸、琥珀酸、シュウ酸、アゼライン酸、ジエチルマロン
酸、アリルマロン酸、4−シクロヘキサン−1,2−ジカ
ルボン酸、2−エチルスベリン酸、2,2,3,3,−テトラメ
チル琥珀酸、シクロペンタンジカルボン酸、デカヒドロ
−1,5−ナフタレンジカルボン酸、4,4′−ビシクロヘキ
シルジカルボン酸、デカヒドロ−2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、4,4′−メチレンビス(シクロヘキサンジカ
ルボン酸)、3,4−フランジカルボン酸、及び1,1−シク
ロブタンジカルボン酸である。好適な脂肪族及び脂環式
酸はシクロヘキサン−ジカルボン酸及びアジピン酸であ
る。
使用できる芳香族ジカルボン酸の代表例は、テレフター
ル酸、フタール酸及びイソフタール酸、ビ−ベンゾイッ
ク酸、二個のベンゼン核を有するジカルボン酸置換体、
例えばビス(p−カルボキシフェニル)メタン、p−オ
キシ(p−カルボキシフェニル)ベンゾイック酸、1,5
−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、フェナンスレンジカルボン酸、アントラセンジカ
ルボン酸、4,4′−スルホニルジベンゾイック酸、及び
それらのC1−C12アルキル及び環置換誘導体、例えばハ
ロ、アルコキシ、及びアリール誘導体が含まれる。p
(−ヒドロキシエトキシ)ベンゾイック酸のようなヒド
ロキシル酸も芳香族ジカルボン酸が存在するならば使用
することができる。
芳香族ジカルボン酸は本発明のコポリエステル重合体を
製造するために特に好適な群である。芳香族酸の間でも
8−16個の炭素原子を有する酸、特にフェニレンジカル
ボン酸、即ちフタール酸、テレフタール酸及びイソフタ
ール酸及びそれらのジメチル誘導体が好適である。
少なくとも約50パーセントの短いセグメントが同一であ
り、同一のセグメントが150℃又はそれ以上の融点を持
つ繊維形成高分子量範囲(分子量5,000)の単独重合体
を形成することが必須である。これらの要求に合致する
重合体は引っ張り強度及び引き裂き強度のような性質を
有用な水準で示している。重合体の融点は示差走査熱量
計によって好都合に測定することができる。
短鎖エステル単位はコポリエステルの約5−85重量%を
構成する。残りのコポリエステルは長いセグメントであ
り、従って長いセグメントはコポリエステルの約5−85
重量%を構成することになる。
一般に組成物は全重合体組成物に対し5ないし80重量%
のセグメント性熱可塑性コポリエステル、及びポリ塩化
ビニル又はポリ塩化ビニリデンとエチレン共重合体との
配合物を、全重合体組成物の95ないし20重量%含むこと
になる。
本発明の組成物は配合成分A及びBを密閉式混合機、二
軸スクリュー押出機又は二本ロール機のような適当した
混合機中で配合することによって製造できる。又一方組
成物は成分A、エチレン重合体及びハロゲン化ビニル又
はビニリデン重合体と架橋剤の存在において二軸スクリ
ュー押出機(twin−screw extruder)、密閉式混合機
又は二本ロール機のような適当な混合機中で配合するこ
とによって製造することができる。更に組成物はエチレ
ン重合体を適当な架橋剤で架橋し、そして架橋したエチ
レン重合体を成分A及びハロゲン化ビニル又はビニリデ
ン重合体と配合することによっても製造することができ
る。
約5重量%程度の量のセグメント性熱可塑性共重合体か
ら始まって、溶融加工性は著しく改善され、且つ組成物
の加工に要する温度は低下し;成形収縮は大きく減少す
る。溶融流動性が改善されることによって数個取キャビ
ティ(multicavity)、金型又は薄肉キャビティ(thin
section cavity)から射出する時に重要である流動
度の剪断力への依存性が減少する。
セグメント性熱可塑性共重合体をエチレンの共重合体と
ポリ塩化ビニル又はポリ塩化ビニリデンとの配合物で改
質することにより吹き込み成形性の改善が得られる。こ
の改善によって成形品の鮮鋭度(definition)の改善、
気孔及び亀裂の排除、及び壁の厚さの規則性の改善があ
る。この改善は2−1/2%の水準で現れ始め、エチレン
共重合体とポリ塩化ビニル又はポリ塩化ビニリデンのい
ずれかとの配合物が5%程度の水準になると完全に明瞭
となる。
組成物はエチレン共重合体とポリ塩化ビニル又はポリ塩
化ビニリデンのいずれかとの配合物として記載された
が、各種の個々の成分はそれの添加によって得られる組
成物が、本発明の特許請求の範囲内にあることを意図
し、特許請求の範囲に採択された配合物中の総体的な量
を構成する限り任意の程度に添加できることを理解すべ
きである。
本発明の組成物の必須成分ではないが、任意の数の普通
の充填剤又は配合剤を種々の量で添加すりことができ
る。かような成分の例として、各種のカーボンブラッ
ク、クレー、シリカ、炭酸カルシウム、二酸化チタン、
ガラス繊維、酸化防止剤、解重合防止剤、粘着付与剤、
潤滑剤及びワックスのような加工助剤、及び可塑剤、例
えばジアルキルフタレート、トリアルキルメリテート、
ジアルキルエステル例えばアジピン酸、アゼライン酸及
びグルタール酸のジアルキルエステル、及びポリエステ
ルオリゴマーが包含される。使用量は少なくとも一部は
組成物中における他の成分の量及び組成物の要求する性
質に左右される。又α−オレフィンのような他の飽和又
は不飽和重合体の少量を組成物の経費を下げ、又は性質
を改質するために添加することができる。
本発明の組成物は普通のプラスチック加工設備を用いて
溶融加工される。本発明の独特な熱可塑性エラストマー
組成物から成形された物品は一般に加硫ゴムとのみ関連
した性質を示す。例えばこれらの組成物は約20ないし85
%(70ないし100℃)の圧縮永久歪抵抗性を有し;150な
いし850%の破断点延び値を有している。これらの組成
物の各種の用途は電線被覆、密封剤、ガスケット及びウ
ェザーストリップ、成形封止材、履物物品;コーキング
材及びシーラント(sealant);自動車部品、シート
ライナー(sheet liner)、発泡体、スポンジ及び包装
用フィルムを含む。これらは繊維布、工業用ベルト、及
び例えばポリエステル、ポリアミド、ポリイミド又は金
属繊維又は繊維布補強材の押出し被覆による種々な硬質
表面の被覆用として使用することができる。これらは接
着及び封止用として、並びに他の重合体系の改質用に有
用性を見出だしている。
更に本発明の範囲内にある組成物は実験室、医薬及び工
業用の管材料に加工することができる。かような管材料
は補強されたホースの内側材料として使用することがで
き、ここで押し出された管は螺旋、編物、又はブレード
(braid)状として用いられ、線材又は繊維のコードと
オーバーレイ(overlay)される。場合により作業環境
及び機械的誤使用に対して保護するために重合体の被覆
を補強された管材料の上に施用(押出し又は裸旋巻き
[spiral wind]カレンダーシート)することができ
る。本発明の範囲内にある組成物は類似の又は異なった
組成の補強管材料の保護被覆用として使用することがで
きる。
本発明は下記の実施例を参照することにより一層充分に
理解されるであろう。
実 施 例 実施例 1 安定剤包装品(stabilizer package)を含むシクロヘ
キサノン中の0.2%溶液において測定(ASTM法D1243−79
により)した極限粘度が1.4のポリ塩化ビニル(49
部)、60%のエチレン、30%のブチルアクリレート及び
10%の一酸化炭素を含む共重合体(45部)、及び過酸化
物架橋剤(6部)を、カーボンブラック、ジアルキルエ
ステル可塑剤、ポリエステル可塑剤及び安定剤と配合し
密閉式混合機中で製造した、部分的に架橋した配合物で
ある重合体1と、1,4−ブタンジオール及びテレフター
ル酸から誘導された短鎖単位37.5%、1,4−ブタンジオ
ール及びイソテレフタール酸から誘導された短鎖単位1
0.9%、及び分子量1000のポリテトラメチレンエーテル
グリコール及びテレフタール酸から誘導された長鎖単位
51.5%から構成されているメルトインデックス5のポリ
エーテルエステルエラストマーである重合体2との一連
の配合物を、密閉式シグマブレード(sigma blade)混
合機中で175℃で2分間ブレンドすることによって製造
した。二つの重合体の量的関係は下記の表に示されてい
る。収縮度は175℃で2分間圧縮成形した厚さ2mmのスラ
ブ(slab)について測定した。メルトフローインデック
スは190℃で10kgの重りを用いた1分当たりのデシグラ
ムとして報告されている(ASTM D1238)。
第1表から明らかなように、重合体Bを添加すると成形
収縮及びメルトフローにおける改善(加工性の改善)が
もたらされる。
実施例 2 一対の対照配合物を製造した。
(F)シクロヘキサン0.2%の溶液で測定して極限粘度
1.4を持つポリ塩化ビニル(80部)及び実施例1からの
重合体2を室内容積96立方インチ(1573cc)のサイズBR
のファレル・バンバリ・ミキサー(Farrel banbury m
ixer)中に装填した。ミキサーの速度は内部摩擦が内部
温度を177℃にするように調節し、離型剤ガファック(G
afac)RL−210を添加し、177℃で2分間混合した。混合
物は直接に傾斜して落とした。生成物を二本ロール機上
で150℃で圧延してシート(sheet out)とした。より
低い温度では加工できなかった。
(G)実施例1からの重合体1を上記(F)に記載され
た方法を用いてガファックRL−210(0.5部)と共に配合
した。組成物は又ロール機で150℃で圧延してシートと
する必要があった。
実施例 3 (H)上記のGで用いられた配合物(80部)及び実施例
1からの重合体2(20部)を上記(F)のようにして混
合した。生成物は二本ロール機上で120℃でシートとな
った。このことは明らかに加工性の改善を示している。
実施例 4 (I)上記の(G)で用いられた配合物(80部)、1,4
−ブタンジオール及びテレフタール酸から誘導された短
鎖単位45.6%、1,6−ヘキサンジオール及びテレフター
ル酸から誘導された短鎖単位30.4%、及び分子量1000の
ポリテトラメチレンエーテルグリコール及びテレフター
ル酸から誘導された長鎖単位24.0%から構成されてお
り、190℃のメルトフローが42、引っ張り強度が17MPa、
極限伸びが390%で、100℃2時間後の圧縮永久歪が76%
である、メルトインデックス8のポリエーテルエステル
エラストマー(20部)及びガファックRL−210(0.5部)
を上記(F)のように混合した。これは二本ロール機上
で120℃でシートとなった。
実施例 5 (J)60重量%のエチレン、30重量%のアクリル酸ブチ
ル、及び10重量%の一酸化炭素からなり、メルトインデ
ックス5の共重合体(45部)、安定剤包装品を含むシク
ロヘキサン中の0.2%溶液で測定された極限粘度1.4を有
するポリ塩化ビニル及び過酸化架橋剤(3.5部)を、135
℃ないし140℃のバレル温度を用い、生産速度30b/hr
(13.6kg/hr)で30mmの二軸スクリュー押出機中で混合
した。ガファックRL−210(0.5部)を二本ロール上で14
0℃において生成物に添加した。共重合体のゲル含量は8
5%であった。
(K)上記の重合体(J)(8部)を実施例1の重合体
2(20部)と上記(F)に記載されたようにと混合た。
組成物(K)は(J)よりも低い練り温度を必要とし、
(K)は良好なエラストマー的性質を保持しながらより
高いメルトインデックス、より低いムーニー粘度及び50
も少ない成形収縮を有している。
実施例 6 (L)62重量%のエチレン、28重量%の酢酸ビニル及び
10重量%の一酸化炭素からなりメルトインデックス25を
有する共重合体(45部)、シクロヘキサン中0.2%で測
定した極限粘度1.4を有するポリ塩化ビニル(51部)、
及び過酸化物架橋剤(3.5部)を(J)におけるように3
0mmの二軸スクリュー押出し機中で混合した。ガファッ
クRL−210(0.5部)を140℃で二本ロール機上の生成物
に添加した。共重合体のゲル含量は75%であった。
(M)上記の重合体(L)(80部)を実施例1の重合体
2(20部)と上記(F)に記載されたようにガファック
RL−210(0.5部)を含めて混合した。
(N)上記の重合体(L)(40部)を実施例1の重合体
2(60部)と上記(F)に記載されたようにガファック
RL−210(0.5部)を含めて混合した。
メルトフローの増大、ムーニー粘度の減少及び成形収縮
及び加工温度の低下が(L)に比べて(M)及び(N)
について再度認められる。
実施例 7 (O)41%のエチレン、55%のメチルアクリレート、及
び4%のマレイン酸モノエチルエステルからなる100℃
でムーニー粘度16を有するエチレン/アクリル系エラス
トマーであるヴァマック(Vamac)、安定剤を含むシク
ロヘキサンの0.2%溶液で測定した極限粘度1.4を有する
ポリ塩化ビニル51部、ガファックRL−2100.5部及び過酸
化物架橋剤3.5部をバンバリ・ブレード(banbury blad
e)を用いて140℃で40rpmの速度でハーケ(Haake)密閉
式混合機中で配合する。組成物のゲル含量は80%であっ
た。
(P)上記の(O)(80部)及び実施例1の重合体2
(20部)を上の(F)に記載されたように混合した。
実施例2ないし7において使用され製造された組成物の
物理的性質は第2表に報告されている。
実施例 8 第3表は上記の(G)において用いられた重合体80−10
0部、実施例1の重合体20−20部及び1部のガファックR
L−210を含み、上記(F)で記載された方法に従って3D
バンバリ密閉式混合機中で製造された一連の配合物につ
いて報告している。
ポリエステル−エーテルの含量が増加するに伴って、ム
ーニー粘度は低下し、圧縮及び射出成形プラック両者の
収縮は改善され、押出製品の外観は向上した。
実施例 9 第4表は安定剤包装品を含むシクロヘキサンの0.2%溶
液中で測定(ASTM法 D1243−79)した極限粘度1.04の
ポリ塩化ビニル(51.5部)、60%のエチレン、30%のア
クリル酸ブチル及び10%の一酸化炭素を含む共重合体
(45部)及び過酸化物架橋剤(3.5部)、カーボンブラ
ック、ジアルキルエステル可塑剤、ポリエステル可塑剤
及び安定剤を配合し、密閉式混合機中で調製された部分
的に架橋した配合物0−100部(重合体3)、実施例1
の重合体2の0−100部及び0.5部のガファックRL−210
を含む一連の組成物を上記(F)に記載された方法に従
ってOOCバンバリ密閉式混合機中で製造したものについ
て報告している。
配合物の粘度及び加工温度は原料物質のいずれよりも低
下している。
実施例 10 5重量%の実施例1の重合体1、及び95重量%の実施例
2の重合体2の配合物を実施例1に記載されたようにし
て製造した。配合物の性質は第5表に報告されている。
関連した実験において、重合体2は製品の鮮鋭度(part
definition)に乏しく、空隙、亀裂及び壁厚が不規則
であることのために容認できる製品として押出吹込み成
形することはできなかった。2.5%の重合体2を添加す
ると壁厚は均一となった。この実施例におけるように5
%の重合体2を添加すると、優れた製品が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33/04 LJA 33/18 LJM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)エステル結合によって頭−尾的結合
    している多数の反復長鎖エステル単位及び短鎖エステル
    単位から本質的に構成され、該長鎖エステル単位が下記
    式I により、そして該短鎖エステル単位が下記式II により、 但し Gは分子量が約400−6,000で炭素対酸素の比率が2.0〜
    4.3であるポリ(アルキレンオキシド)グリコールから
    末端水酸基を取り去った後に残る二価の残基であり; Rは約300より小さい分子量を有する一種又は多種のジ
    カルボン酸からカルボキシル基を取り去った後に残る二
    価の残基であり、Dは約250よりも小さい分子量を有す
    る一種又は多種のジオールから水酸基を取り去った後に
    残る二価の残基である; 但し該短鎖エステル単位は該コポリエステルの約15ない
    し95重量%の量であり、且つ該短鎖エステル単位の少な
    くとも約50%は同一である、 表されるセグメント性熱可塑性コポリエステルの5ない
    し97.5重量パーセント、及び (B)下記(a)及び(b)からなる熱可塑性の溶融加
    工可能なエラストマー配合物、 但し (a)30ないし85重量%のエチレンから誘導された反復
    単位と、残余量のエチレン系不飽和C3−C20モノ−又は
    ジカルボン酸のエステル、飽和C2−C18カルボン酸のビ
    ニルエステル、アルキル基が1−18個の炭素原子を有す
    るビニルアルキルエーテル、ハロゲン化ビニル又はビニ
    リデン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ノル
    ボルネン、3ないし12の炭素原子を有するα−オレフィ
    ン、及びビニル芳香族化合物からなる群から選ばれた一
    種又は多数のエチレン系不飽和有機性コモノマーから誘
    導された反復単位と、場合により最高30重量%までのエ
    チレン系不飽和C3−C20カルボン酸、一酸化炭素及び二
    酸化硫黄からなる群から選ばれた別の単量体とからなる
    部分的に架橋結合した共重合体;及び (b)配合物(B)に対し5ないし75重量パーセントの
    ハロゲン化ビニル又はビニリデン重合体、或いは、ハロ
    ゲン化ビニル又はビニリデンとビニルエステル、アクリ
    ロニトリル、塩化ビニリデン、塩化ビニル、不飽和カル
    ボン酸のエステル及びビニルエーテルからなる群からえ
    らばれた単量体との共重合体、 ここで (a)のコモノマー含量はエチレン共重合体がハロゲン
    化ビニル又はビニリデン重合体と相溶性があるような量
    である、 の2.5ないし95重量パーセント、から成ることを特徴と
    する低い溶融加工温度を有する熱可塑性のエラストマー
    組成物。
  2. 【請求項2】成分Aが組成物の5ないし80重量%を構成
    し、且つ成分Bが組成物の20ないし95重量%を構成する
    ことを特徴とする特許請求の範囲1項記載の組成物。
  3. 【請求項3】成分(B)(a)が10ないし90%のゲルを
    含有することを特徴とする特許請求の範囲2項記載の組
    成物。
  4. 【請求項4】(B)(b)がポリ塩化ビニルであること
    を特徴とする特許請求の範囲3項記載の組成物。
  5. 【請求項5】(B)(b)において一酸化炭素、二酸化
    硫黄又はエチレン系不飽和カルボン酸から誘導された単
    量体以外のコモノマーがアクリル酸メチル、アクリル酸
    ブチル、酢酸ビニル及びマレイン酸モノエチルエステル
    からなる群から選ばれることを特徴とする特許請求の範
    囲4項記載の組成物。
  6. 【請求項6】一酸化炭素、二酸化硫黄又はエチレン系不
    飽和カルボン酸から誘導されたコモノマーが最高30重量
    %、且つ特許請求の範囲5項記載の単量体が少なくとも
    1%存在することを特徴とする特許請求の範囲5項記載
    の組成物。
  7. 【請求項7】−Rがフタール酸、テレフタール酸、イソ
    フタール酸及びそれらのエステル及びその混合物から選
    ばれたジカルボン酸から誘導されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲6項記載の組成物。
  8. 【請求項8】ポリ(アルキレンオキシド)グリコールが
    分子量600−2,000を有するポリ(テトラメチレンオキシ
    ド)グリコールであることを特徴とする特許請求の範囲
    7項記載の組成物。
  9. 【請求項9】該ジオールが1,4−ブタンジオールである
    ことを特徴とする特許請求の範囲8項記載の組成物。
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