JPS6011940B2 - エラストマ−組成物 - Google Patents

エラストマ−組成物

Info

Publication number
JPS6011940B2
JPS6011940B2 JP10158277A JP10158277A JPS6011940B2 JP S6011940 B2 JPS6011940 B2 JP S6011940B2 JP 10158277 A JP10158277 A JP 10158277A JP 10158277 A JP10158277 A JP 10158277A JP S6011940 B2 JPS6011940 B2 JP S6011940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
parts
properties
weight
elastomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10158277A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5436354A (en
Inventor
忍 中島
千秋 田中
正信 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP10158277A priority Critical patent/JPS6011940B2/ja
Publication of JPS5436354A publication Critical patent/JPS5436354A/ja
Publication of JPS6011940B2 publication Critical patent/JPS6011940B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はニトリルゴム、ポリェーテルェステルェラスト
マーおよびポリ塩化ビニルの3者を配合、加硫してなる
物理的、化学的性質の改良されたェラストマー組成物に
関するものである。
さらに詳しくは、ゴムとしてのすぐれた柔軟性、ゴム弾
性などの性能に加うるに、すぐれた耐熱性、耐オゾン性
、耐油性、耐摩耗性、機械的強度などの性質を具備した
ェラストマー組成物に関するものである。従来から知ら
れる加硫型の合成ゴムは耐熱性、耐油性、耐候・性、耐
オゾン性などを兼備するものは見当らず、かかる機能に
おいてはプラスチック材料に比較するとかなり劣ったも
のであった。
コムにプラスチック材料をブレンドすることにより耐熱
性、耐オゾン性、機械強度などの性能を向上させる試み
は古くから行なわれていたが、両者の相溶分散性のすぐ
れたものが少なく、ゴム的性質を損ってしまったり、低
温特性や耐熱性、耐オゾン性なども十分には向上させえ
ず逆に低下させてしまうケースが多かった。すなわち合
成ゴム材料にプラスチック材料をブレンドして耐熱性、
耐オゾン性や耐油性の改善されたゴム配合物とすること
を困難にせしめている理由の1つはゴムに均質かつ微細
に分散するようなプラスチック材料が少ないことであり
、さらにもう一点は均質に分散・配合させえたとしても
かかるプラスチック材料が硬すぎたり、耐熱性、耐オゾ
ン性や耐油性を付与するに十分にすぐれた材料でなかっ
たことである。最近、本発明者らはボリェーテルとポリ
エステルをブ。
ツク的に共重合させたポリェーテルェステルェラストマ
ーがニトリルゴムに比較的良い相溶・分散性を示し、そ
の配合・加硫ゴムはニトリルゴム本来のゴム的性質(柔
軟性、弾性回復性など)を損わずに耐熱性や耐油性が大
幅に改善できることを見出し、先に特願昭50−141
175号(特公昭55−35057号公報参照)として
提案した。しかしながらこのブレンド系は耐熱性、耐油
性および機械的性質のすぐれたゴム組成物として画期的
なものであるが、耐オゾン性という観点でみるとまだ不
十分なものであった。本発明者らは特に耐オゾン性に着
目し、ゴム的性質と共に耐熱性、耐油性および耐オゾン
性を兼備したェラストマー組成物を製造せんと種々検討
し、ここに本発明に到達した。
すなわち本発明はアクリロニトリル・ブタジェン共重合
体45〜85重量部、ポリェーテルェステルェラストマ
ー10〜5の重量部およびポリ塩化ビニル3〜35重量
部を3者の総和が10の重量部となるような割合で配合
したェラストマー組成物を提供するものである。
本発明の特徴とするところはポリエーテルエステルエラ
ストマーとアクリロニトリル・ブタジェン共重合体との
相溶分散性がポリ塩化ビニルの介在により極めて改善さ
れ、ゴム特性を失わせない程度に柔軟で弾性的性質に富
み、かつ耐熱性や耐油性がすぐれると同時に耐オゾン性
が大幅に向上することを見し、出した点にある。本発明
におけるアクリロニトリル,ブタジェン共重合体(以下
ニトリルゴムと略称する)とはアクリロニトリル単位約
20〜5の重量%とブタジェン単位約80〜5の重量%
とから主に構成されるものであるが、アクリロニトリル
とブタジェンの他に第3成分としてカルボキシル基を側
鎖にもつ重合性の単量体を加えて重合させた三元共重合
体も有用である。カルボキシル基を側鎖にもつ重合性を
有した単量体としてはアクリル酸、メタクリル酸、ェタ
クリル酸、クロトン酸、イタコン酸およびそのモノェス
テル等があり、かかるカルボキシル基を側鎖にもつ重合
性単量体の共重合量はおよそ0.2〜10%、好ましく
は0.5〜5%程度である。カルボキシル基を側鎖にも
つ共重合成分は本発明における配合物の親和性を一段と
改良する効果がある。本発明に用いられるポリェーテル
ェステルヱラストマ−とは分子量が300よりも小さい
1種または2種以上のジカルボン酸と400〜6000
の分子量を有する少なくとも1種の長鎖グリコールとか
ら誘導した長鏡エーテルェステル単位と300よりも小
さい分子量を有する少なくとも1種のジカルボン酸およ
び250よりも小さい分子量を有する少なくとも1種の
アルキレングリコールまたはシクロアルキレングリコー
ルから譲導した短鎖ヱステル単位を、長鎖エーテルェス
テル単位対短鎖ェステル単位の重量比が85〜10/1
5〜90になるように製造したものである。
300よりも小さい分子量を有するジカルボン酸はテレ
フタル酸、ィソフタル酸、フタル酸、2・6−および1
・5−ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン
酸、1・4ーシクロヘキサンジカルボン酸、などの脂環
式ジカルボン酸、シュウ酸、グルタル酸、アジピン酸、
アゼライン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸お
よびそれらのェステル形成性誘導体などであり、これら
は2種以上共重合して用いてもよい。
これらのジカルボン酸と反応して短鏡ポリエステルを形
成する250よりも小さい分子量を有するジオールとは
エチレングリコール、プロピレングリコール、1・4−
ブタンジオール、ネオベンチルグリコール、1・6−へ
キサンジオールなどのアルキレングリコールや、1・4
ーシクロヘキサンジメタノールなどのシクロアルキレン
グリコールなどである。分子量300以下のジカルボン
酸と反応して長鏡エーテルェステルソフトセグメントを
形成する長鏡グリコールとは、ポリエチレングリコール
、ポリ(112一および1・3ープロピレンオキシド)
グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコー
ル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの英重合体
などのポリ(アルキレンオキシド)グリコールが挙げら
れ、これらのうちで特に高い耐熱性や耐加水分解性や弾
性特性が要求される用途にはポリ(テトラメチレンオキ
シド)グリコールが好適である。
ポリ(アルキレンオキシド)グリコールの数平均分子量
は400〜6000より好ましくは500〜4500で
あり、分子量が大きすぎるとポリ(アルキレンオキシド
)グリコール単位自体が結晶性を持つようになって、弾
性機能を失わすことになり、また相溶性も悪くなる。逆
に分子量が400以下ではポリエステルハードブロック
の長さが短くなりすぎるためにこの場合も弾性が失われ
る。ブロックコポリェーテルェステル中、ポリエーテル
ヱステルソフトセグメント/ポリエステルハードセグメ
ントの占める割合は重量比で85/15〜10/90に
なるようにする必要がある。85/15以上ではポリマ
ーのハードセグメントの性質がほとんど消滅してしまっ
てゴムの諸特性(耐熱性や耐オゾン劣化性)を改善する
ことができなくなる。
また10/90以下では低Tg成分であるポリ(アルキ
レンオキシド)グリコール単位が少ないために低温特性
を向上させることができないばかりでなく、ブレンドの
ゴム弾性が低下してしまつoかかるポリェーテルェステ
ルフロツク共重合体のうちで特に好ましいゴム組成物を
与えるものはハードセグメントとしてポリブチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタし−ト/ポリブチレ
ンフタレート、ポリブチレンテレフタレート/ポリブチ
レンイソフタレート、ポリプチレンテレフタレート/ポ
リブチレンセバケ−ト、ポリブチレンテレフタレート/
ポリヘキサメチレンイソフタレート、ポリエチレンテレ
フタレート/ポリエチレンイソフタレート、ポリへキサ
メチレンテレフタレートなどのホモポリエステル、コポ
リエステルなどを挙げることができ、ポリ(アルキレン
オキシド)グリコールとしてはポリ(テトラメチレン)
オキシドグリコールを挙げることができ、さらに中でも
すぐれるものはハードセグメントにポリブチレンテレフ
タレートをハードセグメントのコポリヱステルの50モ
ル%以上の割合で用いたブロックコポリエーテルエステ
ルである。
ブロックコポリェーテルェステルがすぐれたゴム組成物
を与えるためにどのような構造であるべきかということ
はゴム組成物の目的とする用途によって差異はあるが、
ゴム成分との相瀞性がよく均質に、かつ微細に分散し、
さらにゴム的性質や各種条件下での耐久性に優れるもの
という点では上記したごとき組み合わせのブロックコポ
リヱーテルェステルが適しているものである。これらの
成分からなるブロックコポリェーテルェステルの製法は
任意であるが、好適な重合方法の一例を示すとジカルポ
ン酸のジメチルェステルを過剰モル数すなわち酸に対し
約1.2〜2.併音モルの低分子量グリコール、および
ポリ(アルキレンオキシド)グリコールと共に通常のェ
ステル化触媒の存在において約150〜260q0の温
度で常圧下加熱反応してェステル交換を行ないメタノー
ルを蟹出させ、ついで5側Hg以下に200〜270℃
で加熱重縮合させることによって製造することができる
必要に応じブロックコポリェーテルェステルに一部化学
架橋をさせうる成分を導入して例えばジカルボン酸やグ
リコールの一部としてポリカルボン酸や多官能ヒドロキ
シ化合物、ポリオキシ酸などを共重合して弾性的性質を
向上させることも可能である。またブロックコポリェー
テルェステルの融点はゴムとの配合を容易にするために
約80〜220%、好ましくは100〜215℃の範囲
にするべきであり、固有粘度も約0.5〜4.0の範囲
のものが好ましい。
本発明の組成物製造のために有用な塩化ビニル重合体は
塩化ビニル単独重合体および重量で30%に至るまでの
例えば酢酸ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル
、アクリル酸およびメタクリル酸ェステル、ステアリン
酸ビニルマレィン酸ジェステルなどの共重合成分を含む
共重合体である。かかる塩化ビニル重合体は可塑剤など
を特に加える必要はない。本発明のブレンド物はニトリ
ルゴムとポリェーテルエステルェラストマー、ポリ塩化
ビニルの3者の総計100重量部当たり、ニトリルゴム
45〜85重量部、ポリェーテルェステルェラストマー
10〜5の重量部およびポリ塩化ビニル3〜35重量部
によって構成される。
ニトリルゴムはゴム的性質を主に受け持つ成分であり、
かかる目的のために全組成物中45重量%以上を占める
必要がある。しかし85重量%を越えるとポリェーテル
ェステルおよびポリ塩化ビニルによって付与される耐熱
性、耐油性および耐オゾン性などの機能が顕著でなくな
り、好ましくない。ポリェーテルェステルェラストマー
とポリ塩化ビニルのブレンド比率は全組成物に対し15
〜55重量%の範囲で適宜変更しうるが、ポリヱーテル
ェステルェラストマー添加量はニトリルゴムのゴム特性
を損わない範囲で耐熱性や耐油性および低温特性を改良
する意味から約10〜5の重量%が好ましく、またポリ
塩化ビニルの配合量は相溶分散性と耐オゾン性改良の目
的のために3〜35重量%を必要とする。本発明の重要
な要件であるェラストマー組成物の均質、かつ微細な分
散状態はニトリルゴム好ましくは未加硫状態にあるニト
リルゴムとポリェーテルェステルヱラストマーおよびポ
リ塩化ビニルの3者を、それぞれの融点もしくは軟化点
以上の温度で混合することによって達成される。
適当な混合装置は1鞄または2軸の押出機、バンバリー
ミキサー、ゴムロール機、ニーダーなどを包含する。か
かる組成物は3者を同時に混線してもよく、また2者を
配合したものに第3の構成成分を配合してもよい。例え
ば予めポリェーテルェステルェラストマーとポリ塩化ビ
ニル重合体とを約180〜215午0の温度で上記の混
合装置を用いて配合したブレンド物を作っておき、これ
をニトリルゴムと配合する方法やニトリルゴムとポリ塩
化ビニル重合体の均質配合物を予め準備し、これにポリ
ェーテルェステルヱラストマーを溶融混糠する方法であ
る。組成物を調製するために特に有利な方法はポリェー
テルェステルェラストマ−のべレツトもしくは粉末とニ
トリルゴムの粉末またはクラムないいまべレット状物お
よびポリ塩化ビニル重合体の粉末とを適当な比でドライ
ブレンドし、ついでこの混合物を約180〜230℃に
加熱された押出機によって溶融混合する方法である。ま
たェラストマー組成物はそれぞれのラテツクスまたは分
散液もしくは溶液の形で混合に供することも可能である
本発明でいう均質かつ微細な混合状態とはポリェーテル
ェステルェラストマー、ポリ塩化ビニルおよびニトリル
ゴムが海一海分散構造ないいま海−島分散構造であって
、かつ島成分の分散粒子径が約1.0ムを超えないよう
な分散・配合状態にあることをさす。
かかるすぐれた相溶性を有する理由は配合する成分とし
てニトリルゴムとポリェーテルェステルェラストマ−お
よびポリ塩化ビニルの3者を選択したことにあり、その
結果、機械的性質、低温特性、耐熱性、耐油性さらには
耐オゾン性がすぐれ、かつ特に上記性能を有しながらゴ
ム的諸性質が著しくすぐれたゴムブレンド物が得られる
わけで、均質かつ微細な分散状態を達成するために溶融
混合の工程が有利であることが理解されよう。本発明の
ェラストマー組成物は加硫を施すことによって特に優秀
なゴム的性質が発現されるものであり、弾性回復性や耐
パーマネントセット性などのゴム的性質が強く要求され
る用途においては加硫処理が不可欠となる。
加硫剤、加硫促進剤、油剤、軟化剤などの配合処方はべ
−スゴムの配合処方をそのまま適用することができる。
さらに通常ゴムの強度や硬さを増大させるために添加さ
れるカーボンブラックや各種の充填剤を添加してもよい
。しかしかかる添加物は伸びや回復性、引裂き強さなど
の低下を伴うことがあり、本発明のポリエーテルエステ
ルエラストマーのハードセグメントとソフトセグメント
の比を適宜変動させることによってカーボンブラックな
どの充填剤を添加しないでも硬さや強度を増加させるこ
とができ、ゴム弾性や伸びの低下のないェラストマー組
成物を作ることが可能になる。また耐熱剤(酸化防止剤
)や耐光剤を添加して各種の安定性を向上させることが
できる。特にゴムにおいては安定剤を添加しても分散し
‘こくかつたり、ブリードアウトなどによって安定化効
果が小さかったものがポリェーテルェステルェラストマ
ーを配合することによってこれらの欠点が克服され、安
定性を予期する以上に増大させるという効果もある。ポ
リェーナルェステルェラストマーの重合中、または重合
後もしくは配合時に安定剤をブロックポリェーテルェス
テルに配合させることができる。加稀条件に関してはベ
ースとなるニトリルゴムの加硫条件に準じて適宜その用
途目的に応じて変動させることができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳述する。
なお実施例中の部数および%は重量部数および重量%を
示すものである。参考例 コポリェステル凶の製造 ジメチルテレフタレート94.5部、ジメチルィソフタ
レート41.5部、数平均分子量約1000のポリ(テ
トラメチレンオキシド)グリコール62.碇部および1
・4ーブタンジオール94.5部をチタンテトラブトキ
シド触媒0.1碇部と共にへりカルリボン型蝿梓翼を備
えた反応容器に仕込み、21000に2時間加熱して理
論メタノール量の95%のメタノールを系外に留出した
反応混合物に“ィルガノツクス”10980.24部を
添加した後245℃に昇温し、ついで30分をかけて系
内の圧力を0.2側Hgの減圧とし、その条件下で2時
間重合を行なわせた。
得られたブロックコポリエーテルエステルエラストマー
〔コポリエステル■〕の融点は160午0、固有粘度は
1.05であった。コポリェステル曲の製造 コポリェステル凶を調製するに対して記したェステル交
換および重合条件ならびに触媒および安定剤を使用して
、テレフタル酸ジメチル19$部、1・4ーブタンジオ
ール216部およびポリ(テトラメチレンオキシド)グ
リコール30礎部から、融点180午C固有粘度1.5
0のブロックコポリェーテルェステルヱラストマー〔コ
ポリェステル【B’〕を調製した。
実施例 1 コポリェステル的粉末25部、ニトリルゴム(日本ゼオ
ン■製“Nipol”1043:AN含量29%、ムー
ニ−粘度78)の粉砕べレット65部およびポリ塩化ビ
ニル樹脂(日本ゼオン■製“ゼオン”10斑P−8:平
均重合度800)粉末1碇部を190ooに加熱した3
仇舷径のスクリューを有する押出機で溶融渡練し、溶融
状態では半透明、固体状態ではやや白濁したブレンドポ
リマーを得た。
この3者配合物の相溶分散性は電子顕微鏡による観察か
ら約0.1〜0.2ミクロンのオーダの分散粒子径を有
しており、かなり良分散系を形成しているといえる。つ
いでこのブレンド物10の重量部に対し、酸化亜鉛5部
、ステアリン酸2部、イオウ2部、ベンゾチアジルジス
ルフィド2.5部を70〜80℃のゴムロール上で混練
し、150℃で18分間加硫処理を施した。この加硫ゴ
ムの性質は次の表1に示す逸りであり、すぐれた機械強
度とゴム弾性を示すと共に耐オゾン性、耐油性、耐熱性
も兼備したものであることがわかる。表 1 実施例 2 実施例1に用いた原料を表2に示す各比率で配合し、加
硫ゴムとして物性評価した。
溶融混練、加硫処方および物性測定条件などは実施例1
と同じである。表 2 実施例 3 15部のコポリェステル‘Bーを7峠部のポリアクリロ
ニトリルーブタジエン共重合体ぐハィカー”1042)
および15部のポリ塩化ビニル樹脂(‘‘ゼオン”10
斑P−8)と共に180q0に加熱されたゴムロール上
で5分間混合し、ついで7び0に加熱されたゴムロール
上で加硫剤、加硫助剤、潤滑剤、安定剤などを配合した
後、160℃で10分間加硫した。
このブレンド物は柔軟ですぐれた弾性回復性を有してお
り、特に前記した耐オゾン性試験においても亀裂発生に
約30畑時間を要した。破断には200畑時間を要した
。実施例 4 本実施例においてはコポリェステル■と配合するゴム成
分として、予めポリ塩化ビニル樹脂とニトリルゴムを約
30:70の比で配合したポリブレンド(日本ゼオン■
製“Nipor1203J)を用いた。
コポリェステル凶とニトリルゴム/ポリ塩化ビニルブレ
ンド物とを20:80の重量比で180℃の押出機にて
熔融混線し、ついでゴムロール上でブレンド物10の重
量部当たり亜鉛華5部、ステアリン酸1部、ィオウ1.
5部、テトラメチルチウラムモノスルフイド0.4部を
配合し、ついで150qoで3分間加硫処理した。この
ブレンド物と別途加硫した“Nipol”1203Jを
比較すると耐熱性と耐オゾン性において本発明の“ブレ
ンド物の優秀さが理解しうる。表 3 実施例 5 ここではカルボキシル基を含有するニトルレゴムをブレ
ンド一成分として用いた例を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アクリロニトリル・ブタジエン共重合体45〜85
    重量部、ポリエーテルエステルエラストマー10〜50
    重量部およびポリ塩化ビニル3〜35重量部を3者の総
    和が100重量部となるように配合してなるエラストマ
    ー組成物。
JP10158277A 1977-08-26 1977-08-26 エラストマ−組成物 Expired JPS6011940B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10158277A JPS6011940B2 (ja) 1977-08-26 1977-08-26 エラストマ−組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10158277A JPS6011940B2 (ja) 1977-08-26 1977-08-26 エラストマ−組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5436354A JPS5436354A (en) 1979-03-17
JPS6011940B2 true JPS6011940B2 (ja) 1985-03-29

Family

ID=14304373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10158277A Expired JPS6011940B2 (ja) 1977-08-26 1977-08-26 エラストマ−組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6011940B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61155519U (ja) * 1985-03-19 1986-09-26
JPH01118538U (ja) * 1988-02-05 1989-08-10

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840264A (ja) * 1981-08-31 1983-03-09 Inoue Japax Res Inc 三次元成形加工方法
JPH045364U (ja) * 1990-04-26 1992-01-17

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61155519U (ja) * 1985-03-19 1986-09-26
JPH01118538U (ja) * 1988-02-05 1989-08-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5436354A (en) 1979-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1275522C (en) Elastomer blends
US6329463B1 (en) High temperature, oil resistant thermoplastic vulcanizates made from polar plastics and acrylate or ethylene-acrylate elastomers
US4287324A (en) Compositions of epichlorohydrin rubber and polyester
US5942577A (en) Temperature-stable low solvent-swelling thermoplastic elastomer compositions
EP0237306A2 (en) Semi-rigid thermoplastic polyester compositions
EP0293821A2 (en) Thermoplastic elastomeric blends
JPS6011940B2 (ja) エラストマ−組成物
GB1561884A (en) Elastomer blend
JPS62942B2 (ja)
JPH0623301B2 (ja) 熱可塑性ポリエステル樹脂用のオレフィン系衝撃改質剤および該樹脂とのブレンド
EP0397491B1 (en) Blends of copolyester elastomers and chlorinated polyethylene
JPH02105846A (ja) コポリエステルエラストマーとカルボジイミドとの混合物
DE10017149A1 (de) Thermoplastische Elastomerzusammensetzung und Gelenkmanschette daraus
WO2020175369A1 (ja) ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物
JP2000080223A (ja) 熱可塑性ポリエステル樹脂組成物及びその製造方法
JP6864161B1 (ja) ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物
JP2003292745A (ja) ポリエステルエラストマー樹脂組成物
JP2000355650A (ja) ポリエステル系エラストマーの製造方法
JPH0995578A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
KR20180115948A (ko) 폴리에테르에스테르 엘라스토머 수지 조성물 및 그 성형품
JP3478617B2 (ja) 樹脂組成物
JP2820215B2 (ja) 熱可塑性ポリエステルエラストマー組成物
JPH08157674A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JPS608353A (ja) ポリエステルエラストマ−組成物
JP3061797B1 (ja) ポリエステル樹脂組成物