JPH0781227B2 - 流体噴射式織機における緯糸除去方法 - Google Patents
流体噴射式織機における緯糸除去方法Info
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- JPH0781227B2 JPH0781227B2 JP61121265A JP12126586A JPH0781227B2 JP H0781227 B2 JPH0781227 B2 JP H0781227B2 JP 61121265 A JP61121265 A JP 61121265A JP 12126586 A JP12126586 A JP 12126586A JP H0781227 B2 JPH0781227 B2 JP H0781227B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流体噴射式織機における緯糸除去方法に係り、
詳しくは流体噴射ノズルから緯糸を射出して緯入れを行
う際に緯入れミスが生じたとき、織機を停止させ、その
後当該ミス糸を経糸開口の外に配設した牽引装置で抜き
取った後再始動させるようにした緯糸除去方法に関す
る。
詳しくは流体噴射ノズルから緯糸を射出して緯入れを行
う際に緯入れミスが生じたとき、織機を停止させ、その
後当該ミス糸を経糸開口の外に配設した牽引装置で抜き
取った後再始動させるようにした緯糸除去方法に関す
る。
従来この種の緯糸除去方法として、例えば、特開昭58−
197351号公報、あるいは、特開昭59−228047号公報に掲
載されたものが知られている。
197351号公報、あるいは、特開昭59−228047号公報に掲
載されたものが知られている。
これは、第6図に示すように、空気噴射式織機あるいは
水噴射式織機において実施される。図において1は流体
噴射ノズルとしての主ノズル2に緯糸Wを供給する緯糸
供給部、3は筬、4は緯糸検知器であって緯入れ時期の
終期において緯糸Wの有無を検知するものである。
水噴射式織機において実施される。図において1は流体
噴射ノズルとしての主ノズル2に緯糸Wを供給する緯糸
供給部、3は筬、4は緯糸検知器であって緯入れ時期の
終期において緯糸Wの有無を検知するものである。
そして、緯糸検知器4が緯糸の存在を検知したときは通
常の製織運動を続ける一方、緯糸検知器4が緯糸Wの不
在を検知して緯入れミス信号を出力すると、織機の制御
部はこのミス信号に基づいて織機の停止指令を出力し、
経糸開口が最大になる付近において織機を停止させる。
この場合、織機の慣性作動を考慮して停止させるので、
緯入れミスとなった緯糸(以下「ミス糸M」という)が
筬打ちされ、更に次の緯入れの行なわれる位置で停止す
る。その後、織機を逆転作動し、経糸の上糸、下糸の関
係を反転させてミス糸Mを織前に露出させ、この状態に
おいて人手を介しあるいは自動的にミス糸を抜き取る所
定の処理を行なう。その後、筬3を始動位置に設定し再
始動させる。
常の製織運動を続ける一方、緯糸検知器4が緯糸Wの不
在を検知して緯入れミス信号を出力すると、織機の制御
部はこのミス信号に基づいて織機の停止指令を出力し、
経糸開口が最大になる付近において織機を停止させる。
この場合、織機の慣性作動を考慮して停止させるので、
緯入れミスとなった緯糸(以下「ミス糸M」という)が
筬打ちされ、更に次の緯入れの行なわれる位置で停止す
る。その後、織機を逆転作動し、経糸の上糸、下糸の関
係を反転させてミス糸Mを織前に露出させ、この状態に
おいて人手を介しあるいは自動的にミス糸を抜き取る所
定の処理を行なう。その後、筬3を始動位置に設定し再
始動させる。
ところで、このような従来の緯糸除去方法にあっては、
織布品質を損ねてしまうことがあるという問題があっ
た。
織布品質を損ねてしまうことがあるという問題があっ
た。
それは、ミス糸を除去する際にミスが経糸にからまった
り筬に引掛ったりして経糸開口から完全に抜き取られな
いで残ってしまった場合に、再始動後の最初の緯入れが
支障なく行なわれたとしても残ったミス糸が筬打ちさ
れ、織布に織込まれてしまうからである。
り筬に引掛ったりして経糸開口から完全に抜き取られな
いで残ってしまった場合に、再始動後の最初の緯入れが
支障なく行なわれたとしても残ったミス糸が筬打ちさ
れ、織布に織込まれてしまうからである。
そこで、本発明の技術的課題は、ミス糸が完全に抜き取
られないで残ってしまった場合に、織機を再始動させな
いようにする点にある。
られないで残ってしまった場合に、織機を再始動させな
いようにする点にある。
このような課題を解決するための手段は、流体噴射ノズ
ルから緯糸を射出して緯入れを行う際に緯入れミスが生
じたとき、織機を停止させ、その後当該ミス糸を経糸開
口の外に配設した牽引装置で抜き取った後再始動させる
ようにした方法において、再始動の過程において上記牽
引装置と経糸開口との間に設けた検知器により緯糸の有
無を検知し、緯糸有りを検知したときは織機の再始動を
阻止するようにしたものである。
ルから緯糸を射出して緯入れを行う際に緯入れミスが生
じたとき、織機を停止させ、その後当該ミス糸を経糸開
口の外に配設した牽引装置で抜き取った後再始動させる
ようにした方法において、再始動の過程において上記牽
引装置と経糸開口との間に設けた検知器により緯糸の有
無を検知し、緯糸有りを検知したときは織機の再始動を
阻止するようにしたものである。
この手段によれば、ミス糸が経糸開口の外に配置した牽
引装置で抜き取られないで残っていると、牽引装置と経
糸開口との間に設けた検知器でミス糸有りが検知され織
機は再始動しない。この際検知器はそれほど複雑で大が
かりなものを使用する必要はないので、織機1台毎に検
知器を装着することができる。
引装置で抜き取られないで残っていると、牽引装置と経
糸開口との間に設けた検知器でミス糸有りが検知され織
機は再始動しない。この際検知器はそれほど複雑で大が
かりなものを使用する必要はないので、織機1台毎に検
知器を装着することができる。
以下添付図面に従って、本発明の実施例に係る緯糸除去
方法をこれが実施される水噴射式織機に基づいて説明す
る。
方法をこれが実施される水噴射式織機に基づいて説明す
る。
第1図は、実施例が適用される水噴射式織機のシステム
を示す図である。図において、Yは経糸、Wは緯糸、15
は筬、16は綜絖、17は織前、18は織布、19は主軸であ
る。
を示す図である。図において、Yは経糸、Wは緯糸、15
は筬、16は綜絖、17は織前、18は織布、19は主軸であ
る。
30は、緯入用水供給装置である。この装置30において、
31はプランジャポンプであって、主軸19と同期して回転
するカム32により、クランクレバー33を介して吸入行程
を行ない、内蔵のスプリングにより吐出行程を行なう。
このポンプ31の吐出口31a及び吸入口31bには夫々ボール
弁34,35が設けられている。A1は吸入径路であり、水槽3
6からチェックバルブ37を介してポンプ31の吸入口31bに
至っている。水槽36には水道管38から加圧水源としての
水道水が供給されるとともに、水位を一定に保つフロー
ト弁39が設けられている。また、チェックバルブ37より
下流の吸入径路A1には水道水を直接供給するバイパス管
路40が接続されている。41は、バイパス管路40に介装さ
れた電磁弁である。A2は圧送径路であり、ポンプ31の吐
出口31aから噴射ノズル43に至っている。噴射ノズル43
は織機のフレーム側に固定される。また、圧送径路A2に
は、後述する制御装置120で制御される遮断弁44及びリ
リーフ弁45が介装される。遮断弁44は電磁ソレノイド式
の弁であり、常時、弁体が開けられ、ソレノイドの励磁
で閉弁する。一方、リリーフ弁45は同様に電子ソレノイ
ド式の弁であり、遮断弁44とポンプ31との間の分岐管46
に介装されており、常時、弁体が閉じられ、ソレノイド
の励磁によって開弁する。尚、分岐管46の先端部は排水
路82に開放している。
31はプランジャポンプであって、主軸19と同期して回転
するカム32により、クランクレバー33を介して吸入行程
を行ない、内蔵のスプリングにより吐出行程を行なう。
このポンプ31の吐出口31a及び吸入口31bには夫々ボール
弁34,35が設けられている。A1は吸入径路であり、水槽3
6からチェックバルブ37を介してポンプ31の吸入口31bに
至っている。水槽36には水道管38から加圧水源としての
水道水が供給されるとともに、水位を一定に保つフロー
ト弁39が設けられている。また、チェックバルブ37より
下流の吸入径路A1には水道水を直接供給するバイパス管
路40が接続されている。41は、バイパス管路40に介装さ
れた電磁弁である。A2は圧送径路であり、ポンプ31の吐
出口31aから噴射ノズル43に至っている。噴射ノズル43
は織機のフレーム側に固定される。また、圧送径路A2に
は、後述する制御装置120で制御される遮断弁44及びリ
リーフ弁45が介装される。遮断弁44は電磁ソレノイド式
の弁であり、常時、弁体が開けられ、ソレノイドの励磁
で閉弁する。一方、リリーフ弁45は同様に電子ソレノイ
ド式の弁であり、遮断弁44とポンプ31との間の分岐管46
に介装されており、常時、弁体が閉じられ、ソレノイド
の励磁によって開弁する。尚、分岐管46の先端部は排水
路82に開放している。
60は緯糸測長貯留装置であり、ドラム61とこのドラム61
の先端部外周に設けたカバー62とドラム61に圧接する測
長ローラ63とを備えている。ドラム61は主軸19により電
磁クラッチ64及びベルト伝導装置65を介して回転せしめ
られる一方、ワインディングモータ66によってもワンウ
エイクラッチ67及びベルト伝導装置68を介して回転せし
められる。尚、69は主軸を制動する電磁ブレーキであ
る。そして、給糸源70から引出された緯糸Wは測長ロー
ラ63とドラム61との間に挟持され、カバー62内に生じる
連れ回りの環状気流によって周方向に軽く引張られなが
ら、ドラム61に巻付貯留される。
の先端部外周に設けたカバー62とドラム61に圧接する測
長ローラ63とを備えている。ドラム61は主軸19により電
磁クラッチ64及びベルト伝導装置65を介して回転せしめ
られる一方、ワインディングモータ66によってもワンウ
エイクラッチ67及びベルト伝導装置68を介して回転せし
められる。尚、69は主軸を制動する電磁ブレーキであ
る。そして、給糸源70から引出された緯糸Wは測長ロー
ラ63とドラム61との間に挟持され、カバー62内に生じる
連れ回りの環状気流によって周方向に軽く引張られなが
ら、ドラム61に巻付貯留される。
71は緯糸グリッパであって、噴射ノズル43と緯糸測長貯
留装置60との間に配設され、主軸19と同期して回転する
カム72によって所定時期に緯糸Wを把持する。73は緯糸
グリッパ71の手前に設けられる糸ガイドである。
留装置60との間に配設され、主軸19と同期して回転する
カム72によって所定時期に緯糸Wを把持する。73は緯糸
グリッパ71の手前に設けられる糸ガイドである。
80は反緯入れ側に配設され、噴射ノズル43からの水を受
ける水受体であり、フィルタ81を介して排出路82に連通
してある。また、この水受体80は、電磁弁83を介して水
道管38に接続したノズル84を備え、ノズル84からの水噴
射によって、後述する緯糸Wの糸端を吸引する。
ける水受体であり、フィルタ81を介して排出路82に連通
してある。また、この水受体80は、電磁弁83を介して水
道管38に接続したノズル84を備え、ノズル84からの水噴
射によって、後述する緯糸Wの糸端を吸引する。
90は糸端処理装置であり、仮撚装置91及びガイドローラ
92を介して糸端捕捉糸93を牽引装置94で牽引し、通常の
緯入れ時に糸端を捕捉して緯糸Wに一定の張力を与え
る。
92を介して糸端捕捉糸93を牽引装置94で牽引し、通常の
緯入れ時に糸端を捕捉して緯糸Wに一定の張力を与え
る。
100はカッタであって、アクチュエータ101によって噴射
ノズル43と経糸Yとの間に進出し、緯糸を切断するもの
である。102は噴射ノズル43と織布18との間の緯糸Wを
筬打ち直後に切断するカッタである。このカッタ102は
カット阻止装置103によって切断機能が阻止される。104
もカッタであり、織布18と捕捉糸93との間の緯糸Wを切
断するものである。
ノズル43と経糸Yとの間に進出し、緯糸を切断するもの
である。102は噴射ノズル43と織布18との間の緯糸Wを
筬打ち直後に切断するカッタである。このカッタ102は
カット阻止装置103によって切断機能が阻止される。104
もカッタであり、織布18と捕捉糸93との間の緯糸Wを切
断するものである。
110は下流側の筬15に固定され、一対の電極からなる接
触型の緯糸検知器であり、筬15の前進行程で緯糸の有無
を検知するものである。111は噴射ノズル43及び経糸Y
間の緯糸Wの有無を検知する緯糸フィーラーである。
触型の緯糸検知器であり、筬15の前進行程で緯糸の有無
を検知するものである。111は噴射ノズル43及び経糸Y
間の緯糸Wの有無を検知する緯糸フィーラーである。
120は、例えば、マイクロコンピュータからなる制御装
置であり、作業者が操作する始動準備スイッチ121、始
動スイッチ122、停止スイッチ123からのON、OFF信号、
更に、緯糸検知器110、緯糸フィーラ111からの検知信号
に基づいて、上記電磁弁やモータ等の制御を行なう。特
に、緯糸検知器110からの信号に基づいて、緯糸W無し
を検出したときは、緯入れミスが生じたものとして織機
を停止させ、織込まれたミス糸を取り除くための所定の
処理を行ない、その後、自動的に再始動させる。
置であり、作業者が操作する始動準備スイッチ121、始
動スイッチ122、停止スイッチ123からのON、OFF信号、
更に、緯糸検知器110、緯糸フィーラ111からの検知信号
に基づいて、上記電磁弁やモータ等の制御を行なう。特
に、緯糸検知器110からの信号に基づいて、緯糸W無し
を検出したときは、緯入れミスが生じたものとして織機
を停止させ、織込まれたミス糸を取り除くための所定の
処理を行ない、その後、自動的に再始動させる。
次に、この織機の作用を制御装置120の処理フローに従
って説明する。第2図に示すように、始動準備スイッチ
121をON作動させると(1−1)、遮断弁44が開弁し、
電磁クラッチ64が接続状態になる(1−2)。この場
合、リリーフ弁45は閉弁状態になっている。
って説明する。第2図に示すように、始動準備スイッチ
121をON作動させると(1−1)、遮断弁44が開弁し、
電磁クラッチ64が接続状態になる(1−2)。この場
合、リリーフ弁45は閉弁状態になっている。
つぎに、始動スイッチ122を閉結すると(1−3)、電
磁ブレーキ69が解放されるとともにメインモータ(図示
せず)が回転し(1−4)、主軸19が回転して織機が始
動する。この状態においては、緯糸測長貯留装置60が作
動し、ドラム61の回転により緯糸Wを測長して貯留す
る。一方、ポンプ31のプランジャが往復動され、その吐
出行程で、ノズル43に圧力水を圧送する。そして、圧力
水圧送の直後に緯糸グリッパ71が緯糸Wを開放するの
で、ドラム61に巻回された緯糸Wはノズル43からの噴射
水により、経糸Yの開口内に飛走される。緯入れが終る
と緯糸グリッパ71が緯糸を把持する。また、飛走水の一
部は水受体80に受け入れられる。その後、筬打ち過程で
(約330゜)緯糸Wに緯糸検知器110が当接するので電極
の間に流れる電流を検出して緯糸Wの存在を検知する。
また緯糸Wの先端は捕捉糸93に捕捉されている。その
後、筬打ちが行なわれ再び緯入れが行なわれる。以後、
これを繰返す。
磁ブレーキ69が解放されるとともにメインモータ(図示
せず)が回転し(1−4)、主軸19が回転して織機が始
動する。この状態においては、緯糸測長貯留装置60が作
動し、ドラム61の回転により緯糸Wを測長して貯留す
る。一方、ポンプ31のプランジャが往復動され、その吐
出行程で、ノズル43に圧力水を圧送する。そして、圧力
水圧送の直後に緯糸グリッパ71が緯糸Wを開放するの
で、ドラム61に巻回された緯糸Wはノズル43からの噴射
水により、経糸Yの開口内に飛走される。緯入れが終る
と緯糸グリッパ71が緯糸を把持する。また、飛走水の一
部は水受体80に受け入れられる。その後、筬打ち過程で
(約330゜)緯糸Wに緯糸検知器110が当接するので電極
の間に流れる電流を検出して緯糸Wの存在を検知する。
また緯糸Wの先端は捕捉糸93に捕捉されている。その
後、筬打ちが行なわれ再び緯入れが行なわれる。以後、
これを繰返す。
ここで、緯入れミスを生じて緯糸検知器110が糸無しを
検知すると、停止信号を発信する。また筬打ち時緯糸フ
ィーラ111で糸切れを検知したときも、停止信号を発信
する(1−5)。さらに手動停止釦によっても停止信号
が出力される(1−5)。この停止信号により、停止角
度を300゜に設定し(1−6)、緯入ミスである(1−
7)からカッタ102の阻止装置103をONにし(1−8)、
メインモータをOFFブレーキ69をON、遮断弁44を閉弁、
リリーフ弁45を開弁する(1−9)。この場合、織機の
慣性動により、主軸19は次サイクルの300゜にて停止さ
れる(第3図(A))とともに、筬打ち後のカッタ102
の作動タイミング時に阻止装置103により作動を阻止さ
れるので緯糸Wは切断されないで織前に連なることにな
る。つぎにプランジャポンプ31が、吐出行程に入るが、
第3図にも示すように、遮断弁44が閉弁していることか
ら、ノズル43に圧力水が供給されないので緯入れが行な
われない。さらにリリーフ弁45が開弁してこのプランジ
ャポンプ31からの圧力水を少量ずつ洩らす。そのため、
圧送径路A2の圧力が上昇してしまう事態が防止される。
主軸19の停止を確認すると(1−10)、つぎに電磁クラ
ッチ64を断にして緯糸測長貯留装置60を主軸19から切離
し(1−11)、その後、緯入れミスかどうかを判断して
(1−12)、それ以外の場合は停止状態で待期する(1
−12)。
検知すると、停止信号を発信する。また筬打ち時緯糸フ
ィーラ111で糸切れを検知したときも、停止信号を発信
する(1−5)。さらに手動停止釦によっても停止信号
が出力される(1−5)。この停止信号により、停止角
度を300゜に設定し(1−6)、緯入ミスである(1−
7)からカッタ102の阻止装置103をONにし(1−8)、
メインモータをOFFブレーキ69をON、遮断弁44を閉弁、
リリーフ弁45を開弁する(1−9)。この場合、織機の
慣性動により、主軸19は次サイクルの300゜にて停止さ
れる(第3図(A))とともに、筬打ち後のカッタ102
の作動タイミング時に阻止装置103により作動を阻止さ
れるので緯糸Wは切断されないで織前に連なることにな
る。つぎにプランジャポンプ31が、吐出行程に入るが、
第3図にも示すように、遮断弁44が閉弁していることか
ら、ノズル43に圧力水が供給されないので緯入れが行な
われない。さらにリリーフ弁45が開弁してこのプランジ
ャポンプ31からの圧力水を少量ずつ洩らす。そのため、
圧送径路A2の圧力が上昇してしまう事態が防止される。
主軸19の停止を確認すると(1−10)、つぎに電磁クラ
ッチ64を断にして緯糸測長貯留装置60を主軸19から切離
し(1−11)、その後、緯入れミスかどうかを判断して
(1−12)、それ以外の場合は停止状態で待期する(1
−12)。
緯入れミスの場合は、電磁ブレーキ69をOFF、メインモ
ータを低速で送転する(1−13)。この逆転により、主
軸19は300゜→180゜→0゜になるのでこの0゜を確認し
(1−14)、緯糸フィラー111が糸有りかどうか判断し
(1−15)、糸無しの場合は、異常信号を出力して(1
−16)、停止する(1−17)。すなわち、緯糸Wが無い
場合には、後述のミス糸抜きが出来ないから切断してい
るものと判断してその後の作業を作業者にゆだねるわけ
である。糸有りを検知すると、さらに逆転を続けて緯入
れミスを生じたサイクルの180゜(1−18)で電磁ブレ
ーキ69をONし、モータをOFF(1−19)して停止する。
これによりミス糸Mが織前17に霧出した状態になる(第
3図(B))これと同時にワインディングモータ66を所
定時間ONして(1−20)ドラム61を回動させ、緯糸Wを
約半ピック測長し、貯留する(1−21)。これが終ると
ワインディングモータ66をOFFする(1−22)(2−
1)。この作動は前記電磁ブレーキ69のON、モータのOF
F(1−19)の前に終了する。
ータを低速で送転する(1−13)。この逆転により、主
軸19は300゜→180゜→0゜になるのでこの0゜を確認し
(1−14)、緯糸フィラー111が糸有りかどうか判断し
(1−15)、糸無しの場合は、異常信号を出力して(1
−16)、停止する(1−17)。すなわち、緯糸Wが無い
場合には、後述のミス糸抜きが出来ないから切断してい
るものと判断してその後の作業を作業者にゆだねるわけ
である。糸有りを検知すると、さらに逆転を続けて緯入
れミスを生じたサイクルの180゜(1−18)で電磁ブレ
ーキ69をONし、モータをOFF(1−19)して停止する。
これによりミス糸Mが織前17に霧出した状態になる(第
3図(B))これと同時にワインディングモータ66を所
定時間ONして(1−20)ドラム61を回動させ、緯糸Wを
約半ピック測長し、貯留する(1−21)。これが終ると
ワインディングモータ66をOFFする(1−22)(2−
1)。この作動は前記電磁ブレーキ69のON、モータのOF
F(1−19)の前に終了する。
つぎに前記停止時間からの経過時間を判断し(2−
2)、それが所定時間になるとすなわち、リリーフ弁45
から圧力水が抜けたことをみはからって、リリーフ弁45
を閉弁する(2−3)。つぎに電磁弁41、83を開弁し
(2−4)、水道圧水を、圧送径路A2に供給するととも
に、水受体80のノズル84から、噴流を取出して、緯糸の
牽引流を生じる。
2)、それが所定時間になるとすなわち、リリーフ弁45
から圧力水が抜けたことをみはからって、リリーフ弁45
を閉弁する(2−3)。つぎに電磁弁41、83を開弁し
(2−4)、水道圧水を、圧送径路A2に供給するととも
に、水受体80のノズル84から、噴流を取出して、緯糸の
牽引流を生じる。
つぎに遮断弁44を開弁し(2−5)、水道水の圧力でノ
ズル43から圧力水を噴出させ緯入れを行なう(2−
6)。これにより緯糸はU字状に飛走して水受体80に入
り、ノズル84からの牽引流にさらされて牽引される(第
3図(C))。この遮断弁44の開弁は所定時間行なわ
れ、この間にミス糸Mは織前17から引きはがされてノズ
ル43から、水受体80まで真直ぐのびる(第3図
(D))。その後、この弁44の閉弁(2−7)後所定時
間経てから(2−8)カッタ100をアクチュエータ101の
作動で進出させて、緯糸Wをノズル43と経糸Wとの間で
切断する(2−9)(3−1)(第3図(E))。これ
により、切断された緯糸Wは牽引流により、水受体80内
に牽引される(第3図(E))。この牽引かれた頃を見
図って、電磁弁41,83を閉弁する(3−2)。
ズル43から圧力水を噴出させ緯入れを行なう(2−
6)。これにより緯糸はU字状に飛走して水受体80に入
り、ノズル84からの牽引流にさらされて牽引される(第
3図(C))。この遮断弁44の開弁は所定時間行なわ
れ、この間にミス糸Mは織前17から引きはがされてノズ
ル43から、水受体80まで真直ぐのびる(第3図
(D))。その後、この弁44の閉弁(2−7)後所定時
間経てから(2−8)カッタ100をアクチュエータ101の
作動で進出させて、緯糸Wをノズル43と経糸Wとの間で
切断する(2−9)(3−1)(第3図(E))。これ
により、切断された緯糸Wは牽引流により、水受体80内
に牽引される(第3図(E))。この牽引かれた頃を見
図って、電磁弁41,83を閉弁する(3−2)。
つぎに、電磁ブレーキ69をOFFし、メインモータを低速
運転する(180゜→30゜→0゜→300゜)(3−3)。こ
の途上の30゜で(3−4)、検知器110が糸有り信号か
どうか検知する(3−5)。緯糸検知器110が緯糸Wに
当接すると糸有りなので前記牽引時に糸が開口から完全
に除去できなかったとして異常信号を発信し(3−
6)、織機を再停止する(3−7)。糸無し信号であれ
ば300゜になったところで(3−8)電磁ブレーキ69をO
Nし、モータをOFFして(3−9)スタート位置出しをす
る(第3図(F))。
運転する(180゜→30゜→0゜→300゜)(3−3)。こ
の途上の30゜で(3−4)、検知器110が糸有り信号か
どうか検知する(3−5)。緯糸検知器110が緯糸Wに
当接すると糸有りなので前記牽引時に糸が開口から完全
に除去できなかったとして異常信号を発信し(3−
6)、織機を再停止する(3−7)。糸無し信号であれ
ば300゜になったところで(3−8)電磁ブレーキ69をO
Nし、モータをOFFして(3−9)スタート位置出しをす
る(第3図(F))。
この場合、緯糸が除去できたか否かを、緯入れミスを検
知する緯糸検知器110を用いて検知するようにしたもの
で、特別に別の検知器を設けなくても良く、その分、配
置スペースやコストの面で有利になっている。
知する緯糸検知器110を用いて検知するようにしたもの
で、特別に別の検知器を設けなくても良く、その分、配
置スペースやコストの面で有利になっている。
つぎに、ワインディングモータ66を短時間ONして測長貯
留量をこの300゜に合致したものか、それよりもやや多
めにして停止する(3−10)(3−11)(第3図
(G))。そして、ワインディングモータ66をOFFに
し、電磁クラッチ64をON、遮断弁44を開弁して(3−1
2)前述の電磁ブレーキ69開放、メインモータONの行程
に入り(1−4)、自動再スタートする。
留量をこの300゜に合致したものか、それよりもやや多
めにして停止する(3−10)(3−11)(第3図
(G))。そして、ワインディングモータ66をOFFに
し、電磁クラッチ64をON、遮断弁44を開弁して(3−1
2)前述の電磁ブレーキ69開放、メインモータONの行程
に入り(1−4)、自動再スタートする。
尚、本発明が適用される空気噴射式織機では、緯入れミ
スを検知するとともにミス糸が除去されたか否かを検知
する緯糸検知機は、上記水噴射式織機で用いた一対の電
極からなる接触式検知器と異なって、光電式の検知器が
主に用いられる。例えば、第4図に示すような検知器13
0があり、これは筬羽131の前面に形成された凹所132の
列からなる緯糸案内溝133を挟むように投光器130aと受
光器130bとを対向させ、反緯入れ側の筬羽131の間に配
して緯糸を検知するようにしたものである。
スを検知するとともにミス糸が除去されたか否かを検知
する緯糸検知機は、上記水噴射式織機で用いた一対の電
極からなる接触式検知器と異なって、光電式の検知器が
主に用いられる。例えば、第4図に示すような検知器13
0があり、これは筬羽131の前面に形成された凹所132の
列からなる緯糸案内溝133を挟むように投光器130aと受
光器130bとを対向させ、反緯入れ側の筬羽131の間に配
して緯糸を検知するようにしたものである。
更にまた、上記実施例においては、緯糸検知器を筬がわ
に設けたが、例えば、第5図に示すように、筬15によっ
て持来たされた緯糸を検知するタイプの検知器134を用
い織器のフレームがわに設けても良い。
に設けたが、例えば、第5図に示すように、筬15によっ
て持来たされた緯糸を検知するタイプの検知器134を用
い織器のフレームがわに設けても良い。
以上、説明してきたように、本発明の緯糸除去方法によ
れば、ミス糸が完全に抜き取られないで残ってしまった
場合、再始動が行われないので、織布品質を損ねてしま
う事態を防止することができ、しかもこの際、検知器は
それほど複雑で大がかりなものを使用する必要はないの
で、織機1台毎に検知器を装着することができるという
効果を奏する。
れば、ミス糸が完全に抜き取られないで残ってしまった
場合、再始動が行われないので、織布品質を損ねてしま
う事態を防止することができ、しかもこの際、検知器は
それほど複雑で大がかりなものを使用する必要はないの
で、織機1台毎に検知器を装着することができるという
効果を奏する。
第1図は本発明の実施例に係る緯糸除去方法が適用され
る水噴射織機のシステムを示す図、第2図(A)(B)
(C)は制御装置のフローを示す図、第3図(A)〜
(G)は緯入ミスが生じたときの織機のミス糸処理行程
を示す図、第4図、第5図は空気噴射式織機の緯糸検知
器を示す図、第6図は従来の緯糸除去方法が通用される
織機の一例を示す図である。 W……緯糸 M……ミス糸 15……筬 43……流体噴射ノズル 110……緯糸検知器 120……制御装置 130,134……緯糸検知器
る水噴射織機のシステムを示す図、第2図(A)(B)
(C)は制御装置のフローを示す図、第3図(A)〜
(G)は緯入ミスが生じたときの織機のミス糸処理行程
を示す図、第4図、第5図は空気噴射式織機の緯糸検知
器を示す図、第6図は従来の緯糸除去方法が通用される
織機の一例を示す図である。 W……緯糸 M……ミス糸 15……筬 43……流体噴射ノズル 110……緯糸検知器 120……制御装置 130,134……緯糸検知器
Claims (1)
- 【請求項1】流体噴射ノズルから緯糸を射出して緯入れ
を行なう際に緯入れミスが生じたとき、織機を停止さ
せ、その後当該ミスを経糸開口の外に配設した牽引装置
で抜き取った後再始動させるようにした方法において、 上記再始動の過程において上記牽引装置と経糸開口との
間に設けた検知器により緯糸の有無を検知し、緯糸有り
を検知したときは織機の再始動を阻止する流体噴射式織
機における緯糸除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61121265A JPH0781227B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 流体噴射式織機における緯糸除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61121265A JPH0781227B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 流体噴射式織機における緯糸除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62282043A JPS62282043A (ja) | 1987-12-07 |
JPH0781227B2 true JPH0781227B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14806971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61121265A Expired - Lifetime JPH0781227B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 流体噴射式織機における緯糸除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0781227B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2503411B2 (ja) * | 1986-03-11 | 1996-06-05 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 無杼織機における緯糸処理方法 |
-
1986
- 1986-05-28 JP JP61121265A patent/JPH0781227B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62282043A (ja) | 1987-12-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |