JPH0457780B2 - - Google Patents
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- JPH0457780B2 JPH0457780B2 JP9133383A JP9133383A JPH0457780B2 JP H0457780 B2 JPH0457780 B2 JP H0457780B2 JP 9133383 A JP9133383 A JP 9133383A JP 9133383 A JP9133383 A JP 9133383A JP H0457780 B2 JPH0457780 B2 JP H0457780B2
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Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は流体噴射式織機、レピア織機あるいは
グリツパ織機の無杼織機における緯糸処理方法に
関するものである。
グリツパ織機の無杼織機における緯糸処理方法に
関するものである。
従来技術
一般に、高速化を目指す無杼織機、特に流体噴
射式織機における緯糸の緯入れミスの発生割合が
有杼織機に比べて高く、緯入れミスの処理のため
に織機を停止させることは織機の高速指向の理由
である生産性向上に逆行するものである。しか
し、緯入れミスが一旦発生した場合は、織布の品
質維持のため、機台を必ず停止し緯入れミスの処
理を行わなければならない。織機は緯糸検出装置
からの緯入れミス検出信号に基づいて検出される
が、高速織機の各部の破損防止を考慮して機台1
回転以上慣性作動した後に機台停止が行われるた
め、緯入れミスの緯糸(以下、ミス糸という)は
機台停止前に筬打され、織布に織込まれる。その
ため、機台を逆転して経糸によるミス糸の織込状
態を解除し、このミス糸を取除かなければならな
いが、従来、このミス糸除去作業は人手によつて
行われていた。しかし、ミス糸は通常の緯糸と同
様に織布に織込まれているため、経糸を最大開口
状態にしても経糸によるミス糸の把持状態は充分
に解除されない。そのため、ミス糸除去は容易で
なく、その除去作業は非常に煩雑なものであり、
ひいては織機の停止時間が長くなつて生産性向上
を阻害することになる。
射式織機における緯糸の緯入れミスの発生割合が
有杼織機に比べて高く、緯入れミスの処理のため
に織機を停止させることは織機の高速指向の理由
である生産性向上に逆行するものである。しか
し、緯入れミスが一旦発生した場合は、織布の品
質維持のため、機台を必ず停止し緯入れミスの処
理を行わなければならない。織機は緯糸検出装置
からの緯入れミス検出信号に基づいて検出される
が、高速織機の各部の破損防止を考慮して機台1
回転以上慣性作動した後に機台停止が行われるた
め、緯入れミスの緯糸(以下、ミス糸という)は
機台停止前に筬打され、織布に織込まれる。その
ため、機台を逆転して経糸によるミス糸の織込状
態を解除し、このミス糸を取除かなければならな
いが、従来、このミス糸除去作業は人手によつて
行われていた。しかし、ミス糸は通常の緯糸と同
様に織布に織込まれているため、経糸を最大開口
状態にしても経糸によるミス糸の把持状態は充分
に解除されない。そのため、ミス糸除去は容易で
なく、その除去作業は非常に煩雑なものであり、
ひいては織機の停止時間が長くなつて生産性向上
を阻害することになる。
又、経糸が製織中に切断したり、あるいは人為
的に織機のスイツチが切られたりすると、前述の
如く織切は1回転以上慣性作動した後に停止す
る。この慣性作動状態の間にも緯糸が織布に織込
まれるが、織切が減速状態にあるため、同緯糸の
筬打ち状態が他の緯糸と異なり、織布に織段等の
欠点が生じる。そこで、慣性作動中に織込まれた
緯糸も除去することが望ましいが、前述と同様に
この除去作業は容易でない。
的に織機のスイツチが切られたりすると、前述の
如く織切は1回転以上慣性作動した後に停止す
る。この慣性作動状態の間にも緯糸が織布に織込
まれるが、織切が減速状態にあるため、同緯糸の
筬打ち状態が他の緯糸と異なり、織布に織段等の
欠点が生じる。そこで、慣性作動中に織込まれた
緯糸も除去することが望ましいが、前述と同様に
この除去作業は容易でない。
又、人手により緯糸処理を行う限り、織機の自
動化に対処することはできない。
動化に対処することはできない。
目 的
本発明は前記事実を考慮しつつなされたもので
あつて、その目的は人手による煩雑な作業を行う
ことなくミス糸等を織布から分離することができ
るとともに、織機の自動化に対処し得る無杼織機
における緯糸処理方法を提供することにある。
あつて、その目的は人手による煩雑な作業を行う
ことなくミス糸等を織布から分離することができ
るとともに、織機の自動化に対処し得る無杼織機
における緯糸処理方法を提供することにある。
構 成
前記目的を達成するため、本発明では織機を逆
転して織布に織込まれた緯糸の織込み状態を解除
するとともに、同緯糸を緯糸供給部側にて把持し
ておき、織機の正常運転時には退避位置にある緯
糸分離部材を反緯入れ側から経糸開口内に挿入
し、同分離部材のフツク部により前記緯糸を引掛
けた後、同分離部材を前記退避位置へ復帰して前
記緯糸を織布から分離するという手段が取られて
いる。
転して織布に織込まれた緯糸の織込み状態を解除
するとともに、同緯糸を緯糸供給部側にて把持し
ておき、織機の正常運転時には退避位置にある緯
糸分離部材を反緯入れ側から経糸開口内に挿入
し、同分離部材のフツク部により前記緯糸を引掛
けた後、同分離部材を前記退避位置へ復帰して前
記緯糸を織布から分離するという手段が取られて
いる。
実施例
以下、本発明を流体噴射式織機に具体化した一
実施例を第1図〜第5図に基づいて説明すると、
緯糸供給部(図示略)から供給される緯糸Yはフ
イードローラ1,2によつて測長されつつ貯留ノ
ズル3から噴出され、織機の緯入れタイミングに
同期して開閉される緯糸把持用のグリツパ4が閉
じているとき、同緯糸Yはスリツト5aを有する
貯留パイプ5方向に噴出貯留される。ガイド孔6
及びグリツパ4を経由する緯糸Yは常に開口状態
にある補助グリツパ7を通り、往復揺動されるス
レイ8上のメインノズル9内に導かれ、緯入れタ
イミングに同期して作動されるメインノズル9か
らスレイ8上に多数並設された緯糸ガイド部材1
0の案内孔10a内に噴出緯入れされる。なお、
補助グリツパ7は電磁ソレノイド11により開閉
されるものであり、織機が逆転されているときに
閉じられ、緯糸Yを把持するようになつている。
実施例を第1図〜第5図に基づいて説明すると、
緯糸供給部(図示略)から供給される緯糸Yはフ
イードローラ1,2によつて測長されつつ貯留ノ
ズル3から噴出され、織機の緯入れタイミングに
同期して開閉される緯糸把持用のグリツパ4が閉
じているとき、同緯糸Yはスリツト5aを有する
貯留パイプ5方向に噴出貯留される。ガイド孔6
及びグリツパ4を経由する緯糸Yは常に開口状態
にある補助グリツパ7を通り、往復揺動されるス
レイ8上のメインノズル9内に導かれ、緯入れタ
イミングに同期して作動されるメインノズル9か
らスレイ8上に多数並設された緯糸ガイド部材1
0の案内孔10a内に噴出緯入れされる。なお、
補助グリツパ7は電磁ソレノイド11により開閉
されるものであり、織機が逆転されているときに
閉じられ、緯糸Yを把持するようになつている。
メインノズル9から噴出された緯糸Yが正常に
緯入され、織布Wの反緯入れ側の布端まで到達し
た場合には、スレイ8が第2図の矢印方向に前進
する前に緯糸ガイド部材10の案内孔10aから
スリツト10bを通つて緯糸が脱出し、同緯糸が
スレイ8上の筬12により織布Wの織前W1に打
込まれて織布Wに織込まれ、織布Wの緯入れ側の
布端近傍に設けられたカツター13により切断さ
れる。そして以後の織成動作が継続される。緯糸
Yが反緯入れ側の布端まで到達しないといつた緯
入れミスが発生した場合には、同布端付近に対応
して位置する緯糸ガイド部材10に設けた緯糸検
出装置(図示略)が緯入れミスを検出し、同検出
装置からの緯入れミス検出信号に基づいて機台が
停止されるようになつている。前記緯糸検出装置
は緯糸ガイド部材10のスリツト10bを挾んで
対向配置された投受光素子からなり、筬打ち時に
緯糸が同スリツト10bを通過しなかつたとき緯
入れミス検出信号を発するものである。
緯入され、織布Wの反緯入れ側の布端まで到達し
た場合には、スレイ8が第2図の矢印方向に前進
する前に緯糸ガイド部材10の案内孔10aから
スリツト10bを通つて緯糸が脱出し、同緯糸が
スレイ8上の筬12により織布Wの織前W1に打
込まれて織布Wに織込まれ、織布Wの緯入れ側の
布端近傍に設けられたカツター13により切断さ
れる。そして以後の織成動作が継続される。緯糸
Yが反緯入れ側の布端まで到達しないといつた緯
入れミスが発生した場合には、同布端付近に対応
して位置する緯糸ガイド部材10に設けた緯糸検
出装置(図示略)が緯入れミスを検出し、同検出
装置からの緯入れミス検出信号に基づいて機台が
停止されるようになつている。前記緯糸検出装置
は緯糸ガイド部材10のスリツト10bを挾んで
対向配置された投受光素子からなり、筬打ち時に
緯糸が同スリツト10bを通過しなかつたとき緯
入れミス検出信号を発するものである。
前記緯入れミス検出信号(機台停止信号でもあ
る)が発せられた後、機台は1回半近く慣性で回
転して停止する。すなわち、緯入れミスが発生し
た場合には、第2図において実線で示す最後退位
置から筬12が矢印方向に前進する間に前記緯入
れミス検出信号が発せられ、ミス糸が筬12によ
り筬打ちされた後、筬12が前記最後退位置に一
旦復帰し、さらに、再前進して筬打ち直前で停止
する。このとき、ミス糸Y′は第3図aに示すよ
うに織込まれる。なお、前記カツター13は前記
機台停止信号に基づいて一時的に不作動状態にお
かれ、ミス糸Y′は切断分離されることなくメイ
ンノズル9側に繋つている。この慣性作動中にお
いて、ミス糸Y′に続く緯入れが行なわれ、緯糸
がメインノズルから射出されるが、この射出され
た緯糸は第1図に示すように、メインノズル9の
近傍に設けられた吸引ノズル14に吸引される。
同ノズル14は前記機台停止信号に基いて作動さ
れるとともに、エアシリンダあるいは電磁ソレノ
イド等の往復動装置15により退避位置から緯糸
経路まで前進されるようになつている。
る)が発せられた後、機台は1回半近く慣性で回
転して停止する。すなわち、緯入れミスが発生し
た場合には、第2図において実線で示す最後退位
置から筬12が矢印方向に前進する間に前記緯入
れミス検出信号が発せられ、ミス糸が筬12によ
り筬打ちされた後、筬12が前記最後退位置に一
旦復帰し、さらに、再前進して筬打ち直前で停止
する。このとき、ミス糸Y′は第3図aに示すよ
うに織込まれる。なお、前記カツター13は前記
機台停止信号に基づいて一時的に不作動状態にお
かれ、ミス糸Y′は切断分離されることなくメイ
ンノズル9側に繋つている。この慣性作動中にお
いて、ミス糸Y′に続く緯入れが行なわれ、緯糸
がメインノズルから射出されるが、この射出され
た緯糸は第1図に示すように、メインノズル9の
近傍に設けられた吸引ノズル14に吸引される。
同ノズル14は前記機台停止信号に基いて作動さ
れるとともに、エアシリンダあるいは電磁ソレノ
イド等の往復動装置15により退避位置から緯糸
経路まで前進されるようになつている。
織前W1の反緯入れ側の側方には緯糸分離装置
16が設けられている。同分離装置16はギヤド
モータ17と、同モータ17の出力軸に固着され
たギヤ17aと噛合する多数の噛合孔18aを等
間隔に有するベルト18と、同ベルト18の先端
に止着された緯糸分離部材としてのフツク19
と、ベルト18を巻取収容する収容体20とから
構成されており、ギヤドモータ17が正転される
とベルト18が収容体20から引出され、ギヤド
モータ17が逆転されるとベルト18が収容体2
0の中へ巻取収容されるようになつている。フツ
ク19は織機の正常運転時には筬12と接触しな
い退避位置にある。
16が設けられている。同分離装置16はギヤド
モータ17と、同モータ17の出力軸に固着され
たギヤ17aと噛合する多数の噛合孔18aを等
間隔に有するベルト18と、同ベルト18の先端
に止着された緯糸分離部材としてのフツク19
と、ベルト18を巻取収容する収容体20とから
構成されており、ギヤドモータ17が正転される
とベルト18が収容体20から引出され、ギヤド
モータ17が逆転されるとベルト18が収容体2
0の中へ巻取収容されるようになつている。フツ
ク19は織機の正常運転時には筬12と接触しな
い退避位置にある。
さて、本実施例では緯入れミス発生の場合に
は、ミス糸処理はミス糸処理プログラムにおいて
自動的に行なわれるようになつている。そこで、
緯入れミスが発生した場合のミス糸処理の作用を
次に説明する。
は、ミス糸処理はミス糸処理プログラムにおいて
自動的に行なわれるようになつている。そこで、
緯入れミスが発生した場合のミス糸処理の作用を
次に説明する。
緯入れミスが発生すると前述した如く、ミス糸
Y′が第3図aに示すように織込まれるとともに、
前記機台停止信号に基づいて吸引ノズル14が緯
糸経路まで前進され、織機の慣性作動中にミス糸
Y′に続いてメインノズル9から射出された緯糸
が吸引ノズル14に吸引される。この場合、カツ
ター13は機台停止信号に基づいて不作動状態に
おかれており、ミス糸Y′は切断分離されること
なく吸引ノズル14内に吸引された緯糸に繋つて
いる。吸引ノズル14内には緯糸検出装置(図示
略)が設けられており、同ノズル14内に吸引さ
れた緯糸を検知する。又、メインノズル9近傍に
はカツター(図示略)が設けられており、機台停
止と同時に作動され、メインノズル9と吸引ノズ
ル14との間において緯糸が切断される(なお、
この場合の緯糸切断は再起同時までの間の所定時
期に行なうことも可能である。さらに機台停止と
同時に補助グリツパ7が閉じられ、緯糸が同グリ
ツパ7により把持される。
Y′が第3図aに示すように織込まれるとともに、
前記機台停止信号に基づいて吸引ノズル14が緯
糸経路まで前進され、織機の慣性作動中にミス糸
Y′に続いてメインノズル9から射出された緯糸
が吸引ノズル14に吸引される。この場合、カツ
ター13は機台停止信号に基づいて不作動状態に
おかれており、ミス糸Y′は切断分離されること
なく吸引ノズル14内に吸引された緯糸に繋つて
いる。吸引ノズル14内には緯糸検出装置(図示
略)が設けられており、同ノズル14内に吸引さ
れた緯糸を検知する。又、メインノズル9近傍に
はカツター(図示略)が設けられており、機台停
止と同時に作動され、メインノズル9と吸引ノズ
ル14との間において緯糸が切断される(なお、
この場合の緯糸切断は再起同時までの間の所定時
期に行なうことも可能である。さらに機台停止と
同時に補助グリツパ7が閉じられ、緯糸が同グリ
ツパ7により把持される。
機台停止後、フイードローラ1,2をエアシリ
ンダあるいはソレノイド(図示略)等により分離
して測長機能をなくし、その後、織機は1回半ほ
ど自動的に逆転され、筬12が第2図に実線で示
す最後退位置に停止する。この逆転中、グリツパ
4が開放されるが、緯糸は補助グリツパ7により
把持されているため、作動可能におかれたメイン
ノズル9あるいは吸引ノズル14により同緯糸が
緯入れ方向に引出されてしまうことはない。緯入
れミスに伴つて機台が停止したとき、ミス糸
Y′は第3図aに示すように織機Wに織込まれて
いる。機台が逆転されると、経糸T1及びT2は
それぞれ第3図aの矢印方向に移動し、逆転停止
したときには第3図bに示す最大開口状態に至
る。従つて、経糸T1,T2によるミス糸Y′の
把持状態、すなわち織込み状態は解除される。
ンダあるいはソレノイド(図示略)等により分離
して測長機能をなくし、その後、織機は1回半ほ
ど自動的に逆転され、筬12が第2図に実線で示
す最後退位置に停止する。この逆転中、グリツパ
4が開放されるが、緯糸は補助グリツパ7により
把持されているため、作動可能におかれたメイン
ノズル9あるいは吸引ノズル14により同緯糸が
緯入れ方向に引出されてしまうことはない。緯入
れミスに伴つて機台が停止したとき、ミス糸
Y′は第3図aに示すように織機Wに織込まれて
いる。機台が逆転されると、経糸T1及びT2は
それぞれ第3図aの矢印方向に移動し、逆転停止
したときには第3図bに示す最大開口状態に至
る。従つて、経糸T1,T2によるミス糸Y′の
把持状態、すなわち織込み状態は解除される。
機台逆転後、ギヤドモータ17が正転作動さ
れ、フツク19が反緯入れ側から経糸開口内へ挿
入される。そして、ギヤドモータ17が所定時間
正転作動されると、フツク19が吸引ノズル14
と織布Wとの間のミス糸Y′に到達する。続いて
ギヤドモータ17が逆転作動され、ベルト18が
収容体20内に巻取られ始めると、フツク19が
ミス糸Y′を引掛ける。この状態でベルト18が
収容体20内に巻取り収容されるに伴い、ミス糸
Y′は織布Wから分離され、フツク19が前記退
避位置に復帰すると、ミス糸Y′が織布Wから完
全に分離される。
れ、フツク19が反緯入れ側から経糸開口内へ挿
入される。そして、ギヤドモータ17が所定時間
正転作動されると、フツク19が吸引ノズル14
と織布Wとの間のミス糸Y′に到達する。続いて
ギヤドモータ17が逆転作動され、ベルト18が
収容体20内に巻取られ始めると、フツク19が
ミス糸Y′を引掛ける。この状態でベルト18が
収容体20内に巻取り収容されるに伴い、ミス糸
Y′は織布Wから分離され、フツク19が前記退
避位置に復帰すると、ミス糸Y′が織布Wから完
全に分離される。
ミス糸Y′は織布Wから完全に分離されると吸
引ノズル14により吸引除去される。すると、同
ノズル14内の前記緯糸検出装置は緯糸を検知せ
ず、この結果に基いて吸引ノズル14が往復動装
置15により退避位置へ後退する。
引ノズル14により吸引除去される。すると、同
ノズル14内の前記緯糸検出装置は緯糸を検知せ
ず、この結果に基いて吸引ノズル14が往復動装
置15により退避位置へ後退する。
ミス糸が吸引除去され、フツク19が退避位置
に復帰すると、機台は自動的に所定量逆転し、再
起動に最も適した回転位置にて停止する。そし
て、補助グリツパ7が開かれて緯糸の緯入れが可
能にされた後、織機の運転が自動的に再開され
る。
に復帰すると、機台は自動的に所定量逆転し、再
起動に最も適した回転位置にて停止する。そし
て、補助グリツパ7が開かれて緯糸の緯入れが可
能にされた後、織機の運転が自動的に再開され
る。
このように、本実施例では緯入れミス発生に伴
つてミス糸を緯糸供給部側にて把持しておき、織
機の正常運転時には退避位置にあるフツク19を
反緯入れ側から経糸開口内に挿入し、同フツク1
9により前記ミス糸を引掛けた後、同フツクを前
記退避位置へ復帰してミス糸を織布から分離する
ようにしたので、人手によりミス糸を織布から分
離する従来作業に伴う煩雑さが解消されるととも
に、ミス糸処理を自動的に行うことができる。従
つて、本発明は近年の織機の自動化指向に対処す
ることができ、又生産性向上を目的とする高速織
機の停止時間の短縮を図ることができ、織機の高
速化指向にも対処し得るものである。
つてミス糸を緯糸供給部側にて把持しておき、織
機の正常運転時には退避位置にあるフツク19を
反緯入れ側から経糸開口内に挿入し、同フツク1
9により前記ミス糸を引掛けた後、同フツクを前
記退避位置へ復帰してミス糸を織布から分離する
ようにしたので、人手によりミス糸を織布から分
離する従来作業に伴う煩雑さが解消されるととも
に、ミス糸処理を自動的に行うことができる。従
つて、本発明は近年の織機の自動化指向に対処す
ることができ、又生産性向上を目的とする高速織
機の停止時間の短縮を図ることができ、織機の高
速化指向にも対処し得るものである。
なお、前記実施例ではミス糸処理を自動的に行
なうようにしたが、緯入れミスに伴う機台逆転
後、ギヤドモータ17をボタン操作により作動す
るようにしてもよい。
なうようにしたが、緯入れミスに伴う機台逆転
後、ギヤドモータ17をボタン操作により作動す
るようにしてもよい。
本発明は前記実施例においてミス糸処理に具体
化されたが、ミス糸処理のみならず製織中におけ
る経糸切断に伴う機台停止、あるいは人為的な機
台停止における慣性作動中に織込まれた緯糸を織
段防止等のために除去するといつた場合にも具体
化可能である。
化されたが、ミス糸処理のみならず製織中におけ
る経糸切断に伴う機台停止、あるいは人為的な機
台停止における慣性作動中に織込まれた緯糸を織
段防止等のために除去するといつた場合にも具体
化可能である。
なお、前記実施例ではミス糸は吸引ノズル14
により吸引把持されていたが、さらにその把持状
態を確実にするため、同吸引ノズル14近傍にお
いて補助グリツパ7と同様の機械的把持手段によ
りミス糸を把持してもよい。
により吸引把持されていたが、さらにその把持状
態を確実にするため、同吸引ノズル14近傍にお
いて補助グリツパ7と同様の機械的把持手段によ
りミス糸を把持してもよい。
又、緯糸分離部材として前記フツク19の代わ
りに第6図に示すように、フツク部21aと、糸
抜け防止部21bとからなる緯糸分離部材21等
を用いてもよい。この場合、緯入れ側にレピア織
機における緯入れ搬送体と同様の緯糸受け渡し部
材を設けておき、ミス糸を挾んで同受け渡し部材
と緯糸分離部材21とを結合させれば、ミス糸は
緯糸分離部材21に確実に掛けられる。
りに第6図に示すように、フツク部21aと、糸
抜け防止部21bとからなる緯糸分離部材21等
を用いてもよい。この場合、緯入れ側にレピア織
機における緯入れ搬送体と同様の緯糸受け渡し部
材を設けておき、ミス糸を挾んで同受け渡し部材
と緯糸分離部材21とを結合させれば、ミス糸は
緯糸分離部材21に確実に掛けられる。
又、前記実施例ではミス糸除去のために機台を
逆転したが、織布に緯糸を織込む前に機台を停止
し、この停止時に経糸の開口状態を形成すれば機
台逆転することなく前記緯糸を除去することが可
能である。
逆転したが、織布に緯糸を織込む前に機台を停止
し、この停止時に経糸の開口状態を形成すれば機
台逆転することなく前記緯糸を除去することが可
能である。
効 果
以上詳述したように、本発明は織機を逆転して
織布に織込まれた緯糸の織込み状態を解除すると
ともに、同緯糸を緯糸供給部側にて把持してお
き、織機の正常運転時には退避位置にある緯糸分
離部材を反緯入れ側から経糸開口内に挿入し、同
分離部材のフツク部により前記緯糸を引掛けた
後、同分離部材を前記退避位置へ復帰して前記緯
糸を織布から分離するようにしたので、人手によ
り煩雑な作業を行うことなくミス糸等を織布から
分離することができるとともに、近年の織機の自
動化指向に対処し得るものである。
織布に織込まれた緯糸の織込み状態を解除すると
ともに、同緯糸を緯糸供給部側にて把持してお
き、織機の正常運転時には退避位置にある緯糸分
離部材を反緯入れ側から経糸開口内に挿入し、同
分離部材のフツク部により前記緯糸を引掛けた
後、同分離部材を前記退避位置へ復帰して前記緯
糸を織布から分離するようにしたので、人手によ
り煩雑な作業を行うことなくミス糸等を織布から
分離することができるとともに、近年の織機の自
動化指向に対処し得るものである。
第1図は本発明を具体化した一実施例を示す略
体平面図、第2図は同じく側面図、第3図a,b
はいずれも織布の織前付近を示す縦断面図、第4
図は緯糸分離装置を示す要部平面図、第5図は同
じく要部正面図、第6図は緯糸分離部材の別例を
示す背面図である。 緯糸分離装置……16、緯糸分離部材としての
フツク……19、緯糸分離部材……21、ミス糸
……Y′、経糸……T1,T2。
体平面図、第2図は同じく側面図、第3図a,b
はいずれも織布の織前付近を示す縦断面図、第4
図は緯糸分離装置を示す要部平面図、第5図は同
じく要部正面図、第6図は緯糸分離部材の別例を
示す背面図である。 緯糸分離装置……16、緯糸分離部材としての
フツク……19、緯糸分離部材……21、ミス糸
……Y′、経糸……T1,T2。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 機台停止信号に基づいて停止される織機にお
いて、経糸の開口状態を形成して機台停止直前に
織布に織込まれた緯糸の織込み状態を解除すると
ともに、同緯糸を緯糸供給部側にて把持してお
き、織布の正常運転時には退避位置にある緯糸分
離部材を反緯入れ側から経糸開口内に挿入し、同
分離部材のフツク部により前記緯糸を引掛けた
後、同分離部材を前記退避位置へ復帰して前記緯
糸を織布から分離し、分離された緯糸を除去処理
することを特徴とする無杼織機における緯糸処理
方法。 2 緯糸分離部材は、ギヤドモータと噛合関係に
あつて収容体内に巻取収容されるベルトの先端に
設けられたフツクである特許請求の範囲第1項に
記載の無杼織機における緯糸処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9133383A JPS59216949A (ja) | 1983-05-24 | 1983-05-24 | 無杼織機における緯糸処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9133383A JPS59216949A (ja) | 1983-05-24 | 1983-05-24 | 無杼織機における緯糸処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59216949A JPS59216949A (ja) | 1984-12-07 |
JPH0457780B2 true JPH0457780B2 (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=14023511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9133383A Granted JPS59216949A (ja) | 1983-05-24 | 1983-05-24 | 無杼織機における緯糸処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59216949A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE1001508A3 (nl) * | 1988-03-10 | 1989-11-14 | Picanol Nv | Werkwijze voor het uit de gaap verwijderen van een foutief inslagdraadgedeelte bij weefmachines. |
-
1983
- 1983-05-24 JP JP9133383A patent/JPS59216949A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59216949A (ja) | 1984-12-07 |
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