JPH077850Y2 - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

Info

Publication number
JPH077850Y2
JPH077850Y2 JP9194689U JP9194689U JPH077850Y2 JP H077850 Y2 JPH077850 Y2 JP H077850Y2 JP 9194689 U JP9194689 U JP 9194689U JP 9194689 U JP9194689 U JP 9194689U JP H077850 Y2 JPH077850 Y2 JP H077850Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container body
middle frame
container
compact
compact container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9194689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0330910U (ja
Inventor
達雄 丹羽
博子 山田
▲吉▼明 上東
由夫 嶋田
鉄也 関戸
Original Assignee
株式会社小林コーセー
釜屋化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小林コーセー, 釜屋化学工業株式会社 filed Critical 株式会社小林コーセー
Priority to JP9194689U priority Critical patent/JPH077850Y2/ja
Publication of JPH0330910U publication Critical patent/JPH0330910U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH077850Y2 publication Critical patent/JPH077850Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、ワンタッチで中枠を脱着できるコンパクト
容器に関する。
「従来の技術」 従来より化粧容器として広く利用されるコンパクト容器
の一つに、容器本体に収納する化粧皿を取り替え可能に
したカートリッジ式のコンパクト容器がある。第6図お
よび第7図はかかるカートリッジ式のコンパクト容器の
従来例を示している(実公昭61-7605号公報)。
このコンパクト容器は、化粧皿1を収納する容器本体2
と、容器本体2の後壁部にヒンジ結合した蓋体3と、容
器本体2の上面に装着する中枠4とから主要構成される
もので、容器本体2の収納凹所5内の側方に凹部6を形
成し、この凹部6内に化粧皿1を押し上げ操作するクラ
ンクレバー7を挿入し、このクランクレバー7の一端の
柄8を傾けて他端の腕9で化粧皿1の底部を突き上げる
ことにより、化粧皿1を押し上げるようにしたものであ
る。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来のコンパクト容器にあっては、
容器本体2の収納凹所5にクランクレバー7の設置スペ
ースを設けているから、収納凹所5に収納すべき化粧皿
1のスペースが狭くなる欠点や、収納凹所5の底部にク
ランクレバー7の腕9を挿入する凹部6を形成している
から、容器本体2の底部の厚さ寸法が大きくなる欠点、
さらにはクランクレバー7の柄8が中枠4の上面から突
出しているから、使用時に邪魔になることおよび容器本
体2の上面に凹凸が生じて容器のデザインを損なうこと
など種々の欠点を有していた。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、容器本
体の収納凹所を狭めることなく最大限に利用でき、かつ
ワンタッチで化粧皿を着脱できるとともに、使用勝手に
も優れたコンパクト容器を提供することを目的としてい
る。
「課題を解決するための手段」 この考案は、容器本体と、この容器本体の一縁部にヒン
ジ結合した蓋体と、容器本体の上面に装着した中枠とを
備えたコンパクト容器であって、前記容器本体の周壁部
の一部を前記中枠の縁部を押し上げ操作する操作片から
構成し、この操作片を、一端に前記中枠の下面に当接可
能な押上げ部と、他端に回動軸を介して前記押上げ部を
回動操作する操作部とを有する構成としている。
「作用」 容器本体に中枠を装着した状態から、操作片の操作部を
中枠の押し上げ方向へ回動操作することにより、他端の
押上げ部が中枠の下面に当接して中枠を押し上げる。こ
れにより中枠を外して内部の化粧皿が取り出し可能とな
る。
「実施例」 以下、この考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図ないし第5図はこの考案の一実施例を示してい
る。これらの図において、符号10は容器本体、符号11は
蓋体、符号12は化粧皿、符号13は中枠であり、これら符
号10ないし13によって本考案のコンパクト容器は主要構
成されている。
容器本体10は、偏平矩形状に形成されているもので、容
器本体10の上面には化粧皿12を収納する収納凹所14が形
成され、この収納凹所14は周壁15により囲まれている。
周壁15の内周面には中枠13を乗せる周突条16が略一周し
て形成される。また、容器本体10の前壁部17には凹部18
が形成されている。この凹部18の奥面にはフック19が突
設され、凹部18の両脇には当接段部20が形成されてい
る。一方、容器本体10の後壁部21にはヒンジ用の切欠部
22が二箇所設けられている。両切欠部22の間の後壁部21
の中央には第三の切欠部23が設けられ、この切欠部23に
は後壁部21の一部を構成する操作片24が縦回動自在にヒ
ンジ結合されている。
この操作片24は、本考案の特徴とするもので、切欠部23
の両脇に設けられた回動軸25、25に軸支され、一端に中
枠13の下面に当接可能な押し上げ部26と、他端に中枠13
を押し上げる方向へ回動操作する操作部27とを有する構
造とされている。
蓋体11は、容器本体10の収納凹所14を覆うもので、蓋体
11の内面には鏡28が貼付されている。また、蓋体11の自
由端29には、下面および前面に開口する切欠部30が穿設
されている。この切欠部30には、その奥方に前記フック
19に係合するフック31を有する突片32が垂設されるとと
もに、蓋体11の開放操作を行う押釦33が装着され、切欠
部30の上面は蓋体11の上面と面一な飾り板34で覆われて
いる。前記押釦33は下面にテーパ面35を有し、このテー
パ面35と容器本体1の凹部18内の当接段部20との作用に
より、フック19、31の係合を解くものである。一方、蓋
体11の後壁部36には突片37が二箇所設けられ、各突片3
7、37は容器本体10の後壁部21の切欠部22、22に収納さ
れ、ヒンジピン38により後壁部21に連結されている。
化粧皿12は、第4図および第5図に示すように、容器本
体10の収納凹所14に収納配置される有底筒状のもので、
内部に化粧料を収納し、かつ周壁部39に外側へ向けて折
曲げ部40が形成されている。
中枠13は、容器本体10の収納凹所14内に装着されて化粧
皿12の抜き出しを防ぐもので、収納凹所14の周突条16の
上面に乗って化粧皿12の上端を上から押さえる枠体41
と、枠体41の下面に垂設された周壁部42とから構成され
ている。そして、枠体41の中央には化粧皿12の化粧料を
取り出すための開口部43が形成され、周壁部42の内面に
は化粧皿12の折曲げ部40に下方から係合する周突条44が
突設されている。このような中枠13は、図示しないか枠
体41の下面四隅に設けられたフック付き突片が容器本体
10の内周面の四隅に形成された凹部に弾性係合して一体
に装着されるようになっている。
ここで、前述した操作片24を詳述すると、第4図および
第5図に示すように、操作部27の内面には収納凹所14の
内周面の周突条16の一部を構成する段部45が形成され、
また、押上げ部26の先端には中枠13の周壁部42下端に当
接可能な当接段部46が形成されている。
次に、このように構成されたコンパクト容器の使用方法
ならびに作用を説明する。
第1図に示すような閉状態のコンパクト容器を第2図の
如く開けるには、押釦33の押圧操作によりフック19、31
の係合を解除して、蓋体11を開放すればよい。この状態
から化粧皿12を交換する場合には、第4図および第5図
に示すように、容器本体10の後壁部21に設けた操作片24
の操作部27を外側へ倒し、その反動で反対側の押上げ部
26を中枠13の周壁部42下端に押し当て、容器本体10と中
枠13の係合力に抗して、さらに押し上げ操作すればよ
い。これにより、中枠13の一端が容器本体10から外れる
とともに、中枠13の周突条44により係合された化粧皿12
も引き上げられて容器本体10から外れて、取り出し可能
となる。後は、新しい化粧皿12を入れ換えて、倒した操
作片24を元に戻して上から中枠13を再び装着すればよ
い。
この実施例のコンパクト容器によれば、以下のような効
果を奏する。
操作片24を外側へ倒すことにより、てこの原理に基づ
いて押上げ部26の当接段部46が中枠13を押し上げるの
で、軽い回動操作で容易に中枠13が外れ、中枠13に係合
する内部の化粧皿12も容器本体10から外れて取り出し可
能とする。また、操作片24は容易に元の状態に復帰でき
るから、化粧皿12交換後の中枠13の装着も容易であり、
これにより化粧皿12の交換作業が容易である。
操作片24は、容器本体10の後壁部21の一部を構成する
から、収納凹所14をすべて化粧皿12の収納スペースとし
て利用できる。したがって、化粧皿12を本実施例の如く
円形に限らず、矩形状とすることもできる。しかも、操
作片24を設けたけとによっても凹凸が生じないから外観
デザインを損なうことがない。
収納凹所14の底面に操作片24の押上げ部26収納用の凹
部を設ける必要がないから、容器本体10の底部を通常容
器と同様の厚さ寸法にとどめることができる。したがっ
て、コンパクト容器の厚みを小さくし得て薄型容器に対
しても適用できる。
使用の際には、容器本体10の上面より上方に突出する
ものがないからパフ等の邪魔にならずに使用勝手が良
い。
なお、本実施例では、容器本体10の後壁部21の一部に操
作片24を設けたが、操作片24の位置は後壁部21に限ら
ず、側壁部あるいは前壁部の一部、すなわち周壁15の一
部として設けることもできる。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、この考案は、容器本体と、
この容器本体の一縁部にヒンジ結合した蓋体と、容器本
体の上面に装着した中枠とを備えたコンパクト容器であ
って、前記容器本体の周壁部の一部を前記中枠の縁部を
押し上げ操作する操作片から構成し、この操作片を、一
端に前記中枠の下面に当接可能な押上げ部と、他端に回
動軸を介して前記押上げ部を回動操作する操作部とを有
する構成としたから、操作片の回動操作により中枠を容
易に押し上げて外し、容器本体の内部に収納する化粧皿
などを容易に取り替えできる。また、操作片は容器本体
の周壁部の一部を構成することから、容器本体の収納ス
ペースを狭めることなく最大限に利用でき、さらには容
器本体の外観に凹凸を生じさせないから、外観デザイン
を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図はコンパクト容器の縦断面図、第2図はコン
パクト容器の分解斜視図、第3図はコンパクト容器の開
放斜視図、第4図及び第5図は操作片の作用を示すコン
パクト容器の要部断面図、第6図および第7図はこの考
案の従来例を示すもので、第6図はコンパクト容器の開
放斜視図、第7図はコンパクト容器の要部断面図であ
る。 10……容器本体、11……蓋体、12……化粧皿、13……中
枠、15……周壁、21……一縁部(後壁部)、24……操作
片、25……回動軸、26……押上げ部、27……操作部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 嶋田 由夫 茨城県土浦市川口1―6―2 シャトー片 岡401号 (72)考案者 関戸 鉄也 東京都板橋区加賀1丁目14番1号 釜屋化 学工業株式会社東京事業本部内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体(10)と、該容器本体(10)の一
    縁部(21)にヒンジ結合された蓋体(11)と、容器本体
    (10)の上面に装着された中枠(13)とを備えたコンパ
    クト容器において、前記容器本体(10)の周壁部(15)
    の一部は、前記中枠(13)の縁部を押し上げ操作する操
    作片(24)から構成され、この操作片(24)は、一端に
    中枠(13)の下面に当接可能な押上げ部(26)と、他端
    に回動軸(25)を介して前記押上げ部(26)を回動操作
    する操作部(27)とを有していることを特徴とするコン
    パクト容器。
JP9194689U 1989-08-04 1989-08-04 コンパクト容器 Expired - Lifetime JPH077850Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9194689U JPH077850Y2 (ja) 1989-08-04 1989-08-04 コンパクト容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9194689U JPH077850Y2 (ja) 1989-08-04 1989-08-04 コンパクト容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0330910U JPH0330910U (ja) 1991-03-26
JPH077850Y2 true JPH077850Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=31641402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9194689U Expired - Lifetime JPH077850Y2 (ja) 1989-08-04 1989-08-04 コンパクト容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH077850Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5698970B2 (ja) * 2010-12-27 2015-04-08 吉田プラ工業株式会社 密閉型コンパクト容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0330910U (ja) 1991-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH077850Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0632022Y2 (ja) 炊飯器の露受け装置
JP3792754B2 (ja) コンパクト容器
JPH0928452A (ja) 気密化粧料容器
JPH0647369Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0532003Y2 (ja)
JP3616412B2 (ja) 化粧用コンパクト容器
JP2573334Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0333284Y2 (ja)
JPH0752648Y2 (ja) 気密形コンパクト容器
JPH0238645Y2 (ja)
JPH053146Y2 (ja)
JP2999384B2 (ja) 化粧料容器
JP3524973B2 (ja) 印鑑等の収納ケース
JP2564244Y2 (ja) コンパクト
JP2582969Y2 (ja) レフィル容器
JP2509444Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0752644Y2 (ja) 化粧用コンパクト容器
JP3345157B2 (ja) コンパクト容器
JP2542066Y2 (ja) 鉛筆芯容器
JPS6018167Y2 (ja) コンパクト容器
JPH064817Y2 (ja) コンパクト容器
JPH062575Y2 (ja) コンパクト
JP2536715Y2 (ja) 容器の蓋開閉機構
JPH0327523Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term