JP2999384B2 - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器

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JP2999384B2
JP2999384B2 JP670795A JP670795A JP2999384B2 JP 2999384 B2 JP2999384 B2 JP 2999384B2 JP 670795 A JP670795 A JP 670795A JP 670795 A JP670795 A JP 670795A JP 2999384 B2 JP2999384 B2 JP 2999384B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蓋体を開回動させる
ことにより、化粧料が充填された化粧皿を容器本体から
取り外すことのできる化粧料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から化粧用のコンパクトは、種々の
ものが開発されて実用化されており、最近では、高級感
のあるコンパクトの人気が高まっている。このようなコ
ンパクトは高価であるため、内部に収容された化粧料を
使い果たした後、レフィル用化粧料と取り替えて繰り返
し使用することが行われている。このようなレフィル用
化粧料は、例えば第18図に示すようなレフィル容器に
収容されている。このレフィル容器は、図示のように、
上面に化粧皿収容凹部40aが形成されこの化粧皿収容
凹部40aの底壁に貫通穴43が穿設された容器本体4
0と、蓋体41とを後端部でヒンジ軸42を介して連結
し、化粧料44aが充填された化粧皿44を上記化粧皿
収容凹部40aの底面にホットメルト接着剤層45を介
して仮固定して構成されている。このようなレフィル容
器から化粧皿44を取り外す場合には、まず蓋体41を
あけ、ついで、貫通穴43内に下側から細い棒等を挿入
し、この棒等の先端で上記凹部40aの底面に仮固定さ
れた化粧皿44を上方に押し上げ、つぎにこの押し上げ
た化粧皿44を手指で持ち上げることが行われる。図に
おいて、46は容器本体40の前壁に形成された突条で
あり、蓋体41の前端部に形成された係合爪47と着脱
自在に係合する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記レフィ
ル容器では、貫通穴43に挿入できうる細さの棒等を特
別に用意しないと、容器本体40から化粧皿44を取り
外すことができないという不都合さを有している。ま
た、容器本体40の貫通穴43に棒等を挿入して化粧皿
44を押し上げなければならないため取り外しが煩雑に
なるという欠点も有している。そこで、上記のように特
別に棒等を用意することなく化粧皿44を取り外すこと
ができるようにしたものとして、実開平4−36910
号公報に開示されたものがある。この化粧料容器は、図
19および図20に示すように、容器本体30と、この
容器本体30の後端部にヒンジ部48を介してヒンジ連
結される蓋体31とを備え、上記容器本体30の後壁3
0bの中央部分およびこれに続く化粧皿収容凹部30a
の底壁の後側部分を切り欠き、この切り欠き部33に断
面略L字状の操作片32を配設して上記切り欠かれた後
壁30bの中央部分の相対向する側面に上記ヒンジ部4
8を介して回動自在に取付けて構成されている。そし
て、この化粧料容器から化粧皿44を取り外す場合に
は、図21に示すように、蓋体31を限度一杯に開動作
して蓋体31の後端部31aで操作片32を押し上げ、
これにより、操作片32の先端部32aで化粧皿44の
底部を押し上げることが行われる。図において、36は
容器本体30の前壁の凹部奥面に形成された突条であ
り、蓋体31の前端下部に形成された係合部37と着脱
自在に係合する。
【0004】しかしながら、このような化粧料容器で
は、その組み立て時に、容器本体30の後端部に蓋体3
1をヒンジ連結したのち、容器本体30内に化粧皿44
を収容し、つぎに、蓋体31を回動させて容器本体30
の上面に倒し、そののち、容器本体30の突条36と蓋
体31の係合部37とを係合させなければならず、この
作業に手間がかかる。しかも、この組み立て時に、開蓋
時に蓋体31を誤って限度一杯まで開回動させてしまう
と蓋体31の後端部31aで上記操作片32が押し上げ
られて化粧皿44が持ち上げられ、化粧皿収容凹部30
aから外れてしまうという問題がある。そのうえ、操作
片32の収容スペースとして、容器本体30に切り欠き
部33を設けているとともに、この容器本体30の前端
部と蓋体31の前端部を利用して閉蓋状態保持用の係合
手段(すなわち、突条36および係合部37)を形成し
ているため、その分化粧料容器の前後長さが長くなり、
大形化するという問題がある。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、閉蓋時に蓋体を少し回動させるだけで自動的
に倒れて閉蓋し、しかも、工具等を用いることなく簡単
に容器本体から化粧皿を取り外すことができ、かつ、小
形化することのできる化粧料容器の提供をその目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の化粧料容器は、上面に化粧皿収容凹部が
形成されこの化粧皿収容凹部の底壁の後部に窓部があ
けられた容器本体と、上記容器本体の上面を蓋する蓋体
とを備え、上記蓋体の後端部の左右両側に弾性を有する
取付部を形成し、取付部の相対向する内側面に軸体を
同軸状に突出形成し、一方の取付部の内側面に突起を突
形成し、上記容器本体の後端部の左右両側に、上記
と回動自在に係合する軸孔を同軸状に形成するととも
に、両軸孔の上部から容器本体の上面まで鉛直状に延び
るガイド溝を形成し、両ガイド溝で上記両軸体を摺動自
在に案内するように構成し、上記容器本体の後端部の一
側に、上記ガイド溝の下部および軸孔の周縁部に突部を
形成してなる略U字状突部を設け、蓋体を回動させたと
きに上記突起が略U字状突部の外周面に沿って移動する
ように構成し、この略U字状突部の前側部分に、閉蓋状
態にある蓋体を所定角度後方に回動させたときに上記突
起と係合して蓋体を後方・上向きに傾斜させた状態で仮
止めする仮止め突条を形成し、蓋体を上記所定角度を越
えて後方に回動させたときに上記突起が仮止め突条を乗
り越えたのち略U字状突部の外周面に沿って移動するよ
うに構成し、上記蓋体の後側縁に、上記係合時に容器本
体の後側部に当接し閉蓋時にそれ自身の弾性力により蓋
体を容器本体側に押圧する弾性爪片部を形成し、上記蓋
体を限度一杯に開回動させたときに上記弾性爪片部の先
端部を容器本体の窓部に下方から進入させて上方に突出
させるように構成したという構成をとる。
【0007】
【作用】すなわち、この発明の化粧料容器は、上面に化
粧皿収容凹部が形成されこの化粧皿収容凹部の底壁の後
部に窓部があけられた容器本体と、この容器本体の上面
を蓋する蓋体とを備えている。そして、この蓋体の後端
部の左右両側に取付部を形成し、これら各取付部の内側
に係合部を形成し、上記容器本体の後端部の左右両側
に、上記係合部と回動自在に係合する被係合部を形成
し、上記蓋体の後側縁に、上記係合時に容器本体の後側
部に当接し閉蓋時にそれ自身の弾性力により蓋体を容器
本体側に押圧する弾性爪片部を形成し、上記蓋体を限度
一杯に開回動させたときに上記弾性爪片部の先端部を容
器本体の窓部に下方から進入させて上方に突出させるよ
うに構成している。これにより、容器本体の上面に形成
した化粧皿収容凹部から化粧皿を取り外す場合には、閉
蓋状態にある蓋体を後方に回動させて開けたのちさらに
蓋体を開回動させそのまま限度一杯まで蓋体を開くこと
により、蓋体の後部に形成した弾性爪片部の先端部を上
記化粧皿収容凹部の底壁の後部にあけられた窓部に下方
から進入させて上方に突出させる。このため、上記化粧
皿収容凹部に収容されていた化粧皿の底面が上記弾性爪
片部で上方に押し上げられ、この押し上げられた化粧皿
を手指で持ち上げることで、化粧皿を容器本体から取り
外すことができる。このように、この発明では、蓋体を
開回動させることにより容器本体から化粧皿を取り外す
ことができるため、従来例のように容器本体から化粧皿
を取り外すために細い棒等を特別に用意する必要がな
い。
【0008】また、この発明の化粧料容器では、これを
組み立てる場合には、蓋体を立てた状態にして容器本体
の後側部に配置し、つぎに、蓋体に形成した係合部を容
器本体の被係合部に係合する。この係合状態では、蓋体
に設けた弾性爪片部が容器本体の後端部に当接してい
る。そののち、蓋体を容器本体側に少し回動させること
が行われる。これにより、上記弾性爪片部の弾性力によ
り蓋体が自動的に容器本体側に倒れて閉蓋されるため、
組み立て作業に手間がかからない。そのうえ、従来例の
ように、操作片32の収容スペースや、容器本体の前端
部と蓋体の前端部を利用した係合手段36,37を設け
る必要がないため、その分化粧料容器の前後長さを短く
し、小形化することができる。
【0009】また、この発明の化粧料容器において、蓋
体の係合部を軸体に形成し、容器本体の後端部の左右両
側に、各被係合部の上部から容器本体の上面まで鉛直状
に延びるガイド溝を形成し、このガイド溝で上記軸体を
摺動自在に案内するように構成した場合には、組み立て
る際に、まず、容器本体の化粧皿収容凹部に化粧皿を収
容し、ついで、上記蓋体を容器本体の上側に配設し、軸
体をガイド溝の上端部に位置決めしたのち、上記軸体を
ガイド溝に沿って下方に摺動させて被係合部に係合させ
るだけで組み立てが完了するため、係合と閉蓋とを同時
に行うことができるようになり、さらに作業が簡単にな
るという利点がある。
【0010】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の化粧料容器の一実施例を示
している。すなわち、この化粧料容器は、レフィル用で
あり、図示のように、プラスチック製の容器本体1と、
透明プラスチック製の蓋体2とで構成されており、上記
容器本体1には、レフィル用の化粧皿5が収容される。
【0012】より詳しく説明すると。容器本体1には、
図2〜図6に示すように、その上面に平面視で四隅に大
きな丸みのある化粧皿収容凹部1aが形成され、その後
端上縁には、後方へ向かって延びる天井壁1cが一体形
成されており、この天井壁1cには、その左右両端縁
に、上記化粧皿収容凹部1aの側壁と一体的に続く側壁
1bが垂設され、後端縁には後壁1dが垂下している。
これにより、上記化粧皿収容凹部1aの後側壁と天井壁
1cと左右の両側壁1bおよび後壁1dとで囲まれる部
分に空間部17が形成されている。上記化粧皿収容凹部
1aには、その底壁の後端部中央に窓部6があけられて
いる。また、上記両側壁1bには、軸受用の軸孔9が同
軸状に穿設されているとともに、この軸孔9の上部と容
器本体1の上面とにわたって鉛直状に延びるガイド溝7
が形成されている。また、右側の側壁1bには、その外
側面の後端側に段落し部11が形成されており、上記軸
孔9の周縁部に、略U字状突部15が形成されている。
そして、この略U字状突部15の前側部分に、閉蓋状態
にある蓋体2が所定角度後方に回動したときに仮止めさ
れる仮止め突条18が形成されている。図において、1
2は、上記両側壁1bの内側面の上端部に形成され、両
側壁1bを補強する凸部である。
【0013】蓋体2には、図7〜図10に示すように、
角部が大きな丸みを有する四角形に形成された天井部1
3が形成され、この天井部13の外周部のうち左右両側
縁およびこれに続く前側縁の下面から縦壁14が垂下し
ている。この縦壁14には、その左右両側部の後半部分
の下面から後方に向かって延び弾性を有する左右一対の
取付部4が形成され、これら両取付部4には、その相対
向する内側面に、上記軸孔9に回動自在に係合する軸体
8が同軸状に突出形成されている。また、右側の取付部
4には、その後端下部の内側に、突起19が形成されて
いる。これにより上記突起19が蓋体2の回動に伴って
容器本体1の略U字状突部15の外周に沿って略半回転
し、蓋体2が所定角度回動したときに上記仮止め突条1
8に当接し、蓋体2を仮止めするようになっている。ま
た、上記蓋体2には、その後端部中央に後方に向かって
延び、先端に行くにしたがいやや薄くなるように形成さ
れた弾性爪片部3が延設されている。この弾性爪片部3
は、閉蓋時には上記容器本体1の天井壁1cの上面側に
位置する。
【0014】化粧皿5は、薄金属板で形成されており、
図11および図12に示すように、四隅に大きな丸みを
有する四角形に形成され、上縁部がその全周にわたって
折り返し部が形成されており、内部に化粧料10が充填
されている。
【0015】このような構成において、化粧料容器を組
み立てる場合には、まず、容器本体1の化粧皿収容凹部
1aに、化粧皿5を収容しホットメルト接着剤を用いて
仮固定する。ついで、図13に示すように、この容器本
体1の上側に蓋体2を配設し、蓋体2の軸体8を容器本
体1のガイド溝7の上端部に位置決めする。つぎに、こ
の蓋体2を上方から押圧し、両取付部4を外側に向かっ
て少し撓ませながら軸体8をガイド溝7に嵌入する。そ
ののち、さらに押圧を続けて上記軸体8をガイド溝7に
沿って下方に摺動させて軸孔9に係合させる。これによ
り、容器本体1に蓋体2が取り付けられると同時に容器
本体1の上面が蓋され、化粧料容器の組み立てが完了す
る(図14参照)。
【0016】上記のように構成された化粧料容器から化
粧皿5を取り外す場合には、まず、図14に示す閉蓋状
態から蓋体2の前端面を上方に押し上げ、蓋体2を後方
に少し回動させる。この状態で、図15に示すように、
上記蓋体2の弾性爪片部3は少し反り返った状態で容器
本体1の後端上縁に当接する。ついで、蓋体2をさらに
後方に向かって回動させると、所定角度回動した時点で
上記右側の取付部4の内側に形成された突起19が段落
し部11に形成された仮止め突条18に当接し、これに
より、蓋体2が後方に傾斜した状態で仮止めされるよう
になる。その状態で手指に少し力を入れて蓋体2を後方
に押し、上記突起19を仮止め突条18を乗り越えさせ
る。つぎに、蓋体2をさらに後方に開回動させると、図
17に示すように、上記蓋体2の後部に形成した弾性爪
片部3が、容器本体1の後側部分の下側に設けた空間部
17を通り、その先端部3aが上記化粧皿収容凹部1a
の底壁にあけた窓部6に下から入り上方に突出する。こ
れにより、上記化粧皿収容凹部1aの底面にホットメル
ト接着剤層16を介して仮固定されていた化粧皿5が上
方に押し上げられ、この押し上げられた化粧皿5を手指
で持ち上げることにより、容器本体1から化粧皿5を取
り外すことができる。また、容器本体1の後側部分の下
側に空間部17が形成されているため、上記弾性爪片部
3がスムーズに回動する。
【0017】また、この実施例の化粧料容器を、コンパ
クト代わりに使用する場合には、閉蓋状態(図14参
照)から、蓋体2を後方に回動させて開蓋し、突起19
を仮止め突条18に当接した状態にする(図16参
照)。この状態では、上記したように開蓋姿勢が保持さ
れるため、パフ等を用いて化粧を行うときに蓋体2を手
指で保持しておく必要がないため、使い勝手がよい。さ
らに、化粧が終わると、蓋体2を前方に向かって回動さ
せると、垂直状態から少し前方に回動したのち(図15
参照)、弾性爪片部3の反り返りにより生じた弾性力に
より勢いよく容器本体1側へ倒れ、自動的に蓋されるた
め便利である。
【0018】このように、上記実施例では、蓋体2を開
回動させることにより容器本体1から化粧皿5を取外す
ことができるため、従来例のように容器本体1から化粧
皿5を取外すために細い棒等を特別に用意する必要がな
い。また、この実施例では、蓋体2を開回動させて弾性
爪片部3を容器本体1の窓部6から突出させるため、蓋
体2に取付部4を形成し、蓋体2の天井部13を利用し
て弾性爪片部3を形成しているため、その構造が簡単で
すむ。この弾性爪片部3は、容器本体1押圧用の弾性片
と化粧皿5押し上げ用の操作片とを兼用しており、さら
に構造が簡単化する。さらに、従来例では必要であった
操作片52を必要とせず、部品点数が少なくなりその管
理を簡素化することができる。そのうえ、従来例のよう
に、操作片32の収容スペースや、容器本体の前端部と
蓋体の前端部を利用した係合手段36,37を設ける必
要がないため、その分化粧料容器の前後長さを短くし、
小形化することができる。さらに、蓋体2が所定角度開
回動した状態で一旦仮止めされるため、従来例のように
開回動の際に蓋体を一気に限度一杯に開回動して化粧皿
を持ち上げてしまうという問題がない。しかも、顧客が
コンパクトの代わりに使用しても、蓋体2を開蓋状態で
仮止めすることができるため、従来例のように蓋体2を
手指で持っておく必要がないうえ、蓋体2を垂直状態か
ら少し前方に回動させるだけで、上記弾性爪片部3の弾
性力により蓋体2が自動的に容器本体1側に倒れて閉蓋
されるため、使い勝手がよい。また、容器本体1の左右
両側部に、軸孔9の上部と容器本体1の上面とにわたっ
て軸体8が摺動自在に案内されるガイド溝7を形成した
ことにより、組み立ての際に、上記蓋体2を容器本体1
の上側に位置決めしたのち、上記軸体8をガイド溝7に
沿って下方に摺動させ、軸孔9に係合させるだけで係合
と閉蓋とが同時に行われ、組み立てが完了するため、作
業がさらに簡単になる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明の化粧料容器に
よれば、蓋体を開回動させることにより容器本体から化
粧皿を取り外すことができるため、従来例のように容器
本体から化粧皿を取外すために細い棒等を特別に用意す
る必要がない。また、この発明の化粧料容器によれば、
これを組み立てる場合には、蓋体を立てた状態にして容
器本体の後側部に配置し、つぎに、蓋体に形成した係合
部を容器本体の被係合部に係合する。この係合状態で
は、蓋体に設けた弾性爪片部が容器本体の後端部に当接
している。そののち、蓋体を容器本体側に少し回動させ
ることが行われる。これにより、上記弾性爪片部の弾性
力により蓋体が自動的に容器本体側に倒れて閉蓋される
ため、組み立て作業に手間がかからない。そのうえ、従
来例のように、操作片32の収容スペースや、容器本体
の前端部と蓋体の前端部を利用した係合手段36,37
を設ける必要がないため、その分化粧料容器の前後長さ
を短くし、小形化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の化粧料容器の一実施例を示す分解斜
視図である。
【図2】上記化粧料容器に用いる容器本体の平面図であ
る。
【図3】上記容器本体を示す側面図である。
【図4】上記容器本体を示す縦断面図である。
【図5】上記容器本体を下から見た図である。
【図6】上記容器本体を示す背面図である。
【図7】上記化粧料容器に用いる蓋体を下から見た図で
ある。
【図8】上記蓋体を示す背面図である。
【図9】上記蓋体を示す側面図である。
【図10】上記蓋体を示す縦断面図である。
【図11】化粧皿を示す平面図である。
【図12】上記化粧皿を示す縦断面図である。
【図13】この実施例の作用を示す側面図である。
【図14】この実施例の作用を示す側面図である。
【図15】この実施例の作用を示す側面図である。
【図16】この実施例の作用を示す側面図である。
【図17】この実施例の作用を示す断面図である。
【図18】従来例を示す断面図である。
【図19】他の従来例を示す斜視図である。
【図20】上記他の従来例の構造を示す断面図である。
【図21】上記他の従来例の作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 1a 化粧皿収容凹部 2 蓋体 3 弾性爪片部 3a 先端部 4 取付部 6 窓部 8 軸体
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−31609(JP,U) 実開 平6−79414(JP,U) 実開 平6−62915(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 33/00 615

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に化粧皿収容凹部1aが形成されこ
    の化粧皿収容凹部1aの底壁の後部に窓部6があけら
    れた容器本体1と、上記容器本体1の上面を蓋する蓋体
    2とを備え、上記蓋体2の後端部の左右両側に弾性を有
    する取付部4を形成し、取付部4の相対向する内側面
    に軸体8を同軸状に突出形成し、一方の取付部4の内側
    面に突起19を突出形成し、上記容器本体1の後端部の
    左右両側に、上記軸体8と回動自在に係合する軸孔9を
    同軸状に形成するとともに、両軸孔9の上部から容器本
    体1の上面まで鉛直状に延びるガイド溝7を形成し、両
    ガイド溝7で上記両軸体8を摺動自在に案内するように
    構成し、上記容器本体1の後端部の一側に、上記ガイド
    溝7の下部および軸孔9の周縁部に突部を形成してなる
    略U字状突部15を設け、蓋体2を回動させたときに上
    記突起19が略U字状突部15の外周面に沿って移動す
    るように構成し、この略U字状突部15の前側部分に、
    閉蓋状態にある蓋体2を所定角度後方に回動させたとき
    に上記突起19と係合して蓋体2を後方・上向きに傾斜
    させた状態で仮止めする仮止め突条18を形成し、蓋体
    2を上記所定角度を越えて後方に回動させたときに上記
    突起19が仮止め突条18を乗り越えたのち略U字状突
    部15の外周面に沿って移動するように構成し、上記蓋
    体2の後側縁に、上記係合時に容器本体1の後側部に当
    接し閉蓋時にそれ自身の弾性力により蓋体2を容器本体
    1側に押圧する弾性爪片部3を形成し、上記蓋体2を限
    度一杯に開回動させたときに上記弾性爪片部3の先端部
    3aを容器本体1の窓部6に下方から進入させて上方に
    突出させるように構成したことを特徴とする化粧料容
    器。
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