JPH0538654Y2 - - Google Patents

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JPH0538654Y2
JPH0538654Y2 JP942888U JP942888U JPH0538654Y2 JP H0538654 Y2 JPH0538654 Y2 JP H0538654Y2 JP 942888 U JP942888 U JP 942888U JP 942888 U JP942888 U JP 942888U JP H0538654 Y2 JPH0538654 Y2 JP H0538654Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、化粧料や化粧用具を収納するコンパ
クト容器に係り、特に薄型カード状のごとき化粧
コンパクト容器に関する。
〔従来の技術〕
現在、多種類の化粧料および塗布筆等の化粧用
具を隔成して収納するコンパクト容器としては、
携帯性や外観性を考慮して薄型化する傾向にあ
り、これに伴つて、内部に収納される用具類とし
ても小形化および薄型化して、内部占有容積を極
力抑えるようになつている。
一方、こうした用具類の小形化および薄型化に
よつて、迅速な取り出しがおぼつかなくなるとい
つた問題が生じる。かかる問題点の解消策とし
て、例えば、第3図a,bに示す本出願人により
先に提案された実開昭61−174510号公報に記載の
化粧用コンパクトがある。
即ち、この化粧用コンパクト容器は、容器の本
体1に化粧料収納部と並んで用具収納凹部2が設
けられ、この用具収納凹部2には取り出しプレー
ト3が長手方向にスライド自在に嵌装されてい
る。取り出しプレート3は、後端側の押圧操作釦
部3aがピン3bを介して本体1側に回動自在に
軸支され、この押圧操作釦部から前方に延びる平
坦なプレート部3cの途中には、平面に対して垂
直上方に折れ曲がりが可能な薄肉部3dを形成し
てある。
即ち、押圧操作釦部を前方に押圧すると、プレ
ート部3cが途中の薄肉部3dから屈折して、上
面に載置保持されている塗布筆等の用具4を下方
から持ち上げて浮かせ、同時にロツク状態にある
蓋体5をも開く。これによつて、浮かせた状態の
用具4の取り出しを迅速且つ容易にしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、こうした先の提案による化粧用
コンパクト容器にあつては、プレート部3cの屈
折動作を、ピン3bをてこ支点とした押圧操作釦
部3aの回動操作により行う構造であり、この回
動操作としてはピン3bを中心とする回転半径に
限られることになる。そのため、プレート部3c
に対して屈折への押圧力を掛けにくく、押圧操作
釦部3aにおける押圧操作に多少の無理がある。
しかも、屈折させた後のプレート部3cが、予期
せずピン3bを介して元の平坦形状に復元し易い
といつた問題点を残している。
本考案の目的は、これに更に改良を加えること
で、小形化および薄型化に伴う用具の取り出し操
作性を高めた化粧コンパクト容器を提供すること
にある 〔問題点を解決するための手段〕 この目的を達成するために、本考案による化粧
コンパクト容器は次なる構成となつている。
即ち、容器本体10には蝶開蓋17が設けら
れ、この蝶開蓋17によつて開閉される。
本体10には、この一方側端部にて切り落とし
た開口端13aから他方側端部の閉塞端13bに
向かつて延びる長溝状の用具収納凹部13が設け
られ、また、この用具収納凹部13には、取り出
しプレート20を嵌装してある。
取り出しプレート20の構成は、用具収納凹部
13内で前記閉塞端13bに当接する平坦な担持
部21と、平面に対し垂直上方に折れ曲がり自在
な屈折部23と、この屈折部23を屈折せしめる
方向に用具収納凹部13内で直線的に押圧スライ
ド操作する操作釦部22とを連ねて形成してあ
る。
こうした取り出しプレート20の上面には、こ
のほぼ全長にわたつて用具30を載置保持させる
ようになつており、この状態で蝶開蓋17が閉じ
られるようにしてなつている。
〔作用〕
用具30を取り出しプレート20上に載置し、
蝶開蓋17を閉じて容器本体10内に収納した状
態から、使用に際して、用具収納凹部13の開口
端13a側から操作釦部22を閉塞端13bに突
き当たる方向に押し込む。この押し込み操作で、
内部では担持部21の先端面が閉塞端13bに当
接することで、屈折部23が上方に屈折する。
即ち、屈折部23の屈折によりこの上の用具3
0が持ち上げられ、この持ち上げられる用具30
を介して蝶開蓋17が強制的にロツクを解除され
て開く。開蓋後、用具30は自動的に持ち上がつ
た姿勢となつているので、取り出しを迅速且つ容
易に行う事ができる。
〔実施例〕
以下、本考案による化粧コンパクト容器の一実
施例について図面を参照しつつ説明する。
第1図および第2図に示すように、容器の本体
10は薄型カード状に成形され、この後端部には
内面に鏡19を有する蓋体17が蝶開自在に軸支
され、容器本体10を開閉するようになつてい
る。また、本体10の内部には種類の異なる例え
ば口紅やアイシヤドー等の化粧料11,12が直
接または中皿などに充填した形態で収納されてい
る。
また、本体10の内部には、長溝状の塗布筆等
の用具30を収納する凹部13が、実施例では本
体10の左右両側方向に延びて設けられている。
この用具収納凹部13の長手方向の一方側は、本
体10の側端部の一部を切り落とした開口端13
aとなつていて、他方側は本体10の側端部壁に
よつて閉じられた閉塞部13bとなつている。更
に、この用具収納凹部13の切り落とし側前端は
内側にくぼんだ彎曲凹部14として形成され、凹
部両側面に沿つて対向一対の案内スリツト15,
15が軌条状に設けてある。
一方、用具収納凹部13の内部では、この両側
の案内スリツト15,15に両端が係合して長手
方向に多少の滑りが可能な長板状の取り出しプレ
ート20が嵌装されている。この取り出しプレー
ト20は、用具30の大部分を載置担持せしめる
平坦な担持部21を有し、この担持部21の両側
には前記案内スリツト15,15に係合する突起
条25a,25aが突設されている。また、この
担持部21の後方には屈折部23が連設され、こ
の屈折部23は平面に対して垂直上方に山形に折
り曲げられるよう薄肉加工部24が形成してあ
る。屈折をより容易且つ確実なものとするため
に、屈折部23の形状は図示のように額縁状とな
つている。
更に、屈折部23の後方は、つまり取り出しプ
レート20の手前側は操作釦部22として形成さ
れている。操作釦部22の両側には先の担持部2
1と同様に、小片のスライド突起条25b,25
bが突設され、この両側のスライド突設条25
b,25bを介して、操作釦部22自体もまた用
具収納凹部13内でスライドできるようになつて
いる。
なお、容器本体10に対する蝶開蓋17の閉蓋
ロツクは、所定の対向面同士に設けた係合突起1
8と係合凹部16とを互いに係合させる。
次に、この実施例の動作態様および作用は、保
管中は用具30を取り出しプレート20上に載置
保持して蝶開蓋17を閉じることにより、この用
具30が容器本体10内に収納されている。
この状態から、使用に際して、取り出しプレー
ト20の操作釦部22を用具収納凹部13の開口
端13a側にから閉塞端13bに突き当てるよう
にして押し込む。用具収納凹部13の前端には湾
曲凹部14が設けてあるために、操作釦部22の
スライド移動時の逃げとなつて、押し込み操作が
し易くなる。
一方、内部では担持部21の先端面が用具収納
凹部13の閉塞端13bに当接し、屈折部23が
薄肉加工部24を介して上方に折れ曲がる。この
屈折時の距離的変化は担持部21の僅かな前後方
向へのスライド移動によつて吸収する。
即ち、屈折部23の屈折によりこの上の用具3
0が持ち上げられ、この持ち上げられる用具30
を介して容器本体10に対する蝶開蓋17のロツ
クが、係合凹凸部16,18同士の係合を強制的
に解除されて開く。開蓋後、用具30は自動的に
持ち上がつた姿勢となつているので、取り出しを
迅速且つ容易に行う事ができる。
使用済みの用具30を再び収納する場合は、こ
の用具30を取り出しプレート20上に載置せし
め、蝶開蓋17をロツクさせて閉じるべくこれを
押し下げると、それまで折れ曲がつた状態の屈折
部23が元の平坦な形状に強制的にスライド伸長
せしめられる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による化粧コンパ
クト容器は、取り出しプレート20が、操作釦部
22の押し込みによつて屈折部23を上方へ折れ
曲げ、上面に載置保持せしめた用具30を持ち上
げて浮かせる際に、この屈折による距離的な長さ
変化を、用具収納凹部13側の閉塞端13bに突
当てられる担持部21と操作釦部22とが、いず
れも同一方向に直線的にスライド移動および逃げ
移動して吸収する構造であるので、先の提案のご
とき操作釦部のてこ回動構造に比べて、屈折部2
3の折り曲げ動作に無理がない。
これによつて、小形化および薄型化にあるコン
パクト容器に対応して、同じく小形化した用具類
の取り出しを蓋体の開き動作と一体的且つ自動的
に行い、しかも迅速且つ容易に取り出すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案による化粧コン
パクト容器の一実施例を示し、第1図は全体の分
解斜視図、第2図は用具の取り出し態様を示す斜
視図である。また、第3図a,bは本出願人によ
り先に提案されたコンパクト容器の全体斜視図お
よび要部の側面図を示す。 10……容器本体、13……用具収納凹部、1
3b……閉塞端、17……蝶開蓋、20……取り
出しプレート、21……担持部、22……操作釦
部、23……屈折部、24……薄肉加工部、30
……用具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蝶開蓋17により開閉される容器本体10に、
    この一方側端部にて切り落とした開口端13aか
    ら他方側端部の閉塞端13bに向かつて延びる長
    溝状の用具収納凹部13を設け、この用具収納凹
    部13に取り出しプレート20を嵌装し、この取
    り出しプレート20には、用具収納凹部13内で
    前記閉塞端13bに当接する平坦な担持部21
    と、平面に対し垂直上方に折れ曲がり自在な屈折
    部23と、この屈折部23を屈折せしめる方向に
    用具収納凹部13内で直線的に押圧スライド操作
    する操作釦部22とを連ねて形成してあり、ま
    た、取り出しプレート20の上面にほぼ全長にわ
    たつて用具30を載置保持させて前記蝶開蓋17
    を閉じるようにしてなり、前記開口端13a側か
    ら操作釦部22を押圧して担持部21を閉塞端1
    3bに突き当てて屈折部23を屈折せしめること
    により、用具30を取り出し容易な状態に持ち上
    げ、同時に蝶開蓋17を開いて押し上げるように
    構成したことを特徴とする化粧コンパクト容器。
JP942888U 1988-01-27 1988-01-27 Expired - Lifetime JPH0538654Y2 (ja)

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JPH01115410U JPH01115410U (ja) 1989-08-03
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