JPH062575Y2 - コンパクト - Google Patents

コンパクト

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JPH062575Y2
JPH062575Y2 JP15094589U JP15094589U JPH062575Y2 JP H062575 Y2 JPH062575 Y2 JP H062575Y2 JP 15094589 U JP15094589 U JP 15094589U JP 15094589 U JP15094589 U JP 15094589U JP H062575 Y2 JPH062575 Y2 JP H062575Y2
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JP
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container body
bearing
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cutout hole
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JP15094589U
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JPH0388403U (ja
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久雄 岩本
順 清水
章 平岡
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Key Trading Co Ltd
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Key Trading Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、化粧料が充填された中皿を、中枠を備えた
容器本体内に着脱自在に収容することのできるコンパク
トに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、化粧用のコンパクトは、容器本体と蓋体とから
なる外容器の内部に、化粧料が充填された中皿を収容し
て構成されている。そして、最近、上記中皿をワンタッ
チで脱離できるタイプのものも提案されている。このよ
うなコンパクトは、第6図および第7図に示すような構
造になっている。これらの図において、21は浅箱状で
上面が開放した容器本体であり、その内部底面の端部
に、ワンタッチ脱離用の凹部24が設けられている。上
記凹部24には、ワンタッチ脱離用のL字状レバー22
が配設され、そのL字状の水平作用片22aと、L字状
の垂直作用片22bとの境界部が軸25で支持されてい
る。また、第7図に示すように、上記作用片22bの上
端の押圧部22cが切欠穴27を介して中枠26aの上
面に突出し、その切欠穴27内で図示の左右方向に移動
自在になっている。23は上記中枠26a内に収容され
ている中皿である。このコンパクトでは、L字状レバー
22の押圧部22cを、第7図において図示の下方に押
圧すると、レバー22が軸25を中心に時計方向に回動
し、その作用片22aが中皿23を上方に押し上げる。
これにより、中皿23がワンタッチで取り外される。な
お、28は上記容器本体21にヒンジ連結され、容器本
体21を蓋する蓋体である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のコンパクトでは、携帯時等にコン
パクトが揺れると、L字状レバー22が軸25を中心に
上下に揺れ、作用片22aが容器本体21の内部底面と
中皿23の底面とに当たり接触音が生じる。また、中枠
26aの上面に形成された切欠穴27から、中皿23に
収容されている化粧料の粉が容器本体21内に入って凹
部24内で固まり、L字状レバー22の動作を規制する
という問題が生じる。この状態で無理に操作すると、L
字状レバー22が折損する。また、このような事態にな
らなくても、L字状レバーには、ワンタッチ操作時にか
なりの力が加わるため、ワンタッチ操作の繰り返しによ
り材質疲労が蓄積し、最終的には折損するという問題が
ある。
この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、中
皿が簡単に着脱でき、繰り返し使用できるコンパクトの
提供をその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案のコンパクトは、
容器本体と、蓋体と、上記容器本体内に周壁面に沿って
取り付けられる板枠状の中枠と、この中枠内に取り付け
られる中皿を備えたコンパクトであって、上記容器本体
の内部底面の縁部側の所定部分に容器本体の壁面に沿っ
て延びる切欠穴を設け、上記切欠穴の左右両端の近傍の
部分に容器本体の壁面に接近した状態で左右一対の軸受
を設け、上記切欠穴内に収まる嵌合片を切欠穴内に配設
し、その嵌合片の一端縁に軸体を設けて上記軸受に支受
させ、上記軸体の外周面に係合部を設けるとともに上記
嵌合片が水平状態で上記係合部と係合する被係合部を上
記軸受の軸受面に設け、上記中枠の上端縁部に容器本体
の周壁と中枠との間の隙間を塞ぐフランジ部を設けたと
いう構成をとる。
〔作用〕
すなわち、この考案は、ワンタッチで中皿を脱離させる
コンパクトの改良に係わるものであり、容器本体の内部
底面に、切欠穴を形成し、その切欠穴に、一端側を中心
に上下に揺動しうる嵌合片を配設している。したがっ
て、中皿のワンタッチ脱離に際しては、切欠穴に収めら
れている嵌合片を手指で上方に押し上げ、軸体を中心に
回動させ、その先端で中皿を押し上げることにより、中
皿を容器本体から簡単に取り外すことができる。また、
この考案のコンパクトでは、ワンタッチ脱離時以外の状
態において、上記嵌合片の軸体に設けられた係合部が軸
受の被係合部に係合し嵌合片の揺れ止めをするため、携
帯時等に、コンパクトが揺れても、コンパクトから音を
生じたりしない。また、上記嵌合片の軸体と軸受が設け
られている空間は、フランジ部によって密封されている
ため、化粧料の浸入によって軸体が回転不能になること
がない。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明す
る。
〔実施例〕
第1図,第2図,第3図(a)および(b)は、この考
案の一実施例のプラスチック製のコンパクトを示してい
る。これらの図において、1は上面が開口した底浅箱状
の容器本体であり、2は上記容器本体1の上面を蓋する
蓋体である。上記容器本体1の後端部の略中央には切欠
凹部15が設けられており、この切欠凹部15に、蓋体
2の裏面後端部の略中央に突設された連結部14がヒン
ジ連結されている。上記容器本体1の底部の図示の右側
縁部に、容器本体1の壁面に沿って延びる横長の切欠穴
4が設けられ、その切欠穴4の長手方向に沿う左側の端
部が上向きテーパ面4aに形成されている。そして、上
記切欠穴4の幅方向に沿う両端側の容器本体1の内部底
面の部分に係合爪8が立設されている。上記係合爪8の
後方の容器本体1の部分には軸受6が設けられ、その軸
受6の軸受面6bに係合凹部6aが設けられている。他
方、第4図(a)に示すように、上記切欠穴4内に収ま
る形状に形成された嵌合片5が切欠穴4に配設され、上
記嵌合片5の下端縁が上記テーパ面4aに対応する下向
きテーパ面5aに形成されている。上記嵌合片5の上端
縁には、上記軸受6に回動自在に装架される軸体7が設
けられている。なお、この軸体7の外周面には、上記軸
受面6bの係合凹部6aに係合して軸体7をその回転の
途中で停止させ、その状態で保持する係合凸部7aが形
成されている。第2図において、16は容器本体1の内
部後端側に植設された係合突起で、上記後端と対峙する
前端側に上記係合突起16に対応する係合突起(図では
隠れてみえない)が植設されている。また、容器本体1
の左右内壁の略中央にも係合爪16aが突設されてい
る。33は容器本体1の前壁面に設けられた凹み部であ
り、内部に操作ボタン34が位置決めされている。36
は蓋体2の前端中央部に垂設され、上記凹み部33の係
合部35と着脱自在に係合する弾性片である。3は容器
本体1の内部に取り付けられる中枠であり、上部が容器
本体1の内周面上端に内嵌できるフランジ部17に形成
され、下部が容器本体1の底部に位置決めできる枠体2
0に形成されている。この中枠3は、第4図(b)に示
すように、枠体20の右側壁面の下端に切欠部12が形
成され、その切欠部12内に上記容器本体1に立設され
た係合爪8が位置決めされるようになっている。また、
中枠3の左側壁面に切欠部18が形成されている。さら
に、上記枠体20の前後外壁面には、上記容器本体1の
係合突起16(第2図参照)とそれぞれ係合する係合部
19が側方に突設され、上記フランジ部17の左右の下
面には、上記容器本体1の係合爪16aと係合する係合
爪19aが垂設されている。この中枠3は、前後の係合
部19を容器本体1の前後の係合突起16に、左右の係
合部19aを容器本体1の左右の係合突起16aに係合
させることにより、容器本体1に固定される。第2図に
おいて、9は底浅箱状の中皿であり、左外壁面の下端に
嵌合用の突部10が突設され、右外壁面の両角部の中央
が溝状に切欠かれ、その溝状切欠部の下側の溝壁部が薄
板状の突起11に形成されている。この中皿9は、左壁
面の突部10を中枠3の切欠部18に嵌合させ(第3図
(a)参照)、右壁面の薄板状突起11を容器本体1の
係合爪8に係合させることにより、中枠3が取着された
容器本体1に着脱自在に取り付けられる。なお、38は
蓋体2の裏面に貼着された鏡、39は中皿9内に収容さ
れた化粧料31が充填された金皿である。
上記のコンパクトは、不使用時には、蓋体2を閉蓋状態
にしておく。使用時には、まず、操作ボタン34の下端
側を押圧して操作ボタン34を回動させ、容器本体1の
係合部35と蓋体2の弾性片36の係合を解除する。つ
ぎに、蓋体2を開蓋して容器本体1の上面を露呈させ、
容器本体1内の中皿9に収容された化粧料31で化粧筆
等を用いて化粧を行う。使用後は、蓋体2を閉じてお
く。また、容器本体1内に収容されている中皿9を他の
中皿9等と交換する場合には、まず、蓋体2を開蓋す
る。つぎに、容器本体1の底面側の切欠穴4に収まって
いる嵌合片5を手指で上方に押し上げる。これにより、
第4図に示す軸受6の凹部6aから軸体7の凸部7aの
係合が外れ、軸体7を中心として嵌合片5が回動し、中
皿9を押し上げ、それによって、中皿9の薄板状突起1
1と容器本体1の係合爪8の係合が解除される。したが
って、この中皿9を取り外して他の中皿9を入れ、その
突部10を中枠3の切欠部18に嵌合させ、その状態で
薄板状突起11が形成された側の中皿9の上面を押圧し
て薄板状突起11と係合爪8を係合させ容器本体1に固
定することにより、簡単に中皿9の交換をすることがで
きる。
なお、上記実施例では、容器本体1に設けられた軸受6
に嵌合片5の軸体7が装架されているが、第5図(a)
に示すように、容器本体1と中枠3の両方に軸体7を抜
け止めして装架する軸受6,13を設けてもよいし、第
5図(b)に示すように、中枠3のフランジ部17の下
面に軸体7を抜け止めして装架する軸受6を設けてもよ
い。なお、図において.13a,13bは中枠3の軸受
13に設けられた位置決め用の凹部である。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のコンパクトでは、容器本体の
内部底面の縁部側に、容器本体の壁面に沿って延びる切
欠穴が形成され、その切欠穴の左右両端近傍の部分に容
器本体の壁面に接近した状態で左右一対の軸受が設けら
れ、その軸受に嵌合片の軸体を支受させ、上記切欠穴内
に嵌合片が配設されている。したがって、切欠穴に収め
られている嵌合片を上方に押し上げ、軸体を中心とし
て、嵌合片を回動させることで容器本体内に収容されて
いる中皿をワンタッチで取り外すことができる。しか
も、この考案のコンパクトは、上記嵌合片の軸体に係合
部を設け、これを中皿のワンタッチ交換時以外の状態に
おいて軸受の被係合部に係合し嵌合片の揺れ止めをして
いる。したがって、携帯時に、コンパクトが揺れても、
嵌合片が容器本体等に接触して接触音を生じることがな
い。また、上記軸体が軸受の存在する空間がフランジ部
で密封されているため、化粧料の浸入で操作不能に陥る
こともない。そのうえ、中皿のワンタッチ取り外し時に
上記嵌合片には過大な力が加わることがないため、材質
疲労による折損等が生じず長寿命となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第2図は上
記実施例の分解斜視図、第3図(a)は第1図のA−
A′断面図、同図(b)は第1図のB−B′断面図、第
4図(a)は上記実施例の部分説明図、同図(b)は中
枠の下面図、第5図(a)は他の実施例の断面図、第5
図(b)はさらに他の実施例の断面図、第6図は従来例
を示す斜視図、第7図は上記従来例の要部断面図であ
る。 1…容器本体、2…蓋体、3…中枠、4…切欠穴、5…
嵌合片、6…軸受、6a…被係合部、6b…軸受面、7
…軸体、7a…係合部、9…中皿、17…フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体1と、蓋体2と、上記容器本体1
    内に周壁面に沿って取り付けられる板枠状の中枠3と、
    この中枠3内に取り付けられる中皿9を備えたコンパク
    トであって、上記容器本体1の内部底面の縁部側の所定
    部分に容器本体1の壁面に沿って延びる切欠穴4を設
    け、上記切欠穴4の左右両端の近傍の部分に容器本体1
    の壁面に接近した状態で左右一対の軸受6を設け、上記
    切欠穴4内に収まる嵌合片5を切欠穴4内に配設し、そ
    の嵌合片5の一端縁に軸体7を設けて上記軸受6に支受
    させ、上記軸体7の外周面に係合部7aを設けるととも
    に上記嵌合片5が水平状態で上記係合部7aと係合する
    被係合部6aを上記軸受6の軸受面6bに設け、上記中
    枠3の上端縁部に容器本体1の周壁と中枠3との間の隙
    間を塞ぐフランジ部17を設けたことを特徴とするコン
    パクト。
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