JP4263282B2 - 気密化粧料容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前後に並んだ2つの収納部を有する容器本体の一方の収納部に化粧料を収容するレフィル容器を着脱自在に設け、該レフィル容器に内方を気密状態に保つ内蓋を設けた気密化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の気密化粧料容器としては、例えば特開平10−192044号公報に開示されるものが従来存在する。この気密化粧料容器は容器本体および内面にミラーを有する外蓋の後端部が蝶番によって開閉可能に枢着され、前端側にはフック手段が設けられている。
【0003】
容器本体内は、略中央で仕切壁によって前後2つに仕切られ、後側にはパフ等の化粧具収納部が設けられ、前側には化粧料を収容する皿体が嵌着された化粧料収納部が設けられている。
【0004】
これら2つの収納部を仕切る仕切壁の略中央には、後方と上方に向かって開放された凹部内に左右方向に蝶番ピンが設けられている。この蝶番ピンには、皿体及び容器本体と別体の内蓋が回動自在に取り付けられ、この内蓋は、その前端部に設けられた係合片が容器本体に設けられたフック片と係合して化粧料収納部を密閉して気密状態を保持している。
【0005】
即ち、蝶番ピンは、化粧料収納部の後方に左右に指向して設けられ、この蝶番ピンに取り付けられている内蓋は、前後方向に回転して開閉される。
【0006】
従って、この気密化粧料容器は、使用時に、外蓋を閉止しているフック手段を解除して外蓋を開放し、次に内蓋を閉止している係合手段を解除して内蓋を開放して化粧料を露出させ使用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の気密化粧料容器にあっては、気密化粧料容器に収納される化粧料は揮発性が高いため、製造工程でも化粧料充填直後に容器を密閉することが望ましいが、従来の化粧料容器では、化粧料収納部を閉止する内蓋も、化粧料を充填する皿体も容器本体とは別体なので、化粧料を皿体に充填し直後に皿体を容器本体に組み込み、さらに内蓋を取り付けて皿体を閉じる必要があり、組立性が悪いばかりでなく化粧料を充填した皿体をストックすることができないため、生産性を高めることができず、また、化粧料を充填した皿体をストックするためには、本来必要としない製造工程専用の蓋を別途設ける必要があり、いずれにしても化粧料容器のコストアップを余儀なくされてしまうという課題があった。
【0008】
また、化粧料収納部内の化粧料を使用する際には、まず外蓋を閉止しているフック手段を解除して外蓋を開き、次に化粧料収納部の内蓋を閉止している係合手段を解除して内蓋を開くという二度の手間がかかり、操作性を悪化させているという課題があった。
【0009】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、取り扱い時の操作性を向上させつつ、製造性の向上を図って安価な気密化粧料容器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の請求項1に示す気密化粧料容器では、前後に隔てる仕切壁を含む周壁部によって形成された前後2つの収納部を有する容器本体と、該容器本体の後端部に蝶番を介して開閉自在に設けられた外蓋と、該外蓋で上記容器本体を閉止するためにこれら両者の前端部に設けられたフック手段と、上記容器本体の前側収納部に着脱自在に収納される気密レフィル容器とを備え、該気密レフィル容器は化粧料の収容部を有する器体に該収容部内方を気密に閉止する内蓋を開閉自在に取り付けるヒンジと、上記器体と上記内蓋との閉止状態を保持する係合手段とを有し、上記容器本体の前側収納部を形成する外周壁部の内縁部に、上方及び当該前側収納部の内方に向かって開放して、上記気密レフィル容器の上記ヒンジを挿着するための凹部を形成した。
【0011】
また、請求項2に示す気密化粧料容器では、上記容器本体の前端部に、上記フック手段の解除操作部と上記係合手段の解除操作部とを一体的に形成した解除手段を設けた。
【0012】
以上の構成により本発明の気密化粧料容器の作用を以下に述べると、容器本体に着脱可能に収納される気密レフィル容器に化粧料を収容し、その気密レフィル容器には、化粧料の収容部を気密状態に保つ内蓋を設けたので、製造工程において、化粧料を充填した直後に内蓋を閉じて内方を気密状態に保つことができるため、化粧料の揮発を防ぐことができると共に、予め気密レフィル容器に化粧料を充填してストックすることもでき、効率よく作業できると共に、容易に大量生産することが可能である。さらに、製造工程から製品形態の内蓋を用いているので、製造工程専用の蓋を必要とせず、無駄な費用が発生せず、気密化粧料容器のコストを下げることができる。
【0013】
また、前側収納部を形成する外周壁部の内縁部に、上方及び当該前側収納部の内方に向かって開放して、気密レフィル容器のヒンジを挿着するための凹部を設けたので、気密レフィル容器を収納する前側収納部と繋がった一つの空間として凹部を形成することができる。従って、ヒンジを器体の側方に設け、そのヒンジを凹部に挿入することができるため、容器本体上に突出するヒンジの高さを低くすることができ、気密化粧料容器全体の厚さを薄くして携帯性を向上させることができる。さらに、上記外周壁部の内縁部に凹部を設けたので、凹部が容器本体の外方に貫通しないと共に、その凹部にヒンジを挿入したので、ヒンジが容器本体の外方に露出しないため、気密化粧料容器の外観美を損なわない。
【0014】
また、請求項2にかかる気密化粧料容器では、上記容器本体の前端部に外蓋のフック手段と内蓋の係合手段の解除操作部とを一体的に形成した解除手段を設けたので、化粧料使用時に開放しなければならない外蓋と内蓋とを、一動作によって開放することができ、操作性を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1から図5に示すように、本実施形態の化粧料容器1は、外周形状を略長方形をなす容器本体10と内面にミラー42を有する外蓋30と化粧料の収容部52を有する気密レフィル容器50とを主要部品として構成されている。
【0017】
容器本体10は外周壁部10aとこの外周壁部10aの内側に前後方向略中央に左右方向を指向して配置される仕切壁10bと底部10cとで2つの収納部12,13が隔成され、外周壁部10aの後側略半分の内面と仕切壁10bの後側壁面とを周壁部12aとする後側収納部12にはパフ等の化粧具15が収納され、外周壁部10aの前側略半分の内面と仕切壁10bの前側壁面とを周壁部13aとする前側収納部13には気密レフィル容器50が収納されている。
【0018】
前側収納部13の周壁部13aの四隅近傍の前後内面には、前側収納部13の内方に向かって嵌合突起13bが設けられ、底部10cには開口10dが設けられている。
【0019】
また、容器本体10の前端側中央には、前方及び上方に向かって開放された凹部14が設けられると共に、凹部14の前側壁面には、前方に向かって係合突起16が設けられ、後端側中央には後方及び上下方向に開放された凹部18が設けられている。
【0020】
さらに、前側収納部13の左の周壁部20には、上方及び前側収納部13の内方に向かって開放された凹部22が設けられている。
【0021】
外蓋30は、上記容器本体10の外周壁部10aと上下に重なり略同型状の外蓋外周壁部30aと、内面にミラー42が取り付けられている天部30bとから構成されている。
【0022】
外蓋30の後端部には、容器本体10の凹部18に入り込んで蝶番3を形成する突部32が設けられ、前端側には容記本体10の凹部14に入り込んで係合突起16と共にフック手段5を構成する係合部34が設けられている。
【0023】
この係合部34の後方側の面には、係合突起16と係脱自在に係合片36が設けられている。
【0024】
気密レフィル容器50は、前側収納部13の周壁部13aと略同形状の外形をなし、化粧料の収容部52を有する器体50aと、収容部52を開閉自在に密閉して、その内方を気密状態に保持する内蓋70と、この内蓋70を回動自在に支持する突部56で構成されている。
【0025】
器体50aの略中央には、化粧料を収容する円形に窪ませて形成された収容部52が設けられ、収容部52の外周には、その外周に沿って溝部54が設けられ、溝部54の外周壁54aには、その内方に向かって3つのフック片62が、その外周壁54aに沿って等間隔に設けられ、そのうち1つは、前記突部56の反対側に設けられている。さらに、収容部52の周縁から溝部54の内周壁にわたって、環状のシール部材60が取り付けられている。
【0026】
また、器体50aの外周には、凹部58が設けられ、容器本体10の嵌合突起13bと嵌合して気密レフィル容器50を容器本体10に収納すると共に、収容部52の左側に位置する器体50aの外周上端には、内蓋70を開閉自在に蝶着するヒンジ64を形成する突部56が、離間して2つ設けられている。
【0027】
また、内蓋70は、略円形平板の蓋体部72と、これに突設された円筒状の側壁部74と、前記突部56と共にヒンジ64を形成する支持部76とで主に構成されている。
【0028】
蓋体部72の上面には、上方に隆起し外蓋30の閉止状態でミラー42に押圧される突部72aが形成され、下面には、内蓋70閉止状態で器体50aの溝部54に挿入される上記側壁部74が設けられ、その内側にシール部材60に対向させて突出され、当該シール部材60を押圧するシール部材押圧部78が設けられている。また、蓋体部72には、その側方に設けられ、器体50aの突部56、56の間に入り込んでヒンジ64を形成する支持部76が設けられ、支持部76の反対側には、蓋体部72から外方に延出させて取手部80が形成されている。
【0029】
前記側壁部74の外周には、内蓋70の閉止状態で前記溝部54のフック片62と係合する位置に、突片74aが設けられている。
【0030】
そして、これらの部品は、以下のように組み合わされて気密化粧料容器1を形成している。
【0031】
容器本体10の後端の凹部18には、外蓋30後端の突部32が入り込み、容器本体10と外蓋30とに跨って蝶番ピン88、88が挿入されて蝶番3が形成されている。
【0032】
容器本体10と外蓋30とが閉止状態にあるときには、容器本体10の凹部14の係合突起16と、外蓋30の係合片36とが係合し、フック手段5をなし、容器本体10と外蓋30とを閉止状態に保持すると共に、内蓋70の突部72aをミラー42が押圧し、内蓋70を確実に閉止している。
【0033】
また、容器本体10の前側収納部13には、周壁部13aの嵌合突起13bと気密レフィル容器50の凹部58とが係合されると共に、容器本体10の左の周壁部20に設けられた凹部22に、気密レフィル容器50のヒンジ64が配置されて、気密レフィル容器50が嵌合されている。
【0034】
さらに、内蓋70は、ヒンジ64によって回動自在に枢着され、内蓋70の閉止状態では、内蓋70下面の側壁部74外周の突片74aと気密レフィル容器50のフック片62が係合し、側壁部74の内周面が溝部54の内周面のシール部材60に接すると共に、蓋体部72下面のシール部材押圧部78がシール部材60を上方から押圧して、収容部52を気密状態に保持している。
【0035】
即ち、この気密化粧料容器1は、前端側のフック手段5を解除して、後端側蝶番3により外蓋30を後方に回転移動して開放し、次に左の周壁部20の凹部22に配されたヒンジ64により内蓋70を左方向に回転して容器本体10の外側に移動させて内蓋70を開放し化粧料を露出させる。
【0036】
以上の構成により本実施形態の気密化粧料容器1では、容器本体10に着脱可能に収納される気密レフィル容器50に化粧料を収容し、その気密レフィル容器50には、化粧料の収容部52を気密状態に保つ内蓋70を設けたので、製造工程において、化粧料を充填した直後に内蓋70を閉じて内方を気密状態に保つことができるため、化粧料の揮発を防ぐことができると共に、予め気密レフィル容器50に化粧料を充填してストックすることもでき、効率よく作業できると共に、容易に大量生産することが可能である。さらに、製造工程から製品形態の内蓋70を用いているので、製造工程専用の蓋を必要とせず、無駄な費用が発生せず、気密化粧料容器1のコストを下げることができる。
【0037】
また、前側収納部13の左の周壁部20の内縁部に凹部22を設けたので、気密レフィル容器50を収納する前側収納部13と繋がった一つの空間として凹部22を形成することができる。従って、ヒンジ64を器体50aの側方に設け、そのヒンジ64を凹部22に挿入することができるため、容器本体10上に突出するヒンジ64の高さを低くすることができ、気密化粧料容器1全体の厚さを薄くして携帯性を向上させることができる。さらに、上記外周壁部10aの内縁部に凹部22を設けたので、凹部22が容器本体10の外方に貫通しないと共に、その凹部22にヒンジ64を挿入したので、ヒンジ64が容器本体10の外方に露出しないため、気密化粧料容器1の外観美を損なわない。
【0039】
図6〜図11は本願の第2発明の実施形態を示し、前記実施形態と同一構成部分と同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0040】
本実施形態は、容器本体10の前端の凹部14に形成される外蓋30のフック手段5の前方にフック手段5及び内蓋70の係合手段の解除手段90をなす解除操作部92を設けたものである。
【0041】
容器本体10の前端部の凹部14後方の外周壁部10a上端には、前記凹部14の左右の側壁14aと繋がった壁面を有し、気密レフィル容器50の収納部13に貫通する溝部94が設けられ、前記左右の側壁14aの前端及び上端近傍の対向する位置には小孔が設けられている。
【0042】
気密レフィル容器50の器体50aの前端外周部上面には、気密レフィル容器50が容器本体10の収納部13に収納された状態で上記溝部94と繋がるように前方と上下方向に開放された凹部50cが設けられている。
【0043】
上記解除操作部92は、凹部14の幅より僅かに狭い幅の鉛直面をなす略板状の操作部92aと、この操作部92aの後側面上端の左右角部から後方に向かって垂直に突出された棒状の解除部92bと、操作部92a側面の上端近傍に突設され前記凹部14の小孔に挿入されて解除操作部92を回動自在に支持する支持部92cとで構成されている。操作部92aの下端には、前方に隆起して突部が設けられ、解除部92bの後端上面には段状に切り欠かれた段部92dが設けられている。
【0044】
また、気密レフィル容器50の溝部54の外周壁54aには、その内方に向かって3つのフック片62が外周壁54aに沿って等間隔に設けられ、そのうち1つは、前方中央に設けられている。また、内蓋70の側壁部74の外周には、内蓋70の閉止状態で前記フック片62と係合する位置に突片74aが設けられている。
【0045】
そして、これらは以下のように組み合わされて、解除手段90を形成している。
【0046】
容器本体10の前端部の凹部14には、その左右側壁14aに設けられた小孔に解除操作部92の左右側面の支持部92cが挿入され、解除部92bは、容器本体10の溝部94と気密レフィル容器50の凹部50cに入り込んでいる。即ち、解除操作部92は、操作部92a側面の支持部92cを中心として回動自在に設けられ、操作部92aの鉛直面が容器本体10の前端部に露出し、解除部92bは、溝部94に入り込んだ部分が外蓋30の下方に位置し、解除部92bの段部92dが凹部50cに入り込み内蓋70の下方に位置している。従って、解除操作部92の操作部92aを前方から押圧すると、支持部92cを中心に解除操作部92が回動し、解除部92bが上方に回転移動して、外蓋30と内蓋70を上方に押し上げ、外蓋30のフック手段5と内蓋70の係合手段を解除する。
【0047】
以上の構成により本実施形態の気密化粧料容器1では、上記容器本体10の前端部に外蓋30のフック手段5と内蓋70の係合手段の解除操作部92を一体的に形成した解除手段90を設けたので、化粧料使用時に開放しなければならない外蓋30と内蓋70とを、一動作によって開放することができ、極めて操作性が向上する。また、解除部92bの内蓋70を押し上げる部分に段部92dを設けたので、段部92dの設定した高さによって、外蓋30のフック手段5と内蓋70の係合手段の解除するタイミングをずらすことができ、化粧料を使わずにミラー42のみを使用する場合には、内蓋70を開放せずに気密レフィル容器50内の気密状態を保持したままで、外蓋30を開放してミラー42を使用することができるという極めて優れた効果を奏する。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に示す化粧料容器にあっては、容器本体に着脱可能に収納される気密レフィル容器に化粧料を収容し、その気密レフィル容器には、化粧料の収容部を気密状態に保つ内蓋を設けたので、製造工程において、化粧料を充填した直後に内蓋を閉じて内方を気密状態に保つことができるため、化粧料の揮発を防ぐことができると共に、予め気密レフィル容器に化粧料を充填してストックすることもでき、効率よく作業できると共に、容易に大量生産することが可能である。さらに、製造工程から製品形態の内蓋を用いているので、製造工程専用の蓋を必要とせず、無駄な費用が発生せず、気密化粧料容器のコストを下げることができる。
【0049】
また、前側収納部を形成する外周壁部の内縁部に、上方及び当該前側収納部の内方に向かって開放して、気密レフィル容器のヒンジを挿着するための凹部を設けたので、気密レフィル容器を収納する前側収納部と繋がった一つの空間として凹部を形成することができる。従って、ヒンジを器体の側方に設け、そのヒンジを凹部に挿入することができるため、容器本体上に突出するヒンジの高さを低くすることができ、気密化粧料容器全体の厚さを薄くして携帯性を向上させることができる。さらに、上記外周壁部の内縁部に凹部を設けたので、凹部が容器本体の外方に貫通しないと共に、その凹部にヒンジを挿入したので、ヒンジが容器本体の外方に露出しないため、気密化粧料容器の外観美を損なわない。
【0050】
また、請求項2にかかる気密化粧料容器では、上記容器本体の前端部に外蓋のフック手段と内蓋の係合手段の解除操作部とを一体的に形成した解除手段を設けたので、化粧料使用時に開放しなければならない外蓋と内蓋とを、一動作によって開放することができ、さらに操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の第1発明の第1実施形態の外蓋及び内蓋を開けた状態の平面図である。
【図2】 本願の第1発明の第1実施形態の主要構成部品を示す分解斜視図である。
【図3】 本願の第1発明の第1実施形態の前後方向に破断した場合の断面図である。
【図4】 本願の第1発明の第1実施形態の左右方向に破断した場合の断面図である。
【図5】 本願の第1発明の第1実施形態の内蓋を開けた状態を示す左右方向に破断した場合の断面図である。
【図6】 本願の第2発明の実施形態の外蓋及び内蓋を開けた状態の平面図である。
【図7】 本願の第2発明の実施形態の主要構成部品を示す分解斜視図である。
【図8】 本願の第2発明の実施形態の前後方向に破断した場合の断面図である。
【図9】 第2発明の実施形態の外蓋及び内蓋閉止状態における解除手段の断面図である。
【図10】 第2発明の実施形態の外蓋のみを開けた状態を示す解除手段の断面図である。
【図11】 第2発明の実施形態の外蓋のフック手段及び内蓋の係合手段を解除した状態の解除手段の断面図である。
【符号の説明】
1 気密化粧料容器 3 蝶番
5 フック手段 10 容器本体
10a 外周壁部 10b 仕切壁
10c 底部 12 後側収納部
13 前側収納部 15 化粧具
20 左の周壁部 22 凹部
30 外蓋 30a 側壁部
30b 天部 32 突部
50 気密レフィル容器 50a 器体
52 収容部 54 溝部
64 ヒンジ 70 内蓋
72 蓋体部 74 側壁部
76 支持部 90 解除手段
92 解除操作部 92a 操作部
92b 解除部 92c 支持部
92d 段部 94 溝部

Claims (2)

  1. 前後に隔てる仕切壁を含む周壁部によって形成された前後2つの収納部を有する容器本体と、
    該容器本体の後端部に蝶番を介して開閉自在に設けられた外蓋と、
    該外蓋で上記容器本体を閉止するためにこれら両者の前端部に設けられたフック手段と、
    上記容器本体の前側収納部に着脱自在に収納される気密レフィル容器とを備え、
    該気密レフィル容器は化粧料の収容部を有する器体に該収容部内方を気密に閉止する内蓋を開閉自在に取り付けるヒンジと、上記器体と上記内蓋との閉止状態を保持する係合手段とを有し、
    上記容器本体の前側収納部を形成する外周壁部の内縁部に、上方及び当該前側収納部の内方に向かって開放して、上記気密レフィル容器の上記ヒンジを挿着するための凹部を形成したことを特徴とする気密化粧料容器。
  2. 上記容器本体の前端部に、上記フック手段の解除操作部と上記係合手段の解除操作部とを一体的に形成した解除手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の気密化粧料容器。
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