JP2000166640A - 気密化粧料容器 - Google Patents

気密化粧料容器

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JP2000166640A
JP2000166640A JP10346989A JP34698998A JP2000166640A JP 2000166640 A JP2000166640 A JP 2000166640A JP 10346989 A JP10346989 A JP 10346989A JP 34698998 A JP34698998 A JP 34698998A JP 2000166640 A JP2000166640 A JP 2000166640A
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cosmetic
lid
container
container body
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English (en)
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Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
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Yoshida Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧料の充填性を向上させることによって大
量生産を可能にし、かつ、化粧料使用時に化粧料の収容
部を広く露出することによって使用性を向上させた気密
化粧料容器を提供する。 【解決手段】 収納部12を有する容器本体10の後端
部には蝶番3を介して外蓋30を開閉自在に枢着し、前
端部には容器本体10と外蓋30とを閉止状態に保持す
るフック手段5を設ける。上記収納部12には、前後に
並ぶ2つの収容部52,53と内蓋支持部56とを有す
る皿枠50を嵌着し、該皿枠50の内蓋支持部56には
前側収容部52を密閉して内方を気密状態に保持する内
蓋70を着脱可能に取付ける。さらに、上記容器本体1
0と外蓋30とで形成される一方の側壁に開口部9を設
け、上記内蓋支持部56を納める構成とした。また、容
器本体10の前端部に上記フック手段5と上記係合手段
の解除手段90を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後に2つの収容
部を有する皿枠を容器本体に嵌着し、一方の収容部の内
方を気密状態に保つ内蓋を前記皿枠に着脱可能に設けた
気密化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の気密化粧料容器としては、例え
ば特開平10−192043号公報に開示されるものが
従来存在する。この気密化粧料容器は容器本体および裏
面にミラーを有する外蓋の後端部が蝶番で開閉可能に枢
着され、前端側にはフック手段が設けられている。
【0003】容器本体内は、略中央で前後2つに仕切ら
れ、後側にはパフ等の化粧具収納部が設けられ、前側に
は化粧料を収納するレフィル容器の着脱収納部が設けら
れている。
【0004】前記レフィル容器は、化粧料が充填される
皿部と、皿部を密閉する内蓋とで構成されている。
【0005】皿部の後端部には、ピン結合して開閉自在
に枢着される内蓋が設けられている。この内蓋は、その
前端部に設けられた係合片が皿部に設けられたフック片
と係合して、皿部外周に設けられたパッキンを押圧し、
皿部内を気密性状態に保持している。
【0006】そして、レフィル容器は、その全周が容器
本体の側壁に囲まれて、容器本体側方から外部に露出し
ない状態で収納されている。
【0007】即ち、この気密化粧料容器は、使用時に、
外蓋を閉止しているフック手段を解除して外蓋を開放
し、次に内蓋を閉止している係合手段を解除して内蓋を
開放して化粧料を露出させ使用する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の気密化粧料容器にあっては、化粧料を充填するレ
フィル容器の皿部に内蓋がピン結合により取り付けられ
ているため、内蓋を容易に取り外すことができない。従
って、気密化粧料容器の製造工程において皿部に化粧料
を充填するために、レフィル容器単体で内蓋を開くと、
重量バランスが悪く安定させて置くことができない。即
ち、化粧料が充填されていない空のレフィル容器の内蓋
を、化粧料を充填しやすいように十分に開くと皿部が傾
き、皿部を安定して上向きの状態に保ち化粧料を充填す
ることができないので、製造ラインでの作業は困難であ
り、量産しにくいという問題がある。
【0009】また、内蓋がレフィル容器の後端側で支持
され、後方に開くため、ミラーを有する外蓋と重なり、
ミラーの使用可能範囲を狭くすると共に、内蓋の開放角
度が小さく制限されるため、化粧動作の邪魔になるとい
う課題があった。
【0010】また、化粧料収納部内の化粧料を使用する
際には、まず外蓋を閉止しているフック手段を解除して
外蓋を開き、次に化粧料収納部の内蓋を閉止している係
合手段を解除して内蓋を開くという二度の手間がかか
り、操作性を悪化させているという課題があった。
【0011】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、製造時の化粧料充填性を向上させることによって大
量生産を可能にすると共に、化粧料使用時に化粧料の収
容部を広く露出することによって使用性を向上させた気
密化粧料容器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項1に示す気密化粧料容器では、収納
部を有する容器本体と、該容器本体の後端部に設けられ
た蝶番によって開閉自在に枢着される外蓋と、容器本体
と外蓋とを閉止状態に保持するために、これら両者の前
端部に設けられたフック手段と、上記容器本体の収納部
に嵌着され、前後に並ぶ2つの収容部と内蓋の支持部と
を有する皿枠と、該支持部に着脱可能に取付けられ、化
粧料を収容する前側収容部を開閉自在に密閉して内方を
気密状態に保持する内蓋と、上記前側収納部と上記内蓋
との閉止状態を保持する係合手段とを備え、上記容器本
体と上記外蓋とで形成される一方の側壁に開口部を設
け、該開口部に上記支持部を納めた構成とした。
【0013】また、請求項2に示す気密化粧料容器で
は、上記容器本体の前端部に、上記フック手段の解除操
作部と上記係合手段の解除操作部とを一体的に形成した
解除手段を設けた。
【0014】以上の構成により請求項1にかかる気密化
粧料容器は、化粧料を収容する前側収容部を密閉する内
蓋を皿枠に着脱可能に取り付けたので、化粧料の充填作
業時には内蓋を外し収容部を有する皿枠単体で取り扱う
ことができるため、収容部を上方向に向け安定した状態
で皿枠を静止させて化粧料を充填することができ、効率
よく作業できると共に、流れ作業によって容易に大量生
産することができる。
【0015】また、容器本体と外蓋とで形成される開口
部に、内蓋の支持部を納めたので、内蓋を開放するとき
には、内蓋は容器本体から外部に移動し、収容部上に内
蓋が残らず化粧料を上面に露出させることができ、化粧
具に化粧料を付着させる際に内蓋が邪魔にならない。
【0016】さらに、上記開口部を蝶番及びフック手段
が設けられていない一方の側壁に設け、内蓋の支持部を
側壁上に配したので、内蓋を横方向に開閉することがで
き、手前に開いたときのように使用時に内蓋が邪魔にな
ることがなく、後方に開いたときのようにミラーを有す
る外蓋と内蓋とが重ならずミラーの視野を遮らないと共
に収容部を広く露出させることができる。従って、化粧
具に化粧料をスムーズに付着させることができ、取り扱
い時の操作性が向上する。
【0017】また、請求項2にかかる気密化粧料容器で
は、上記容器本体の前端部に外蓋のフック手段と内蓋の
係合手段の解除操作部とを一体的に形成した解除手段を
設けたので、化粧料使用時に開放しなければならない外
蓋と内蓋とを、一動作によって開放することができ、操
作性を向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願の第1発明の実施形態
を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1〜図5に示すように、本実施形態の気
密化粧料容器1は、容器本体10と外蓋30と皿枠50
と内蓋70とを主要部品として構成されている。
【0020】容器本体10は、水平断面形状を略長方形
状をなす側壁部10aと下部を塞ぐ底部10bとで収納
部12が形成され、長手側が前後方向を指向している。
【0021】側壁部10aの四隅近傍の左右内面には、
収納部12の内方に向かって嵌合凹部10cが設けら
れ、底部10bの前側半分のエリアには開口10dが設
けられている。
【0022】また、容器本体10の前端側中央には、前
方及び上方に向かって開放された凹部14が設けられる
と共に、凹部14の前側壁面には、前方に向かって係合
突起16が設けられ、後端側中央には後方及び上下方向
に開放された凹部18が設けられている。
【0023】さらに、収納部12の半分から前側の左側
壁20には、上方向の切り欠き22が設けられている。
【0024】外蓋30は、上記容器本体10と上下に重
なり、容器本体10の側壁部10aと略同形状の側壁部
30aと下面にミラー42を有する天部30bとから構
成されている。
【0025】外蓋30の後端部には、容器本体10の凹
部18に入り込んで蝶番3を形成する突部32が設けら
れ、前端側には容器本体10の前端側凹部14に入り込
んで係合突起16と共にフック手段5を構成する係合部
34が設けられている。
【0026】この係合部34の後方側の面には、係合突
起16と係脱自在に係合片36が設けられている。
【0027】また、外蓋30の左側壁38には、容記本
体10の左側壁20の切り欠き22と同じ位置に下向き
の切り欠き40が設けられ、容器本体10と外蓋30と
が閉止状態で形成される左側壁には、これら切り欠き2
2,40より開口部9が形成される。
【0028】皿枠50は、容器本体10の側壁部10a
の水平断面形状と略同形状の外形をなす板状の枠体部5
0aと、枠体部50aの前側半分のエリアの中央に位置
して化粧料を収容する円形に窪ませて形成した化粧料収
容部52と、化粧料収容部52の外周に沿って設けられ
る溝部54と、化粧料収容部52の左側方に設けられる
内蓋支持部56と、枠体部50aの後側半分のエリアに
位置し容器本体10の底部10bと共に化粧具を収容す
る枠状に形成した化粧具収容部53と、枠体部50aの
左右の縁の四隅近傍から垂下して設けられる嵌合部58
とで構成されている。
【0029】化粧料収容部52の周縁から溝部54の内
周壁にわたって、環状のシール部材60が取り付けられ
ている。
【0030】溝部54の外周壁54aには、内方に向か
って3つのフック片62が等間隔に設けられており、そ
のうち1つは、前記内蓋支持部56の反対側に設けられ
ている。
【0031】化粧料収容部52の左側方に設けられる内
蓋支持部56は、互いに対向する縦壁64とその間を水
平に繋ぐ蝶番ピン66とで構成されている。この蝶番ピ
ン66は前後に指向し、化粧料収容部52の上面より低
い位置に設けられ、前記縦壁64は、化粧料収容部52
左側方の枠体部50aを切り欠き、その切り欠き端部に
溝部54の外周壁54aと繋がってそれぞれ設けられて
いる。
【0032】嵌合部58には、皿枠50が容器本体10
に収納された状態で、前記容器本体10の嵌合凹部10
cと係合する嵌合片58aがそれぞれ設けられている。
【0033】また、内蓋70は、略円形平板状の蓋体部
72とこれに突設された円筒状の側壁部74と前記内蓋
支持部56に取り付けられる支持部76とで主に構成さ
れている。
【0034】蓋体部72の上面には、上方に隆起し外蓋
30の閉止状態でミラー42に押圧される突部72aが
形成され、下面には内蓋70閉止状態で皿枠50に設け
られた溝部54に挿入される上記側壁部74が設けら
れ、その内側にシール部材60に対向させて突出され当
該シール部材60を押圧するシール部材押圧部78が設
けられている。
【0035】また、蓋体部72には、その側方の下面側
に設けられ、内蓋支持部56の蝶番ピン66よりも僅か
に短い幅に形成された支持部76が設けられ、支持部7
6の反対側には、蓋体部72から外方に延出させて取手
部80が形成されている。
【0036】前記側壁部74の外周には、内蓋70の閉
止状態で前記溝部54のフック片62と係合する位置に
突片74aが設けられている。
【0037】支持部76は、蓋体部72の左側方に位置
し、前記蝶番ピン66より僅かに短い幅の突部でなり、
その突部には幅方向に、蝶番ピン66が入り込んで内蓋
70が回動自在に取り付けられる孔86が設けられ、そ
の下方に孔86と平行に、蝶番ピン66を孔86にガイ
ドする下方に広がったスリット77と、孔86の上方に
孔86と平行に溝84とが設けられている。
【0038】そして、これらの部品は、以下のように組
み合わされて気密化粧料容器1を形成している。
【0039】容器本体10の後端の凹部18には、外蓋
30後端の突部32が入り込み、容器本体10と外蓋3
0とに跨って蝶番ピン88が挿入されて蝶番3が形成さ
れている。
【0040】容器本体10と外蓋30とが閉止状態にあ
るときには、容器本体10の凹部14の係合突起16
と、外蓋30に設けられた係合部34の係合片36とが
係合してフック手段5をなし、容器本体10と外蓋30
とを閉止状態に保持すると共に、内蓋70の突部72a
をミラー42が押圧し、内蓋70を確実に閉止してい
る。
【0041】そして、気密化粧料容器1の左側壁20に
は、容器本体10と外蓋30に設けられた切り欠き2
2,40によって開口部9が形成されている。
【0042】また、容器本体10の収納部12には、側
壁部10aの嵌合凹部10cと皿枠50の嵌合部58の
嵌合片58aとが係合されて、皿枠50が嵌合され、上
記左側壁の開口部9には、皿枠50の内蓋支持部56が
配置されている。
【0043】一方、上記内蓋支持部56の蝶番ピン66
には、支持部76のスリット77及び孔86を介して内
蓋70がはめ込まれている。即ち、内蓋70は蝶番ピン
66を軸として回転し、化粧料収容部52を開閉自在に
枢着されると共に、化粧料収容部52内に化粧料を充填
した後に取り付けることができるように着脱自在に設け
られている。また、内蓋70の閉止状態では、内蓋70
下面の側壁部74外周の突片74aと皿枠50の溝部5
4のフック片62とが係合し、側壁部74の内周面が、
溝部54のシール部材60に接すると共に、蓋体部72
下面のシール部材押圧部78が、シール部材60を上方
から押圧して、化粧料収容部52を気密状態に保持して
いる。
【0044】即ち、この気密化粧料容器1は、フック手
段5を解除し、後端側の蝶番3を中心に外蓋30を後方
に回転移動して開放し、次に左側壁20の切り欠き22
に配された内蓋支持部56を中心に、内蓋70を左方向
に回転移動して容器本体10の外側に移動させて開放し
化粧料を露出させる。
【0045】以上の構成により本実施形態の気密化粧料
容器1では、皿枠50の化粧料収容部52を密閉する内
蓋70を着脱可能に取り付けたので、化粧料の充填作業
時には内蓋70を外し化粧料収容部52を有する皿枠5
0単体で取り扱うことができるため、化粧料収容部52
を上方向に向け安定した状態で皿枠50を静止させて化
粧料を充填することができ、効率良く作業できると共
に、流れ作業によって容易に大量生産することができ
る。
【0046】また、(1)容器本体10と外蓋30とで
形成される開口部9に、内蓋支持部56を納めたので、
内蓋70を開放するときには、内蓋70は容器本体10
の外側に移動し、化粧料収容部52上に内蓋70が残ら
ず化粧料を上面に露出させることができる。また、
(2)内蓋支持部56が納められる開口部9を蝶番3及
びフック手段5が設けられていない左側壁20に設け、
内蓋70の支持部76を側方に配し、内蓋70を横方向
に開閉することができ、手前に開いたときのように使用
時に内蓋70が化粧動作の邪魔になるようなことがな
く、また後方に開いたときのように内蓋70とミラー4
2を有する外蓋30とが重ならず、ミラー42の視野を
遮らないと共に、化粧料収容部52を広く露出させるこ
とができる。さらに、(3)内蓋支持部56を化粧料収
容部52の上面より低い位置に設けたので、内蓋70が
皿枠50上面より下方の内蓋支持部56を支点として開
き、皿枠50に設けられた化粧料収容部52上面より上
方には突出物を無くすことができる。以上の3点から化
粧具の全面を化粧料に接触させると共に、化粧具に化粧
料をスムーズに付着させることができ、取り扱い時の操
作性が向上する。
【0047】本実施形態において、内蓋支持部56を納
める開口部9は、化粧料収容部52の真横に位置させた
実施形態を示したが、これに限らず開口部9の位置は、
内蓋70が化粧料収容部52を密閉して気密状態を保持
し、内蓋70を開放したときに内蓋70が容器本体10
の外方に移動できる位置であれば同様の効果を得ること
ができる。
【0048】また、内蓋70の支持方法は、皿枠50に
蝶番ピン66を設けると共に、内蓋70の支持部76に
スリット77及び孔86を設け、蝶番ピン66に内蓋7
0をスリット77からはめ込んだ形態を示したが、これ
に限らず、例えば皿枠50側の縦壁64からそれぞれ互
いに対向する突起を設けると共に、内蓋70の支持部7
6の両端に孔を設け、前記突起を支持部76の孔にはめ
込む形態でも、逆に、内蓋70の支持部76の両端に突
起を設けると共に、皿枠50側の縦壁64にそれぞれ孔
を設けて、前記突起を縦壁64の孔にはめ込む形態で
も、内蓋70が着脱可能でかつ化粧料収容部52を開閉
することができるものであれば、同様の効果を得ること
ができる。
【0049】さらに、本実施形態では、化粧料を直接化
粧料収容部52に充填する形態を示したが、この化粧料
収容部52に収納される化粧料皿を別途設けて、この化
粧料皿に化粧料を充填し、化粧料収容部52に装着して
もよい。
【0050】図6〜図12は本願の第2発明の実施形態
を示し、前記実施形態と同一構成部分と同一符号を付し
て重複する説明を省略して述べる。
【0051】本実施形態は、容器本体10の前端の凹部
14に形成される外蓋30のフック手段5の前方にフッ
ク手段5及び内蓋70の係合手段の解除手段90をなす
解除操作部92を設けたものである。
【0052】容器本体10の前端部の凹部14後方の側
壁部10a上端には、前記凹部14の左右の側壁14a
と繋がった壁面を有し、収納部12に貫通する溝部94
が設けられ、前記左右の側壁14aの前端及び上端近傍
の対向する位置には小孔が設けられている。
【0053】皿枠50の枠体部50aの前端部には、皿
枠50が容器本体10の収納部12に収納された状態で
上記溝部94と皿枠50の溝部54とが繋がる切り欠き
部50cが設けられている。
【0054】上記解除操作部92は、凹部14の幅より
僅かに狭い幅の鉛直面をなす略板状の操作部92aと、
この操作部92aの後側面上端の左右角部から後方に向
かって垂直に突出された棒状の解除部92bと、操作部
92a側面の上端近傍に突設され前記凹部14の小孔に
挿入されて解除操作部92を回動自在に支持する支持部
92cとで構成されている。操作部92aの下端には、
前方に隆起して突部が設けられ、解除部92bの後端上
面には段状に切り欠かれた段部92dが設けられてい
る。
【0055】また、皿枠50の溝部54の外周壁54a
には、その内方に向かって3つのフック片62が外周壁
54aに沿って等間隔に設けられ、そのうち1つは、前
方中央に設けられている。また、内蓋70の側壁部74
の外周には、内蓋70の閉止状態で前記フック片62と
係合する位置に突片74aが設けられている。
【0056】そして、これらは以下のように組み合わさ
れて、解除手段90を形成している。
【0057】容器本体10の前端部の凹部14には、そ
の左右側壁14aに設けられた小孔に解除操作部92の
左右側面の支持部92cが挿入され、解除部92bは、
容器本体10の溝部94と皿枠50の切り欠き部50c
に入り込んでいる。即ち、解除操作部92は、操作部9
2a側面の支持部92cを中心として回動自在に設けら
れ、操作部92aの鉛直面が容器本体10の前端部に露
出し、解除部92bは、溝部94に入り込んだ部分が外
蓋30の下方に位置し、解除部92bの段部92dが凹
部50cに入り込み内蓋70の下方に位置している。従
って、解除操作部92の操作部92aを前方から押圧す
ると、支持部92cを中心に解除操作部92が回動し、
解除部92bが上方に回転移動して、外蓋30と内蓋7
0を上方に押し上げ、外蓋30のフック手段5と内蓋7
0の係合手段を解除する。
【0058】以上の構成により本実施形態の気密化粧料
容器1では、上記容器本体10の前端部に外蓋30のフ
ック手段5と内蓋70の係合手段の解除操作部92を一
体的に形成した解除手段90を設けたので、化粧料使用
時に開放しなければならない外蓋30と内蓋70とを、
一動作によって開放することができ、極めて操作性が向
上する。また、解除部92bの内蓋70を押し上げる部
分に段部92dを設けたので、段部92dの設定した高
さによって、外蓋30のフック手段5と内蓋70の係合
手段の解除するタイミングをずらすことができ、化粧料
を使わずにミラー42のみを使用する場合には、内蓋7
0を開放せずに化粧料収容部52内の気密状態を保持し
たままで、外蓋30を開放してミラー42を使用するこ
とができるという極めて優れた効果を奏する。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す気密化粧料容器にあっては、化粧料を収容する前側
収容部を密閉する内蓋を皿枠に着脱可能に取り付けたの
で、化粧料の充填作業時には内蓋を外し収容部を有する
皿枠単体で取り扱うことができるため、収容部を上方向
に向け安定した状態で皿枠を静止させて化粧料を充填す
ることができ、効率よく作業できると共に、流れ作業に
よって容易に大量生産することができる。
【0060】また、容器本体と外蓋とで形成される開口
部に、内蓋の支持部を納めたので、内蓋を開放するとき
には、内蓋は容器本体から外部に移動し、収容部上に内
蓋が残らず化粧料を上面に露出させることができ、化粧
具に化粧料を付着させる際に内蓋が邪魔にならない。
【0061】さらに、上記開口部を蝶番及びフック手段
が設けられていない一方の側壁に設け、内蓋の支持部を
側壁上に配したので、内蓋を横方向に開閉することがで
き、手前に開いたときのように使用時に内蓋が邪魔にな
ることがなく、後方に開いたときのようにミラーを有す
る外蓋と内蓋とが重ならずミラーの視野を遮らないと共
に収容部を広く露出させることができる。従って、化粧
具に化粧料をスムーズに付着させることができ、取り扱
い時の操作性が向上する。
【0062】また、請求項2にかかる気密化粧料容器で
は、上記容器本体の前端部に外蓋のフック手段と内蓋の
係合手段の解除操作部とを一体的に形成した解除手段を
設けたので、化粧料使用時に開放しなければならない外
蓋と内蓋とを、一動作によって開放することができ、操
作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の外蓋及び内蓋を開けた状態
の平面図である。
【図2】本発明の実施形態の主要構成部品を示す分解斜
視図である。
【図3】本発明の実施形態の気密化粧料容器を前後方向
に破断した状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態の化粧料収容部を左右方向に
破断した状態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態の内蓋を開けた状態で左右方
向に破断した状態を示す断面図である。
【図6】第二発明の実施形態の外蓋及び内蓋を開けた状
態の平面図である。
【図7】第二発明の実施形態の主要構成部品を示す分解
斜視図である。
【図8】第二発明の実施形態の左右方向に破断した場合
の断面図である。
【図9】第二発明の実施形態の前後方向に破断した場合
の断面図である。
【図10】第二発明の実施形態の外蓋及び内蓋閉止状態
における解除手段の断面図である。
【図11】第二発明の実施形態の外蓋のフック手段のみ
を解除した状態を示す解除手段の断面図である。
【図12】第二発明の実施形態の外蓋のフック手段及び
内蓋の係合手段を解除した状態の解除手段の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 気密化粧料容器 3 蝶番 5 フック手段 9 開口部 10 容器本体 10a 側壁
部 10b 底部 12 収納部 20 左側壁 22 切り欠
き 30 外蓋 30a 側壁
部 30b 天部 34 係合部 38 左側壁 40 切り欠
き 50 皿枠 50a 枠体
部 50c 切り欠き部 52 化粧料
収容部(前側収容部) 53 化粧具収容部(後側収容部) 54 溝部 56 内蓋支持部 66 蝶番ピ
ン 70 内蓋 72 蓋体部 74 側壁部 76 支持部 77 スリット 84 溝 86 孔 90 解除手
段 92 解除操作部 92a 操作
部 92b 解除部 92c 支持
部 92d 段部 94 溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納部を有する容器本体と、 該容器本体の後端部に設けられた蝶番によって開閉自在
    に枢着される外蓋と、 容器本体と外蓋とを閉止状態に保持するために、これら
    両者の前端部に設けられたフック手段と上記容器本体の
    収納部に嵌着され、前後に並ぶ2つの収容部と内蓋の支
    持部とを有する皿枠と、 該支持部に着脱可能に取付けられ、化粧料を収容する前
    側収容部を開閉自在に密閉して内方を気密状態に保持す
    る内蓋と、上記前側収容部と上記内蓋との閉止状態を保
    持する係合手段とを備え、 上記容器本体と上記外蓋とで形成される一方の側壁に開
    口部を設け、該開口部に上記支持部を納めたことを特徴
    とする気密化粧料容器。
  2. 【請求項2】 上記容器本体の前端部に、上記フック手
    段の解除操作部と上記係合手段の解除操作部とを一体的
    に形成した解除手段を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の気密化粧料容器。
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