JP2000139551A - 気密化粧料容器 - Google Patents

気密化粧料容器

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JP2000139551A
JP2000139551A JP10327171A JP32717198A JP2000139551A JP 2000139551 A JP2000139551 A JP 2000139551A JP 10327171 A JP10327171 A JP 10327171A JP 32717198 A JP32717198 A JP 32717198A JP 2000139551 A JP2000139551 A JP 2000139551A
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cosmetic
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inner lid
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JP10327171A
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English (en)
Inventor
Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
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Yoshida Industry Co Ltd
Original Assignee
Yoshida Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧料収納部を広く露出すると共に、取り扱
い時の操作性及び化粧料収納部の気密性を向上させ、さ
らに製造性の向上を図って安価な気密化粧料容器を提供
する。 【解決手段】 前後に2つの収納部12,13が形成さ
れた容器本体10の後端部に蝶番3によって開閉自在に
外蓋30を枢着し、前端部には外蓋30と容器本体10
とを閉止状態に保つフック手段5を設け、さらに上記容
器本体10と上記外蓋30とで形成される一方の側壁に
開口部9を形成する。前記後側収納部12には、化粧料
の収容部52を有する器体50aに、収容部52を開閉
自在に密閉して気密状態に保持する内蓋70をヒンジ6
4を介して枢着した気密レフィル容器50を、前記ヒン
ジ64が開口部9に位置するように収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後に並んだ2つ
の収納部を有する容器本体の一方の収納部に化粧料を収
容するレフィル容器を着脱自在に設け、該レフィル容器
に内方を気密状態に保つ内蓋を設けた気密化粧料容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の気密化粧料容器としては、例え
ば特開平10−192044号公報に開示されるものが
従来存在する。この気密化粧料容器は容器本体および内
面にミラーを有する外蓋の後端部が蝶番で開閉可能に枢
着され、前端側にはフック手段が設けられている。
【0003】容器本体内は、略中央で仕切壁によって前
後2つに仕切られ、後側にはパフ等の化粧具収納部が設
けられ、前側には化粧料を収容する皿体が嵌着された化
粧料収納部が設けられている。
【0004】これら2つの収納部を仕切る仕切壁の略中
央には、後方と上方に向かって開放された凹部内に左右
方向に蝶番ピンが設けられ、この蝶番ピンには、化粧料
収納部を密閉して気密に保持する内蓋が回動自在に取り
付けられている。
【0005】また、内蓋の上面略中央に上方に隆起し、
外蓋を閉止した状態で外蓋に押圧され、内蓋を確実に密
閉するための突部が設けられている。
【0006】即ち、蝶番ピンは、化粧料収納部の後方に
左右に指向して設けられ、この蝶番ピンに取り付けられ
ている内蓋は、外蓋によって押圧されて化粧料収納部を
密閉すると共に、前後方向に回転して開閉される。
【0007】従って、この気密化粧料容器は、使用時
に、外蓋を後方に開放し、次に内蓋を後方の化粧具収納
部側に開放して化粧料を露出させ使用する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の気密化粧料容器にあっては、内蓋が化粧料収納部
の後側で支持されて後方に開くため、ミラーを有する外
蓋と重なり、ミラーの使用可能範囲を狭くすると共に、
内蓋の開放角度が小さく制限されるため、化粧動作の邪
魔になるという問題がある。
【0009】さらに、内蓋が開く化粧料収納部の後方
に、化粧具収納部が設けられているので、内蓋を開放す
ると、内蓋は化粧具収納部を覆ってしまうため、化粧の
途中で化粧具を化粧具収納部に一時的に置きたい場合
や、化粧具を取り出す前に内蓋を開いてしまった場合に
は、内蓋を一度閉じて化粧具収納部を露出する必要があ
り、極めて操作性が悪いという問題がある。
【0010】また、気密化粧料容器に収納される化粧料
は揮発性が高いため、製造工程でも化粧料充填直後に容
器を密閉することが望ましいが、従来の化粧料容器で
は、化粧料収納部を閉止する内蓋と化粧料を充填する皿
体とが別体であり、この両者をさらに別体である容器本
体に取り付けるので、化粧料を皿体に充填し直後に皿体
を容器本体に組み込み、さらに内蓋を取り付けて皿体を
閉じる必要があり、組立性が悪いばかりでなく化粧料を
充填した皿体をストックすることができないため、生産
性を高めることができず、また、化粧料を充填した皿体
をストックするためには、本来必要としない製造工程用
の蓋を別途設ける必要があり、いずれにしても化粧料容
器のコストアップを余儀なくされてしまうという課題が
ある。
【0011】その上、前端側に設けられ外蓋を閉止して
いるフック手段は、容器本体と外蓋の部品精度や組立精
度によってがたつきが生じる場合があり、従来ような前
後方向に長く、後端部に蝶番を有する気密化粧料容器で
は、前記フック手段のがたつきによって外蓋が容器本体
から浮き上がることがあり、特に後端側の蝶番を支点と
して外蓋が回動する場合には、前端側の方が浮き上がり
やすい。即ち、化粧料収納部を密閉する内蓋を外蓋で押
圧して密閉状態を確保する従来の容器では、前端側に化
粧料収納部を設けると外蓋の浮き上がりにより内蓋の押
圧力が低下し、密閉状態が保てないことがある。
【0012】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、化粧料収納部を広く露出すると共に、取り扱い時の
操作性及び化粧料収納部の気密性を向上させ、さらに製
造性の向上を図って安価な気密化粧料容器を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の気密化粧料容器では、前後に並んだ2つの
収納部を有する容器本体と、該容器本体の後端部に蝶番
を介して開閉自在に設けられた外蓋と、該外蓋で容器本
体を閉止するためにこれら両者の前端部に設けられたフ
ック手段と、上記容器本体の上記蝶番に近接する後側収
納部に着脱自在に収納される気密レフィル容器とを備
え、該気密レフィル容器は化粧料の収容部を有する器体
に該収容部内方を気密に閉止する内蓋を開閉自在に取り
付けるヒンジを有し、上記容器本体と上記外蓋とで形成
される一方の側壁に、上記気密レフィル容器の上記ヒン
ジを挿着するための開口部を形成した。
【0014】以上の構成により本発明の気密化粧料容器
の作用を以下に述べると、気密レフィル容器のヒンジを
挿着するための開口部を容器本体と外蓋とで形成される
側壁に形成したので、ヒンジを気密レフィル容器の側方
に位置させ上方に突出させず、気密レフィル容器の高さ
を低くすることができるため、気密化粧料容器全体の厚
さを薄くすることができ、携帯性を向上させることがで
きる。
【0015】また、ヒンジを挿着する前記開口部の位置
を容器本体の側壁としたので、内蓋が横方向に開き、開
放状態では内蓋が容器本体の外方に移動する。従って、
内蓋を開いても後方に開く外蓋と内蓋とが重ならず、内
蓋を大きく開き収容部を広く露出できるため、化粧具に
化粧料をスムーズに付着させることができ、取り扱い時
の操作性が向上する。
【0016】さらに、前後に並べて設けられた2つの収
納部のうち後側を気密レフィル容器の収納部とし、前側
を化粧具収納部とすると共に、上記のように内蓋が横方
向に開くようにヒンジを配したので、内蓋を開放しても
内蓋が化粧具収納部を覆うことが無いため、化粧の途中
で化粧具を一時的に置きたい場合でも内蓋を閉じること
無く化粧具を置くことができ、極めて操作性が良い。
【0017】また、容器本体に着脱可能に収納される気
密レフィル容器に化粧料を収容し、その気密レフィル容
器には、化粧料の収容部を気密状態に保つ内蓋を設けた
ので、製造工程において、化粧料を充填した直後に内蓋
を閉じて内方を気密状態に保つことができるため、化粧
料の揮発を防ぐことができると共に、予め気密レフィル
容器に化粧料を充填してストックすることもでき、効率
よく作業できると共に、容易に大量生産することが可能
である。さらに、製造工程から製品形態の内蓋を用いて
いるので、製造工程専用の蓋を必要とせず、無駄な費用
が発生せず、気密化粧料容器のコストを下げることがで
きる。
【0018】その上、気密レフィル容器を容器本体の蝶
番に近接する後側収納部に収納するので、フック手段に
がたつきが発生しても、蝶番に近い後側収納部はその影
響を受けにくく、外蓋が浮き上がりにくいため、内蓋は
外蓋の押圧力を受けて化粧料収納部を確実に密閉するこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図5に示すよう
に、本実施形態の化粧料容器1は、外周形状が略長方形
をなす容器本体10と内面にミラー42を有する外蓋3
0と化粧料の収容部52を有する気密レフィル容器50
とを主要部品として構成されている。
【0020】容器本体10は外周壁部10aとこの外周
壁部10aの内側に前後方向略中央に左右方向を指向し
て配置される仕切壁10bと底部10cとで2つの収納
部12,13が隔成され、蝶番3に近接する後側収納部
12には気密レフィル容器50が収納され、前側収納部
13にはパフ等の化粧具15が収納されている。
【0021】後側収納部12の周壁部12aの四隅近傍
の前後内面には、後側収納部12の内方に向かって嵌合
突起12b,12b,12b,12bが設けられ、底部
10cには開口10dが設けられている。
【0022】また、容器本体10の前端側中央には、前
方及び上方に向かって開放された凹部14が設けられる
と共に、凹部14の前側壁面には、前方に向かって係合
突起16が設けられ、後端側中央には後方及び上下方向
に開放された凹部18が設けられている。
【0023】さらに、後側収納部12の左の周壁部20
には、上向きの切り欠き22が設けられている。
【0024】外蓋30は、上記容器本体10の外周壁部
10aと上下に重なり略同型状の外蓋外周壁部30a
と、内面にミラー42が取り付けられている天部30b
と、から構成されている。
【0025】外蓋30の後端部には、容器本体10の凹
部18に入り込んで蝶番3を形成する突部32が設けら
れ、前端側には容記本体10の凹部14に入り込んで係
合突起16と共にフック手段5を構成する係合部34が
設けられている。
【0026】この係合部34の後方側の面には、係合突
起16と係脱自在に係合片36が設けられている。
【0027】また、外蓋30の左の周壁部38には、容
記本体10の左の周壁部20の切り欠き22と同じ位置
に下向きの切り欠き40が設けられ、容器本体10と外
蓋30とが閉止状態で形成される左側壁7には、これら
切り欠き22,40より開口部9が形成される。
【0028】気密レフィル容器50は、後側収納部12
の周壁部12aと略同形状の外形をなし、化粧料の収容
部52を有する器体50aと、収容部52を開閉自在に
密閉して、その内方を気密状態に保持する内蓋70と、
この内蓋70を回動自在に支持する内蓋支持部56で構
成されている。
【0029】器体50aの略中央には、化粧料を収容す
る円形に窪ませて形成された収容部52が設けられ、収
容部52の外周には、その外周に沿って溝部54が設け
られ、溝部54の外周壁54aには、その内方に向かっ
て3つのフック片62,62,62が、その外周壁54
aに沿って等間隔に設けられ、そのうち1つは、前記内
蓋支持部56の反対側に設けられている。さらに、収容
部52の周縁から溝部54の内周壁にわたって、環状の
シール部材60が取り付けられている。
【0030】また、器体50aの外周には、容器本体1
0の嵌合突起12b、12b、12b、12bと嵌合す
る凹部58,58,58,58が設けられ、器体50a
の左側の外側壁50bには、内蓋70を開閉自在に蝶着
するヒンジ64を形成する内蓋支持部56が設けられて
いる。この内蓋支持部56は、内蓋70が取り付けられ
るピン66とその両端を支持する突部59,59とから
なり、ピン66は器体50aの左方に前後に指向して設
けられ、その両端には器体50aの左側の外側壁に突設
された2つの突部59,59にそれぞれ固定されてい
る。
【0031】また、内蓋70は、略円形平板の蓋体部7
2と、これに突設された円筒状の側壁部74と、前記ピ
ン66と共にヒンジ64を形成する支持部76とで主に
構成されている。
【0032】蓋体部72の上面には、上方に隆起し外蓋
30の閉止状態でミラー42に押圧される突部72aが
形成され、下面には、内蓋70閉止状態で器体50aの
溝部54に挿入される上記側壁部74が設けられ、その
内側にシール部材60に対向させて突出され、当該シー
ル部材60を押圧するシール部材押圧部78が設けられ
ている。
【0033】また、蓋体部72には、器体50aのピン
66に取り付けられる支持部76が設けられ、支持部7
6の反対側には、蓋体部72から外方に延出させて取手
部80が形成されている。
【0034】支持部76は、蓋体部72の左側方に位置
し、前記ピン66より僅かに短い幅の突部でなり、その
突部には幅方向に設けられ、ピン66が入り込んで内蓋
70が回動自在に取り付けられる孔86が設けられ、そ
の下方には孔86と平行に設けられ、ピン66を孔86
にガイドする下方に広がったスリット77と、孔86の
上方には、孔86と平行に溝84が設けられている。
【0035】前記側壁部74の外周には、内蓋70の閉
止状態で前記溝部54のフック片62,62,62と係
合する位置に、突片74a,74a,74aが設けられ
ている。
【0036】そして、これらの部品は、以下のように組
み合わされて気密化粧料容器1を形成している。
【0037】容器本体10の後端の凹部18には、外蓋
30後端の突部32が入り込み、容器本体10と外蓋3
0とに跨って蝶番ピン88、88が挿入されて蝶番3が
形成されている。
【0038】容器本体10と外蓋30とが閉止状態にあ
るときには、容器本体10の凹部14の係合突起16
と、外蓋30の係合片36とが係合し、フック手段5を
なし、容器本体10と外蓋30とを閉止状態に保持する
と共に、内蓋70の突部72aをミラー42が押圧し、
内蓋70を確実に閉止している。
【0039】また、容器本体10の後側収納部12に
は、周壁部12aの嵌合突起12b,12b,12b,
12bと気密レフィル容器50の凹部58,58,5
8,58とが係合されると共に、気密化粧料容器1の左
側壁7に形成した開口部9に気密レフィル容器50のヒ
ンジ64が配されて、気密レフィル容器50が嵌合され
ている。
【0040】さらに、内蓋70の支持部76の孔86が
器体50aのピン66にはめ込まれてヒンジ64を形成
し、内蓋70は着脱可能かつ回動自在に枢着され、内蓋
70の閉止状態では、内蓋70下面の側壁部74外周の
突片74a,74a,74aと気密レフィル容器50の
フック片62、62、62が係合し、側壁部74の内周
面が、溝部54の内周面のシール部材60に接すると共
に、蓋体部72下面のシール部材押圧部78が、シール
部材60を上方から押圧して、気密レフィル容器50の
収容部52を気密状態に保持している。
【0041】即ち、この気密化粧料容器1は、前端側の
フック手段5を解除して、後端側蝶番3により外蓋30
を後方に回転移動して開放し、次に左側壁7の開口部9
に配されたヒンジ64により内蓋70を左方向に回転し
て容器本体10の外側に移動させて内蓋70を開放し化
粧料を露出させる。
【0042】以上の構成により本実施形態の気密化粧料
容器1では、気密レフィル容器50のヒンジ64を挿着
するための開口部9を容器本体10と外蓋30とで形成
される左側壁7に形成したので、ヒンジ64を気密レフ
ィル容器50の側方に位置させて上方に突出させず、気
密レフィル容器50の高さを低くすることができるた
め、気密化粧料容器1全体の厚さを薄くすることがで
き、携帯性を向上させることができる。
【0043】また、ヒンジ64を挿着する前記開口部9
の位置を気密化粧料容器1の左側壁7としたので、内蓋
70が横方向に開き、開放状態では内蓋70が容器本体
10の外方に移動するので、内蓋70を開いても後方に
開く外蓋30と内蓋70とが重ならず、内蓋70を大き
く開き収容部52を広く露出できるため、化粧具15に
化粧料をスムーズに付着させることができると共に、内
蓋70が外蓋30のミラー42と重ならず、ミラー42
の視野を遮らないため、取り扱い時の操作性が向上す
る。
【0044】さらに、前後に並べて設けられた2つの収
納部12,13のうち後側を気密レフィル容器50の収
納部12とし、前側を化粧具収納部13とすると共に、
上記のように内蓋70が横方向に開くようにヒンジ64
を配したので、内蓋70を開放しても内蓋70が化粧具
収納部13を覆うことがないため、化粧の途中で化粧具
15を一時的に置きたい場合でも内蓋70を閉じること
無く化粧具15を置くことができ、極めて操作性が良
い。
【0045】また、容器本体10に着脱可能に収納され
る気密レフィル容器50に化粧料を収容し、その気密レ
フィル容器50には、化粧料の収容部52を気密状態に
保つ内蓋70を設けたので、製造工程において、化粧料
を充填した直後に内蓋70を閉じて内方を気密状態に保
つことができるため、化粧料の揮発を防ぐことができる
と共に、予め気密レフィル容器50に化粧料を充填して
ストックすることもでき、効率よく作業できると共に、
容易に大量生産することが可能である。さらに、製造工
程から製品形態の内蓋70を用いているので、製造工程
専用の蓋を必要とせず、無駄な費用が発生せず、気密化
粧料容器1のコストを下げることができる。
【0046】その上、化粧料を収容する気密レフィル容
器50の器体50aを密閉する内蓋70を器体50aに
着脱可能に取り付けたので、化粧料の充填作業時には内
蓋70を外し収容部52を有する器体50a単体で取り
扱うことができるため、器体50aを上方向に向け安定
した状態で静止させて化粧料を充填することができ、効
率よく作業できると共に、流れ作業によって容易に大量
生産することができる。
【0047】また、気密レフィル容器50を容器本体1
0の蝶番3に近接する後側収納部12に収納するので、
フック手段5にがたつきが発生しても、蝶番3に近い後
側収納部12はその影響を受けにくく、外蓋30が浮き
上がりにくいため、内蓋70は外蓋30の押圧力を受け
て化粧料収納部52を確実に密閉することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す化粧料容器にあっては、気密レフィル容器のヒンジ
を挿着するための開口部を容器本体と外蓋とで形成され
る側壁に形成したので、ヒンジを気密レフィル容器の側
方に位置させ上方に突出させず、気密レフィル容器の高
さを低くすることができるため、気密化粧料容器全体の
厚さを薄くすることができ、携帯性を向上させることが
できる。
【0049】また、ヒンジを挿着する前記開口部の位置
を容器本体の側壁としたので、内蓋が横方向に開き、開
放状態では内蓋が容器本体の外方に移動する。従って、
内蓋を開いても後方に開く外蓋と内蓋とが重ならず、内
蓋を大きく開き収容部を広く露出できるため、化粧具に
化粧料をスムーズに付着させることができ、取り扱い時
の操作性が向上する。
【0050】さらに、前後に並べて設けられた2つの収
納部のうち後側を気密レフィル容器の収納部とし、前側
を化粧具収納部とすると共に、上記のように内蓋が横方
向に開くようにヒンジを配したので、内蓋を開放しても
内蓋が化粧具収納部を覆うことが無いため、化粧の途中
で化粧具を一時的に置きたい場合でも内蓋を閉じること
無く化粧具を置くことができ、極めて操作性が良い。
【0051】また、容器本体に着脱可能に収納される気
密レフィル容器に化粧料を収容し、その気密レフィル容
器には、化粧料の収容部を気密状態に保つ内蓋を設けた
ので、製造工程において、化粧料を充填した直後に内蓋
を閉じて内方を気密状態に保つことができるため、化粧
料の揮発を防ぐことができると共に、予め気密レフィル
容器に化粧料を充填してストックすることもでき、効率
よく作業できると共に、容易に大量生産することが可能
である。さらに、製造工程から製品形態の内蓋を用いて
いるので、製造工程専用の蓋を必要とせず、無駄な費用
が発生せず、気密化粧料容器のコストを下げることがで
きる。
【0052】その上、気密レフィル容器を容器本体の蝶
番に近接する後側収納部に収納するので、フック手段に
がたつきが発生しても、蝶番に近い後側収納部はその影
響を受けにくく、外蓋が浮き上がりにくいため、内蓋は
外蓋の押圧力を受けて化粧料収納部を確実に密閉するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の外蓋及び内蓋を開けた
状態の平面図である。
【図2】本発明の第一実施形態の主要構成部品を示す分
解斜視図である。
【図3】本発明の第一実施形態の前後方向に破断した場
合の断面図である。
【図4】本発明の第一実施形態の左右方向に破断した場
合の断面図である。
【図5】本発明の第一実施形態の内蓋を開けた状態を示
す左右方向に破断した場合の断面図である。
【符号の説明】
1 気密化粧料容器 3 蝶番 5 フック手段 7 左側壁 9 開口部 10 容器本体 10a 外周壁部 10b 仕切壁 10c 底部 12 後側収納
部 13 前側収納部(化粧具収納部) 15 化粧具 20 左の周壁部 22 切り欠き 30 外蓋 30a 側壁部 30b 天部 32 突部 38 左の周壁部 40 切り欠き 50 気密レフィル容器 50a 器体 52 収容部 54 溝部 64 ヒンジ 70 内蓋 72 蓋体部 74 側壁部 76 支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AB81 BA27A CA30 EA20 EB17 EC11 EE21 EE30 FA04 GD06 3E084 AA05 AA12 AA14 AB09 BA03 CA03 DA01 DA03 DB13 EA04 EB03 FA06 FC12 GA06 GB06 GB12 GB13 HA03 HB01 HD03 LA18 LG02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に並んだ2つの収納部を有する容器
    本体と、 該容器本体の後端部に蝶番を介して開閉自在に設けられ
    た外蓋と、 該外蓋で容器本体を閉止するためにこれら両者の前端部
    に設けられたフック手段と、 上記容器本体の上記蝶番に近接する後側収納部に着脱自
    在に収納される気密レフィル容器とを備え、 該気密レフィル容器は化粧料の収容部を有する器体に該
    収容部内方を気密に閉止する内蓋を開閉自在に取り付け
    るヒンジを有し、 上記容器本体と上記外蓋とで形成される一方の側壁に、
    上記気密レフィル容器の上記ヒンジを挿着するための開
    口部を形成したことを特徴とする気密化粧料容器。
JP10327171A 1998-10-28 1998-11-17 気密化粧料容器 Pending JP2000139551A (ja)

Priority Applications (3)

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