JPH0590Y2 - - Google Patents
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- JPH0590Y2 JPH0590Y2 JP14525889U JP14525889U JPH0590Y2 JP H0590 Y2 JPH0590 Y2 JP H0590Y2 JP 14525889 U JP14525889 U JP 14525889U JP 14525889 U JP14525889 U JP 14525889U JP H0590 Y2 JPH0590 Y2 JP H0590Y2
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000002537 cosmetic Substances 0.000 description 11
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 8
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- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
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- 238000010137 moulding (plastic) Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、化粧料が充填された中皿を中枠を
備えた容器本体内に着脱自在に収容することので
きるコンパクトに関するものである。
備えた容器本体内に着脱自在に収容することので
きるコンパクトに関するものである。
一般に、化粧用のコンパクトは、容器本体と蓋
体とからなる外容器の内部に、化粧料が充填され
た中皿を収容して構成されている。このようなコ
ンパクトは、第6図に示すような構造になつてい
る。図において、21は容器本体であり、上面に
化粧用の筆等(図示せず)を収容するための大形
凹部22が1個と中皿23を収容するための小形
凹部24が3個設けられている。そして、上記小
形凹部24の前後壁面には、それぞれ係合用の切
欠部25が設けられており、この切欠部25に係
合用の突部26を係合させることにより、中皿2
3を小形凹部24内に着脱自在に取り付けること
ができるようになつている。なお、上記中皿23
の上端縁部には、フランジ部27が設けられてお
り、これを手で上方に押し上げることによつて中
皿23を容器本体21から容易に取り外すことが
できるようになつている。28は容器本体21の
後端部にヒンジ連結された蓋体である。
体とからなる外容器の内部に、化粧料が充填され
た中皿を収容して構成されている。このようなコ
ンパクトは、第6図に示すような構造になつてい
る。図において、21は容器本体であり、上面に
化粧用の筆等(図示せず)を収容するための大形
凹部22が1個と中皿23を収容するための小形
凹部24が3個設けられている。そして、上記小
形凹部24の前後壁面には、それぞれ係合用の切
欠部25が設けられており、この切欠部25に係
合用の突部26を係合させることにより、中皿2
3を小形凹部24内に着脱自在に取り付けること
ができるようになつている。なお、上記中皿23
の上端縁部には、フランジ部27が設けられてお
り、これを手で上方に押し上げることによつて中
皿23を容器本体21から容易に取り外すことが
できるようになつている。28は容器本体21の
後端部にヒンジ連結された蓋体である。
しかしながら、上記のコンパクトでは、化粧筆
等の収容部および中皿23の収容部が凹部22,
24で構成されているため、各凹部22,24間
に形成される隔壁の数が多くなり、容器本体21
の構造が複雑で、かつ肉厚の大きな部分が増え全
体の肉厚が不均一になる。その結果、容器本体2
1の成形時に、肉厚の不均一により肉厚部にひけ
を生じたりして不良品の発生率が増加するという
問題が生じている。また、フランジ部27を手で
押し上げて中皿23を容器本体21から取り外す
ようになつているため、中皿23の取り外しを容
易にするためには、フランジ部27の幅を、大形
凹部22と小形凹部24の間の隔壁の厚みよりも
大きくし、フランジ部27の縁部を大形凹部24
側に突出させなければならない。その結果、フラ
ンジ部27が大形に形成されるようになり、中皿
23に化粧料の収容部以外の無駄な部分が多くな
るという問題が生じる。
等の収容部および中皿23の収容部が凹部22,
24で構成されているため、各凹部22,24間
に形成される隔壁の数が多くなり、容器本体21
の構造が複雑で、かつ肉厚の大きな部分が増え全
体の肉厚が不均一になる。その結果、容器本体2
1の成形時に、肉厚の不均一により肉厚部にひけ
を生じたりして不良品の発生率が増加するという
問題が生じている。また、フランジ部27を手で
押し上げて中皿23を容器本体21から取り外す
ようになつているため、中皿23の取り外しを容
易にするためには、フランジ部27の幅を、大形
凹部22と小形凹部24の間の隔壁の厚みよりも
大きくし、フランジ部27の縁部を大形凹部24
側に突出させなければならない。その結果、フラ
ンジ部27が大形に形成されるようになり、中皿
23に化粧料の収容部以外の無駄な部分が多くな
るという問題が生じる。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、容器本体の肉厚を略均一にすることによ
り、不良品の発生率を低下させるとともに、中皿
の形状を簡素化することのできるコンパクトの提
供をその目的とする。
ので、容器本体の肉厚を略均一にすることによ
り、不良品の発生率を低下させるとともに、中皿
の形状を簡素化することのできるコンパクトの提
供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、この考案のコンパ
クトは、容器本体と、蓋体と、上記容器本体内に
周壁面に沿つて取り付けられる板枠状の中枠と、
この板枠状の中枠内に取り付けられる中皿を備え
たコンパクトであつて、上記中枠の一壁面の下端
に切欠部を設け、上記切欠部が設けられた一壁面
に対向する壁面に切欠部を設け、上記切欠部に対
応する容器本体の底部の部分に、容器本体の一壁
面に沿つて延びる切欠穴を設け、上記中枠の切欠
部内に位置するように、上記切欠穴の一壁面側の
縁部から立ち上がる係合爪を設け、上記切欠穴が
設けられた縁部側と反対側との間に容器本体の内
部底面部分に複数の突条を容器本体を横切つた状
態で突設し、上記中皿の底面に上記突条を嵌入し
うるへこみ部を形成し、上記中皿の一側面に、中
枠の切欠部に嵌入するとともに、上記容器本体の
切欠穴に挿入しうる大きさの略半円状の板状部を
水平方向に設けるとともに、他側面に中枠の切欠
部内に位置する係合爪と係合する係合突起を設け
たという構成をとる。
クトは、容器本体と、蓋体と、上記容器本体内に
周壁面に沿つて取り付けられる板枠状の中枠と、
この板枠状の中枠内に取り付けられる中皿を備え
たコンパクトであつて、上記中枠の一壁面の下端
に切欠部を設け、上記切欠部が設けられた一壁面
に対向する壁面に切欠部を設け、上記切欠部に対
応する容器本体の底部の部分に、容器本体の一壁
面に沿つて延びる切欠穴を設け、上記中枠の切欠
部内に位置するように、上記切欠穴の一壁面側の
縁部から立ち上がる係合爪を設け、上記切欠穴が
設けられた縁部側と反対側との間に容器本体の内
部底面部分に複数の突条を容器本体を横切つた状
態で突設し、上記中皿の底面に上記突条を嵌入し
うるへこみ部を形成し、上記中皿の一側面に、中
枠の切欠部に嵌入するとともに、上記容器本体の
切欠穴に挿入しうる大きさの略半円状の板状部を
水平方向に設けるとともに、他側面に中枠の切欠
部内に位置する係合爪と係合する係合突起を設け
たという構成をとる。
すなわち、このコンパクトは、従来例のよう
に、中皿の収容部を容器本体の上面に設けられた
凹部で構成するのではなく、容器本体の内壁面に
沿つて中枠を取り付け、かつ容器本体の底部に中
皿を着脱自在に固定する固定機構を設け、中皿を
中枠内に入れた状態で固定するようにしている。
したがつて、中枠が板枠状で厚みが薄いことによ
り、中皿の収容スペースを大きく確保することが
でき、中皿の寸法を保持した上で全体の小形化を
実現できるようになる。また、容器本体自体に中
皿収容スペースを設けるのではないため、容器本
体を薄肉化できるようになり、その結果、例えば
容器本体の成形の際に、ひけによる不良品の発生
が少なくなる。また、中皿の略半円状の板状部を
中枠の切欠部に嵌入することにより、容器本体内
に中皿を収容するだけでなく、容器本体内に収容
されている中皿を取り外す際に、容器本体の底面
の切欠穴に、もう一つの中皿の略半円状の板状部
を挿入して上方に押し上げることにより、簡単に
中皿を取り外すことができるようになる。
に、中皿の収容部を容器本体の上面に設けられた
凹部で構成するのではなく、容器本体の内壁面に
沿つて中枠を取り付け、かつ容器本体の底部に中
皿を着脱自在に固定する固定機構を設け、中皿を
中枠内に入れた状態で固定するようにしている。
したがつて、中枠が板枠状で厚みが薄いことによ
り、中皿の収容スペースを大きく確保することが
でき、中皿の寸法を保持した上で全体の小形化を
実現できるようになる。また、容器本体自体に中
皿収容スペースを設けるのではないため、容器本
体を薄肉化できるようになり、その結果、例えば
容器本体の成形の際に、ひけによる不良品の発生
が少なくなる。また、中皿の略半円状の板状部を
中枠の切欠部に嵌入することにより、容器本体内
に中皿を収容するだけでなく、容器本体内に収容
されている中皿を取り外す際に、容器本体の底面
の切欠穴に、もう一つの中皿の略半円状の板状部
を挿入して上方に押し上げることにより、簡単に
中皿を取り外すことができるようになる。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく
説明する。
説明する。
第1図,第2図および第3図aは、この考案
の一実施例を示している。このコンパクトはプラ
スチツク製で、図において、1は上面1開口した
底浅箱状の容器本体、2はその容器本体1の上面
を蓋する蓋体、3は容器本体1内に取り付けられ
る中枠、9は容器本体1内の中枠3内に取り付け
られる中皿である。上記容器本体1の後端部の略
中央には切欠凹部13が設けられており、この切
欠凹部13に、蓋体2の裏面後端部の略中央に突
設された連結部14がヒンジ連結されている。上
記容器本体1の内部底面の右側縁部に、容器本体
1の壁面に沿つて延びる切欠穴4が設けられ、そ
の切欠穴4の壁面側の縁部に係合爪6が設けられ
ている。そして、上記容器本体1の内部底面の左
側縁部には、壁面に沿つて凸部15が立設され、
上記切欠穴4と上記凸部15の間にリブ12が容
器本体1を横切つた状態で立設されている。16
は容器本体1の内部底面の後端部の両側に植設さ
れた係合突起で、上記係合突起16と対峙状態で
内部底面の前端部にも係合突起(図では見えな
い)が植設されている。また、第3図bに示すよ
うに、容器本体1の内部底面の左右端部の略中央
にも係合突起16aが植設されている。33は容
器本体1の前壁面に設けられた凹み部であり、内
部に操作ボタン34が位置決めされている。この
操作ボタン34は、上面の後端側中央に切欠部3
4aが設けられているとともに、両側部に軸穴
(図では隠れて見えない)が設けられており、そ
の軸穴に凹み部33の両側壁から突出する軸体を
遊嵌させることにより、回動自在に取り付けられ
ている。35は凹み部33の後壁の中央部上端側
に突設された係合部であり、36は蓋体2の前端
中央部に垂設され、上記係合部35と着脱自在に
係合する弾性片である。上記係合部35と弾性片
36は、蓋体2を容器本体1に押圧することによ
り係合し、その状態から、操作ボタン34を、下
部側を押圧して回動させ、その上面後端部で、弾
性片36の周囲に形成されている壁面部37を押
し上げることにより上記係合が解除するようにな
つている。上記容器本体1の内部に取り付けられ
る中枠3は、上部に容器本体1の内周面上端に内
嵌できるフランジ部17が形成され、下部に容器
本体1の底部に位置決めできる枠体18が形成さ
れている。この中枠は、第4図a,bおよびcに
示すように、枠体18の左側壁面の前後に切欠部
7が形成され、その切欠部7に上記容器本体1の
凸部15が途中まで嵌入し、枠体18と凸部15
が一体的に見えるようになつている。そして、右
側壁面の前後には、容器本体1の係合爪6を嵌挿
するように切欠部5が形成されている。また、上
記枠体18の前後外壁面には、上記容器本体1の
係合突起16と係合するように、係合部19が突
設され、左右外壁面には、上記容器本体1の係合
突起16aと係合するように、係合部19aが突
設されている。この中枠3は、前後の係合部19
を容器本体1の前後の係合突起16に、左右の係
合部19aを容器本体1の左右の係合突起16a
にそれぞれ係合させることにより、容器本体1に
固定されている。また、第5図aおよびbに示す
ように、9は底浅箱状の中皿9であり、容器本体
1のリブ12に位置決めされるように、底面部に
浅いへこみ部8が形成されている。そして、中皿
9の幅方向に沿う左側壁面に嵌合用の半円板状部
10が水平に設けられ、右側壁面に係合用の係合
突起11が突設されている。この中皿9は、中枠
3が容器本体1内に取り付けられた状態で容器本
体1の切欠部7に左壁面の半円板状部10を嵌入
させ、つぎに右壁面の係合突起11を容器本体1
の係合爪6に係合させることにより、容器本体1
に着脱自在に固定されるようになつている。なお
38は蓋体2の裏面に貼着された鏡である。
の一実施例を示している。このコンパクトはプラ
スチツク製で、図において、1は上面1開口した
底浅箱状の容器本体、2はその容器本体1の上面
を蓋する蓋体、3は容器本体1内に取り付けられ
る中枠、9は容器本体1内の中枠3内に取り付け
られる中皿である。上記容器本体1の後端部の略
中央には切欠凹部13が設けられており、この切
欠凹部13に、蓋体2の裏面後端部の略中央に突
設された連結部14がヒンジ連結されている。上
記容器本体1の内部底面の右側縁部に、容器本体
1の壁面に沿つて延びる切欠穴4が設けられ、そ
の切欠穴4の壁面側の縁部に係合爪6が設けられ
ている。そして、上記容器本体1の内部底面の左
側縁部には、壁面に沿つて凸部15が立設され、
上記切欠穴4と上記凸部15の間にリブ12が容
器本体1を横切つた状態で立設されている。16
は容器本体1の内部底面の後端部の両側に植設さ
れた係合突起で、上記係合突起16と対峙状態で
内部底面の前端部にも係合突起(図では見えな
い)が植設されている。また、第3図bに示すよ
うに、容器本体1の内部底面の左右端部の略中央
にも係合突起16aが植設されている。33は容
器本体1の前壁面に設けられた凹み部であり、内
部に操作ボタン34が位置決めされている。この
操作ボタン34は、上面の後端側中央に切欠部3
4aが設けられているとともに、両側部に軸穴
(図では隠れて見えない)が設けられており、そ
の軸穴に凹み部33の両側壁から突出する軸体を
遊嵌させることにより、回動自在に取り付けられ
ている。35は凹み部33の後壁の中央部上端側
に突設された係合部であり、36は蓋体2の前端
中央部に垂設され、上記係合部35と着脱自在に
係合する弾性片である。上記係合部35と弾性片
36は、蓋体2を容器本体1に押圧することによ
り係合し、その状態から、操作ボタン34を、下
部側を押圧して回動させ、その上面後端部で、弾
性片36の周囲に形成されている壁面部37を押
し上げることにより上記係合が解除するようにな
つている。上記容器本体1の内部に取り付けられ
る中枠3は、上部に容器本体1の内周面上端に内
嵌できるフランジ部17が形成され、下部に容器
本体1の底部に位置決めできる枠体18が形成さ
れている。この中枠は、第4図a,bおよびcに
示すように、枠体18の左側壁面の前後に切欠部
7が形成され、その切欠部7に上記容器本体1の
凸部15が途中まで嵌入し、枠体18と凸部15
が一体的に見えるようになつている。そして、右
側壁面の前後には、容器本体1の係合爪6を嵌挿
するように切欠部5が形成されている。また、上
記枠体18の前後外壁面には、上記容器本体1の
係合突起16と係合するように、係合部19が突
設され、左右外壁面には、上記容器本体1の係合
突起16aと係合するように、係合部19aが突
設されている。この中枠3は、前後の係合部19
を容器本体1の前後の係合突起16に、左右の係
合部19aを容器本体1の左右の係合突起16a
にそれぞれ係合させることにより、容器本体1に
固定されている。また、第5図aおよびbに示す
ように、9は底浅箱状の中皿9であり、容器本体
1のリブ12に位置決めされるように、底面部に
浅いへこみ部8が形成されている。そして、中皿
9の幅方向に沿う左側壁面に嵌合用の半円板状部
10が水平に設けられ、右側壁面に係合用の係合
突起11が突設されている。この中皿9は、中枠
3が容器本体1内に取り付けられた状態で容器本
体1の切欠部7に左壁面の半円板状部10を嵌入
させ、つぎに右壁面の係合突起11を容器本体1
の係合爪6に係合させることにより、容器本体1
に着脱自在に固定されるようになつている。なお
38は蓋体2の裏面に貼着された鏡である。
上記のコンパクトは、不使用時には、第1図の
開蓋状態から蓋体2を閉じておく。使用時には、
まず、操作ボタン34の下端側を押圧して操作ボ
タン34を回動させ、容器本体1の係合部35と
蓋体2の弾性片36の係合を解除する。ついで、
蓋体2を開蓋して容器本体1の上面を露呈させ、
容器本体1内の中皿9に収容された化粧料(図示
せず)で化粧筆等を用いて化粧を行い、使用後
は、蓋体2を閉じておく。また、中皿9に収容さ
れた化粧料を使い果たしたときには、化粧料が収
容された新しい中皿9の半円板状部10を容器本
体1の底面の切欠穴4から中皿9の底面にあたる
まで挿入させる。つぎに、その状態から新しい中
皿9で中皿9を上方へ押し上げると、切欠穴4の
縁部に形成された係合爪6の弾性によつて中皿9
の係合突起11と係合爪6の係合が解除される。
それにより、中枠3の切欠部7に嵌合していた中
皿9の半円板状部10が外れる。そして、容器本
体1内から中皿9を取り外す。つぎに、化粧料が
収容された新しい中皿9の突部10を中枠3の切
欠部7に嵌合させる。そして、係合突起11が形
成された側の中皿9の上面を押圧すると、容器本
体1の係合爪6に中皿9の係合突起11が係合
し、容器本体1内に新しい中皿9が固定された状
態になる。
開蓋状態から蓋体2を閉じておく。使用時には、
まず、操作ボタン34の下端側を押圧して操作ボ
タン34を回動させ、容器本体1の係合部35と
蓋体2の弾性片36の係合を解除する。ついで、
蓋体2を開蓋して容器本体1の上面を露呈させ、
容器本体1内の中皿9に収容された化粧料(図示
せず)で化粧筆等を用いて化粧を行い、使用後
は、蓋体2を閉じておく。また、中皿9に収容さ
れた化粧料を使い果たしたときには、化粧料が収
容された新しい中皿9の半円板状部10を容器本
体1の底面の切欠穴4から中皿9の底面にあたる
まで挿入させる。つぎに、その状態から新しい中
皿9で中皿9を上方へ押し上げると、切欠穴4の
縁部に形成された係合爪6の弾性によつて中皿9
の係合突起11と係合爪6の係合が解除される。
それにより、中枠3の切欠部7に嵌合していた中
皿9の半円板状部10が外れる。そして、容器本
体1内から中皿9を取り外す。つぎに、化粧料が
収容された新しい中皿9の突部10を中枠3の切
欠部7に嵌合させる。そして、係合突起11が形
成された側の中皿9の上面を押圧すると、容器本
体1の係合爪6に中皿9の係合突起11が係合
し、容器本体1内に新しい中皿9が固定された状
態になる。
なお、上記実施例では容器本体1内に中皿9を
2個収容しているが、1個だけ収容し、中皿9が
収容されていない部分に、化粧用のパフ等を収容
してもよい。この場合、中皿9が収容されていな
い容器本体1の突条12にパフが載置され、パフ
と容器本体1の底部との間に〓間ができるととも
に、容器本体1の切欠穴4が通気口の役割を果た
すため、パフがむれた状態にならない。また、上
記実施例では、中皿9に小フランジ部を設けてい
ないが、小フランジ部を中皿9に設けて構成して
もよい。
2個収容しているが、1個だけ収容し、中皿9が
収容されていない部分に、化粧用のパフ等を収容
してもよい。この場合、中皿9が収容されていな
い容器本体1の突条12にパフが載置され、パフ
と容器本体1の底部との間に〓間ができるととも
に、容器本体1の切欠穴4が通気口の役割を果た
すため、パフがむれた状態にならない。また、上
記実施例では、中皿9に小フランジ部を設けてい
ないが、小フランジ部を中皿9に設けて構成して
もよい。
以上のように、この考案のコンパクトでは、容
器本体内に中枠が取り付けられて容器本体の側壁
が薄肉に形成されているとともに、仕切り用の間
隔が設けられていない。したがつて、容器本体の
に厚肉の部分が少なくなり、容器本体全体を略均
一の肉厚にすることができるようになる。その結
果、例えば容器本体のプラスチツク成形時に、ひ
けが生じなくなる。また、中枠が緩衝材として作
用するため、コンパクトに衝撃が加わつても中皿
に収容されている化粧料に割れが生じにくくな
る。また、中皿の略半円状の板状部を中枠の切欠
部に嵌入することにより、容器本体内に中皿を収
容するだけでなく、中皿を取り外す際に、もう一
つの中皿の円板状部を容器本体の底部に形成され
た切欠穴に挿入し、上方に押し上げることで簡単
に中皿を取り外すことができる。特に、この考案
では、切欠穴を、上記のように中皿の脱離に利用
するだけでなく、容器本体内への空気の流通口と
しても利用し、かつ容器本体のリブを中皿のへこ
み部に嵌合させて中皿の位置決め固定に利用する
と同時に空気の流通時のフインとしても利用して
いる。したがつて、夏期高温多湿時におけるコン
パクト内の化粧料の劣化を防止することができ
る。また、上記容器本体の係合爪は、容器本体の
底部に設けられた切欠穴の縁部に設けられてい
て、縁部の弾性を利用しうるようになつているた
め、係合爪自身の弾性に加えて上記縁部の弾性が
作用するようになり、それによつて中皿を容器本
体にしつかりと、かつ着脱自在に固定することが
できるようになる。また、それによつて中皿の係
合突起の寸法のばらつきも吸収されるようにな
る。
器本体内に中枠が取り付けられて容器本体の側壁
が薄肉に形成されているとともに、仕切り用の間
隔が設けられていない。したがつて、容器本体の
に厚肉の部分が少なくなり、容器本体全体を略均
一の肉厚にすることができるようになる。その結
果、例えば容器本体のプラスチツク成形時に、ひ
けが生じなくなる。また、中枠が緩衝材として作
用するため、コンパクトに衝撃が加わつても中皿
に収容されている化粧料に割れが生じにくくな
る。また、中皿の略半円状の板状部を中枠の切欠
部に嵌入することにより、容器本体内に中皿を収
容するだけでなく、中皿を取り外す際に、もう一
つの中皿の円板状部を容器本体の底部に形成され
た切欠穴に挿入し、上方に押し上げることで簡単
に中皿を取り外すことができる。特に、この考案
では、切欠穴を、上記のように中皿の脱離に利用
するだけでなく、容器本体内への空気の流通口と
しても利用し、かつ容器本体のリブを中皿のへこ
み部に嵌合させて中皿の位置決め固定に利用する
と同時に空気の流通時のフインとしても利用して
いる。したがつて、夏期高温多湿時におけるコン
パクト内の化粧料の劣化を防止することができ
る。また、上記容器本体の係合爪は、容器本体の
底部に設けられた切欠穴の縁部に設けられてい
て、縁部の弾性を利用しうるようになつているた
め、係合爪自身の弾性に加えて上記縁部の弾性が
作用するようになり、それによつて中皿を容器本
体にしつかりと、かつ着脱自在に固定することが
できるようになる。また、それによつて中皿の係
合突起の寸法のばらつきも吸収されるようにな
る。
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は上記実施例の分解斜視図、第3図aは第1
図のA−A′断面図、同図bは第1図のB−B′断
面図、第4図aは中枠の左側面図、同図bはその
下面図、同図cはその右側面図、第5図aは中皿
の縦断面図、同図bはその平面図、第6図は従来
例を示す斜視図である。 1……容器本体、2……蓋体、3……中枠、4
……切欠穴、5……切欠部、6……係合爪、7…
…切欠部、8……へこみ部、9……中皿、10…
…半円板状部、11……係合突起、12……突
条。
2図は上記実施例の分解斜視図、第3図aは第1
図のA−A′断面図、同図bは第1図のB−B′断
面図、第4図aは中枠の左側面図、同図bはその
下面図、同図cはその右側面図、第5図aは中皿
の縦断面図、同図bはその平面図、第6図は従来
例を示す斜視図である。 1……容器本体、2……蓋体、3……中枠、4
……切欠穴、5……切欠部、6……係合爪、7…
…切欠部、8……へこみ部、9……中皿、10…
…半円板状部、11……係合突起、12……突
条。
Claims (1)
- 容器本体1と、蓋体2と、上記容器本体1内に
周壁面に沿つて取り付けられる板枠状の中枠3
と、この板枠状の中枠3内に取り付けられる中皿
9を備えたコンパクトであつて、上記中枠3の一
壁面の下端に切欠部5を設け、上記切欠部5が設
けられた一壁面に対向する壁面に切欠部7を設
け、上記切欠部5に対応する容器本体1の底部の
部分に、容器本体1の一壁面に沿つて伸びる切欠
穴4を設け、上記中枠3の切欠部5内に位置する
ように、上記切欠穴4の一壁面側の縁部から立ち
上がる係合爪6を設け、上記切欠穴4が設けられ
た縁部側と反対側との間に容器本体1の内部底面
部分に複数の突条12を容器本体1を横切つた状
態で突設し、上記中皿9の底面に上記突条12を
嵌入しうるへこみ部8を形成し、上記中皿9の一
側面に、中枠3の切欠部7に嵌入するとともに、
上記容器本体1の切欠穴4に挿入しうる大きさの
略半円状の板状部10を水平方向に設けるととも
に、他側面に中枠3の切欠部5内に位置する係合
爪6と係合する係合突起11を設けたことを特徴
とするコンパクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14525889U JPH0590Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14525889U JPH0590Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0384009U JPH0384009U (ja) | 1991-08-27 |
JPH0590Y2 true JPH0590Y2 (ja) | 1993-01-05 |
Family
ID=31691907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14525889U Expired - Lifetime JPH0590Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0590Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6311402A (ja) * | 1985-05-25 | 1988-01-18 | Hideo Suzuki | タイヤのパンク防止部材 |
JP2006305127A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Key Tranding Co Ltd | 化粧料容器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7845537B2 (en) | 2006-01-31 | 2010-12-07 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical instrument having recording capabilities |
-
1989
- 1989-12-15 JP JP14525889U patent/JPH0590Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6311402A (ja) * | 1985-05-25 | 1988-01-18 | Hideo Suzuki | タイヤのパンク防止部材 |
JP2006305127A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Key Tranding Co Ltd | 化粧料容器 |
JP4707094B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2011-06-22 | 紀伊産業株式会社 | 化粧料容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0384009U (ja) | 1991-08-27 |
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