JP2545012Y2 - コンパクト - Google Patents

コンパクト

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JP2545012Y2
JP2545012Y2 JP1520391U JP1520391U JP2545012Y2 JP 2545012 Y2 JP2545012 Y2 JP 2545012Y2 JP 1520391 U JP1520391 U JP 1520391U JP 1520391 U JP1520391 U JP 1520391U JP 2545012 Y2 JP2545012 Y2 JP 2545012Y2
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JP
Japan
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compact
mini
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container body
lids
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久雄 岩本
正夫 寺井
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Key Trading Co Ltd
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Key Trading Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、横開きできる左右の
蓋体と、着脱可能なミニコンパクトとを備え、その蓋体
を利用してミニコンパクトを固定することができるコン
パクトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンパクトは、内部に化粧料を
収容する容器本体と、この容器本体を上下方向に開閉自
在に蓋する蓋体と、上記容器本体の後端部と上記蓋体の
後端部を連結するヒンジを備えており、その開閉機構は
つぎのように構成されている。すなわち、図7に示すよ
うに、容器本体51の前端部に設けた凹部51aに係合
突条51bを形成し、蓋体52の前端部から垂下する嵌
合凸部52aに係合突条52bを形成し、閉蓋状態にお
いて、上記嵌合凸部52aの係合突条52bが上記凹部
51aの係合突条51bを乗り越えて係合し開蓋しない
ようになつている。53はヒンジである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、容器本体51の後端部にヒンジ53を設け、前
端部に開閉機構を設ける構造では、容器本体51に対し
蓋体52が少し浮き上がつた状態で閉蓋され両者間に隙
間ができる。この隙間は経年使用によるヒンジ部分の摩
耗や開閉機構の係合の緩みに伴い大きくなり、上記隙間
から塵,埃等が内部に侵入して化粧料に付着するという
問題が生じる。さらに、上記の開閉機構は、上記容器本
体51の前端部に凹部51a,係合突条51bを、蓋体
52の前端部に嵌合凸部52a,係合突条52bをそれ
ぞれ形成しなければならず、開閉機構が複雑になる。し
かも、上記容器本体51に複数個の化粧料が収容されて
いる場合に、それらを分離して持ち運びすることができ
ないため、不便である。
【0004】この考案は、このような事情に鑑みなされ
たもので、着脱自在なミニコンパクトを備え、かつ容器
本体と蓋体間から内部に塵,埃等が侵入せず、しかも構
造が簡単なコンパクトの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案のコンパクトは、上面の左右両側に化粧料
収容用凹部が形成されこれら両凹部間にミニコンパクト
配設用凹部が形成される略板状の容器本体と、上記ミニ
コンパクト配設用凹部に磁力を利用し着脱自在に嵌合さ
れるミニコンパクトと、上記容器本体の右側の化粧料収
容用凹部を蓋し取付ピンを中心に上記容器本体の上面に
沿つて水平回動自在な右側蓋体と、上記容器本体の左側
の化粧料収容用凹部を蓋し取付ピンを中心に上記容器本
体の上面に沿つて水平回動自在な左側蓋体を備え、上記
左右の蓋体を閉蓋することにより左右の蓋体で上記ミニ
コンパクトの左右両側面を押圧しミニコンパクトを固定
するという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この考案のコンパクトは、その蓋体
が、ミニコンパクトに設けた蓋体と、右側の化粧料収容
用凹部を蓋する右側蓋体と、上記左側の化粧料収容用凹
部を蓋する左側蓋体とで構成されており、そのうち上記
左右の蓋体は、取付ピンを中心に上記容器本体の上面に
沿つて水平回動しうるように構成されている。このよう
に上記左右の蓋体が上記容器本体の上面に沿つて回動す
るため、閉蓋状態において、上記容器本体の上面と上記
左右の蓋体の下面とが少し接触しており両者間に隙間が
できない。そのうえ、上記蓋体は水平回動するものであ
り、取付ピンが摩耗してもそれは水平方向のがたとなる
だけであることから、上記容器本体と上記左右の蓋体間
には、経年使用によつても隙間ができない。このため、
塵,埃等がコンパクト内に侵入して化粧料に付着すると
いう問題が生じなくなる。さらに、上記ミニコンパクト
配設用凹部にミニコンパクトを装着し、上記左右の蓋体
を閉蓋すると、上記左右の蓋体がミニコンパクトの左右
両側面を押圧し固定するため、携帯中等におけるミニコ
ンパクトの位置ずれが防止されるとともに、左右の蓋体
自体も水平回動しにくくなる。したがつて、コンパクト
の閉蓋のために、従来例のような開閉機構を設ける必要
がなく、構造が簡単になる。また、上記のように、ミニ
コンパクトと左右の蓋体とが密着することから、ミニコ
ンパクトの蓋体と上記左右の蓋体間にも隙間が生じな
い。しかも、コンパクトからミニコンパクトだけを分離
することができ、このミニコンパクトは嵩張らないた
め、持ち運びに便利である。
【0007】つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1はこの考案の一実施例を示す斜視図であ
る。1はコンパクトであり、平板状の容器本体2と、ミ
ニコンパクト3と、右側蓋体4と、左側蓋体5とで構成
されている。上記容器本体2は、図2に示すように、略
扇状に形成され、上面の中央部にミニコンパクト配設用
の凹部6が、左右両側に化粧料収容用の凹部8,9が形
成されている。上記ミニコンパクト配設用の凹部6は、
略つづみ状をしていて中央部がくびれており、底面に薄
形板状磁石7が埋設されている。上記化粧料収容用の凹
部8,9(図6参照)には、化粧料10,11を収容す
る樹脂皿12,13が収容される。また、上記容器本体
2の上面には、その前端部に位置決め用の凸起19が立
設されており、この位置決め用の凸起19の左右両側に
凹部が形成され、その凹部にそれぞれ円板状磁石15,
16が固着されている。上記容器本体2の上面には、化
粧料収容用の凹部8,9よりも奥側の位置に縦断面T字
状の支持軸17,18が立設されている。また、上記容
器本体2の前端部とミニコンパクト配設用の凹部6との
間に、化粧筆収容用凹部14が形成され、そこに化粧筆
20(図6参照)が収容される。
【0009】上記ミニコンパクト配設用の凹部6に配設
されるミニコンパクト3は、図3に示すように、ミニコ
ンパクト配設用の凹部6と同形状の略つづみ状に形成さ
れ、本体部分21と、蓋体部分22とから構成されてい
る。上記本体部分21には、その上面に化粧料収容用の
凹部23が形成されており、この化粧料収容用の凹部2
3に化粧料24を収容する樹脂皿25が収容されてい
る。また、上記本体部分21の上面の前端部に凹部が形
成され、そこに鉄板27が配設され、また本体部分21
の底面に凹部39が形成され、そこに鉄板38(図4参
照)が配設されている。そして、上記本体部分21の後
端部に上記蓋体部分22がピン28とピン孔30とでヒ
ンジ結合されている。
【0010】上記蓋体部分22には、その前端部に形成
した凹部に磁石29が固定されており、この磁石29が
上記蓋体部分22を閉じた状態で上記本体部分21の鉄
板27に当接し、閉蓋状態を維持するようになつてい
る。31は鏡である。
【0011】上記右側蓋体4は、図1に示すような形状
に形成され、図示の閉蓋状態において、その左側面が上
記ミニコンパクト3の右側面,前面の一部および上記左
側蓋体5の右前側部分に当接する。左側蓋体5も図示の
形状に形成され、閉蓋状態において、その右側面が上記
ミニコンパクト3の左側面,前面の他部および上記右側
蓋体5の左前側部分に当接する。そして、上記右側蓋体
4と左側蓋体5と上記ミニコンパクト3の蓋体部分22
を閉蓋すると、これら蓋体4,5,22で上記容器本体
2の上面が覆われるようになつている。また、上記右側
蓋体4と左側蓋体5には、図6に示すように、係合孔3
2(図6には左側蓋体5の係合孔32しか見えない)が
形成されており、この係合孔32に嵌合される上記容器
本体2の支持軸17,18を中心に上記右側蓋体4と左
側蓋体5が上記容器本体2の上面に沿つて回動自在にな
つている。これら両蓋体4,5には、その裏面の先端部
に鉄板36,37が配設されている。
【0012】上記の構成において、不使用時には、コン
パクト1を図1に示す閉蓋状態にする。すなわち、ま
ず、閉蓋したミニコンパクト3を上記容器本体2のミニ
コンパクト配設用の凹部6に装着する。その状態で、ミ
ニコンパクト3の底面の鉄板38とミニコンパクト配設
用の凹部6の磁石7とが当接しこの磁石7の磁力により
ミニコンパクト3が上記容器本体2に固定される。つい
で、右側蓋体4と左側蓋体5を回動させその先端部を位
置決め用の凸起19の上方に位置させて閉蓋する。その
状態では、上記位置決め用の凸起19の右側の磁石16
と上記右側蓋体4の裏面の鉄板37とが磁石16の磁力
により引き合い、また左側の磁石15と上記左側蓋体5
の裏面の鉄板36とが磁石15の磁力により引き合い、
上記位置決め状態が維持される。また、この状態で上記
左右の蓋体4,5がミニコンパクト3の左右両側面を押
圧し固定する。
【0013】化粧をする時には、図5に示すように、ミ
ニコンパクト3の蓋体部分22を開ける。これにより、
ミニコンパクト3の本体部分21に収容した化粧料が現
れ、蓋体部分22の鏡31を見ながら、化粧が行える。
また、容器本体2に収容した左右の化粧料の一方または
両方を使用する場合は、左右の蓋体4,5の一方または
両方を手で横方向に押して回動させる。これにより、図
6に示すように、上記左右の化粧料の一方または両方が
現れて化粧が行えるようになる。さらに、ミニコンパク
ト3を上記容器本体2から取り外すことができる。
【0014】上記実施例によれば、閉蓋時に上記容器本
体2の上面と左右の蓋体4,5の下面とが略接触した状
態にあり、両者間に隙間が生じない。また、閉蓋時に上
記左右の蓋体4,5の横側面とミニコンパクト3の横側
面とが密着した状態にあり、両者間に隙間が生じない。
したがつて、コンパクト1内に塵,埃等が侵入しない。
また、上記ミニコンパクト配設用凹部6にミニコンパク
ト3を装着し、上記左右の蓋体4,5を閉蓋すると、上
記左右の蓋体4,5がミニコンパクト3の左右両側面を
押圧し固定するため、携帯中等におけるミニコンパクト
3の位置ずれが防止され、左右の蓋体4,5自体も水平
回動しにくくなる。しかも、上記ミニコンパクト3だけ
を分離して持ち運びすることができ、便利である。
【0015】
【考案の効果】以上のように、この考案のコンパクトに
よれば、その蓋体を構成するミニコンパクトの蓋体部分
と右側蓋体と左側蓋体のうち上記左右の蓋体が容器本体
の上面に沿つて回動するため、閉蓋状態において、上記
容器本体の上面と上記左右の蓋体の下面とが少し接触し
ており両者間に隙間ができない。しかも、取付ピンが摩
耗してもそれは水平方向のがたとなるだけであり、上記
容器本体と上記左右の蓋体間には、経年使用によつても
隙間ができない。このため、塵,埃等がコンパクト内に
侵入して化粧料に付着するという問題が生じなくなる。
さらに、上記ミニコンパクト配設用凹部にミニコンパク
トを装着し、上記左右の蓋体を閉蓋すると、上記左右の
蓋体がミニコンパクトの左右両側面を押圧し固定するた
め、携帯中等におけるミニコンパクトの位置ずれが防止
されるとともに、左右の蓋体自体も水平回動しにくくな
る。したがつて、コンパクトの閉蓋のために、従来例の
ような開閉機構を設ける必要がなく、構造が簡単にな
る。また、上記のように、ミニコンパクトと左右の蓋体
とが密着することから、ミニコンパクトの蓋体と上記左
右の蓋体間にも隙間が生じない。しかも、コンパクトか
らミニコンパクトだけを分離することができ、このミニ
コンパクトは嵩張らないため、持ち運びに便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のコンパクトを示す斜視図
である。
【図2】上記コンパクトの容器本体の斜視図である。
【図3】ミニコンパクトの斜視図である。
【図4】上記ミニコンパクトの断面図である。
【図5】ミニコンパクトを開蓋した状態を示す斜視図で
ある。
【図6】ミニコンパクトおよび左右の蓋体を開蓋した状
態を示す斜視図である。
【図7】従来例のコンパクトを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コンパクト 2 容器本体 3 ミニコンパクト 4 右側蓋体 5 左側蓋体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面の左右両側に化粧料収容用凹部8,
    9が形成されこれら両凹部8,9間にミニコンパクト配
    設用凹部6が形成される略板状の容器本体2と、上記ミ
    ニコンパクト配設用凹部6に磁力を利用し着脱自在に嵌
    合されるミニコンパクト3と、上記容器本体2の右側の
    化粧料収容用凹部9を蓋し取付ピン18を中心に上記容
    器本体2の上面に沿つて水平回動自在な右側蓋体4と、
    上記容器本体2の左側の化粧料収容用凹部8を蓋し取付
    ピン17を中心に上記容器本体2の上面に沿つて水平回
    動自在な左側蓋体5を備え、上記左右の蓋体4,5を閉
    蓋することにより左右の蓋体4,5で上記ミニコンパク
    ト3の左右両側面を押圧しミニコンパクト3を固定する
    ことを特徴とするコンパクト。
JP1520391U 1991-02-22 1991-02-22 コンパクト Expired - Lifetime JP2545012Y2 (ja)

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JPH04108017U JPH04108017U (ja) 1992-09-18
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