JPH04108017U - コンパクト - Google Patents

コンパクト

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JPH04108017U
JPH04108017U JP1520391U JP1520391U JPH04108017U JP H04108017 U JPH04108017 U JP H04108017U JP 1520391 U JP1520391 U JP 1520391U JP 1520391 U JP1520391 U JP 1520391U JP H04108017 U JPH04108017 U JP H04108017U
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compact
mini
lid
container body
recess
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JP1520391U
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久雄 岩本
正夫 寺井
Original Assignee
鐘紡株式会社
紀伊産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 着脱自在なミニコンパクトを備え、かつ容器
本体と蓋体間から内部に塵埃等が侵入せず、しかも構造
が簡単なコンパクトを提供する。 [構成] 上面の左右両側に化粧料収容用凹部8,9
が、両凹部8,9間にミニコンパクト配設用凹部6が形
成される略板状の容器本体2と、上記ミニコンパクト配
設用凹部6に磁力を利用し着脱自在に嵌合されるミニコ
ンパクト3と、上記左右の化粧料収容用凹部8,9を蓋
し取付ピン17,18を中心に上記容器本体2の上面に
沿つて水平回動自在な左右の蓋体4,5とを備えてい
る。そして、上記左右の蓋体4,5を閉蓋することによ
り上記左右の蓋体4,5でミニコンパクト3の左右両側
面を押圧しミニコンパクト3を固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、横開きできる左右の蓋体と、着脱可能なミニコンパクトとを備え 、その蓋体を利用してミニコンパクトを固定することができるコンパクトに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンパクトは、内部に化粧料を収容する容器本体と、この容器本体を 上下方向に開閉自在に蓋する蓋体と、上記容器本体の後端部と上記蓋体の後端部 を連結するヒンジを備えており、その開閉機構はつぎのように構成されている。 すなわち、図7に示すように、容器本体51の前端部に設けた凹部51aに係合 突条51bを形成し、蓋体52の前端部から垂下する嵌合凸部52aに係合突条 52bを形成し、閉蓋状態において、上記嵌合凸部52aの係合突条52bが上 記凹部51aの係合突条51bを乗り越えて係合し開蓋しないようになつている 。53はヒンジである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、容器本体51の後端部にヒンジ53を設け、前 端部に開閉機構を設ける構造では、容器本体51に対し蓋体52が少し浮き上が つた状態で閉蓋され両者間に隙間ができる。この隙間は経年使用によるヒンジ部 分の摩耗や開閉機構の係合の緩みに伴い大きくなり、上記隙間から塵,埃等が内 部に侵入して化粧料に付着するという問題が生じる。さらに、上記の開閉機構は 、上記容器本体51の前端部に凹部51a,係合突条51bを、蓋体52の前端 部に嵌合凸部52a,係合突条52bをそれぞれ形成しなければならず、開閉機 構が複雑になる。しかも、上記容器本体51に複数個の化粧料が収容されている 場合に、それらを分離して持ち運びすることができないため、不便である。
【0004】 この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、着脱自在なミニコンパク トを備え、かつ容器本体と蓋体間から内部に塵,埃等が侵入せず、しかも構造が 簡単なコンパクトの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この考案のコンパクトは、上面の左右両側に化粧 料収容用凹部が形成されこれら両凹部間にミニコンパクト配設用凹部が形成され る略板状の容器本体と、上記ミニコンパクト配設用凹部に磁力を利用し着脱自在 に嵌合されるミニコンパクトと、上記容器本体の右側の化粧料収容用凹部を蓋し 取付ピンを中心に上記容器本体の上面に沿つて水平回動自在な右側蓋体と、上記 容器本体の左側の化粧料収容用凹部を蓋し取付ピンを中心に上記容器本体の上面 に沿つて水平回動自在な左側蓋体を備え、上記左右の蓋体を閉蓋することにより 左右の蓋体で上記ミニコンパクトの左右両側面を押圧しミニコンパクトを固定す るという構成をとる。
【0006】
【作用】
すなわち、この考案のコンパクトは、その蓋体が、ミニコンパクトに設けた蓋 体と、右側の化粧料収容用凹部を蓋する右側蓋体と、上記左側の化粧料収容用凹 部を蓋する左側蓋体とで構成されており、そのうち上記左右の蓋体は、取付ピン を中心に上記容器本体の上面に沿つて水平回動しうるように構成されている。こ のように上記左右の蓋体が上記容器本体の上面に沿つて回動するため、閉蓋状態 において、上記容器本体の上面と上記左右の蓋体の下面とが少し接触しており両 者間に隙間ができない。そのうえ、上記蓋体は水平回動するものであり、取付ピ ンが摩耗してもそれは水平方向のがたとなるだけであることから、上記容器本体 と上記左右の蓋体間には、経年使用によつても隙間ができない。このため、塵, 埃等がコンパクト内に侵入して化粧料に付着するという問題が生じなくなる。さ らに、上記ミニコンパクト配設用凹部にミニコンパクトを装着し、上記左右の蓋 体を閉蓋すると、上記左右の蓋体がミニコンパクトの左右両側面を押圧し固定す るため、携帯中等におけるミニコンパクトの位置ずれが防止されるとともに、左 右の蓋体自体も水平回動しにくくなる。したがつて、コンパクトの閉蓋のために 、従来例のような開閉機構を設ける必要がなく、構造が簡単になる。また、上記 のように、ミニコンパクトと左右の蓋体とが密着することから、ミニコンパクト の蓋体と上記左右の蓋体間にも隙間が生じない。しかも、コンパクトからミニコ ンパクトだけを分離することができ、このミニコンパクトは嵩張らないため、持 ち運びに便利である。
【0007】 つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明する。
【0008】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例を示す斜視図である。1はコンパクトであり、平板 状の容器本体2と、ミニコンパクト3と、右側蓋体4と、左側蓋体5とで構成さ れている。上記容器本体2は、図2に示すように、略扇状に形成され、上面の中 央部にミニコンパクト配設用の凹部6が、左右両側に化粧料収容用の凹部8,9 が形成されている。上記ミニコンパクト配設用の凹部6は、略つづみ状をしてい て中央部がくびれており、底面に薄形板状磁石7が埋設されている。上記化粧料 収容用の凹部8,9(図6参照)には、化粧料10,11を収容する樹脂皿12 ,13が収容される。また、上記容器本体2の上面には、その前端部に位置決め 用の凸起19が立設されており、この位置決め用の凸起19の左右両側に凹部が 形成され、その凹部にそれぞれ円板状磁石15,16が固着されている。上記容 器本体2の上面には、化粧料収容用の凹部8,9よりも奥側の位置に縦断面T字 状の支持軸17,18が立設されている。また、上記容器本体2の前端部とミニ コンパクト配設用の凹部6との間に、化粧筆収容用凹部14が形成され、そこに 化粧筆20(図6参照)が収容される。
【0009】 上記ミニコンパクト配設用の凹部6に配設されるミニコンパクト3は、図3に 示すように、ミニコンパクト配設用の凹部6と同形状の略つづみ状に形成され、 本体部分21と、蓋体部分22とから構成されている。上記本体部分21には、 その上面に化粧料収容用の凹部23が形成されており、この化粧料収容用の凹部 23に化粧料24を収容する樹脂皿25が収容されている。また、上記本体部分 21の上面の前端部に凹部が形成され、そこに鉄板27が配設され、また本体部 分21の底面に凹部39が形成され、そこに鉄板38(図4参照)が配設されて いる。そして、上記本体部分21の後端部に上記蓋体部分22がピン28とピン 孔30とでヒンジ結合されている。
【0010】 上記蓋体部分22には、その前端部に形成した凹部に磁石29が固定されてお り、この磁石29が上記蓋体部分22を閉じた状態で上記本体部分21の鉄板2 7に当接し、閉蓋状態を維持するようになつている。31は鏡である。
【0011】 上記右側蓋体4は、図1に示すような形状に形成され、図示の閉蓋状態におい て、その左側面が上記ミニコンパクト3の右側面,前面の一部および上記左側蓋 体5の右前側部分に当接する。左側蓋体5も図示の形状に形成され、閉蓋状態に おいて、その右側面が上記ミニコンパクト3の左側面,前面の他部および上記右 側蓋体5の左前側部分に当接する。そして、上記右側蓋体4と左側蓋体5と上記 ミニコンパクト3の蓋体部分22を閉蓋すると、これら蓋体4,5,22で上記 容器本体2の上面が覆われるようになつている。また、上記右側蓋体4と左側蓋 体5には、図6に示すように、係合孔32(図6には左側蓋体5の係合孔32し か見えない)が形成されており、この係合孔32に嵌合される上記容器本体2の 支持軸17,18を中心に上記右側蓋体4と左側蓋体5が上記容器本体2の上面 に沿つて回動自在になつている。これら両蓋体4,5には、その裏面の先端部に 鉄板36,37が配設されている。
【0012】 上記の構成において、不使用時には、コンパクト1を図1に示す閉蓋状態にす る。すなわち、まず、閉蓋したミニコンパクト3を上記容器本体2のミニコンパ クト配設用の凹部6に装着する。その状態で、ミニコンパクト3の底面の鉄板3 8とミニコンパクト配設用の凹部6の磁石7とが当接しこの磁石7の磁力により ミニコンパクト3が上記容器本体2に固定される。ついで、右側蓋体4と左側蓋 体5を回動させその先端部を位置決め用の凸起19の上方に位置させて閉蓋する 。その状態では、上記位置決め用の凸起19の右側の磁石16と上記右側蓋体4 の裏面の鉄板37とが磁石16の磁力により引き合い、また左側の磁石15と上 記左側蓋体5の裏面の鉄板36とが磁石15の磁力により引き合い、上記位置決 め状態が維持される。また、この状態で上記左右の蓋体4,5がミニコンパクト 3の左右両側面を押圧し固定する。
【0013】 化粧をする時には、図5に示すように、ミニコンパクト3の蓋体部分22を開 ける。これにより、ミニコンパクト3の本体部分21に収容した化粧料が現れ、 蓋体部分22の鏡31を見ながら、化粧が行える。また、容器本体2に収容した 左右の化粧料の一方または両方を使用する場合は、左右の蓋体4,5の一方また は両方を手で横方向に押して回動させる。これにより、図6に示すように、上記 左右の化粧料の一方または両方が現れて化粧が行えるようになる。さらに、ミニ コンパクト3を上記容器本体2から取り外すことができる。
【0014】 上記実施例によれば、閉蓋時に上記容器本体2の上面と左右の蓋体4,5の下 面とが略接触した状態にあり、両者間に隙間が生じない。また、閉蓋時に上記左 右の蓋体4,5の横側面とミニコンパクト3の横側面とが密着した状態にあり、 両者間に隙間が生じない。したがつて、コンパクト1内に塵,埃等が侵入しない 。また、上記ミニコンパクト配設用凹部6にミニコンパクト3を装着し、上記左 右の蓋体4,5を閉蓋すると、上記左右の蓋体4,5がミニコンパクト3の左右 両側面を押圧し固定するため、携帯中等におけるミニコンパクト3の位置ずれが 防止され、左右の蓋体4,5自体も水平回動しにくくなる。しかも、上記ミニコ ンパクト3だけを分離して持ち運びすることができ、便利である。
【0015】
【考案の効果】
以上のように、この考案のコンパクトによれば、その蓋体を構成するミニコン パクトの蓋体部分と右側蓋体と左側蓋体のうち上記左右の蓋体が容器本体の上面 に沿つて回動するため、閉蓋状態において、上記容器本体の上面と上記左右の蓋 体の下面とが少し接触しており両者間に隙間ができない。しかも、取付ピンが摩 耗してもそれは水平方向のがたとなるだけであり、上記容器本体と上記左右の蓋 体間には、経年使用によつても隙間ができない。このため、塵,埃等がコンパク ト内に侵入して化粧料に付着するという問題が生じなくなる。さらに、上記ミニ コンパクト配設用凹部にミニコンパクトを装着し、上記左右の蓋体を閉蓋すると 、上記左右の蓋体がミニコンパクトの左右両側面を押圧し固定するため、携帯中 等におけるミニコンパクトの位置ずれが防止されるとともに、左右の蓋体自体も 水平回動しにくくなる。したがつて、コンパクトの閉蓋のために、従来例のよう な開閉機構を設ける必要がなく、構造が簡単になる。また、上記のように、ミニ コンパクトと左右の蓋体とが密着することから、ミニコンパクトの蓋体と上記左 右の蓋体間にも隙間が生じない。しかも、コンパクトからミニコンパクトだけを 分離することができ、このミニコンパクトは嵩張らないため、持ち運びに便利で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のコンパクトを示す斜視図
である。
【図2】上記コンパクトの容器本体の斜視図である。
【図3】ミニコンパクトの斜視図である。
【図4】上記ミニコンパクトの断面図である。
【図5】ミニコンパクトを開蓋した状態を示す斜視図で
ある。
【図6】ミニコンパクトおよび左右の蓋体を開蓋した状
態を示す斜視図である。
【図7】従来例のコンパクトを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コンパクト 2 容器本体 3 ミニコンパクト 4 右側蓋体 5 左側蓋体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面の左右両側に化粧料収容用凹部8,
    9が形成されこれら両凹部8,9間にミニコンパクト配
    設用凹部6が形成される略板状の容器本体2と、上記ミ
    ニコンパクト配設用凹部6に磁力を利用し着脱自在に嵌
    合されるミニコンパクト3と、上記容器本体2の右側の
    化粧料収容用凹部9を蓋し取付ピン18を中心に上記容
    器本体2の上面に沿つて水平回動自在な右側蓋体4と、
    上記容器本体2の左側の化粧料収容用凹部8を蓋し取付
    ピン17を中心に上記容器本体2の上面に沿つて水平回
    動自在な左側蓋体5を備え、上記左右の蓋体4,5を閉
    蓋することにより左右の蓋体4,5で上記ミニコンパク
    ト3の左右両側面を押圧しミニコンパクト3を固定する
    ことを特徴とするコンパクト。
JP1520391U 1991-02-22 1991-02-22 コンパクト Expired - Lifetime JP2545012Y2 (ja)

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JPH04108017U true JPH04108017U (ja) 1992-09-18
JP2545012Y2 JP2545012Y2 (ja) 1997-08-25

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ID=31902473

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200479164Y1 (ko) * 2014-08-27 2015-12-24 이종남 화장품케이스

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200479164Y1 (ko) * 2014-08-27 2015-12-24 이종남 화장품케이스

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