JPH0752648Y2 - 気密形コンパクト容器 - Google Patents

気密形コンパクト容器

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JPH0752648Y2
JPH0752648Y2 JP6161590U JP6161590U JPH0752648Y2 JP H0752648 Y2 JPH0752648 Y2 JP H0752648Y2 JP 6161590 U JP6161590 U JP 6161590U JP 6161590 U JP6161590 U JP 6161590U JP H0752648 Y2 JPH0752648 Y2 JP H0752648Y2
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inner plate
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packing
holder
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JP6161590U
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JPH0421309U (ja
Inventor
登美雄 田原
Original Assignee
釜屋化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、揮発性化粧料内容物等を収納するのに好適な
コンパクト容器に係り、特に気密性を重視した気密形コ
ンパクト容器に関する。
「従来の技術」 一般的なコンパクト容器の一つとして、中皿を内部に収
納した容器本体の後壁部に蓋体を縦回動自在にヒンジ結
合し、蓋体の裏面に中皿の上面に圧接するパッキンを装
備した構造のものがよく知られているが、かかる構造の
コンパクト容器は、閉蓋動作中のパッキンが中皿上面の
ヒンジ側に先に強く当たるとともに、後から前壁部側に
弱く当たる傾向にあり、十分な中皿の気密構造を得るこ
とが難しかった。
そこで、上記のような欠点を解消すべく気密性を重要視
したコンパクト容器として、第5図に示すもの(実開平
1-192302号)が提供されている。
このコンパクト容器は、容器本体1の収納部2の内部に
中皿3を揺動自在に収納するとともに、容器本体1の一
端部に蓋体4を縦回動自在に設け、蓋体4の裏面に閉蓋
時に中皿3の上面に圧接するパッキン5を設ける構造と
され、閉蓋時にパッキン5の圧接方向に応じて容器本体
1内部の中皿3が微妙に傾き、中皿3内部の気密性を保
持するようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来の気密形のコンパクト容器にあ
っては、容器本体1内部に収納される中皿3の底板3aが
中央から外側に突出する湾曲面とされ、この湾曲する底
板3aとその平らな内面1aとの間にリング状の弾性体6が
介在されて全周方向に揺動自在とされる構造であるた
め、閉蓋時においては、中皿3が任意の方向にぐらつい
て内部の化粧料がパフ等で取り出しにくく、使用勝手が
悪いという欠点があった。
そこで本考案は、上記事情に鑑み、気密性が良好で、容
器本体内部に収納した化粧料が取り出しやすく、その使
用勝手に優れたコンパクト容器を提供することを目的と
している。
「課題を解決するための手段」 本考案は、上面に開口する中皿収納室を有する容器本体
と、この容器本体の一縁部に縦回動自在にヒンジ結合さ
れた蓋体とを有するコンパクト容器であって、前記中皿
収納室に中皿を保持する中皿ホルダーを前記蓋体の回動
方向と同一方向に揺動自在に収納し、前記中皿収納室の
両内側面に上端に開口する回動受が形成し、前記中皿ホ
ルダーの両側面に前記回動受に軸支される回動軸を突設
し、前記蓋体の裏面に閉蓋時に前記中皿収納室内に収納
した中皿の上面に気密に圧接するパッキンを取り付ける
ようにしたものである。
「作用」 本考案のコンパクト容器は、閉蓋動作中に蓋体裏面のパ
ッキンがまず中皿上面のヒンジ部側に当接し、この当接
力により中皿ホルダがヒンジ部側に回動して傾き、閉蓋
時に中皿ホルダが傾いた状態でパッキンが中皿上面の前
壁部側に当接し、この当接力により中皿ホルダの傾きが
修正され、パッキン下面が中皿上面に前後に均一に圧接
して中皿内部の気密性が保持される。
また、中皿ホルダはその回動軸を中皿収納部の両内側面
に設けた回動受から上方に引き出すことにより、容器本
体内から取り出し可能とされ、中皿の交換が可能とな
る。
「実施例」 以下、本考案の第1実施例について、第1図ないし第3
図を参照して説明する。これらの図において、符号10は
容器本体、符号11は蓋体、符号12は中皿、符号13は中皿
ホルダであり、これら符号10ないし13により本考案のコ
ンパクト容器は主要構成されている。
容器本体10は、第1図、第2図に示すように、偏平箱形
状に形成され、容器本体10の上面には前後にパフPを収
納するパフ収納室14及び円形の中皿12を保持する中皿ホ
ルダ13を収納する中皿収納室15が形成されている。後者
の中皿収納室15は第2図に示すように容器本体10の上面
よりも一段下がった内周壁16により囲まれ、内周壁16の
パフ収納室14と中皿収納部15を区画する区画壁17には上
面に大きく開口する切欠部17aが形成されている。また
内周壁16の両内側面には、中皿ホルダ13を中皿収納部15
底面から所望のクリアランスC(第3図参照)だけ浮か
した状態で、蓋体11の回動方向と同一方向に揺動自在に
支持する回動受18が穿設されている。この回動受18は内
周壁16の上面に向けて拡大するように開口するととも
に、その途中には狭口部18aが形成されている。なお、
容器本体10の前壁部19には、上面および前面に開口する
凹部20が形成され、凹部20の奥面上端には蓋体11の自由
端を係止するためのフック21が突設され、凹部20内には
蓋体11の開蓋操作用の押釦22が収納されている。
蓋体11は、容器本体10の上面を覆うもので、蓋体11の後
端が容器本体10の後端23に軸ピン24を介して縦回動自在
にヒンジ結合され、蓋体11の自由端には閉蓋時に容器本
体10のフック21に係合するフック25aを有する突片25が
垂設されている。また、蓋体11の自由端側の裏面には鏡
26が貼付され、蓋体11の後端側の裏面にはパッキン押え
27を介して閉蓋時に中皿12の上面に圧接する円板状のパ
ッキン28が取り付けられている。このパッキン28の周縁
部には中皿12上面への圧接を良好とする凸状の圧接部28
aが周方向に連続して形成されている。
中皿12は、第2図に示すように上面に化粧料収納部29を
有する偏平な円形容器であって、中皿12の上面には外側
に突出すると共にパッキン28の圧接部28aと当接可能な
フランジ部30が周方向に形成され、また中皿12の側周面
には中皿12を中皿ホルダ13に係止するための周溝31が突
設されている。
中皿12を保持するための中皿ホルダ13は、中皿収納室15
に収納される偏平矩形状の部材であって、上面に開口し
て中皿12を保持する保持部32を有している。また中皿12
の上面には容器本体10の内周壁16の上面に乗る鍔部33が
形成され、鍔部33の上面には中皿12のフランジ部30が乗
る周段部33aが形成され、保持部32の両側面には内周壁1
6の両内側面に形成された回動受18に回動自在に軸支さ
れる回動軸34が突設されている。さらに保持部32の内周
面の一部は第2図に示すように中皿ホルダ13から切欠き
された弾性片32aとされ、弾性片32aの内面には中皿12の
周溝31に対し弾性的にアンダーカット係合する突起32b
が突設されている。
以上のように構成されたコンパクト容器は、中皿12を上
方から中皿ホルダ13の保持部32内に挿入することにより
中皿12の周溝31が保持部32の弾性片32aの突起32bに弾性
的にアンダーカット結合し、中皿12が中皿ホルダ13に一
体的に保持される。また、中皿ホルダ13を中皿収納部15
内に挿入することにより中皿ホルダ13の両回動軸34が対
応する内周壁16の回動受18内に狭口部18aを乗り越えて
軸支され、中皿ホルダ13が中皿収納部15に揺動自在に収
納される。
そして、コンパクト容器を開放した状態から蓋体11を閉
蓋方向に回動させると、先にパッキン28の圧接部28aが
中皿12のフランジ部30のヒンジ部側に当接し、この当接
力に応じて中皿収納部15の底面との間にクリアランスC
を有する中皿ホルダ13が回動軸34回りに回動して傾き、
これによりパッキン28の圧接力が分散され、蓋体11の回
動終了時にパッキン28の圧接部28aが中皿12のフランジ
部30の前壁部側に最後に当接し、この当接力に応じて中
皿ホルダ13の傾きが修正され、パッキン28の圧接部28a
が中皿12のフランジ部30に前後に均一に圧接することに
なる。これにより、中皿12内の気密を保持することがで
きる。
かかる閉蓋状態では、パッキン28の圧接部28aが中皿12
のフランジ部30に前後に均一に圧接されかつ周方向にも
均一に圧接されているので、携帯時においても蓋体11が
不容易に開くことがなく、常時中皿12内部の気密性が維
持されることになる。
本実施例によれば、中皿ホルダ13は回動軸34が中皿収納
部15の回動受18に回動自在に軸支され、中皿12内の化粧
料をパフPで取り出すときに中皿12が回動方向など任意
の方向へぐらつくことがないので、従来容器に比較して
使用時の勝手を良くすることができる。
また、中皿12の交換時には、中皿ホルダ13の鍔部30に内
周壁16の切欠部17aから指をかけて、中皿ホルダ13を上
に持ち上げるだけで、中皿ホルダ13の回動軸34が回動受
18から外れ、中皿ホルダ13を容器本体10外に容易に取り
出しできる。中皿12は保持部32の弾性片32aを動かすだ
けでアンダーカット結合を容易に解くことができ、その
交換作業を容易に行うことができる。
第4図はこの考案の第2実施例を示すもので、前記実施
例と同一部材には同一符号を付しその説明は省略する。
この実施例においては、中皿ホルダ13の保持部32を上下
に開口する形状とし、中皿収納部15の底面とその上の中
皿ホルダ13との間のクリアランスCにスポンジ等の極め
て弾発力の弱いリング状のクッション材40を挿入したも
ので、中皿12から化粧料をパフPで取り出しするときに
中皿12が回動方向へぐらつくのをなくす利点がある。な
お、クッション材40としては、閉蓋動作中にパッキン28
による中皿ホルダ13の回動に影響を与えない程度の弾発
力を持ち、使用時に中皿12がぐらつくことのない程度の
保持力を有する部材であれば適宜使用できる。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、この考案は、上面に開口す
る中皿収納室を有する容器本体と、この容器本体の一縁
部に縦回動自在にヒンジ結合された蓋体とを有するコン
パクト容器であって、前記中皿収納室に中皿を保持する
中皿ホルダーを前記蓋体の回動方向と同一方向に揺動自
在に収納し、前記中皿収納室の両内側面に上端に開口す
る回動受が形成し、前記中皿ホルダーの両側面に前記回
動受に軸支される回動軸を突設し、前記蓋体の裏面に閉
蓋時に前記中皿収納室内に収納した中皿の上面に気密に
圧接するパッキンを取り付ける構造としたから、閉蓋時
にはパッキンの圧接部が中皿のフランジに均一に圧接す
ることになり、中皿内部の気密性を容易にかつ確実に保
持し、また中皿の揺動を十分に規制して化粧料の取り出
し時の使用勝手を良くすることができる。さらには、中
皿ホルダの取付け・取外しを簡単にし得て、中皿の交換
を容易に行うことができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示すもの
で、第1図はコンパクト容器の縦断面図、第2図は容器
本体と中皿と中皿ホルダの斜視図、第3図はコンパクト
容器の要部断面図、第4図は本考案の第2実施例を示す
コンパクト容器の縦断面図、第5図は従来例を示すコン
パクト容器の縦断面図である。 10……容器本体、11……蓋体、12……中皿、13……中皿
ホルダ、15……中皿収納室、18……回動受、28……パッ
キン、34……回動軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に開口する中皿収納室(15)を有する
    容器本体(10)と、この容器本体(10)の一縁部に縦回
    動自在にヒンジ結合された蓋体(11)とを有するコンパ
    クト容器において、前記中皿収納室(15)には中皿(1
    2)を保持する中皿ホルダー(13)が前記蓋体(11)の
    回動方向と同一方向に揺動自在に収納され、前記中皿収
    納室(15)の両内側面には上端に開口する回動受(18)
    が形成され、前記中皿ホルダー(13)の両側面には前記
    回動受(18)に軸支される回動軸(34)が突設され、前
    記蓋体(11)の裏面には閉蓋時に前記中皿収納室(15)
    内に収納された中皿(12)の上面に気密に圧接するパッ
    キン(28)が取り付けられていることを特徴とする気密
    形コンパクト容器。
JP6161590U 1990-06-11 1990-06-11 気密形コンパクト容器 Expired - Lifetime JPH0752648Y2 (ja)

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JP6161590U JPH0752648Y2 (ja) 1990-06-11 1990-06-11 気密形コンパクト容器

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JPH0421309U JPH0421309U (ja) 1992-02-24
JPH0752648Y2 true JPH0752648Y2 (ja) 1995-12-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305126A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Key Tranding Co Ltd 化粧料容器

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