JPH07723B2 - 改善された化学安定性を有するフルオロエラストマ−の共加硫性組成物 - Google Patents

改善された化学安定性を有するフルオロエラストマ−の共加硫性組成物

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JPH07723B2
JPH07723B2 JP61178970A JP17897086A JPH07723B2 JP H07723 B2 JPH07723 B2 JP H07723B2 JP 61178970 A JP61178970 A JP 61178970A JP 17897086 A JP17897086 A JP 17897086A JP H07723 B2 JPH07723 B2 JP H07723B2
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ジュリオ、ブリナティ
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アウシモント、ソチエタ、ペル、アツイオ−ニ
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、フルオロエラストマーをベースとする共加硫
性(covulcanizable)組成物に関する。
更に詳細には、本発明は、改善された化学安定性を有す
るフルオロエラストマーの共加硫性組成物に関する。
〔発明の背景〕
ビスフェノールまたはジヒドロキシル系に従って加硫さ
れたフッ化ビニリデンをベースとするフルオロエラスト
マー〔カーク・オスマー、エンサイクロペディア・オブ
・ケミカル・テクノロジー(Encyclopaedia of Chemica
l Technology)、第8巻、第506頁、1979年〕は、工業
分野、特に一般に自動車の部門、油の部門およびエネル
ギーの部門で利用される優秀な製品である。
自動車部門においては、フルオロエラストマーは、主と
して燃料循環システムで利用されるか、モーターの部品
のコンポーネントまたは歯車箱差動駆動軸集合体の部品
のコンポーネントとして利用される。
第一の場合には、応用例として、送りポンプ、弁座、逆
止め弁、たわみ管用の仕切板、および一般に燃料用の密
封ガスケットが、記載され得る。
第二の場合には、類似の例は、歯車用ガスケット、ディ
ーゼルモーターにおけるシリンダー用密封ガスケット、
クランク軸用ガスケット、排ガス用逆止め弁、オイルシ
ーリングなどのガスケットなどである。
油およびエネルギー分野においては、フルオロエラスト
マーは、主として高温、高圧で原油と直接接触する応
用、例えばシール、弁およびポンプまたはそれらの部品
用に利用される。
この分野においては、フルオロエラストマーの重要な応
用は、酸性ガスの腐食作用と組み合わせて高温に対して
高い抵抗性が必要とされる熱電ステーションにおける煙
道ガスの排出ラインで使用される伸縮継手によって代表
される。
これらの部門並びに他の部門、例えば電気部門および電
子部門においては、フルオロエラストマーは、高温にお
いてさえそれらの高い熱安定性および耐薬品性のため利
用される。
しかしながら、近年、小数の種類の応用においては、ビ
スフェノールまたはヒドロキシル系に従って加硫された
現在の製品によっては満たすことができない特定の技術
要件が、生じている。
高攻撃性によって特徴づけられる蒸気、鉱酸、潤滑流
体、例えばフッ化ビニリデンをベースとするフルオロエ
ラストマーに対して高い攻撃性を示す化合物が添加され
たシリーズSFの油の存在下に非常に厳しい操作温度条件
下における化学安定性が、特に包含される。
更に、混合物の加工性特性の一般的改良は、オイルシー
ルリングなどの物品の成形を可能にし、かつ混合物を複
雑なプロフィールでさえ容易に押し出して好適なプレフ
ォームを得る可能性を可能にするために必要とされる。
化学安定性の問題は、過酸化物加硫の使用によって解決
されている。
しかしながら、この加硫法は、特に成形および押出に関
して、前記加工性要件を満たさない。更に、加工性それ
自体は、余り確実ではないことが証明されて〔ラバー・
ケミストリー・エンド・テクノロジー(Rubber Chemist
ry and Technology)、そしてまた圧縮永久歪試験は、
かなり貧弱である(カーク・オスマー.エンサイクロペ
ディア・オブ・ケミカル・テクノロジー、第8巻、第51
0頁、1979年)。
欧州特許出願第84.110707号明細書においては、或る改
良を達成させたが或る条件下では最適の化学的−熱的性
質および機械的性質をまだ示さない加硫組成物が、調製
され、そして記載された。
〔発明の概要〕
このように、本発明の目的は、前記欠点を克服すること
を可能にするフルオロエラストマーの加硫性組成物を提
供することにある。
更に詳細には、本発明の目的は、より高い加工安全性、
より高い化学的−熱的安定性およびより良い機械的特性
を可能にするフッ化ビニリデンをベースとするフルオロ
エラストマーの加硫性組成物を提供することにある。
出願人は、驚異的なことに、これらの目的およびなお他
の目的が A)フッ化ビニリデン35〜80モル%、ペルフルオロプロ
ペン15〜35モル%、テトラフルオロエチレン0〜30モル
%からなり、かつ臭素0.001〜2重量%を含有するフル
オロエラストマー55〜100重量%、 B)テトラフルオロエチレン40〜60モル%およびプロピ
レン40〜60モル%からなる共重合体0〜45重量%、 C)混合物(A)+(B)100部に対して0.7〜2.5部の
有機ポリヒドロキシ化合物(特にジヒドロキシ化合物) D)混合物(A)+(B)100部に対して0.3〜1.5部の
アンモニウム、ホスホニウムまたはアミノホスホニウム
の第四級化合物、 E)混合物(A)+(B)100部に対して0.4〜5部の有
機過酸化物、 F)混合物(A)+(B)100部に対して1〜5重量%
の過酸化物架橋共剤(coagent) からなる共加硫性エラストマー組成物によって達成でき
ることを今や見出し、そしてこれが本発明の目的であ
る。
ポイント(A)のエラストマーは、既知の製品であり、
そしてカーク・オスマー、エンサイクロペディア・オブ
・ケミカル・テクノロジー、第8巻第500頁以後、1979
年に記載の方法に従って製造できる。
臭素は、臭素を含有するコモノマー、例えばブロモトリ
フルオロエチレン、エチルブロモビニルエーテルなどを
使用する方法もあるが、本発明においては、連鎖移動剤
として一般式 CaWbBrc (式中、Wはフッ素または塩素であることができ、aは
1〜4の整数であり、cは1から2a+2までの整数であ
り、そしてbは2a+2−cに等しい) の生成物を使用することによって共重合体に導入され
る。
連鎖移動剤は、反応時に成分の全モルで計算して0.01〜
0.3モル%の量で添加される。好ましい移動剤は、CF2Br
2である。
ポイント(B)の共重合体は、文献で既知であり、そし
てラバー・ケミストリー・エンド・テクノロジー第50巻
第403頁(1977年)に記載の方法に従って製造でき、ま
たは商品名アフラス(AFLAS)で市販されている。
ポイント(C)の有機ポリヒドロキシ化合物は、フッ化
ビニリデンをベースとするエラストマーの架橋用に既知
の化合物であり、そして一般式 (式中、Aは炭素数1〜13を有する二官能脂肪族、脂環
式または芳香族基、またはチオ、オキシ、カルボニル、
スルフィニルまたはスルホニル基であり、そしてAは任
意に少なくとも1つの塩素またはフッ素原子によって置
換でき;pは0または1であることができ;nは1または2
であることができる) のベンゼン、ナフタレン、アントラセンおよびビスフェ
ノール類のジ‐、トリ‐およびテトラヒドロキシ誘導体
のうちから選択され得る。ポリヒドロキシ化合物の如何
なる芳香環も、任意に塩素、フッ素、臭素の少なくとも
1つの原子により、基−CHOにより、または一般式−COR
(式中、RはOHまたは炭素数1〜8を有するアルキル、
アリールまたはシクロアルキル基に等しい)のカルボキ
シまたはアシル基により置換され得る。
式(1)中、基OHは、両方の環で如何なる位置でも結合
され得る。
式(1)の生成物の例は、米国特許第3,876,654号明細
書に記載されている。
本発明の目的を構成するエラストマー組成物に好ましい
生成物は、ヒドロキノンおよびビスフェノールAFである
ことができる。
ポイント(D)の化合物は、フッ化ビニリデンをベース
とするエラストマーの架橋において促進剤として既知で
あり、以下のものであることができる: (D1) 一般式 [N R1R2R3R4]qX(-)q (2) (式中、R1、R2、R3およびR4は互いに同種または異種で
あって炭素数1〜20を有するアルキル、フルオロアルキ
ル、アラルキル、ポリオキシアルケンまたはポリオキシ
フルオロアルケン基であることができ、但しR1、R2、R3
およびR4の少なくとも2つはアルキルまたはアラルキル
基であり;R5は炭素数1〜20を有するアルキル基である
ことができ;Xはヒドロキシド、ハライド、サルフェー
ト、サルファイト、カーボネート、ペンタクロロチオフ
ェノラート、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロ
シリケート、ヘキサフルオロホスフェート、ジメチルホ
スフェートであるか、炭素数1〜20を有するアルキルま
たはアラルキルまたはアリール基のカルボキシレートま
たはジカルボキシレートであることができ;qは1または
2であり、そしてXの原子価を表わす) を有するものから選択されるアンモニウムの第四級化合
物 (D2) 一般式 [P R6R7R8R9]Z-(r) (5) (式中、Pはリンに加えてヒ素およびアンチモンである
こともでき、そしてR6、R7、R8およびR9は炭素数1〜20
を有するアルキル、アリール、アリールアルキル、アル
ケニル基、および塩素、フッ素、臭素、シアノ、−OR10
および−COOR10または置換類似体から選択でき、そして
R10は炭素数1〜20を有するアルキル、アリール、アリ
ールアルキルまたはアルケニル基であることができ;Zは
ハライド、サルフェート、サルファイト、カーボネー
ト、ペンタクロロチオフェノラート、テトラフルオロボ
レート、ヘキサフルオロシリケート、ヘキサフルオロホ
スフェート、ジメチルホスフェートであるか、炭素数1
〜20を有するアルキルまたはアラルキルまたはアルケニ
ル基のカルボキシレートまたはジカルボキシレートであ
ることができ;rは1または2であり、そしてZの原子価
を表わす) の第四級ホスホニウム化合物 (D3) 一般式 [P(NR′R″)sR4-s▲] ▼Ym- (6) (式中、R′、R″およびRは互いに同種または異種
であって遊離またはエーテル化ヒドロキシ末端基を有
し、炭素数1〜18を有し、かつ任意に置換基としてハロ
ゲン、シアニド、ヒドロキシまたはカルボアルコキシ基
を含有するアルキル、シクロアルキル、アリール、アリ
ールアルキル、オキシアルキルまたはポリオキシアルキ
ル基であることができ、そしてR′およびR″は窒素原
子によって互いに結合されて複素環を形成でき;sは1〜
4の整数であり、mはイオンYの原子価に等しい1〜3
の整数であり、そしてYは原子価mを有する有機または
無機陰イオンである) のアミノ‐ホスホニウム化合物。
一般式(2)〜(4)の生成物は、英国特許第1,356,34
4号明細書に詳述されており;化合物(5)は米国特許
第3,876,654号明細書に記載されており、そして式
(6)の化合物は英国特許第2,010,285号明細書に記載
されている。
ポイント(E)の有機過酸化物は、エラストマーのペル
オキシ架橋に一般に使用されるものである。それらは、
ペルオキシ架橋共補助剤(coadjuvant)(F)、例えば
トリアリルイソシアヌレーソ(TAIC)と一緒にラバー・
ケミストリー・エンド・テクノロジー、第51巻第940頁
(1978年)に記載されている。
本発明の組成物で利用できる有機過酸化物の例は、2,5
−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルペルオキシヘキサン
または3−ヘキシンの対応誘導体からなる。
混合物を調製しかつ加硫する操作条件は、カーク・オス
マー、「エンサイクロペディア・オブ・ケミカル・テク
ノロジー」、第8巻第500頁以後(1979年)に記載のよ
うにフルオロエラストマー用に一般に使用されるのと実
質上同一である。
本発明の目的である架硫性組成物は、高温で優秀な押出
性、油SFに対して優秀な安定性、水蒸気および水/グリ
コール混合物に対して優秀な安定性を示し、そして射出
成形される時に、成形品の取出しに関連した如何なる問
題も生じない。
〔実施例〕
本発明の理解および実施を容易にするために、小数の例
示の非限定例を以下に与える。
例1 フッ化ビニリデン50モル%、ペンフルオロプロペン25モ
ル%、テトラフルオロエチレン25モル%からなりかつ臭
素0.12重量%を含有するフルオロエラストマー(A)
(100℃でのムーニー粘度ML(1+4)=90)を、シリ
ンダーミキサー中で等モル量のテトラフルオロエチレン
およびプロピレンを含有する共重合体(B)と混合し
た。
フルオロエラストマー(A)対共重合体(B)の重量比
は、70/30に等しかった。
混合工程時に、以下の加硫剤を両方の生成物に添加し
た。
(重量部) フルオロエラストマー 70 共重合体 30 ビスフェノールAF 1.15 促進剤 0.51 2,5-ジメチル‐2,5-ジ‐t-ブチルオキシヘキサン2 トリアリルイソシアヌレート 2 Ca(OH) 3 MgO 5 カルナウバ 1 ブラックMT 30 促進剤として次式のアミノ‐ホスホニウム塩を使用し
た。
そのようにして処方された混合物を予熱なしで180℃、
アーク5、100Hzにおいて標準規格ASTM D 2705に準
拠してモンサント・レオメーターによって調べ、以下の
結果を得た。
最小トルク 20 Ts10 2分21秒 最大トルク(5分後) 64 混合物をプレス中においてOリングおよびプレートの形
で170℃において開始圧力2.5MPa、最終圧力17.5MPaで10
分間加硫し、炉中において250℃で24時間後加硫に付し
た。
以下の機械的特性を得た。
100%モジュラス 6.6MPa 引張強さ(1) 14.1MPa 破断時伸び(1) 272% 硬さ(2) 79ショアA 圧縮永久歪(Oリング)(3) 40% (1) ASTM D 412-80 (2) ASTM D 1415-81 (3) ASTM D 395-78 加硫試験片をBPオレックス(Olex)(油SF)中で150℃
において耐薬品性試験に21日間付した。
結果は、次の通りである。
100%モジュラス変化 +11.8% 引張強さ変化 −6% 破断時伸び変化 −25% 硬さ変化 −2ショアA 例2 フッ化ビニリデン50モル%、ペンフルオロプロペン25モ
ル%、テトラフルオロエチレン25重量%からなりかつ臭
素0.12重量%を含有するフルオロエラストマー〔100℃
でのムーニー粘度ML(1+4)=90〕をシリンダーミキ
サー中において以下の加硫剤と混合した。
(重量部) フルオロエラストマー 100 ビスフェノールAF 1.15 促進剤 0.51 2,5-ジメチル‐2,5-ジ‐t-ブチルペルオキシヘキサン2
トリアリルイソシアヌレート 2 Ca(OH) 3 MgO 5 カルナウバ 1 ブラックMT 30 例1と同一の生成物を促進剤として利用した。そのよう
にして処方された混合物を予熱なしで180℃、アーク
5、100Hzにおいて標準規格ASTM D2705に準拠してモン
サント・レオメーターによって調べ、以下の結果を得
た。
最小トルク 18 Ts10 2分 最大トルク(5分後) 74 混合物をプレス中においてOリングおよびプレートの形
で170℃において初期圧力2.5MPa、最終圧力17.5MPaで10
分間加硫し、炉中において250℃で24時間後加硫に付し
た。
以下の機械的特性を得た。
100%モジュラス 5.8MPa 引張強さ(1) 18.5MPa 破断時伸び(1) 271% 硬さ(2) 79ショアA 圧縮永久歪(Oリング)(3) 38% (1) ASTM D412-80 (2) ASTM D 1415-81 (3) ASTM D 395-78. 加硫試験片をBPオレックス(油SF)中で150℃において2
1日間耐薬品性試験に付した。
結果は、次の通りであった。
100%モジュラス +7% 引張強さ変化 −14% 破断時伸び変化 −30% 硬さ変化 −2ショアA
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 27/16 27:18) (72)発明者 ジャンナ、キリロ イタリー国16124、ジェノバ、サリタ、サ ン、フランチェスコ、8/7 (72)発明者 ファビオ、コスタンツィ イタリー国ミラノ、20097、サン、ドナト、 ミラネセ、ビア、モランディ、28/チ (56)参考文献 特開 昭57−209950(JP,A) 特開 昭59−20310(JP,A) 特開 昭60−36552(JP,A) 特開 昭60−123537(JP,A)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A) フッ化ビニリデン40〜85モル%、ペ
    ルフルオロプロペン15〜35モル%、テトラフルオロエチ
    レン0〜30モル%からなり、かつ臭素0.001〜2重量%
    を含有するフルオロエラストマー55〜100重量%、 B) テトラフルオロエチレン40〜60モル%およびプロ
    ピレン40〜60モル%からなる共重合体0〜45重量%、 C) 混合物(A)+(B)100部当たり0.7〜2.5部の
    有機ポリヒドロキシ化合物、 D) 混合物(A)+(B)100部に対して0.3〜1.5部
    の第四級アンモニウム、ホスホニウムまたはアミノ‐ホ
    スホニウム化合物、 E) 混合物(A)+(B)100部に対して0.4〜5部の
    有機過酸化物、 F) 混合物(A)+(B)100部に対して1〜5重量
    %の過酸化物架橋共剤 からなることを特徴とするフルオロエラストマーの共加
    硫性組成物であって、 前記臭素が、共重合における連鎖移動剤として、 一般式 CaWbBrc (式中、Wは、フッ素または塩素であることができ、a
    は1〜4の整数であり、cは1から2a+2までの整数で
    あり、そしてbは2a+2−cに等しい)の生成物を使用
    することによってフルオロエラストマーに導入されてな
    ることを特徴とする共加硫性組成物。
  2. 【請求項2】連鎖移動剤が、反応時に成分の全モルで計
    算して0.01〜0.3モル%の量で添加される、特許請求の
    範囲第1項に記載の組成物。
  3. 【請求項3】連鎖移動剤がCF2Br2である、特許請求の範
    囲の範囲第1項または第2項に記載の組成物。
  4. 【請求項4】有機ポリヒドロキシ化合物が、 一般式 〔式中、Aは炭素数1〜13を有する二官能脂肪族、脂環
    式または芳香族基またはチオ、オキシ、カルボニル、ス
    ルフィニルまたはスルホニル基であり、そしてAは任意
    に少なくとも1つの塩素またはフッ素原子によって置換
    でき;pは0または1であることができ;nは1または2で
    あることができ、ポリヒドロキシ化合物の如何なる芳香
    環も任意に塩素、フッ素、臭素の少なくとも1つの原子
    により、−CHO基により、または一般式−COR(式中、R
    はOHまたは炭素数1〜8を有するアルキル、アリールま
    たはシクロアルキル基に等しい)のカルボキシまたはア
    シル基により置換され得る〕のジ‐、トリ‐およびテト
    ラ‐ヒドロキシベンゼン、ナフタレン、アントラセンお
    よびビスフェノール類から選択される、特許請求の範囲
    第1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】第四級アンモニウム化合物が、一般式 [N R1R2R3R4]qX(-)q (2) (式中、R1、R2、R3およびR4は互いに同種または異種で
    あって炭素数1〜20を有するアルキル、フルオロアルキ
    ル、アラルキル、ポリオキシアルキレンまたはポリオキ
    シフルオロアルケン基であり、但しR1、R2、R3およびR4
    の少なくとも2つはアルキルまたはアラルキル基であ
    り;R5は炭素数1〜20を有するアルキル基であることが
    でき;Xはヒドロキシド、ハライド、サルフェート、サル
    ファイト、カーボネート、ペンタクロロチオフェノラー
    ト、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロシリケー
    ト、ヘキサフルオロホスフェート、ジメチルホスフェー
    トであるか、炭素数1〜20を有するアルキルまたはアラ
    ルキルまたはアリール基のカルボキシレートまたはジカ
    ルボキシレートであることができ;qは1または2であ
    り、そしてXの原子価を表わす) を有するものから選択される、特許請求の範囲第4項に
    記載の組成物。
  6. 【請求項6】第四級ホスホニウム化合物が一般式 [P R6R7R8R9▲] ▼Z-(r) (5) (式中、Pはリンに加えてヒ素およびアンチモンである
    こともでき、そしてR6、R7、R8およびR9は炭素数1〜20
    を有するアルキル、アリール、アリールアルキル、アル
    ケニル基、および塩素、フッ素、臭素、シアノ、−OR10
    および−COOR10または置換類似体から選択でき、そして
    R10は炭素数1〜20を有するアルキル、アリール、アリ
    ールアルキルまたはアルケニル基であることができ;Zは
    ハライド、サルフェート、サルファイト、カーボネー
    ト、ペンタクロロチオフェノラート、テトラフルオロボ
    レート、ヘキサフルオロシリケート、ヘキサフルオロホ
    スフェート、ジメチルホスフェートであるか、炭素数1
    〜20を有するアルキルまたはアラルキルまたはアルケニ
    ル基のカルボキシレートまたはジカルボキシレートであ
    ることができ;rは1または2であり、そしてZの原子価
    を表わす) を有するものから選択される。特許請求の範囲第1項に
    記載の組成物。
  7. 【請求項7】第四級アミノ‐ホスホニウム化合物が、一
    般式 [P(NR′R″)sR4-s▲] ▼Ym- (6) (式中、R′、R″およびRは互いに同種または異種
    であって遊離またはエーテル化ヒドロキシ末端基を有
    し、炭素数1〜18を有しかつ任意に置換基としてハロゲ
    ン、シアニド、ヒドロキシまたはカルボアルコキシ基を
    含有するアルキル、シクロアルキル、アリール、アリー
    ルアルキル、オキシアルキルまたはポリオキシアルキル
    基であることができ、そしてR′およびR″は窒素原子
    によって互いに結合されて複素環を形成でき;sは1〜4
    の整数であり、mはイオンYの原子価に等しい1〜3の
    整数であり、そしてYは原子価mの有機または無機陰イ
    オンである) を有するものから選択される、特許請求の範囲第1項に
    記載の組成物。
  8. 【請求項8】有機過酸化物が2,5-ジメチル‐2,5-ジ‐t-
    ブチルペルオキシヘキサンまたは3-ヘキシンの対応誘導
    体である、特許請求の範囲第1項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】過酸化物架橋共剤が、トリアリルイソシア
    ヌレートである、特許請求の範囲第1項に記載の組成
    物。
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