JPH077183U - プリント基板の筐体構造 - Google Patents

プリント基板の筐体構造

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JPH077183U
JPH077183U JP3426893U JP3426893U JPH077183U JP H077183 U JPH077183 U JP H077183U JP 3426893 U JP3426893 U JP 3426893U JP 3426893 U JP3426893 U JP 3426893U JP H077183 U JPH077183 U JP H077183U
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祥二 榎本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板を内部に保持して、外部の構造
物にプリント基板を位置決めするプリント基板の筐体構
造に関し、コネクタ等の電子部品の高さが増した場合で
も全体の高さを低くでき、絶縁シートの使用やプリント
基板の裏面の足切り加工の追加も不要なプリント基板の
筐体構造を提供することを目的とする。 【構成】 プリント基板12に突き当たって、プリント
基板12の高さを位置決める突き当たり構造15を筐体
部材14の内側に配置し、プリント基板12の電子部品
11を配置した面を金属部材13に対向させる構成とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリント基板を内部に保持して、外部の構造物にプリント基板を位 置決めするプリント基板の筐体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、工作機械を始めとする各種機械装置の制御に関して、広範囲のエレクト ロニクス化が進展しており、機構の各部に無数のセンサやアクチュエータが配置 される。そして、センサやアクチュエータからは、中央の演算装置(シーケンサ 等)に向かって、機構に沿わせた多数の電線ケーブルが張り巡らされる。
【0003】 一方、機構に沿って配置される電線ケーブル本数の削減を目的として、機械構 造の各部に中継処理用の小型の電気回路を取り付け、センサの信号処理、局所的 なインターロック処理、簡単な演算操作等を割り当てる場合もある。このような 場合、プリント基板を内部に保持して、外部の構造物にプリント基板を位置決め するプリント基板の筐体構造が必要となる。
【0004】 プリント基板の筐体構造には、(1) 振動や加速に耐えてプリント基板や配線を 保護する強度、(2) 小型軽量な構造、(3) 必要なレベルでの密封性、耐震性、防 塵性能等が要求される。
【0005】 自動車の分野においても、また、その装備の制御に関して広範囲のエレクトロ ニクス化が進展しており、エンジン制御、スロットル制御、自動運転、無線通信 システムの装備等に関して、高度な電子制御化が進められている。
【0006】 従って、自動車の車体構造の各部には、プリント基板の筐体構造に収納された 多数の電子回路が配置される。多数のプリント基板の筐体構造や、コンポーネン ト化された電子機器は、自動車の車体構造に沿って配置した多数の電線ケーブル (ハーネス)によって相互に連絡される。
【0007】 自動車に装備されるプリント基板の筐体構造は、一般的に、その一方の面に電 子部品を配置したプリント基板を支持し、外部の構造物に全体を取付ける際の基 礎構造をなす金属部材と、金属部材と協働してプリント基板の周囲を囲む筐体部 材と、を有しており、金属部材に固定したブラケット構造によって、自動車の車 体の鉄板構造に対して強固に固定される。
【0008】 自動車に搭載される電子回路のユニットの例は、ECU(Electronic Control Unit )、EFI(Electronic Fuel Injection )制御装置等である。
【0009】 図5は、従来のECUの構造の説明図である。図中、(a) は組立て構造、(b) は部分的な断面構造である。ここでは、鉄板のベース板の上にプリント基板が上 向きに支持され、プリント基板の電子部品を取付けた側から全体が板金ケースで 覆われる。
【0010】 図5(a) 、(b) において、ECUの電子回路は、プリント基板52の表面に多 数の電子部品51を配置し、電子部品51を裏面側からはんだ付けして構成され る。電子部品51は、演算素子51A、集積回路51B、コネクタ51C、コン デンサ51D等を含む。
【0011】 プリント基板52は、ベース板53の四隅に接着された樹脂パッド55の上に 載置され、樹脂パッド55の頂部の孔に上方からタップねじ55Nをねじ込んで 固定される。
【0012】 ベース板53の下面には、一対の取付けブラケット53Bが固定される。取付 けブラケット53Bは、自動車の車体を構成する鉄板構造の車室内部分に固定さ れる。自動車に取り付けられた状態で、ECUのプリント基板52のコネクタ5 1Cは、車体の鉄板構造に沿って配置される電線ケーブルの束から取り出された 雌コネクタに接続される。また、ECUの全体は、電線ケーブルの束とともに車 室内の内装部品で覆われている。
【0013】 ECUは、例えば、センターコンソールの裏、トランクの裏、ドアの裏等、雨 風の直接関与しない部分に配置される。
【0014】 板金製の筐体54は、ベース板53に対して、筐体54の下部のつめ54Aを ベース板53の縁の挿入孔に挿入し、ベース板53の裏面側でつめ54Aの先端 を内側に折り曲げて固定される。板金製の筐体54をベース板53に固定した状 態では、筐体54の開口54Cを通じて、コネクタ51Cの接続部分が筐体54 の外部に露出する。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】
図5(a) 、(b) のECUでは、筐体54の屋根部分までの高さ54Hを、プリ ント基板52上に配置される電子部品51のうちで最も高いもの(すなわちコネ クタ51C)に適合させて定める必要がある。
【0016】 一方、プリント基板52の裏面側には、電子部品51をはんだ付けした後に電 子部品51の足の先端部分が突出しており、また、プリント基板52にコネクタ 51Cを取り付けるビス52Nが突出する。従って、プリント基板52とベース 板53(導電性で接地レベル)の間に十分な隙間53Hを確保して、電子部品5 1の足がベース板53に短絡しない必要がある。そこで、樹脂パッド55の高さ を6mmあまりに定め、プリント基板52とベース板53の間隔に、3mm以上の隙 間53Hを確保している。
【0017】 しかし、実際には、プリント基板52の裏面側における電子部品51の足の突 出高さがばらつくため、テフロン樹脂製の絶縁シート56をベース板53の上面 に貼り付け、電子部品51の足の先端の突出が極端に大きい場合でも、電子部品 51の足がベース板53に接触しないようにしている。
【0018】 ところで、コネクタ51Cの仕様変更によってコネクタ51Cの高さ51Hが 増した場合、6mmの樹脂パッド55をそのまま用いてプリント基板52とベース 板53の間隔を変化させなければ、少なくともコネクタ51Cの高さ51Hの増 加分だけ、ECU全体の高さ54Hを増加させる必要がある。
【0019】 一方、コネクタ51Cの高さ51Hが増した場合に、ECU全体の高さ54H を増加させないためには、樹脂パッド55を短くして、プリント基板52とベー ス板53の間隔を圧縮する必要がある。そして、プリント基板52とベース板5 3の間隔を圧縮した場合、電子部品51の足の先端部分とベース板53の間に十 分な隙間53Hを確保できなくなり、絶縁シート56の配置が必須となり、プリ ント基板52の裏面の足切り等の追加加工も必須となる。
【0020】 ECUは、車室内の鉄板構造と内装部品の中間に配置され、取付け用のブラケ ット構造のスペースも十分に確保できるように、なるべく薄型でコンパクトに構 成されることが望ましい。
【0021】 本考案は、コネクタ等の電子部品の高さが増した場合でもECU全体の高さを 低くでき、絶縁シートの使用やプリント基板の裏面の足切り加工の追加も不要な プリント基板の筐体構造を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1のプリント基板の筐体構造は、その一方の面に電子部品(11)を配 置したプリント基板(12)を支持し、外部の構造物に全体を取付ける際の基礎 構造をなす金属部材(13)と、前記金属部材(13)と協働して前記プリント 基板(12)の周囲を囲む絶縁性樹脂の筐体部材(14)と、を有するプリント 基板の筐体構造において、前記プリント基板(12)に突き当たって、前記プリ ント基板(12)の高さを位置決める突き当たり構造(15)、を前記筐体部材 (14)の内側に配置し、かつ、前記プリント基板(12)の前記一方の面を前 記金属部材(13)に対向させる形式で、前記プリント基板(12)を前記筐体 部材(14)に収納し、前記プリント基板(12)が、前記筐体部材(14)に 対して位置決めされるものである。
【0023】 請求項2のプリント基板の筐体構造は、請求項1のプリント基板の筐体構造に おいて、前記金属部材(13H)から前記筐体部材(14H)側に向かって立ち 上がり、前記突き当たり構造(15H)と協働して前記プリント基板(12)を 挟み込む突起部(13K)、を前記金属部材(13H)に形成したものである。
【0024】
【作用】
図1は、請求項1のプリント基板の筐体構造を応用した第1実施例のECUの 構造の説明図である。ここでは、図1を参照して請求項1のプリント基板の筐体 構造の作用を説明する。
【0025】 請求項1のプリント基板の筐体構造では、プリント基板12の裏面に突出する 電子部品11の足を絶縁性樹脂の筐体部材14に対向させるから、プリント基板 12と筐体部材14の間隔が狭過ぎて、電子部品11の足の先端が筐体部材14 に接触しても、プリント基板12の電子回路は誤動作しないで済む。
【0026】 金属部材13は、好ましくはやや厚手の金属板で構成され、筐体構造の全体を 外部の機構に取り付ける際の土台的な役割を占める。金属部材13には、取付け 用の雌ねじ、取付け孔、アングル構造、ブラケット構造等が、外部の機構に取付 ける形式に適合させて準備される。
【0027】 プリント基板12は、金属部材13に筐体部材14を組み合わせた箱状の構造 の中に収納される。金属部材13と筐体部材14とは、相互に、ワンタッチ式の 引っ掛け構造、タップねじ、挿入スロットルと折り曲げ可能な足の組合せ等を利 用して箱状の構造に組み立てられる。
【0028】 箱状の構造の中で、プリント基板12は、基本的には、筐体部材14を介して 金属部材13に間接的に位置決めされる。ただし、後述する図3、図4の実施例 のように、金属部材13から延長された部分がプリント基板12に接触して、プ リント基板12の固定に関与する場合、金属部材13は、プリント基板12を補 助的に位置決めする役割を担う。
【0029】 プリント基板12の高さ位置は、原則的には、筐体部材14側の突き当たり構 造15によって定められる。プリント基板12は、突き当たり構造15に対して 接着、ねじ止め、ばね式の押圧機構、割りピン等によって固定される。
【0030】 筐体部材14の高さは、プリント基板12に配置した電子部品11のうちで最 も背が高いものに適合させて定めるべきである。しかし、プリント基板12の裏 面側の隙間の制約が無い分、従来の「電子部品11の足を金属部材13側に突出 させた筐体構造」に比較して、筐体部材14の高さを低く設計できる。
【0031】 なお、プリント基板12は、筐体部材14の中に固定した後に、シリコン樹脂 等でモールドして、電子部品11ごと筐体部材14内に沈めてもよい。これによ り、単に収納するだけに比較して、防水性、防塵性等を向上できる。
【0032】 図3は、請求項1のプリント基板の筐体構造を応用した変形例のECUの構造 の説明図である。ここでは、図3を参照して請求項2のプリント基板の筐体構造 の作用を説明する。
【0033】 請求項2のプリント基板の筐体構造では、金属部材13Hから立ち上がった突 起部13Kが筐体部材14Hの内側に伸ばされ、筐体部材14H側の突き当たり 構造15Hと協働してプリント基板12を挟み込み、金属部材13Hに筐体部材 14Hを組み合わせた箱状の構造の中でプリント基板12を固定する。
【0034】 従って、金属部材13Hと筐体部材14Hの固定の程度が十分であれば、筐体 部材14Hにプリント基板12を固定する仕組みは特に必要がない。
【0035】
【実施例】
図1は第1実施例のECUの構造の説明図、図2は第1実施例のECUの断面 構造の説明図である。ここでは、コネクタの高さに適合させて筐体構造の全体の 高さが定めてあり、金属部材と筐体部材は、ワンタッチ式の引っ掛け構造によっ て一体に固定される。
【0036】 図1、図2において、ECUの筐体の箱状部分の大きさは、ほぼ、100mm× 90mm×32mmである。ECUの電子回路は、プリント基板12の表面に多数の 電子部品11を配置し、電子部品11を裏面側からはんだ付けして構成される。 電子部品11のうちで最も背が高いのは、コネクタ11Cである。樹脂シャーシ 14をベース板13に固定した状態では、樹脂シャーシ14の開口14Cを通じ て、コネクタ11Cの接続部分が樹脂シャーシ14の外部に露出する。
【0037】 プリント基板12は、樹脂シャーシ14の内側の四隅に一体形成されたパッド 15の上に載置され、パッド15の頂部の孔に上方からタップねじ15Nをねじ 込んで固定される。
【0038】 ベース板13の上面には、一対の取付けブラケット13Bが固定される。取付 けブラケット13Bは、自動車の車体を構成する鉄板構造の車室内部分に固定さ れる。自動車に取り付けられた状態で、ECUのプリント基板12のコネクタ1 1Cは、車体の鉄板構造に沿って配置される電線ケーブルの束から取り出された 雌コネクタに接続される。また、ECUの全体は、電線ケーブルの束とともに車 室内の内装部品で覆われている。
【0039】 樹脂製の樹脂シャーシ14は、周囲の3面に合計6組のスライド溝14Aを一 体に形成しており、スライド溝14Aの内側の中間高さには、周囲の3面から隆 起した引っ掛け突起14Bが形成される。
【0040】 一方、ベース板13の周囲の3辺には、樹脂シャーシ14側のスライド溝14 Aに適合させて、合計6本の起立部13Dが立ち上げられ、起立部13Dの中間 高さ位置には、樹脂シャーシ14側の引っ掛け突起14Bに適合させて、角孔1 3Eが形成されている。
【0041】 樹脂製の樹脂シャーシ14は、ベース板13に対して相互に固定されて、プリ ント基板12を収納する箱構造を形成する。このとき、樹脂シャーシ14のスラ イド溝14Aにベース板13の起立部13Dが挿入されて押し下げられ、ベース 板13の起立部13Dが引っ掛け突起14Bを越えて、角孔13Eが引っ掛け突 起14Bに引っ掛かる。
【0042】 図2において、ベース板13に樹脂シャーシ14を組み合わせて、その内側空 間にプリント基板12を収納したとき、プリント基板12の裏面側と樹脂シャー シ14の間の隙間はごくわずかでよい。すなわち、樹脂シャーシ14はもともと 絶縁性であるから、プリント基板12の裏面側における電子部品15の足の突出 量を許容できるだけの隙間があればよく、電子部品15の足の先端部分が樹脂シ ャーシ14に接触していてもよい。
【0043】 図3は、第1実施例の変形例のECUの説明図である。図中、(a) は部分的な 断面図、(b) はベース板である。ここでは、樹脂シャーシ側に設けた突き当たり 部分と、ベース板から折り曲げて起立させた突起部との間にプリント基板を挟み 込む。
【0044】 図3(a) において、樹脂シャーシ14Hは、ベース板13Hに対して相互に固 定されて、プリント基板12を収納する箱構造を形成する。樹脂シャーシ14H の内側の四隅には、第1実施例のパッド15の代わりに、突き当たり部15Hが 形成される。プリント基板12は、突き当たり部15Hによって、箱構造の中で 高さ位置を位置決めされる。
【0045】 プリント基板12は、ベース板13Hの四隅から、樹脂シャーシ14Hの突き 当たり部15Hに向かって起立させた突起部13Kによって、突き当たり部15 Hに押し付けられる。
【0046】 樹脂シャーシ14Hにベース板13Hを組付けるとき、樹脂シャーシ14Hの スライド溝14Aにベース板13Hの起立部13Dが挿入されて押し下げられる と、同時に、ベース板13Hの突起部13Kが樹脂シャーシ14Hの内側に挿入 される。そして、ベース板13Hの角孔13Eが樹脂シャーシ14Hの引っ掛け 突起14Bに引っ掛かると、同時に、プリント基板12は、突起部13Kによっ て押圧されて突き当たり部15Hに押し付けられる。
【0047】 図3(b) において、ベース板13の対向する2辺には、第1実施例の場合と同 様な起立部13Dが合計4本立ち上げられている。それぞれの起立部13Dの中 間の高さ位置には、角孔13Eが形成されている。そして、起立部13Dの外側 のベース板13Hの四隅位置には、樹脂シャーシ14Hの突き当たり部15Hに 向かって起立させた合計4本の突起部13Kが形成される。
【0048】 図4は、第2実施例のECUの構造の説明図である。ここでは、プリント基板 を固定するタップねじが、同時に、樹脂シャーシとベース板を結合する。
【0049】 図4において、プリント基板42は、第1実施例のプリント基板12と同一の ものであるが、裏面側を上にして図示される。ECUの電子回路は、プリント基 板42の表面に多数の電子部品とコネクタ41Cを配置して構成される。樹脂シ ャーシ44をベース板43に固定した状態では、樹脂シャーシ44の開口44C を通じて、コネクタ41Cの接続部分が樹脂シャーシ44の外部に露出する。
【0050】 プリント基板42は、樹脂シャーシ44の内側の四隅に一体形成された突き当 たり部(凹所44Aの裏側に相当)と、アルミダイカスト製のベース板43の四 隅に配置した押し上げ突起45Bとで挟み込まれる。ベース板43の押し上げ突 起45Bの側から、4本のタップねじ45Nを樹脂シャーシ44の四隅の凹所4 4Aの孔にねじ込んで、ベース板43と樹脂シャーシ44とを強固に一体化させ たとき、同時に、プリント基板42は、ベース板43と樹脂シャーシ44が構成 する箱体の中で強固に位置決めされる。
【0051】 樹脂シャーシ44は、四隅に凹所44Aを形成しており、凹所44Aの裏側に 相当する樹脂シャーシ44の内側の底(天井)部分には、プリント基板42に突 き当たってベース板43の押し上げ突起45Bに対向する突き当たり部が形成さ れている。樹脂シャーシ44の内側の四隅を除いた部分には、図2の場合と同様 に、プリント基板42の裏面の突起を許容する空間が形成されている。
【0052】 一方、ベース板43は、アルミダイカスト製であって、四隅に配置した押し上 げ突起45Bを含めて全体を一体に成形されている。ただし、ベース板43の裏 面側に配置された一対の取付けブラケット43Bは、鉄板製の別部材であり、ベ ース板43の裏面にねじ止めされている。
【0053】
【考案の効果】
請求項1のプリント基板の筐体構造によれば、筐体部材がもともと絶縁性であ るから、プリント基板の裏面側の突起が接触しても短絡を起こす心配がなく、従 って、プリント基板と筐体部材の間隔を圧縮して、全体の高さを低くすることが できる。
【0054】 これにより、例えば、規格変更によってコネクタ高さが増した場合でも、全体 の高さを高くする必要がなくなり、自動車側、プリント基板側の双方で、従来ど おりのブラケット構造、取付け構造、内装部材による保護構造等をそのまま利用 できる。
【0055】 また、プリント基板の裏面側の空間が筐体部材に覆われるから、空気の出入り に伴うごみやほこりがプリント基板の裏面側に到達しにくくなり、ごみやほこり に起因する電子回路の誤動作の可能性も低くなる。
【0056】 さらに、全体が薄型でコンパクトに形成されるとともに、プリント基板の裏面 側に対向させて絶縁シートを配置する必要がなくなり、組立て工数、材料費がと もに削減され、合計の製作コストが低くて済む。
【0057】 請求項2の電気回路のシールド構造によれば、金属部材と筐体部材の固定の程 度が十分であれば、筐体部材にプリント基板を固定する仕組みは特に必要がない から、筐体部材にプリント基板を固定するための部品点数(ねじ等)や構造が削 減される。従って、金属部材や筐体部材の構造が単純化され、部品の製作費、組 立て工数がともに削減され、合計の製作コストが低くて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のECUの構造の説明図である。
【図2】第1実施例のECUの断面構造の説明図であ
る。
【図3】変形例のECUの説明図である。
【図4】第2実施例のECUの構造の説明図である。
【図5】従来のECUの構造の説明図である。
【符号の説明】
11 電子部品 12 プリント基板 13 ベース板 14 樹脂シャーシ 15 パッド 11C コネクタ 13B 取付けブラケット 13D 起立部 13E 角孔 14A スライド溝 14B 引っ掛け突起 14C 開口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一方の面に電子部品(11)を配置
    したプリント基板(12)を支持し、外部の構造物に全
    体を取付ける際の基礎構造をなす金属部材(13)と、 前記金属部材(13)と協働して前記プリント基板(1
    2)の周囲を囲む絶縁性樹脂の筐体部材(14)と、を
    有するプリント基板の筐体構造において、 前記プリント基板(12)に突き当たって、前記プリン
    ト基板(12)の高さを位置決める突き当たり構造(1
    5)、を前記筐体部材(14)の内側に配置し、かつ、 前記プリント基板(12)の前記一方の面を前記金属部
    材(13)に対向させる形式で、前記プリント基板(1
    2)を前記筐体部材(14)に収納し、 前記プリント基板(12)が、前記筐体部材(14)に
    対して位置決めされることを特徴とするプリント基板の
    筐体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1のプリント基板の筐体構造にお
    いて、 前記金属部材から前記筐体部材側に向かって立ち上が
    り、前記突き当たり構造と協働して前記プリント基板を
    挟み込む突起部、を前記金属部材に形成したことを特徴
    とするプリント基板の筐体構造。
JP3426893U 1993-06-24 1993-06-24 プリント基板の筐体構造 Withdrawn JPH077183U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023199481A1 (ja) * 2022-04-14 2023-10-19 三菱電機株式会社 制御機器および制御盤

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