JPH0771342B2 - 伝送制御装置 - Google Patents

伝送制御装置

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JPH0771342B2
JPH0771342B2 JP1090143A JP9014389A JPH0771342B2 JP H0771342 B2 JPH0771342 B2 JP H0771342B2 JP 1090143 A JP1090143 A JP 1090143A JP 9014389 A JP9014389 A JP 9014389A JP H0771342 B2 JPH0771342 B2 JP H0771342B2
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control device
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豊一 池田
真二 中村
泰生 藤村
桂子 秦
良美 岩本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は商用100V電力線を伝送通信路として利用する伝
送制御装置に関するもので、特に安全を考慮しなければ
ならない負荷を制御する装置に関するものである。
従来の技術 従来から、複数の機器を集中的に制御したり、現在の機
器の状態をモニタ監視することを目的として各機器を電
気的な通信網で結び互いに制御信号を伝達し合う伝送制
御方法が利用されている。一例として、一般家庭内の負
荷を制御するのに商用100V電力線を伝送通信路として用
いる方法がある。これは電力線の交流電圧上にこれより
は十分高い周波数の通信用信号電圧を重畳させて各機器
間を通信させるもので、制御用の特別な配線が不必要な
ことから設置に伴う手間や費用が小さいという特徴を有
するものである。
ここで機器とは、制御される負荷と、負荷の状態を検知
する負荷状態検知機能と、負荷を通電(以降ONと記す)
か非通電(以降OFFと記す)かのいずれかに制御する負
荷制御機能と、他機器と制御信号を送受信する通信機能
と、自局アドレスを設定する自局アドレス設定機能とを
有する端末機器とを組み合わせたものをいう。また、も
う一つの種類の機器として、各端末機器と制御信号を送
受信する通信機能と、各機器に伝送するON/OFF制御信号
を発生する制御信号発生機能と、各機器がON状態かOFF
状態かを表示するモニタ表示機能と、相手局アドレス設
定機能と自局アドレス設定機能とを有した制御機器があ
る。このような電力線を用いる伝送制御方法について、
以下に図面を参照しながら説明する。
第3図は、従来の電力線を用いた伝送制御装置の構成図
である。1は商用100Vの電力線であり、一般家庭内にあ
るものである。機器8・9はそれぞれ負荷4・5と端末
機器2・3が組み合わさったものであり、それぞれ電力
線1に接続されている。端末機器2・3は前述したよう
に負荷状態検知機能・負荷制御機能・通信機能と自局ア
ドレス設定機能を有したもので、自己に接続された負荷
4・5のON/OFFを検知・制御し、また電力線1を伝送通
信路として他機器と通信する。この際、自局アドレスを
設定するのが自局アドレス設定手段6・7である。一
方、制御機器10は機器の一種であり、電力線1に接続さ
れ前述したように通信機能・制御信号発生機能・モニタ
表示機能・自局アドレス設定機能と相手局アドレス設定
機能を有する。11は自局アドレス設定手段である。そし
て制御したい負荷に対応する負荷制御スイッチ16〜19を
押すことによって制御機器10はそのスイッチに対応する
相手局アドレス設定手段12〜15によって設定された端末
機器に対し、ON/OFFの制御コマンドに自局アドレスを示
すコマンドをつけて送る。それを端末機器2・3は検知
し、受信した制御コマンドに従って自己に接続されてい
る負荷8・9を制御する。またこの制御の結果を示す負
荷状態に、自局アドレスをつけて制御機器10に送る。こ
れを受けて制御機器10は、送信されてきた信号の自局ア
ドレスに対応する表示手段20〜23をモニタ表示し、かつ
電文を受信したことの返答としてACK電文を端末機器2
・3に送る。端末機器2・3はこのACK電文を受信して
通信は完了する。
以上のような一連の動作で、負荷の状態を希望どおりに
制御したりモニタしたりすることができるものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような伝送制御装置では、以下に示
すような解決課題を有するものであった。即ち、制御機
器は端末機器からの返信信号を受信した後ACK電文を端
末機器に送信するのであるが、このACK電文が端末機器
に届かなくても表示装置の表示は変えないということで
ある。つまり、何かの原因で端末機器と制御機器の間の
通信が阻害されるようなことがあった場合、負荷がON状
態であるにもかかわらず制御機器の表示はOFF状態とな
ることがあるということである。このような場合、端末
機器が制御する負荷が安全を考慮する必要があまりない
照明・エアコン等であればそれほど大きな問題とはなら
ないが、電気ストーブ・アイロン等のような発熱を伴う
ような負荷である場合には、大きな問題となるものであ
る。
本発明はこのような課題を解決するものであり、負荷の
ON/OFF制御を遠隔操作で行っても、十分に安全が確保で
きる伝送制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するために本発明は、自己に接続された
負荷を制御し制御後の負荷状態電文を送信する端末機器
と、前記負荷状態電文を受信した場合に、その応答とし
てACK電文を送信すると共に受信した電文に含まれる情
報に従って負荷のON/OFF状態を表示する複数の制御機器
と、前記端末機器とこれら複数の制御機器との間でデー
タ伝送を行う伝送通信路とで構成され、前記端末機器が
負荷をON制御した後、これら複数の制御機器へ順次送信
する負荷状態電文に対して各制御機器が応答として送信
するACK電文を前記端末機器が1つでも正常に受信でき
なかった場合、前記端末機器は負荷をOFF制御するとい
う特徴を備えたものである。
作 用 前記方法により、例えば電力線に接続される負荷が多く
なって、ラインのインピーダンスが低下したような場合
に生ずる信号の減衰等による誤動作に、安全に対応する
ことができるものである。即ち、負荷がON状態のとき制
御機器がOFF表示という不安全な状態がなくなり、信頼
性が確保された伝送制御が行えるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。第1図は本発明の第一の実施例の構成図である。図
において25は端末機器であり、26はこの端末機器25を介
して遠隔制御で端末機器25に接続されている負荷27を制
御する制御機器である。端末機器25及び制御機器26は共
に電送通信路である商用100V電力線24に接続されてい
る。端末機器25は、制御機器26と通信する通信機能を有
する通信手段32と、この通信伝文を解読し負荷制御手段
34を制御する演算制御手段33と、負荷27を制御する前記
負荷制御手段34と、使用者が操作する手元スイッチ28を
備えている。一方制御機器26は、従来と同様の構成であ
り負荷27のON/OFF状態を表示する表示手段であるパイロ
ットランプ29を備えている。
以上の構成で本実施例は、以下のように作用するもので
ある。使用者が、端末機器25の手元スイッチ28を操作し
て負荷27をONしたとする。このON状態信号は、端末機器
25の通信手段32により商用100V電力線24を介して制御機
器26へ矢印30のように伝達される。制御機器26は、表示
手段であるパイロットランプ29で負荷27がON状態である
ことを表示し、同時に端末機器25へON状態電文を受信し
たというACK電文を矢印31のように伝送する。こうして
通信が完了するものである。しかしここで、例えば電力
線24に接続されている負荷27が多くてラインのインピー
ダンスが低く、前記ACK電文が端末機器25に到達しなか
った場合、負荷27がON状態であるにもかかわらず制御機
器26がOFF表示となるような場合が生ずる。そこで本実
施例による方法は、制御機器26が送信したACK電文を端
末機器25の通信手段32が受信しなかったことを演算制御
手段33が検知した場合、接続されている負荷27を強制的
にOFFするように制御するものである。
つまり、負荷27が電気ストーブ等の安全を意識する必要
があるような負荷である場合、本実施例による方法は特
に有効に作用するものであり、安全を考慮しなければな
らない負荷を安心して制御できるシステムを構築するこ
とが可能となるものである。
次に、第2図に基づいて第二の実施例について説明す
る。第2図は、制御機器が複数存在する場合を示してい
る。図において26・41・42は制御機器である。端末機器
25の構成は上記した第一の実施例と同様であり説明を省
略する。
端末機器25の手元スイッチ28で負荷27をON制御した場
合、ON状態電文が端末機器25から商用100V電力線24を介
して矢印35・37・39に示すように端末機器26・41・42に
伝送される。そして、制御機器26・41・42は各々のパイ
ロットランプ29・43・44を点灯させて負荷27がON状態で
あることを表示する。また同時に、各々の制御機器26・
41・42から端末機器25へON状態電文を受信したというAC
K電文を矢印36・38・40に示すように返信し、通信が完
了する。
本実施例では、前述した第一の実施例の場合と同様に矢
印35・37・39のON状態電文と矢印36・38・40のACK電文
の一つでも受信できなかった場合はただちに端末機器25
が負荷27をOFF制御するようにしている。こうして不安
全な状態を回避することができる。
発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように、以下のような
効果を有する。
(1) 複数の制御機器すべてに対して端末機器が順次
送信するON報知の負荷状態電文が正常に通信できない場
合、端末機器は負荷をOFF制御するため、安全性の向上
を図ることができる。
(2) 複数の制御機器が分散化されて配置されている
場合、システム全体の通信の信頼性が確保できなければ
端末機器は負荷をOFF制御するため、安全性の高いシス
テムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例を示す構成図、第2図は
同第二の実施例を示す構成図、第3図は従来例を示す構
成図である。 24……商用100V電力線、25……端末機器、26・41・42…
…制御機器、27……負荷、29……パイロットランプ、32
……通信手段、33……演算制御手段、34……負荷制御手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秦 桂子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岩本 良美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−121394(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己に接続された負荷を制御し制御後の負
    荷状態電文を送信する端末機器と、前記負荷状態電文を
    受信した場合に、その応答としてACK電文を送信すると
    共に受信した電文に含まれる情報に従って負荷のON/OFF
    状態を表示する複数の制御機器と、前記端末機器とこれ
    ら複数の制御機器との間でデータ伝送を行う伝送通信路
    とで構成され、前記端末機器が負荷をON制御した後、こ
    れら複数の制御機器へ順次送信する負荷状態電文に対し
    て各制御機器が応答として送信するACK電文を前記端末
    機器が1つでも正常に受信できなかった場合、前記端末
    機器は負荷をOFF制御することを特徴とする伝送制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5799892A (en) * 1980-12-13 1982-06-21 Matsushita Electric Works Ltd Time division multiplex transmission system
JPS63121394A (ja) * 1986-11-10 1988-05-25 Sanyo Electric Co Ltd 遠隔制御装置

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