JPH0360241A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、中央処理装置と単数または複数の端末器とを
２線の伝送線を介して接続し、時分割多重伝送を用いて
データ伝送を行なうことにより、各端末器に接続されて
いる照明器具あるいは動力負荷などの負荷を中央処理装
置から遠隔監視制御する遠隔監視制御システムに関する
。

［従来技術］ 従来、単数または複数の制御端末器のそれぞれに接続さ
れた照明負荷などの負荷を中央処理装置からの制御信号
に基づき集中的に遠隔制御するシステムが知られている
。このようなシステムでは、各端末器に接続されている
負荷に電力を供給している電源が停電などによって電力
供給無しとなった場合、この電力供給がなくなったこと
を中央処理装置において検出し、このとき中央処理装置
から停電時などに対応した制御を行なうものがあった。

このため従来装置では各端末器に接続されている負荷に
対する電力供給の有無を監視し停電などの場合にこれを
中央処理装置へと知らせるための停電監視用端末が専用
に設けられていた。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、このように停電監視用端末を専用に設けると
システム構成が複雑化するという不都合があった。

本発明は、上述の従来形における問題点に鑑み、停電監
視用端末を専用に設けることなく、各制御端末器が通常
は一般の監視端末または制御端末として働き停電時は停
電端末として働くような遠隔監視制御システムを提供す
ることを目的とする。

［課題を解決するための手段および作用］上記の目的を
達成するため、本発明は、中央処理装置と単数または複
数の端末器とを２線の伝送線を介して接続し、時分割多
重伝送を用いてデータ伝送を行なうことにより、各端末
器に接続されている負荷を中央処理装置から遠隔監視制
御する遠隔監視制御システムにおいて、この端末器が、
負荷側電源からの負荷に対する電力供給の有無を検出す
る手段と、この検出手段により負荷電源の供給が無いこ
とを検出した場合には、所定のアドレスへと自己の端末
器アドレスを切換える手段とを具備することとしている
。

これにより、各制御端末器は通常は一般の監視端末また
は制御端末として働き、一方停電時などには端末器アド
レスが自動的に切換わるので、中央処理装置は停電など
の発生を検出することができる。

［実施例〕 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の一実施例に係る遠隔監視制御システ
ムの全体構成を示す概略構成図である。

同図のシステムは、中央処理装置１、中央処理装置１に
伝送線２を介して接続された端末器３、および端末器３
に接続された単数または複数の負荷４を備えている。そ
して、中央処理装置１から伝送信号を送ることにより負
荷４を遠隔制御することができる。また、負荷４の状態
などを監視することができる。

第２図は、第１図の端末器３の内部構成を示すブロック
回路図である。同図において、３１は伝送インタフェー
ス、３２は受信処理部、３３は監視人力部、３４は端末
器３の自己アドレスの設定部、３５はアドレス設定のた
めのデイツプスイッチ、３６は電源回路、３７は監視入
力端子、３８は負荷用の外部電源、３９は外部電源から
の電力供給の有無を検出するためのリレー、４０はリレ
ー３９の接点である。ＰＣＩ〜ＰＣ４は監視入力のため
のフォトカップラである。

監視入力端子３７には例えばスイッチ、センサ、負荷状
態表示接点などが接続されており、中央処理装置１から
の監視要求があった場合に状態データを中央処理装置１
に返送する。また、監視入力端子３７に接続されている
スイッチなどの状態が変化したときには、フォトカップ
ラＰＣＩ〜ＰＣ４、監視入力部３３、伝送インターフェ
ース３１および伝送線２を介して、中央処理装置に向け
て子起動モードの伝送信号を送出する。なお、このよう
な子起動モードによる伝送はランダム伝送方式の場合の
み行なわれる。

このような構成において、負荷を制御する場合は、中央
処理装置より制御モード信号を伝送線２を介して伝送す
る。そして、端末器３では伝送インターフェース３１お
よび受信処理部３２を介してこの信号を受信し、信号の
内容を解析して所定の制御出力を行なう。これにより、
端末器３に接続されている各負荷が指示にしたがって制
御される。

上記のように負荷を制御するまたは監視入力を行なうい
ずれの場合であっても、伝送信号には端末器アドレス情
報が含まれている。そして、端末器３においては、この
伝送信号中のアドレスとアドレス設定部３４で設定され
ている端末器３の自己アドレスとを比較し、一致したと
きのみ動作する。なお、子起動モードの場合は、端末器
３の側から自己アトレースを中央処理装置に送出する。

この実施例の端末器３の場合、アドレス設定部３４の特
定のビット（ここでは最上位ビットとした）を停電時に
自動的に切換えるようにしている。

すなわち、負荷用の外部電源３８による電力の供給の有
無に従って、リレー３９を介してリレー接点４０をオン
またはオフし、これにより端末器の自己アドレスを切換
える。なお、以下ではアドレスを１２ビツト、特定ビッ
トを最上位ビットとして説明する。

通常、外部電源３８による電力の供給がある場合（停電
等でないとき）、リレー接点４０はオフされている。し
たがって、端末器３はデイツプスイッチ３５により設定
されたアドレス（○ＯＯＨから７ＦＦＨまで）を自己ア
ドレスとして動作する。一方、停電等により外部電源３
８からの電力の供給がなくなった場合は、これを検出し
てリレー接点４０がオンする。したがって、アドレスの
最上位ビットが「１」となるため、自己アドレスが切換
わり（８００ＨからＦＦＦＨまで）動作する。

したがって、この実施例の端末器３を用いれば、通常は
一般の監視端末または制御端末として動作しくアドレス
０ＯＯＨから７ＦＦＨ）、一方停電時は一般の監視端末
または制御端末のアドレスをアクセスしてもそのアドレ
スの端末が存在しないこととなり、監視データめ返送は
なくなる。逆に、通常時に端末の存在しないアドレスで
ある８００ＨからＦＦＦＨをアクセスすると返送データ
が返送されるので、中央処理装置ｌはこのことから停電
などを検出することができる。

第３図は、停電等の検出にフォトカップラを用いた端末
器３の概略構成を示すブロック回路図である。すなわち
、第２図の端末器ではリレー３９およびリレー接点４０
により停電検出してアドレスを変換しているのに対し、
第３図のものでは電源回路３６の出力側にフォトカップ
ラＰＣ５を接続し、これにより端末器アドレスの最上位
ビットを切換えることとしている。第３図の端末器の動
作も第２図の端末器と同様である。

第４図は、外部装置から送出される停電信号を受信して
アドレスを切換える端末器の内部構成を示すブロック回
路図である。

第４図の端末器では、負荷に電源を供給している外部電
源３８の電力供給の有無を、外部装置からの停電信号４
１として端末器に入力し、トランジスタ４２をオン／オ
フする。これにより、端末器アドレスの最上位ビットを
切換えることとしている。端末器３の動作も、第２図お
よび第３図のものと同様である。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、通常は監視端末
または制御端末の端末器アドレスを有して監視端末また
は制御端末として働き、停電時など負荷電源が供給され
なくなった場合のみ端末器アドレスを特定のアドレスと
なるようにしているため、停電監視端末を専用に設ける
必要がない。

また、通常使用する端末と停電時などに働く端末とを兼
用できることとなり、さらに停電の発生している端末を
中央処理装置に知らせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る遠隔監視制御システ
ムの全体構成を示す概略ブロック図、第２図は、第１図
の端末器の内部構成を示すブロック回路図、 第３図は、フォトカップラを用いて電源供給の有無を検
出しアドレスを切換える端末器のブロック回路図、 第４図は、外部装置より停電信号を入力することにより
端末器アドレスを切換える端末器のブロック回路図であ
る。 １；中央処理装置、２；伝送線、３；端末器、４；負荷
、３１；伝送インターフェース、３２；受信処理部、３
３；監視入力部、３４；アドレス設定部、３５：デイツ
プスイッチ、３７；監視入力端子、３８；外部電源、３
９；リレー、４０；リレー接点、４１；停電信号、４２
；トランジスタ、ＰＣＩ〜ＰＣ５；フォトカップラ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）中央処理装置と単数または複数の端末器とを２線
   の伝送線を介して接続し、時分割多重伝送を用いてデー
   タ伝送を行なうことにより、各端末器に接続されている
   負荷を中央処理装置から遠隔監視制御する遠隔監視制御
   システムにおいて、前記端末器が、負荷側電源における
   電力供給の有無を検出する手段と、該検出手段により負
   荷電源供給無しを検出した場合には、所定のアドレスへ
   と自己の端末器アドレスを切換える手段とを具備するこ
   とを特徴とする遠隔監視制御システム。