JPH0389696A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、中央処理装置と端末器とを２線の伝送線を介
して接続し時分割多重伝送を用いて照明負荷等の負荷を
遠隔監視制御する遠隔監視制御システムに関する。

［従来技術］ 従来、複数の端末器の各々に接続された単数または複数
の例えば照明負荷を中央処理装置からの伝送信号に基づ
き集中的にオン／オフ制御するようなシステムが知られ
ている。

第３図は、従来例であり後述するような本発明の適用対
象例でもある遠隔監視制御システムの構成を示す。

同図において、１は中央処理装置、２は２線の伝送線、
３１は中央処理装置１から伝送線２に送出された伝送信
号を受信し照明負荷３３をオン／オフ制御する制御用端
末器である。

制御用端末器３１は、中央処理装置１から送出される伝
送信号に基づき内部にある不図示の制御用ラッチングリ
レーをオン／オフし、このラッチングリレーのオン／オ
フに伴なって照明負荷３３がオン／オフされる。

また、制御用ラッチングリレーのオン／オフの状態は、
負荷状態を示す監視データとして制御用端末器から中央
処理装置に向けて送出され、中央処理装置はこの負荷状
態信号を受けて各照明負荷の負荷状態をモニタしていた
。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、従来のこの種のシステムでは、制御用ラッチ
ングリレーをオン／オフするための電力は伝送線から供
給され、一方負荷側には別に負荷側電源が備えられてい
た。そのため、負荷側の電源の停電により実際に照明負
荷が消灯状態となっても、監視データとしてはリレーが
オンされている旨の監視データが送出される。したがっ
て、中央処理装置では照明負荷が点灯状態であるという
誤った認識がなされる場合があった。

本発明は、上述の従来形における問題点に鑑み、実際の
負荷のオン／オフ状態を正しく監視データとして送出す
ることのできる遠隔監視制御システムを提供することを
目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するため、本発明の第１の局面に係る
遠隔監視制御システムは、中央処理装置と単数または複
数の端末器とを２線の伝送線を介して接続し、時分割多
重伝送を用いて伝送信号を授受し、その伝送信号に基づ
いて制御用ラッチングリレーをオン／オフすることによ
り、各端末器に接続されている負荷を中央処理装置から
遠隔監視制御する遠隔監視制御システムにおいて、電源
監視部により負荷側の電源を監視し、その電圧が正常で
ある場合に“１”となる電源監視信号を出力させ、一方
リレー監視部により制御用ラッチングリレーの状態を監
視し、このリレーがオン状態である場合に“１″となる
リレー監視信号を出力させ、これらの電源監視信号とリ
レー監視信号との論理積を取り、その結果出力に基づい
て負荷状態信号を監視データとして出力することとして
いる。

さらに、本発明の第２の局面に係る遠隔監視制御システ
ムは、中央処理装置と単数または複数の端末器とを２線
の伝送線を介して接続し、時分割多重伝送を用いてデー
タ伝送を行なうことにより、各端末器に接続されている
負荷を中央処理装置から遠隔監視制御する遠隔監視制御
システムにおいて、伝送信号処理部において中央処理装
置からの伝送信号を受信解読し、負荷のオン／オフを指
示するオン／オフ制御信号を発生させ、一方電源監視部
によって負荷側の電源を監視し、その電圧が正常である
場合に“１”となる電源監視信号を出力させ、これらの
オン／オフ制御信号と電源監視信号との論理積をとり、
その結果出力に基づいて制御用ラッチングリレーをオン
／オフさせ、これにより負荷をオン／オフすることとし
ている。

［作−用］ 上記本発明の第１の局面に係る構成によれば、アンド回
路により電源端子部から構成される装置監視信号とリレ
ー監視部から出力されるリレー監視信号との論理積が取
られる。電源監視信号は負荷側の電源電圧が正常である
場合に“１°となり、リレー監視信号は制御用ラッチン
グリレーの状態がオン状態である場合に“１“となる。

したがって、上記アンド回路における論理積の結果は、
負荷側の電源電圧が正常で、かつ制御用ラッチングリレ
ーがオン状態である場合に“１″となる。この論理積の
結果出力に基づいて、負荷状態信号が監視データとして
出力されるから、上記の論理積の結果が“１”の時に実
際の負荷の状態がオンであることとなり、この実際の負
荷の状態が監視データとして出力されることとなる。

上記本発明の第２の局面に係る構成によれば、負荷のオ
ン／オフを指示するオン／オフ制御信号と負荷側の電源
電圧が正常である場合に“１″となる電源監視信号との
論理積が取られる。そして、その結果出力に基づいて負
荷をオン／オフする制御用ラッチングリレーを制御する
。

［実施例］ 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の第１の実施例に係る遠隔監視制御シ
ステムの制御用端末器の概略構成を示すブロック回路図
である。同図に示すような構成の制御用端末器を、第３
図の端末器３１として用いた例につき以下説明する。

第１図において、２は中央処理装置へ接続される２線の
伝送線、４は伝送信号処理部、５は伝送信号処理部から
送出されるリレーのオン／オフ制御信号に基づいてオン
／オフされる制御リレーおよびこのリレーのオン／オフ
状態を返送するためのリレー監視部、６は負荷側の電源
電圧を監視する電源電圧監視部、８はリレー監視部５か
らのリレー監視信号と電源監視部６からの電源監視信号
との論理積を取るアンド回路、１０は制御用ラッチング
リレーの接点である。

上記構成において、伝送信号処理部４から中央処理装置
へ返送される照明負荷の実際の状態を示す監視データは
、アンド回路８の出力に基づいて生成され送出される。

そして、このアンド回路８は、リレー監視部５からのリ
レー監視出力と電源監視部６からの電源監視信号との論
理積を取るものである。ここで、リレー監視部５は制御
用ラッチングリレーの状態がオフの時“０°、オンのと
き“１″を出力し、電源監視部６は負荷電源が正常の時
“１″、異常のとき“Ｏ”を出力する。したがって、負
荷電源が正常であってかつ制御用ラッチングリレーがオ
ンのときのみ（照明負荷が実際に点灯状態のとき）負荷
がオンである旨を示す負荷状態信号が監視データとして
伝送信号処理部４から返送される。

第２図は、本発明の第２の実施例に係る遠隔監視制御シ
ステムの制御用端末器の概略構成を示すブロック図であ
る。上記の第１の実施例と同様に第２図に示す構成の制
御端末器を、第３図の端末器３１として用いた例につき
以下説明する。

第２図において、第１図と共通の部分は同一の付番で表
すものとする。９は負荷電源電圧監視部６から出力され
る電源監視信号と伝送信号処理部４から出力されるオン
／オフ制御信号（中央処理装置からの指示に基づくもの
）との論理積をとるためのアンド回路である。

この端末器は伝送信号処理部４から出力される負荷のオ
ン／オフ制御信号と電源監視部６から出力され、る電源
監視信号との論理積をとってその結果に基づいて制御用
リレー５を制御しているので、実際の照明負荷の状態と
ラッチングリレー５のオン／オフの状態とは完全に一致
している。したがって、リレー監視部５によりリレーの
オン／オフ状態を監視データとして従来通り返送するこ
ととすれば、これにより実際の負荷の状態が中央処理装
置においてモニタすることができることとなる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、リレーの状態と
負荷側電源の状態との論理積を取ってこれに基づき負荷
状態信号を返送しているので、負荷電源の停電により制
御用リレーがオン状態であるにもかかわらず実際に負荷
が動作していない場合は、負荷状態信号として負荷が不
動作である旨の状態信号が返送され、中央処理装置で実
際の負荷の状態を正しく得ることが可能となる。

また、リレーの状態と実際の負荷の状態とを一致させる
構成によれば、リレー状態を実負荷の状態として考えて
良い。したがって、負荷状態の監視要求があった際には
、従来通りリレーの状態のデータを負荷状態のデータと
して返送すれば良いという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１の実施例に係る遠隔監視制御シ
ステムの制御用端末器の概略構成を示すブロック図、 第２図は、本発明の第２の実施例に係る遠隔監視制御シ
ステムの制御用端末器の概略構成を示すブロック図、 第３図は、従来例でありかつ本発明の適用対象例でもあ
る遠隔監視制御システムの構成図である。 １・・・中央処理装置、 ２・・・伝送線、 ４・・・伝送信号処理部、 ５・・・制御リレー／リレー監視部、 ６・・・負荷電源電圧監視部、 ８．９・・・アンド回路、 １０・・・リレー接点。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）中央処理装置と単数または複数の端末器とを２線
   の伝送線を介して接続し、時分割多重伝送を用いて伝送
   信号を授受し、該伝送信号に基づいて制御用ラッチング
   リレーをオン／オフすることにより、各端末器に接続さ
   れている負荷を中央処理装置から遠隔監視制御する遠隔
   監視制御システムにおいて、 上記負荷側の電源を監視し、その電圧が正常である場合
   に“１”となる電源監視信号を出力する電源監視部と、 上記制御用ラッチングリレーの状態を監視し、該リレー
   がオン状態である場合に“１”となるリレー監視信号を
   出力するリレー監視部と、 上記電源監視部から出力される電源監視信号とリレー監
   視部から出力されるリレー監視信号との論理積をとるア
   ンド回路と、 該アンド回路の出力に基づいて負荷状態信号を出力する
   伝送信号処理部と を具備することを特徴とする遠隔監視制御システム。
2. （２）中央処理装置と単数または複数の端末器とを２線
   の伝送線を介して接続し、時分割多重伝送を用いてデー
   タ伝送を行なうことにより、各端末器に接続されている
   負荷を中央処理装置から遠隔監視制御する遠隔監視制御
   システムにおいて、中央処理装置からの伝送信号を受信
   解読し、上記負荷のオン／オフを指示するオン／オフ制
   御信号を発生する伝送信号処理部と、 上記負荷側の電源を監視し、その電圧が正常である場合
   に“１”となる電源監視信号を出力する電源監視部と、 上記伝送信号処理部から出力されるオン／オフ制御信号
   と上記電源監視部から出力される電源監視信号との論理
   積をとるアンド回路と、 該アンド回路の出力に基づいて上記負荷をオン／オフす
   る制御用ラッチングリレーと を具備することを特徴とする遠隔監視制御システム。