JPS6335020A - 多重伝送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、平衡型ケーブル、光フアイバケーブル等を
信号伝送路とし、ユニット間でデータ通信を行う多重伝
送システムに関し、特に、信号伝送路等の異常時のハッ
クアップ機能の有する多重伝送システムに関するもので
ある。

（従来の技術） 平衡型ケーブル、光フアイバケーブル等の信号伝送路に
複数の多重ユニットを接続し、ユニット間でデータ通信
を行う多重伝送システムにおいて、信号伝送路等に断線
等の異常が発生するとこの信号伝送路を介してユニット
間の通信が不能になってしまう。従来、斯かる異常発生
に対処するために、例えば第５図に示すようなシステム
構成が考えられていた。即ち、給電線路５を介して電源
４から給電される、例えば３つの多重ユニッ）１を主信
号伝送路２により互いに接続すると共に、この主信号伝
送路２の故障時にこれをバックアップする軸信号伝送路
３を併設しておき、主信号伝送路２内に異常が生じたと
きには、各多重ユニットｌ内の異常検出回路によってこ
の異常を検出し、異常検出回路から切換信号を出力させ
各ユニットに設けられているスイッチ回路により伝送経
路を主信号伝送路２から軸信号伝送路３に切り換えてい
る。

（発明が解決しようとする問題点） 上述の従来の多重伝送システムは信号伝送経路を２系統
にして冗長度を増し、これにより信号伝送路等の異常に
対処するものであるが、主信号伝送路２及び給電線路５
に加え、バックアップ用の軸信号伝送路５を併設しなけ
ればならないという問題がある。

本発明は斯かる問題点を解決するためになされたもので
、軸信号伝送路を併設することなく簡易に信号伝送路の
異常時のバックアップ機能を保有し、システムの信転性
の向上を図った多重伝送システムを提供することを目的
とする。

（問題点を解決するための手段） 上述の目的を達成するために本発明の多重伝送システム
は、信号伝送路に接続される複数のユニットの夫々に、
前記信号伝送路に併設された給電線路によって直流電源
が供給される多重伝送システムにおいて、各ユニットに
前記信号伝送路の異常を検出する異常検出回路と、伝送
信号の伝送経路を切り換えるスイッチ回路とを設け、該
スイッチ回路に前記信号伝送路を接続すると共に、自ユ
ニットから他ユニットへの伝送信号を直流電源に重畳し
て前記給電線路に送出する一方、前記給電線路から供給
される他ユニットから自ユニットへの伝送信号を直流電
源から抽出する信号重畳・抽出回路を介して前記給電線
路を接続し、前記異常検出回路が前記信号伝送路の異常
を検出したとき、前記スイッチ回路に切換作動させて自
ユニットと他ユニット間の伝送信号の伝送経路を前記信
号伝送路から前記給電線路に切り換えることを特徴とす
る。

（作用） 各ユニットの異常検出回路は信号伝送路の異常を常時監
視しており、この信号伝送路の異常を検出したとき、ス
イ・ソチ回路に切換作動させて自ユニットと他ユニット
間の伝送信号の伝送経路を信号伝送経路から給電線路に
切り換える。そして、信号重畳・抽出回路より給電線路
の直流電源に自ユニットから他ユニットへの伝送信号を
重畳すると共に、他ユニットから自ユニットへの伝送信
号を直流電源から抽出することにより給電線路を介する
ユニット間のデータ通信を可能にする。これにより、信
号伝送路の異常時に給電線路がバックアップ機能を果た
し、軸信号伝送路を併設することなく簡易にシステムの
信頬性の向上を図ることを可能にする。

（実施例） 以下本発明の実施例を第１図乃至第４図を参照して説明
する。

第１図及び第２図は本発明に係る多重伝送システムの第
１の実施例を示し、先ず、第２図においてシステム全体
構成を説明すれば、複数の多重ユニット、例えば３つの
ユニット１Ｑａ−１０ｃが、例えば電気信号を伝送する
平衡型ケーブル等の信号伝送路１１により接続され、各
二二ノ）１０８〜１０ｃは給電線路１３を介して電＃１
２に夫々接続され、電ｔＡ１２は常時所定の定電圧の直
流電源を各ユニットに出力している。

各ユニノ）１０ａ〜１ｏｅは第１図に示すように構成さ
れ、伝送信号を信号伝送路１１を介して通信するに適宜
な符号に変換する等の機能を有する送受信回路１６が回
線切換用のスイッチ回路１５を介して信号伝送路１１に
接続され、スイッチ回路１５は信号重畳・抽出回路１７
を介して給電線路１３、及び異常検出回路１８の出力側
にも夫々接続されている。異常検出回路１８の入力側は
前記送受信回路１６の出力側に接続されている。尚、信
号重畳・抽出回路１７は前記直流電源１２から供給され
る所定定電圧の直流電源に信号成分の電圧を重畳及び抽
出するものである。又、第１図に示すユニット構成は本
発明を説明するのに必要な部分のみが示されており、他
の部分は省略されている。

次に、上述のように構成される多重伝送システムの作用
を説明すれば、各ユニットの異常検出回路１８は、送受
信回路１６及びスイッチ回路１５を介して信号伝送路１
１の信号状態を常に監視しており、信号伝送路１１に異
常が無いときにはスイッチ回路１５は送受信回路１６を
信号伝送路１１に接続し、ユニット間の伝送信号は該信
号伝送路１１を介する通常の経路で交換される。

一方、各ユニットの異常検出回路１８が信号伝送路１１
の遮断等の異常状態を検出したとき、異常検出回路１８
は切換信号をスイッチ回路１５に出力し、スイッチ回路
１５に切換作動させて、信号伝送経路を信号伝送路１１
から給電線路１３に切り換える。これにより、各ユニソ
目Ｏａ〜１０ｃの送受信回路１６はスイッチ回路１５及
び信号重畳・抽出回路１７を介して給電線路１３に接続
されることになる。かくして、給電線路１３が電ａ１２
からの給電と信号伝送路１１の異常時の信号伝送経路と
しての機能を果たし、信号伝送路１１の他に軸信号伝送
路を併設することなくシステムの信頬性を向上させるこ
とが出来る。

尚、信号伝送路１１の異常時に給電線路１３を信号伝送
路として使用する場合、ユニット間で伝送する信号はシ
ステムの制御等に特に必要なものだけに限定して重要信
号だけを伝送するようにしてもよい。

第３図は本発明の第２の実施例の多重伝送システムにお
ける各ユニットの内部構成を示し、第２の実施例の多重
伝送システムでは信号伝送路１１として平衡型ケーブル
を用いたがこれに代えて光フアイバケーブル等が用いら
れ、第１図の対応するものと同等の機能を存するものに
は同一の符号を付して示しである（後述する第４図も同
様）。

各ユニット１０３〜１０ｃの送受信回路１６は第１図と
同様に回線切換用のスイッチ回路１５及び光リンク部１
９を介して信号伝送路１１に接続され、スイッチ回路１
５は更に信号重畳・抽出回路１７を介して給電線路１３
及び異常検出回路１日の出力側に、異常検出回路１８の
入力側は前記送受信回路１６の出力側に夫々接続されて
いる。

各ユニノｌ−１０ａ−１０Ｇの光リンク部１９は自ユニ
ットから他ユニットに送出する伝送信号を電気・光変換
する電気・光変換ブロック１９ａ及び他ユニットから入
力する伝送信号を光・電気変換する光・電気変換ブロッ
ク１９ｂから成り、各ユニットの異常検出回路１８は送
受信回路１６、スイッチ回路１５及び光リンク部１９の
光・電気変換ブロック１９ｂを介して信号伝送路１１内
に発生する連続光、同期のとれない不規則な発光等の異
常信号や信号伝送路１１の断線等を常時監視しており、
異常時にスイッチ回路１５に切換信号を出力して信号伝
送経路を信号伝送路１１から給電線路１３に切り換えさ
せる。第２の実施例では信号伝送路１１として平衡型ケ
ーブルに代えて光フアイバケーブルを用いる点で第１の
実施例と異なるが、第２の実施例でも第１の実施例と同
じような効果が得られる。

第４図は本発明の第３の実施例の多重伝送システムにお
ける各ユニットの内部構成を示し、各ユニットには第３
図に示すユニット構成に加え光リンク部１９の電気・光
変換ブロック１９ａに給電する線路途中に電源スイッチ
回路２０が介装されされており、この電源スイッチ回路
２０は異常検出回路１８の出力側に接続されている。

第３の実施例の場合にも、信号伝送路１１として光フア
イバケーブル等の光信号伝送路が用いられ、異常検出回
路１８は送受信回路１６、スイッチ回路１５及び光リン
ク部１９の光・電気変換ブロック１９ｂを介して信号伝
送路１１の連続光等の異常信号を監視し、異常信号の発
生を検出した場合には第２の実施例と同様に回線切換用
のスイッチ回路１５に切換作動させて信号伝送経路が信
号伝送路１１から給電線路１３に切り喚えられ、通信不
発となったユニットと他のユニット間の通信は給電線路
１３を介して行われる。そして、第３の実施例の場合に
は複数のユニノ）１０２〜ＩＯＣの一つのユニット１０
ａが監視局（マスク局）となり（第２図参照）、マスク
局１０ａが信号伝送路１１の異常を検出すると、マスク
局ＬＯａは信号伝送路１１の信号状態を監視しつつ、異
常検出回路１８を介して自局の電源スイッチ回路２０に
電気・光変換ブロック１９ａへの給電を所定時間遮断さ
せると一方、送受信回路１６、切り換えられたスイッチ
回路１５、信号重畳・抽出回路Ｉ７及び給電線路１３を
介し、各ユニット（スレーブ局）１０ｂ、１０ｃの電気
・光変換ブロック１９ａへの給電を遮断させる指令信号
を直流電源に重畳させて各ユニット毎に所定の順序で送
信する。スレーブ局１０ｂ（１０ｃ）の信号重畳・抽出
回路１７は給電線路１３を介してマスク局ｔＯａから送
られてくる前記指令信号を直流電源から抽出し、この信
号はスイッチ回路１５及び送受信回路１６を介して異常
検出回路１８に供給される。すると、異常検出回路１８
は供給された指令信号に従って電源スイッチ回路２０に
切換作動させ電気・光変換ブロック１９ａへの給電を所
定時間だけ遮断する。マスク局は各ユニットの電気・光
変換ブロック１９ａが順次給電停止されることにより連
続発光等の異常のある電気・光変換ブロック１９ａを検
知し、当該故障ユニットの電気・光変換ブロック１９ａ
への給電を引き続き停止させる一方、異常の無いユニッ
トの電気・光変換ブロックには給電を再開する旨の指令
信号を上述したと同様に給電線路１３を経由して各ユニ
ットに供給する。斯くして、信号伝送路１１を連続光等
で充満させる障害が検知され、該障害ユニットをシステ
ムから除去させることが出来、障害を除去した後は正常
ユニット間で信号伝送路１１を介して再び通信が可能と
なる。

尚、第２及び第３の実施例においても給電線路１３を介
して行う信号伝送の場合、伝送する信号は、第１の実施
例で説明したと同様にシステムの制御等に特に必要な信
号だけを伝送するようにしてもよい。

（発明の効果） 以上詳述したように本発明の多重伝送システムに依れば
、各ユニットに信号伝送路の異常を検出する異常検出回
路と、伝送信号の伝送経路を切り換えるスイッチ回路と
を設け、該スイッチ回路に信号伝送路を接続すると共に
、自ユニットから他ユニットへの伝送信号を直流電源に
重畳して給電線路に送出する一方、前記給電線路から供
給される他ユニットから自ユニットへの伝送信号を直流
電源から抽出する信号重畳・抽出回路を介して前記給電
線路を接続し、異常検出回路が信号伝送路の異常を検出
したとき、スイッチ回路に切換作動させて自ユニットと
他ユニット間の伝送信号の伝送経路を信号伝送路から給
電線路に切り換えるようにしたので、信号伝送路及び給
電線路に加え更に従信号伝送路を併設することなく簡易
に信号伝送路等の異常時のバックアップ機能を保有し、
システムの信軌性を向上させることが出来るという優れ
た効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る多重伝送システムの第１の実施例
の各ユニットの内部構成を示す部分ブロック図、第２図
は本発明に係る多重伝送システムの全体構成を示すブロ
ック図、第３図は本発明に係る多重伝送システムの第２
の実施例の各ユニットの内部構成を示す部分ブロック図
、第４図は本発明に係る多重伝送システムの第３の実施
例の各ユニットの内部構成を示す部分ブロック図、第５
図は従来の多重伝送システムの概略構成を示すブロック
図である。 １０ａ・・・多重ユニット（監視局）　、１０ｂ、１０
ｃ・・・多重ユニット、１１・・・信号伝送路、１２・
・・直流電源、１３・・・給電線路、１５・・・回線切
換用スイッチ回路、１６・・・送受信回路、１７・・・
信号重畳・抽出回路、１８・・・異常検出回路、１９・
・・光リンク部、１９ａ・パ・電気・光変換ブロック、
１９ｂ・・・光・電気変換ブロック、２０・・・電源ス
イッチ回路。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）信号伝送路に接続される複数のユニットの夫々に
   、前記信号伝送路に併設された給電線路によって直流電
   源が供給される多重伝送システムにおいて、各ユニット
   に前記信号伝送路の異常を検出する異常検出回路と、伝
   送信号の伝送経路を切り換えるスイッチ回路とを設け、
   該スイッチ回路に前記信号伝送路を接続すると共に、自
   ユニットから他ユニットへの伝送信号を直流電源に重畳
   して前記給電線路に送出する一方、前記給電線路から供
   給される他ユニットから自ユニットへの伝送信号を直流
   電源から抽出する信号重畳・抽出回路を介して前記給電
   線路を接続し、前記異常検出回路が前記信号伝送路の異
   常を検出したとき、前記スイッチ回路に切換作動させて
   自ユニットと他ユニット間の伝送信号の伝送経路を前記
   信号伝送路から前記給電線路に切り換えることを特徴と
   する多重伝送システム。
2. （２）前記信号伝送路は光信号を伝送する光伝送路であ
   り、各ユニットに伝送信号を光・電気変換する光・電気
   変換ブロック及び電気・光変換する電気・光変換ブロッ
   クから成る光リンク部を備えることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の多重伝送システム。
3. （３）前記各ユニットの電気・光変換ブロックと前記給
   電線間に電源スイッチ回路を介装し、前記複数のユニッ
   トの一つを監視局として前記信号伝送路を監視し、該信
   号伝送路中に異常信号の発生を検出したとき、該監視局
   のユニットは前記信号伝送路を監視しながら他の各ユニ
   ットに前記給電線路を介して前記電源スイッチ回路を遮
   断する切換動作信号を順次出力して故障ユニットを検知
   し、検知した故障ユニットの電気・光変換ブロックへの
   給電を停止して該故障ユニットを前記信号伝送路から除
   去することを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の多
   重伝送システム。