JPH0468932A - 回線切替方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 予備伝送路を有する同軸ケーブルや光ケーブル等による
ディジタル伝送システムにおける回線切替方式に関し、 現用から予備に伝送路を直接切替ることか可能でかつ瞬
断ては動作しない伝送路切替方式の提供を目的とし、 現用伝送路と予備伝送路とを有し、現用伝送路の障害時
に通信回線を予備伝送路に自動切替を行うディジタル伝
送システムの回線切替方式において、現用および予備の
伝送路のそれぞれに設けられ自伝送路の障害発生または
障害復旧を検出して切替トリガを出力する故障検出部と
、切替トリガが入力されると、切替制御処理を開始し所
定切替制御処理時間後に通信回線を故障現用伝送路から
予備伝送路に切替えるように指示する切替要求信号、ま
たはた切戻制御処理を開始し所定切戻制御時間後に予備
伝送路から現用伝送路へ通信回線を切戻すように指示す
る切戻要求信号を出力する制御部と、該切替要求信号ま
たは切戻要求信号に基づいて通信回線の切替または切戻
しを行うスイッチ部とを有し、該制御部は切替要求信号
または切戻要求信号を出力する直前に再度該切替トリガ
の有無をチェックし、継続して切替トリガが発生してい
ることを確認した場合のみ切替要求信号または切戻要求
信号を出力するように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、予備伝送路を有する同軸ケーブルや光ケーブ
ル等によるディジタル伝送システムにおける回線切替方
式に関する。

ディジタル通信回線の切替は伝送路の瞬断ては動作せず
、所定の伝送路障害で切替動作するのが望ましい。

〔従来の技術〕

第３図は、本発明が対象とする伝送システムの構成図で
ある。

図において通信回線ｋｌ〜１−Ｎを伝送するために送端
側と受端側の間に現用の伝送路２−１〜２−Ｎと予備の
伝送路２−Ｍとが設けられている。

送端側のＮ本の通信回線は回線切替装置３のスイッチ部
３１Ｓを介してｎ本の現用伝送路２−１〜２Ｎに接続さ
れ受端側もスイッチ部３１Ｒを介してｎ本の通信回線に
接続されている。送受端間にはｎ本より少ない数の予備
伝送路２−Ｍ（図では一回線）が設定されている。全て
の伝送路はそれぞれの末端で受信信号を監視して伝送路
の障害を検出する障害検出部２１Ｓ、　２１Ｒ〜２Ｍ３
．２ＭＲを経てスイッチ部に接続されている。切替装置
３Ｓ、　３Ｒは各伝送路の障害検出部からの切替トリガ
信号を受けて切替制御処理を行う制御部３２Ｒ，３２Ｓ
と、通信回線と伝送路との接続を切替えるスイッチ部３
１Ｓ、３１Ｒとからなり、制御部３１３と対向局の制御
部３１Ｒとの間は制御回線３３で接続されている。

上記のシステム構成による従来の回線切替方式を第４図
の動作シーケンスで説明する。これは回線切替が正常に
行われた場合である。例えば伝送路２−１に障害が発生
すると、この伝送路の受信信号を常時監視している障害
検出部２１Ｒが、障害を検出して所定の保護時間τ後に
、切替トリガを制御部３２Ｒに伝達し、制御部３２Ｒは
対向側の制御部３２Ｓとのやりとりを含む切替制御処理
を行い所定の切替制御処理時間Ｔｓ後に両制御部３２Ｓ
、　３２Ｒは切替要求信号をスイッチ部３１Ｓ、３１Ｒ
に送出して通信回線を伝送路線２−１から予備伝送路２
−Ｍに切替える。そして回線切戻し時には、伝送回線２
−１が復旧したことを検出した障害検出部２１Ｒが所定
の保護時間τ後に切替トリガを制御部３２Ｒに送出し、
所定の切戻制御処理時間Ｔｒ後に制御部３２Ｓ、　３２
Ｒはスイッチ部３１Ｓ、３１Ｒに切戻要求信号を出し、
通信回線を予備伝送路２−Ｍからもとの正規の現用伝送
路線２−１に切り戻す。

切替制御処理時間Ｔｓや切戻制御処理時間Ｔｒは制御部
が切替要求信号を出力するまでに行うソフトウェア処理
に要する時間であり、制御部の処理速度等によって定ま
る有限の時間である。

〔発明が解決しようとする課題〕

第５図は、従来の回線切替方式の問題点を示す図である
。

上記従来の切替方式では切替トリガによって制御部が動
作を開始してＴｓ時間後に一方的に切替要求信号を出し
スイッチ部で回線切替が行われる。

ところが第５図の（ａ）に示すように、現用伝送路に保
護時間τより長い瞬断が発生した場合には、切替トリガ
により切替制御処理を開始した制紳部は該処理動作中に
障害検出部から障害が復旧したとの切替トリガの通知を
受けても、切替制御処理が完了して予備伝送路に切り替
わった後でないと受は付けることができず、受付待機時
間Ｔｈ後に該切戻しのための切替トリガを受は付けて所
定の切戻制御処理時間Ｔｒ後に切戻しが行われるまでの
間は予備伝送路への切替えが行われてしまう。

即ち、切替時点では故障現用回線が正常に復旧している
ような伝送路の瞬断に対しても、回線切替が行われてし
まう。特に光フアイバ伝送路では各伝送路を二重化して
光スィッチ等で同一伝送回線内で伝送媒体を切替えるこ
とが行われるが、この正常切替時に発生する伝送路の瞬
断によって回線切替が起こってしまうことは問題であっ
た。

これを防止するには、障害検出部の保護時間τを長く設
定すればよいが、正常切替時にも回線切替時間が増大す
るので好ましくない。

また従来のディジタル伝送方式では、回線の切替は低次
群の信号を切り換えることによって行っていたため高次
群の伝送路は予備伝送路を含めて常時同期が確立してお
り、予備伝送路への切替直後に伝送路に擾乱が発生する
ことはなかったが、近時予備伝送路を種々の異なるフォ
ーマットの信号伝送に共用する要求があり、このため最
上位まで多重化された高次群の伝送路を直接切り換える
必要がでてきた。従来の切替方式で上記の高次側の直接
切替を行うと、第５図の（ｂ）に示すように、予備伝送
路に切替えた直後に該予備伝送路に擾乱が起こりこれを
予備伝送路の故障検出部が検出して切戻し処理を指令す
る。しかし、故障現用伝送路は復旧していないため現用
の障害検出部は再度切替トリガを通知し、切替トリガと
切戻トリガが交互に発生して故障現用伝送路と予備伝送
路との間で切替、切戻しの振動状態が生じ通信回線が正
常に予備伝送路に切り替わらないという問題も生じる。

本発明は上記問題点に鑑み創出されたもので、現用から
予備に伝送路を直接切替ることが可能でかつ瞬断ては動
作しない伝送路切替方式の提供を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の回線切替方式を示す動作シーケンス図
である。

上記問題点は、第１図と第３図に示すように、現用伝送
路２−１〜２−Ｎと予備伝送路２−Ｍとを有し、現用伝
送路２−Ｎの障害時に通信回線を予備伝送路２−Ｍに自
動切替を行うディジタル伝送システムの回線切替方式に
おいて、 現用および予備の伝送路のそれぞれに設けられ自伝送路
の障害発生または障害復旧を検出して切替トリガを出力
する故障検出部２１Ｓ、　２１Ｒ〜２ＮＳ、　２ＮＲ，
２ＭＳ、　２ＭＲと、 切替トリガが入力されると、切替制御処理を開始し所定
切替制御処理時間Ｔｓ後に通信回線を故障現用伝送路２
−１から予備伝送路２−Ｍに切替えるように指示する切
替要求信号、またはた切戻制御処理を開始し所定切戻制
御時間Ｔｒ後に予備伝送路２−Ｍから現用伝送路２−１
へ通信回線を切戻すように指示する切戻要求信号を出力
する制御部３２Ｓ。

３２Ｒと、 該切替要求信号または切戻要求信号に基づいて通信回線
の切替または切戻しを行うスイッチ部３１Ｓ、３１Ｒと
を有し、 該制御部３１Ｓ、３１Ｒは切替要求信号または切戻要求
信号を出力する直前に再度該切替トリガの有無をチェッ
クし、継続して切替トリガが発生していることを確認し
た場合のみ切替要求信号または切戻要求信号を出力する
ようにしたことを特徴とする本発明の回線切替方式によ
り解決される。

〔作用〕

現用伝送路に瞬断を含むあらゆる障害が発生すると直ち
に切替トリがか発生し、制御部は回線切替の要／不要を
判断することな（直ちに切替制御処理を開始する。そし
て切替制御処理終了直前に現用伝送路の故障検出部に対
して障害が継続しているかどうかを確認し、永久障害等
で伝送路障害が継続していれば再度切替トリガが出力さ
れるので切替要求信号を出してスイッチ部に回線切替を
指令する。瞬断等の場合は切替制御処理時間以内に現用
回線は正常に復旧しているので確認時には切替トリガが
検出されず、このため制御部はスイッチ部に切替要求信
号を出さず回線切替は行われない。また切戻時も同様に
切戻制御処理時間の最後に再度確認してから切戻要求信
号を出力して切戻しを行うので現用回線が完全に復旧し
てから切戻される。これらの確認は切替処理時間や切戻
制御処理の最後に行われるので、従来の切替所要時間を
長くすることなく切替制御処理時間以内の瞬断に対する
回線切替を防止することができる。

〔実施例〕

以下添付図により、実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の回線切替方式を示す図で、（ａ）は正
常切替時の動作シーケンスを、また（ｂ）は瞬断時の動
作シーケンスを示す。装置の構成は第４図と同じである
が、装置の機能として障害検出部が保護時間を持たず障
害検出時に直ちに切替トリガを出力する点と、制御部が
確認動作を行う点とが従来と異なる本発明の主要な特徴
である。本実施例においては現用伝送路２−１と予備伝
送路２−Ｍとの間で切替／切戻が行われるとして説明す
る。

第１図（ａ）において、現用の伝送路２−１に何らかの
障害が発生すると、受端側の障害検出部２ＩＲは直ちに
切替トリガを回線切替装置の制御部３２Ｒに送る。する
と制御部３２は切替制御処理を開始し、送端側の制御部
３２ｓと連携して所定の切替制御処理時間Ｔｓをかけて
切替制御処理を行う。そして切替要求信号をスイッチ部
３１Ｒに出力する直前に、現用伝送路の障害検出部２１
Ｒに対して障害が継続しているかどうかを確認する。現
用回線が依然として障害状態にあれば、障害検出部２１
Ｒは再度切替トリガを出力するので、制御部３２Ｒはこ
の障害が回線切替を要する永久障害と判定して切替要求
信号を出力する。スイッチ部３２Ｒ，３２Ｓはこの切替
要求信号に制御されて通信回線１−１を障害現用伝送路
２−１から正常な予備伝送路２−Ｍに切替えて救済する
。

現用伝送路２〜１の障害が復旧したことを検出した障害
検出部２１Ｒは直ちに切替トリガを出し、制御部３２Ｒ
は切戻制御処理を開始し、切戻制御時間Ｔｒ後に復旧状
態を調べ再度切替トリガがあることを確認したスイッチ
部３１Ｒ，３１Ｓに切戻要求信号を出して回線を切戻す
。

第１図（ｂ）は現用伝送路に瞬断が発生した場合の動作
シーケンスで、瞬断を検知した現用伝送路の障害検出部
２１Ｒは切替トリガを制御部３２Ｒに送り、制御部３２
Ｒは切替制御処理を開始するか、切替要求信号を出力す
る直前の確認動作時には現用伝送路２−１の障害が復旧
して最早切替トリがか断となっているので、制御部３２
Ｒは切替要求信号を出力することな（、回線切替は行わ
れない。従って瞬断の度に回線切替が行われることがな
く無駄な切替動作を防止することができる。

また伝送路の直接切替で切替直後に予備伝送路に瞬断に
よる擾乱が発生して、予備伝送路の故障検出部が切替ト
リガを制御部に送っても、切戻要求信号を出力する直前
で再度擾乱継続の有無を確認する。そして確認時点では
予備伝送路の擾乱は収まっているので切替トリガが発生
せず制御部は切戻要求信号を出力しない。従って故障現
用伝送路への切戻しが行われることがなく予備伝送路へ
の回線の直接切替が安定に行われる。

第２図は、伝送路の直接切替により切替直後に切替先伝
送路に擾乱が発生する場合の動作シーケンスを示す図で
ある。

第１図（ａ）と同様に、現用伝送路２−１か障害になる
と第１図（ａ）と同様に予備伝送路へ回線切替が所定に
行われる。そしてこの伝送路切替によって、予備伝送路
２−Ｍに擾乱が起こり瞬断が発生すると、予備の障害検
出部２ＭＲはこれを検出して切替トリガを制御部３２Ｒ
に出力する。制御部３２Ｒはこの切替トリガによって直
ちに切戻制御処理を開始し、所定の切戻制御処理時間Ｔ
ｒの最後に再度予備の障害検出部２ＭＨに予備伝送路の
擾乱の継続有無を確認する。切替による擾乱の場合は、
この時点では正常状態になっているので切替トリガが出
力されないため、制御部３２Ｒは切戻し不要と判断して
切戻要求信号を出力せずに切戻制御処理を終了する。従
って、予備伝送路から切戻されることはなく正常に回線
切替が行われる。

〔発明の効果〕

以上説明した如く本発明によれば、回線切替装置は伝送
路障害を検出すると直ちに切替制御処理を開始し回線切
替の直前で再度障害継続を確認した上で切替を行うので
、保護時間の増加による回線切替時間の増大を招くこと
なく伝送路瞬断による不必要な回線切替を回避でき、ま
た切替時の擾乱による切戻しが防止されるので伝送路の
直接切替が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の回線切替方式を示す図、第２図は、
本発明の回線切替方式による伝送路直接切替時のシーケ
ンス、 第３図は、本発明が対象とする伝送システムの構成図、 第４図は、従来の回線切替方式の動作シーケンス（正常
切替時）、 第５図は、従来の回線切替方式の問題点を示す図、 である。 図において、 １−１〜１−Ｎ−通信回線、 ２−１〜２−Ｎ−・・・現用の伝送路、２−Ｍ・・・予
備の伝送路、 ２１Ｓ、２１Ｒ〜２ＮＳ、２ＮＲ−現用の障害検出部、
２ＭＳ、　２ＭＲ・−予備の障害検出部、３３．３Ｒ−
−一回線切替装置、 ３１Ｒ，３１３−スイッチ部、 ３２Ｒ，３２Ｓ　−一制御部、 である。 （ｄ）　　正Ｉ討１刀替時の動作シーアンス（Ｉ））瞬
泣ｇ牛の動ｆ％ソーγゾＸ 木発明／）回線切替方式を示すｍ 第　　ｉ　　図 本発明の回ａ（〃替方或ｆ：よろ伝送路直接切替時のシ
→ノス′！１２ 肥 送りＡ６イ則 受端づρ１ 木を明Ａζ゛クフ象とイるイ之送ンステＬｔ＞ｌｒＬ代
凹第 図 イ尤宋の回］漿ｔｙ＋曽方式の動作シーγンス（正−常
ｔ１叫）第　　４１！１ ＜（１） 瞬ｌ！ｌＩ′１８％／ｌ勧イＹシーγンＸ（ｂ）イた良
路の直接土刀賛ｇ％の中力ｆ１シーケン区４８．０回線
ｔｎＵ方式の間即距、を示す図第　　　Ｓ　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 現用伝送路（２−１〜２−Ｎ）と予備伝送路（２−Ｍ）
   とを有し、現用伝送路（２−１）の障害時に通信回線を
   予備伝送路（２−Ｍ）に自動切替を行うディジタル伝送
   システムの回線切替方式において、 現用および予備の伝送路のそれぞれに設けられ自伝送路
   の障害発生または障害復旧を検出して切替トリガを出力
   する故障検出部（２１Ｓ、２１Ｒ〜２ＮＳ、２ＮＲ、２
   ＭＳ、２ＭＲ）と、 切替トリガが入力されると、切替制御処理を開始し所定
   切替制御処理時間（Ｔｓ）後に通信回線を故障現用伝送
   路（２−１）から予備伝送路（２−Ｍ）に切替えるよう
   に指示する切替要求信号、またはた切戻制御処理を開始
   し所定切戻制御時間（Ｔｒ）後に予備伝送路（２−Ｍ）
   から現用伝送路（２−１）へ通信回線を切戻すように指
   示する切戻要求信号を出力する制御部（３２Ｓ、３２Ｒ
   ）と、 該切替要求信号または切戻要求信号に基づいて通信回線
   の切替または切戻しを行うスイッチ部（３１Ｓ、３１Ｒ
   ）とを有し、 該制御部（３２Ｓ、３２Ｒ）は切替要求信号または切戻
   要求信号を出力する直前に再度該切替トリガの有無をチ
   ェックし、継続して切替トリガが発生していることを確
   認した場合のみ切替要求信号または切戻要求信号を出力
   するようにしたことを特徴とする回線切替方式。