JP3508380B2 - 遠隔監視制御システム - Google Patents

遠隔監視制御システム

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JP3508380B2
JP3508380B2 JP10083396A JP10083396A JP3508380B2 JP 3508380 B2 JP3508380 B2 JP 3508380B2 JP 10083396 A JP10083396 A JP 10083396A JP 10083396 A JP10083396 A JP 10083396A JP 3508380 B2 JP3508380 B2 JP 3508380B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多重伝送に
よる遠隔監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は時分割多重伝送を用いた遠隔監視
制御システムを示しており、この遠隔監視制御システム
は、具備している操作スイッチSの操作状態を監視する
入力用端末器1と、被制御負荷2を制御する出力用端末
器3とを2線式の信号線4を介して伝送ユニット5に接
続した構成が基本的な構成であり、各端末器1、3は夫
々固有のアドレスが設定され、このアドレスを用いて伝
送ユニット5が入力用端末器1、出力用端末器3を個別
に認識する。
【0003】伝送ユニット5は信号線4に対して、図7
(a)(b)のようなフォーマットの伝送信号Vsを送
出する。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示
すスタートパルスST、信号モードを示すモードデータ
信号MD、各端末器1、3を各別に呼び出すためのアド
レスを伝送するアドレスデータ信号AD、被制御負荷2
を制御する制御データを伝送する制御データ信号CD、
伝送エラーを検出するためのチェックサムデータ信号C
S、入力用端末器1や出力用端末器3からの返信データ
信号を受信するタイムスロットである信号返信期間WT
よりなる複極(±24V)の時分割多重信号であり、パ
ルス幅変調によってデータが伝送されるようになってい
る。
【0004】各入力用端末器1及び出力用端末器3で
は、信号線4を介して受信した伝送信号VS により伝送
されたアドレスデータが予め設定されているアドレスに
一致すると、伝送信号VS から制御データを取り込むと
ともに、伝送信号Vsの信号返信期間WTに同期して返
信データを電流モード信号(信号線4の線間を適当な低
インピーダンスを介して短絡することに送出される信
号)として返送する。
【0005】また伝送ユニット5には、ダミー信号送出
手段及び割り込み信号処理手段が設けられる。ダミー信
号送出手段は、モードデータ信号MDをダミーモードと
したダミー伝送信号を常時送出する。また割り込み信号
処理手段は、いずれかの入力用端末器1で操作スイッチ
Sの操作に伴って発生した図7(c)に示す割り込み信
号Viを受信したときに、割り込み信号Viを発生した
入力用端末器1を検索し、その入力用端末器1に設定さ
れているアドレスデータを返信データ(操作データ)と
して返信させる。即ち、常時はダミー信号送信手段によ
ってダミー伝送信号を信号線4に送出し、操作スイッチ
Sの操作に伴って入力用端末器1から発生した割り込み
信号Viをダミー伝送信号のスタートパルス信号STに
同期して検出すると、伝送ユニット5から割り込み処理
手段によってモードデータ信号MDをアドレス確認モー
ドとした伝送信号Vsを信号線4に送出する。各入力用
端末器1では、割り込み信号Viを発生すると割り込み
の要求を行う割り込みフラグを設定し、割り込みフラグ
が設定されている入力用端末器1ではモードデータ信号
MDがアドレス確認モードの伝送信号Vsを受信する
と、この伝送信号Vsの信号返信期間WTに同期して入
力用端末器1に設定されているアドレスを返信データ
〔監視データ(操作スイッチSの操作データ)〕として
返信する。このようにして伝送ユニット5では割り込み
信号Viを発生した入力用端末器1のアドレスを獲得す
ることができる。
【0006】伝送ユニット5では、割り込み信号Viを
発生した入力用端末器1のアドレスを獲得すると、操作
スイッチSに対する対応関係が予め設定されている被制
御負荷2を接続している出力用端末器3に伝送する制御
データを生成するとともに、その制御データを含む伝送
信号Vsを信号線4に送出し、対応する出力用端末器3
に制御データを伝送し、出力用端末器3は制御データに
基づいて負荷制御出力を発生して被制御負荷2を制御す
る。また信号返信期間WTに負荷状態を示す監視データ
を伝送ユニット5へ返信する。
【0007】伝送ユニット5はこの返信された監視デー
タに基づいて動作表示用の制御データを作成して対応す
る入力用端末器1へ伝送信号Vsにより送る。入力用端
末器1ではこの伝送信号Vsの制御データに基づいて対
応する操作スイッチSに付設してある表示ランプ(図示
せず)を点灯又は消灯することにより対応する被制御負
荷2の動作状態を表示する。
【0008】尚入力用端末器4は例えば4つの入力があ
り、この4つの入力に対応して出力用端末器3は4つの
制御出力を発生することができるようになっている。尚
入力用端末器1や出力用端末器3では、夫々信号線4上
を伝送されている伝送信号Vsを全波整流し安定化する
ことによって内部回路の動作用電源を得るようになって
いる。出力用端末器3に接続される被制御負荷2につい
ては別途に交流電源を設けている。
【0009】上述した遠隔監視制御システムにおいて
は、操作スイッチSが複数あってもまたそれを監視する
入力用端末器1が複数が備わっていても、2線の信号線
4にて配線ができるため、テナントビル、オフィスビル
等、被制御負荷2の点滅回路数が多いものでも、省施工
とすることができるという特徴がある。更に一つの操作
スイッチSにより複数の被制御負荷2を一括でオン/オ
フするパターン制御を行うことが簡易に行え、またその
対象とする被制御負荷2を自由に組み換えることもでき
るという特徴がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のパタ
ーン制御では、制御後、各被制御負荷2は入力用端末器
1の操作スイッチSで個別に制御することができるた
め、該制御後パターン制御の対象となっている被制御負
荷2を元の状態に戻すことができなかった。停電時にバ
ックアップ電源により電力供給を受ける場合、動作中で
あった被制御負荷2の中で最低必要な被制御負荷2のみ
動作を継続させ、残りの被制御負荷2の動作を停止さ
せ、復電時には各被制御負荷2の状態を停電前の元に戻
すような制御は不可能であった。 尚停電を検知すると
伝送ユニットへ検知を知らせる端末器を設けたシステム
としては特開平3−60241号に記載されたものがあ
る。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みて為されたもの
で、請求項1の目的とするところは停電発生時には予め
定めた被制御負荷を強制制御し、停電復帰時には強制制
御に入る前の元の状態に被制御負荷を戻すことができる
遠隔監視制御システムを提供するにある。請求項2の発
明の目的とするところは、防災システム等と容易に連動
させることができる遠隔監視制御システムを提供するに
ある。
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、複数の端末器を2線式の信号線
を介して伝送ユニットに接続し、この伝送ユニットから
はアドレスデータを含む伝送信号を信号線に時分割多重
で送出することによって各端末器を個別にアクセスし、
伝送信号に同期して設定した信号返信期間に端末器から
送信された監視入力に基づく監視データを受信すると、
監視データに基づいて制御データを作成し、監視データ
を発生した端末器に対応した端末器に対して制御データ
を上記伝送信号により伝送し、当該端末器では受信した
制御データにより被制御負荷の動作を制御する出力を発
生する遠隔監視制御システムにおいて、端末部と、親機
部と、信号線切替用の切替部とを有し、端末部には、外
部の停電検出手段の信号を入力するポートと、伝送ユニ
ットからの伝送信号と各端末器からの監視データに基づ
いて、出力用の端末器に接続される被制御負荷の動作状
態を記憶する機能と、停電検出手段から停電検出信号が
入力したときに強制制御を行う対象となる被制御負荷を
設定する機能と、停電検出手段から停電検出信号が入力
すると強制制御になったことを親機部に知らせ、停電検
出手段からの信号が停電からの復帰を示すと復帰を親機
部に知らせる機能と、停電/復帰に対応して切替部を制
御する機能とを備え、切替部には、通常時に上記伝送ユ
ニットを各端末器が接続された信号線に接続するととも
に該信号線から親機部を切り離し、停電時に端末部の制
御により伝送ユニットと各端末器が接続されている信号
線との間を遮断するとともに、親機部を端末器が接続さ
れている信号線に接続し、停電からの復帰時に端末部の
制御により上記伝送ユニットを各端末器が接続された信
号線に接続するとともに該信号線から親機部を切り離す
機能を備え、親機部には、端末部から強制制御になった
知らせを受けると、端末部から強制制御を行う対象とな
る被制御負荷の設定データをバスを通じて転送させ、該
設定データに基づいて強制制御対象の被制御負荷に対応
する出力用の端末器及び強制制御対象以外の被制御負荷
に対応する出力用の端末器を伝送信号により順次アクセ
スして、伝送信号により送出した制御データにより被制
御負荷を強制制御する とともに、強制制御対象以外の被
制御負荷の動作を停止させる機能と、停電からの復帰の
知らせが端末部からあると、端末部から強制制御前の各
被制御負荷の動作状態のデータを転送させ、該データに
基づいて各被制御負荷を元の動作状態に戻す制御データ
を各出力用端末器を伝送信号により順次アクセスして送
る機能とを備えている、停電時制御ユニットを設けたこ
を特徴とする。
【0014】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
て、上記停電検出手段の検出出力は無電圧接点のオ
ン、オフ信号であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。 (実施形態1)図2は本実施形態の全体構成を示してお
り、停電時制御ユニット7は、伝送ユニット5からの信
号線4’を第1の信号線接続端子10aに接続し、各入
力用端末器1a…や出力用端末器3を接続している信号
線4を第2の信号線接続端子10bに接続しており、通
常において信号線4’と信号線4とは停電時制御ユニッ
ト7内において接続され、伝送ユニット5からの伝送信
号Vsを各端末器1,3へ伝送することができ、また各
端末器1,3からの返信信号を伝送ユニット5側へ送る
ことができるようなっている。
【0016】従って個別スイッチSを設けた入力用端末
器1a、或いは調光制御のための入力用端末器1b、更
にパターン制御やグループ制御の対象被制御負荷2を設
定する設定スイッチを備えた入力用端末器1cからの操
作データ、つまり監視データに基づいて伝送ユニット5
は従来のシステムと同様に通常の監視制御を行うように
なっている。
【0017】停電時制御ユニット7は、図1に示すよう
に、端末器1、3と同様な端末器機能を持つCPUから
なる端末部11と、伝送ユニット5と同様な監視制御を
行うための機能を持つCPUからなる親機部12と、信
号線接続端子10a,10bに夫々接続した信号送受信
部13a,13bと、両信号送受信部13a,13aの
信号入出力端子間の線路に挿入され、信号線接続端子1
0aに接続されている信号線4’と、信号線接続端子1
0bに接続されている信号線4とを各信号送受信部13
a,13bを通じて接続する場合と信号送受信部13
a,13bを結ぶ線路を遮断し、親機部12の信号端子
を信号送受信部13bの信号入出力端に接続する場合と
を端末部11の制御により切り替える切替部14と、電
源線接続端子22に接続される交流電源からユニット内
の各部に必要な直流電圧を得る電源部16と、信号線接
続端子10b間が短絡するとこれを検出して点灯表示を
行う信号線短絡表示部17とを主要な回路として備え、
また端末部11、親機部12には夫々の動作プログラム
を格納したROM18,19がデータバスDB1 ,DB
2 及びアドレスバスAB1 ,AB2 を通じて夫々接続さ
れ、また端末部11のデータバスDB1 、AB1 には親
機部12からのデータバスDB3 ,アドレスバスAB3
が接続され、端末部11と親機部12との間データの授
受が可能となっている。
【0018】そして端末部11はEEPROM20に書
き込まれた個別アドレスを持ち、この個別アドレスと伝
送ユニット5から送られてくる伝送信号Vsのアドレス
とが一致した時に伝送信号Vsの制御データに基づいて
切替部14を切り替え制御するようになっている。EE
PROM20は端末部11の個別アドレス以外に、強制
制御内容が設定されているパターンアドレス、強制制御
中に制御可能とする被制御負荷が設定されているグルー
プアドレス、制御パターンの記憶を個別スイッチで行う
場合の個別アドレス、制御パターン確認を個別スイッチ
で行う場合の個別アドレスが書き込まれるようになって
おり、この格納設定は外部のアドレス設定器8からの光
ワイヤレス信号によって送られてくる設定データをアド
レス設定送受信部21で受信し、その受信データに基づ
いて端末部11がEEPROM20に対して書き込むの
である。
【0019】端末部11の入力ポートには、制御パター
ン記憶/確認スイッチSW1 と、強制解除スイッチSW
2 と、レベル切り替えスイッチSW3 とが夫々接続さ
れ、制御パターン記憶/確認スイッチSW1 が所定時間
(例えば2秒)より短い時間押されると、端末部11は
上記で設定された強制制御のパターンアドレス、グルー
プアドレスに対応する設定内容を伝送ユニット5から転
送させるための返信信号として制御パターン記憶/確認
スイッチSW1 の操作データを伝送ユニット5に送り、
この返信信号に呼応する形で伝送ユニット5から伝送さ
れてくる設定内容を端末部11の内部テーブルに各アド
レスに対応して記憶する。
【0020】また制御パターン記憶/確認スイッチSW
1 が所定時間(2秒)以上押されると端末部11は制御
パターン確認となり、EEPROM20に記憶されてい
る強制制御のパターンアドレス、グループアドレスや内
部テーブルに記憶されている設定内容をアドレス設定送
受信部21よりアドレス設定器8へ送信する。また強制
解除スイッチSW2 は強制制御動作を解除するためのス
イッチで、端末部11はこの強制解除スイッチSW2
操作されると、強制制御動作を停止して元の状態に戻る
動作に移行する。レベル切り替えスイッチSW3 は強制
制御のパターンアドレス、グループアドレスを複数のレ
ベルに切り替え設定するためのもので、予めレベルに優
先順位を決め、複数レベルの強制制御検知が入った場合
に、優先順位が高いレベルのパターン制御やグループ制
御を行うように親機部12が動作するものであるまた更
に端末部11の入力ポートには無電圧接点入力部25の
出力が接続され、無電圧接点入力部25の無電圧接点入
力端子26に接続された停電検出部27の検出出力接点
28のオン、オフ信号が無電圧接点入力部25のドライ
バ回路を通じて上記入力ポートに取り込まれるようにな
っている。
【0021】端末部11の出力ポートには、強制パター
ン記憶/確認のワイアレス信号の受信の有無を表示する
強制パターン記憶/確認,光受信表示器23を設けてあ
り、制御パターンの設定内容の記憶の場合には2回点滅
し、制御パターンの確認の場合には、1回点滅とし、ま
たアドレス設定完了後には数回点滅する。一方親機部1
2の入力ポートには表示切り替えスイッチSW4 が設け
られ、この表示切り替えスイッチSW4 が例えばオンで
あれば、強制制御中の遠隔監視制御システムの入力用端
末器1a,…の操作スイッチSに付設している表示ラン
プの点灯表示を行ない、オフであれば消灯させた状態と
するように親機部12が各入力用端末器1a,…に制御
データを伝送信号Vsにより送るようになっている。
【0022】尚図3は停電時制御ユニット7の正面図を
示しており、図において24はアース端子である。而し
て本実施形態の動作を図4のフローチャートに基づいて
説明する。まず停電が起きていない通常時においては、
停電時制御ユニット7の切替部14は図5(a)に示す
ように信号送受信部13a、13bの信号入出力端間を
結ぶ線路をオン状態としている。この時親機部12の信
号端子は線路より切り離された状態となっている。一方
端末部11は信号端子は線路に接続されている状態とな
っている。切替部14の構成は図示例ではスイッチ接点
で示してあるが、実際にはロジック回路により構成され
る。
【0023】そして端末部11は伝送ユニット1からの
伝送信号Vs及び各入力用端末器1の返信信号を常時監
視して、出力用端末器3に接続されている被制御負荷2
の状態を操作スイッチSに付設する表示素子の制御デー
タ等により端末部11内のテーブルに記憶する動作を行
っている。つまりポーリングのデータを記憶する。さて
今、商用電源の停電が起きると、自家発電装置が稼働し
始め、遠隔監視制御システムへの電源供給が商用電源か
ら自家発電装置に切り換わることになる。同時に商用電
源の停電を検出する停電検出部27の無電圧接点からな
る検出出力接点28がオンする。
【0024】停電時制御ユニット7の端末部11はこの
検出出力接点28のオンに対応して切替部14を図5
(b)に示すように親機部12の信号端子を信号送受信
部13bに接続するとともに、信号送受信部13aと、
信号送受信部13bとの間の線路を遮断する。親機部1
2は端末部11より強制制御になった知らせを受け、信
号線4に接続された各端末器1,3から見て伝送ユニッ
トとして動作を開始する。つまり強制制御動作に移行す
る。この場合親機部12はデータバスDB3 を通じて端
末部11から強制制御の設定内容を転送させ、この内容
に基づいて対象被制御負荷2を強制動作させ、非対象被
制御負荷2の動作を停止させる制御データを持つ伝送信
号Vsにより対応する出力用端末器3を順次アクセスす
る。これにより、例えば自家発電装置の容量をオーバー
しないように予め設定してある被制御負荷2や重要度の
高い被制御負荷2のみの動作を継続させ、その他の被制
御負荷2を強制的に動作停止させたり、或いは火災時の
ように非常通路の照明を強制的に点灯させたりするなど
の使い分けを行うことができる。
【0025】上記の強制制御動作中において強制解除ス
イッチSW2 が操作されると、強制解除信号が端末部1
1に入力され、端末部11は強制解除スイッチSW2
操作されたことを親機部12に知らせ、親機部12は端
末部11で記憶してあった強制制御動作直前の負荷状態
のデータを端末部11から転送させ、この転送された負
荷状態のデータの内容に基づいて各出力用端末器3を制
御する伝送信号Vsを順次送出して夫々の出力用端末器
3に接続されている被制御負荷2を元の動作状態に戻す
のである。
【0026】そしてその後端末部11が伝送ユニット5
へ信号受信部13aを通じて割り込み信号Viを送る。
伝送ユニット5は割り込み処理後、強制解除スイッチS
2の操作データを監視データとして端末部11から返
信させ、その監視データに基づいて端末部11に切替部
14を通常時に戻すための伝送信号Vsを送出する。従
って端末部11は切替部14を元に戻す制御を行ない、
遠隔監視制御システムは通常状態に復帰することにな
る。
【0027】また強制制御動作中において、停電検出部
27の検出出力接点28がオフされると、つまり停電が
復帰すると、端末部11はこれを親機部12に知らせ、
親機部12は端末部11で記憶してあった強制制御動作
直前の負荷状態のデータを端末部11から転送させ、こ
の転送された負荷状態のデータの内容に基づいて各出力
用端末器3を制御する伝送信号Vsを順次送出して夫々
の出力用端末器3に接続されている被制御負荷2を元の
動作状態に戻すのである。
【0028】その後切替部14通じて端末部11を信号
送受信部13aに接続して端末部11より割り込み信号
Viを送る。伝送ユニット5は割り込み処理後端末部1
1より検出出力接点28の状態データを監視データとし
て返信させ、その監視データに基づいて端末部11に切
替部14を通常時に戻すための伝送信号Vsを送出す
る。従って端末部11は切替部14を元に戻す制御を行
ない、遠隔監視制御システムは通常状態に復帰すること
になる。このように強制解除スイッチSW1 の操作若し
くは検出出力接点28の復帰があれば、停電時制御ユニ
ット7は強制制御動作を解除してシステムを強制制御開
始直前の状態に戻す動作を行う。
【0029】更に強制制御動作中において、入力用端末
器1a…に対応している操作スイッチSの操作があれ
ば、親機部12は該操作スイッチSの操作データ、つま
り監視データを返信してきた入力用端末器1a…のアド
レスが、強制制御下で被制御負荷2の制御が可能な出力
用端末器3に対応するアドレスなのかどうかを、EEP
ROM20に記憶させている強制制御中に制御可能とす
る被制御負荷2のアドレスを端末部11を通じて参照し
て判断を行ない、可能であれば当該出力用端末器3に対
して伝送信号Vsを送って被制御負荷2の制御を行うの
である。
【0030】尚通常時においては、端末部11は強制パ
ターン確認のコマンドがアドレス設定器8から送られて
きたかをチェックしており、もしコマンドが送られて来
た場合、確認モードに入り、強制パターン記憶/確認ス
イッチSW2 の所定操作があればEEPROM20に書
き込んである設定内容を読み出し、アドレス送受信部2
1を通じてアドレス設定器8へ光ワイヤレス信号で送信
し、アドレス設定器8の表示器により表示させるのであ
る。従って使用者はアドレス設定器8の表示器の表示に
より強制パターン制御の内容が分かることになる。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明は、複数の端末器を2線
式の信号線を介して伝送ユニットに接続し、この伝送ユ
ニットからはアドレスデータを含む伝送信号を信号線に
時分割多重で送出することによって各端末器を個別にア
クセスし、伝送信号に同期して設定した信号返信期間に
端末器から送信された監視入力に基づく監視データを受
信すると、監視データに基づいて制御データを作成し、
監視データを発生した端末器に対応した端末器に対して
制御データを上記伝送信号により伝送し、当該端末器で
は受信した制御データにより被制御負荷の動作を制御す
る出力を発生する遠隔監視制御システムにおいて、端末
部と、親機部と、信号線切替用の切替部とを有し、端末
部には、外部の停電検出手段の信号を入力するポート
と、伝送ユニットからの伝送信号と各端末器からの監視
データに基づいて、出力用の端末器に接続される被制御
負荷の動作状態を記憶する機能と、停電検出手段から停
電検出信号が入力したときに強制制御を行う対象となる
被制御負荷を設定する機能と、停電検出手段から停電検
出信号が入力すると強制制御になったことを親機部に知
らせ、停電検出手段からの信号が停電からの復帰を示す
と復帰を親機部に知らせる機能と、停電/復帰に対応し
て切替部を制御する機能とを備え、切替部には、通常時
に上記伝送ユニットを各端末器が接続された信号線に接
続するとともに該信号線から親機部を切り離し、停電時
に端末部の制御により伝送ユニットと各端末器が接続さ
れている信号線との間を遮断するとともに、親機部を端
末器が接続されている信号線に接続し、停電からの復帰
時に端末部の制御により上記伝送ユニットを各端末器が
接続された信号線に接続するとともに該信号線から親機
部を切り離す機能を備え、親機部には、端末部から強制
制御になった知らせを受けると、端末部から強制制御を
行う対象となる被制御負荷の設定データをバスを通じて
転送させ、該設定データに基づいて強制制御対象の被制
御負荷に対応する出力用の端末器及び強制制御対象以外
の被制御負荷に対応する出力用の端末器を伝送信号によ
り順次アクセスして、伝送信号により送出した制御デー
タにより被制御負荷を強制制御する とともに、強制制御
対象以外の被制御負荷の動作を停止させる機能と、停電
からの復帰の知らせが端末部からあると、端末部から強
制制御前の各被制御負荷の動作状態のデータを転送さ
せ、該データに基づいて各被制御負荷を元の動作状態に
戻す制御データを各出力用端末器を伝送信号により順次
アクセスして送る機能とを備えている、停電時制御ユニ
ットを設けたので、停電検出があると予め設定してある
被制御負荷のみを強制動作させ、この強制制御中におい
て、強制制御対照の被制御負荷の状態が変わっても停電
復帰を示す信号の入力があると強制制御直前の元の状態
に負荷状態を戻すことができるもので、停電時に強制制
御を必要とする場合と通常時の制御とを使い分けが行え
るという効果がある。
【0038】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記停電検出手段の検出出力を無電圧接点のオン、
オフ信号としたので、防災システム等に出力形態として
広く用いられている無電圧設定出力と連動させることが
可能となる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の回路ブロック図である。
【図2】同上のシステム構成図である。
【図3】同上の上面図である。
【図4】同上の動作説明用フローチャートである。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】従来例のシステム構成図である。
【図7】伝送信号の説明図である。
【符号の説明】
7 停電時制御ユニット 10a,10b 信号線接続端子 11 端末部 12 親機部 13a,13b 信号送受信部 14 切替部 25 無電圧接点入力部 26 無電圧接点入力端子 27 停電検出部 28 検出出力接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−336776(JP,A) 特開 平4−192994(JP,A) 特開 平8−16212(JP,A) 特開 平6−269052(JP,A) 特開 平3−28773(JP,A) 特開 平4−160895(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末器を2線式の信号線を介して伝
    送ユニットに接続し、この伝送ユニットからはアドレス
    データを含む伝送信号を信号線に時分割多重で送出する
    ことによって各端末器を個別にアクセスし、伝送信号に
    同期して設定した信号返信期間に端末器から送信された
    監視入力に基づく監視データを受信すると、監視データ
    に基づいて制御データを作成し、監視データを発生した
    端末器に対応した端末器に対して制御データを上記伝送
    信号により伝送し、当該端末器では受信した制御データ
    により被制御負荷の動作を制御する出力を発生する遠隔
    監視制御システムにおいて、 端末部と、親機部と、信号線切替用の切替部とを有し、 端末部には、外部の停電検出手段の信号を入力するポー
    トと、伝送ユニットからの伝送信号と各端末器からの監
    視データに基づいて、出力用の端末器に接続される被制
    御負荷の動作状態を記憶する機能と、停電検出手段から
    停電検出信号が入力したときに強制制御を行う対象とな
    る被制御負荷を設定する機能と、停電検出手段から停電
    検出信号が入力すると強制制御になったことを親機部に
    知らせ、停電検出手段からの信号が停電からの復帰を示
    すと復帰を親機部に知らせる機能と、停電/復帰に対応
    して切替部を制御する機能とを備え、 切替部には、通常時に上記伝送ユニットを各端末器が接
    続された信号線に接続するとともに該信号線から親機部
    を切り離し、停電時に端末部の制御により伝送ユニット
    と各端末器が接続されている信号線との間を遮断すると
    ともに、親機部を端末器が接続されている信号線に接続
    し、停電からの復帰時に端末部の制御により上記伝送ユ
    ニットを各端末器が接続された信号線に接続するととも
    に該信号線から親機部を切り離す機能を備え、 親機部には、端末部から強制制御になった知らせを受け
    ると、端末部から強制制御を行う対象となる被制御負荷
    の設定データをバスを通じて転送させ、該設定データに
    基づいて強制制御対象の被制御負荷に対応する出力用の
    端末器及び強制制御対象以外の被制御負荷に対応する出
    力用の端末器を伝送信号により順次アクセスして、伝送
    信号により送出した制御データにより被制御負荷を強制
    制御するとともに、強制制御対象以外の被制御負荷の動
    作を停止させる機能と、停電から の復帰の知らせが端末
    部からあると、端末部から強制制御前の各被制御負荷の
    動作状態のデータを転送させ、該データに基づいて各被
    制御負荷を元の動作状態に戻す制御データを各出力用端
    末器を伝送信号により順次アクセスして送る機能とを備
    えている、停電時制御ユニットを設けたこと を特徴とす
    る遠隔監視制御システム。
  2. 【請求項2】上記停電検出手段の検出出力は無電圧接点
    のオン、オフ信号であることを特徴とする請求項1記載
    の遠隔監視制御システム
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