JPH0763766B2 - トランクリツドアウタ−パネルの成形方法 - Google Patents

トランクリツドアウタ−パネルの成形方法

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JPH0763766B2
JPH0763766B2 JP60247374A JP24737485A JPH0763766B2 JP H0763766 B2 JPH0763766 B2 JP H0763766B2 JP 60247374 A JP60247374 A JP 60247374A JP 24737485 A JP24737485 A JP 24737485A JP H0763766 B2 JPH0763766 B2 JP H0763766B2
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JP
Japan
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end portion
rear end
outer panel
trunk lid
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広喜 志水
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車のトランクリツドアウターパネルの
成形方法に関する。
従来の技術 自動車のトランクリツドのアウターパネルとして、第8
図および第7図に示すようにトランクリツドの一般部2
から車体後面の一部までまわり込むリアエンド部3を一
体に形成したいわゆる下開き形状のものがある。
このアウターパネル1の成形は絞り成形によるのが普通
であり、コーナー部Aが成形可能となる角度で加工方向
(プレス方向)を決定し、第8図に示すように略V形状
のダイフエース10をもつダイ11と、ポンチ12とで絞り成
形することになる。この場合、ダイ11上に投入されたワ
ークWはブランクホルダー13でホールドされる前は、自
重によりたわむもののBの位置にあり、ダイフエース10
とワークWとの間には深さの差h1が生じている。Qは製
品部形状である。
発明が解決しようとする問題点 第8図に示した成形方法では前述したh1だけ深さの差が
あるため、プランクホルダー13でワークWの周縁部をホ
ールドする際にワークWが第8図のC方向にずれること
があり、成形不良が生じやすい。
また、ブランクホルダー13によるホールド時には、ワー
クWの周縁部F(第9図)がダイフエース10とで確実に
ホールドされるのに対し、第9図に示すようにワークW
の中央部ではダイフエース10形状に対してα寸法分だけ
浮き上がつた状態となる。このため、ワークWに対する
ポンチ12の当接タイミングが一定せず、例えばワークW
の中央部においてポンチ12が先行して当接して(ポンチ
タツチ部を第10図で符号Pで示す)第10図に示すように
折線Rが発生し、それによつて製品形状部内に歪みが残
り品質を低下させることになる。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決して製品の品質向上を図るも
ので、本発明に係るトランクリッドアウターパネルの成
形方法は、後部側が車体後面に回り込むように第1の稜
線及び第2の稜線でそれぞれ屈曲されたトランクリッド
一般部と、このトリンクリッド一般部の後部から車幅方
向の直線の折曲線をもって後方側に屈曲し、車体後面の
下部に延びる平板状のリアエンド部とを備えたトランク
リッドのアウターパネルを略V形状のダイフェースを有
するダイとポンチとにより絞り成形する方法であって、
前記リアエンド部の端部が前記トランクリッド一般部の
位置する平面に近づくように前記リアエンド部を前記折
曲線から最終製品形状位置よりも外側に向けて過剰に折
曲成形しつつアウターパネルを所定の三次元形状に絞り
成形する1次成形工程と、この1次成形されたアウター
パネルについて非製品部をトリミングした後に、前記リ
アエンド部を前記折曲線から所定の最終製品形状位置ま
で曲げ戻し成形する2次成形工程と、を含むことを特徴
とする。
作用 略V形状のダイフェースを有するダイとポンチとを用い
る1次成形工程によって、アウターパネルは、リアエン
ド部を該リアエンド部の端部がトランクリッド一般部の
位置する平面に近づくように車幅方向の直線の折曲線か
ら最終製品形状位置よりも外側に向けて過剰に折曲成形
しつつ所定の三次元形状に絞り成形される。これによ
り、アウターパネルの後部側には、トランクリッド一般
部とリアエンド部との境界線たる直線の折曲線が形成さ
れる。
そして、この1次成形品をトリミングした後に、リアエ
ンド部を、既に1次成形工程で形成された折曲線から所
定の最終製品形状位置まで曲げ戻すことにより2次成形
が行われる。
実施例 第3図および第4図は本発明に係る方法によって成形さ
れたアウターパネル1を示している。このアウターパネ
ル1の製品形状としては、トランクリッド一般部2の第
1の稜線4,第2の稜線5がトランクリッド一般部2の三
次元的な形状に合わせて所定の曲率をもって形成されて
いるのに対し、リアエンド部3の折曲線6は車幅方向と
平行な直線をもって形成し、結果的にリアエンド部3そ
のものが単純な平面形状となるように設定している。
また、第3図および第4図を参照しつつアウターパネル
1の形状について説明すると、トランクリッド一般部2
の後部側は、まず、第1の稜線4で下向きに略く字状に
屈曲し、さらに、第2の稜線5で車体の前方に向けて屈
曲している。そして、第2の稜線から屈曲された部分の
途中に、車幅方向と平行な直線の折曲線6が形成されて
いる。
そして、具体的な成形方法としては、第1図および第2
図に示すように、1次成形工程と2次形成工程とに分け
て行われる。
詳述すると、1次成形工程としては、リアエンド部3を
折曲線6から展開した形状つまり1次成形形状Q1となる
ように絞り成形する。すなわち、リアエンド部3の端部
がトリンクリッド一般部2の位置する平面に近づくよう
に、該リアエンド部3を折曲線6から外側に向けて押し
広げ、1次成形形状Q1とする。この場合のダイフエース
20の形状は第5図のようになり、従来のV形のダイフエ
ース形状10に対してリアエンド部3形状を展開した分だ
けゆるやかなものとなる。このため、ワークW投入時に
おけるダイフエース20との間の深さの差は、従来のh1
対してh2ときわめて小さいものとなる。B1はワーク投入
時のワークWの位置を示している。
1次成形が完了した時点では、周知のように製品部たる
アウターパネル1(Q)の周囲にビード部等のいわゆる
非製品部が付帯しているのが通常であるから、1次成形
完了後に上記の非製品部をトリミングする。
トリミング完了後、2次成形工程として第1図および第
2図に示すように別のカム型等を用いて、リアエンド部
3を既に形成された折曲線6から最終製品形状位置Q2
で折り曲げて、図中に示す2次成形形状3とする。この
時、折曲線6は1次成形時に設定された単純な直線のま
まであるため、折曲線としては伸びや縮みを伴うことは
ない。
このように本実施例によれば、前述した深さの差h2が従
来のh1よりも大幅に小さくなつたため、ワーク投入時に
該ワークWがダイフエース20に対してなじみやすくな
り、したがつて、ワークWの位置ずれの心配がない。ま
た上記のh2の縮小化により第9図にしたワーク中央部で
の浮き上がりも生じない。
さらに第7図に示したように、リアエンド部3は成形時
にスプリングバツクβを伴うが従来は絞り工程で正規形
状に成形し、後工程ではそのスプリングバツクβを含む
絞り成形後の形状をもとに見込み修正を行なう必要があ
つた。これに対して上記実施例では、2工程に分けてい
るためにカム型等の2次成形型の調整のみでスプリング
バツクβの修正が可能であり、スプリングバツク修正工
数が減少する。
また、一次成形工程によって、リアエンド部3の端部が
トランクリッド一般部2の位置する平面に近づくよう
に、該リアエンド部3を直線の折曲線6から最終製品形
状位置Q2よりも外側に向けて過剰に折曲成形することに
より1次製品形状Q1となし、これと同時にアウターパネ
ル1を所定の三次元形状に形成する構成であるため、2
次成形工程を行う前に、トランクリッド一般部2とリア
エンド部3との境界線たる折曲線6を形成することがで
きる。
従って、2次成形工程時に、この直線の折曲線6からリ
アエンド部3を最終製品位置Q2まで曲げ戻すのが容易で
ある上に、この曲げ戻しによってトランクリッド一般部
2にひずみ等が発生するのを防止することができる。
発明の効果 以上詳述した通り、本発明によれば、いわゆる下開き形
状のアウターパネルを1次成形工程と2次成形工程の2
工程に分けて成形することにより、深さの差やワークの
浮き上がりといったいわゆる品質阻害要因が少なくな
り、安定した成形を行えると共に、品質も向上する。
また、1次成形工程において、トランクリッド一般部と
リアエンド部との境界線たる車幅方向の直線の折曲線を
形成できるため、リアエンド部を、この折曲線から最終
製品形状位置まで曲げ戻すのが簡単であり、トランクリ
ッド一般部にひずみ等が発生するのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図のII−II線に沿う断面図、第3図は本発明によつて得
られたアウターパネルの斜視図、第4図は第3図の側面
図、第5図は絞り型の要部断面図、第6図は従来のアウ
ターパネルの斜視図、第7図は第6図のVI−VI線に沿う
断面図、第8図は従来の絞り型の要部断面図、第9図お
よび第10図は従来の成形不良を説明するための斜視図で
ある。 1……アウターパネル、2……トランクリツド一般部、
3……リアエンド部、4……第1の稜線、5……第2の
稜線、6……折曲線、20……略V形状のダイフェース、
Q1……1次成形形状、Q2……最終製品形状位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後部側が車体後面に回り込むように第1の
    稜線及び第2の稜線でそれぞれ屈曲されたトランクリッ
    ド一般部と、このトリンクリッド一般部の後部から車幅
    方向の直線の折曲線をもって後方側に屈曲し、車体後面
    の下部に延びる平板状のリアエンド部とを備えたトラン
    クリッドのアウターパネルを略V形状のダイフェースを
    有するダイとポンチとにより絞り成形する方法であっ
    て、 前記リアエンド部の端部が前記トランクリッド一般部の
    位置する平面に近づくように前記リアエンド部を前記折
    曲線から最終製品形状位置よりも外側に向けて過剰に折
    曲成形しつつアウターパネルを所定の三次元形状に絞り
    成形する1次成形工程と、 この1次成形されたアウターパネルについて非製品部を
    トリミングした後に、前記リアエンド部を前記折曲線か
    ら所定の最終製品形状位置まで曲げ戻し成形する2次成
    形工程と、 を含むことを特徴とするトランクリッドアウターパネル
    の成形方法。
JP60247374A 1985-11-05 1985-11-05 トランクリツドアウタ−パネルの成形方法 Expired - Lifetime JPH0763766B2 (ja)

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