JPH06226362A - フランジ成形方法及び装置 - Google Patents

フランジ成形方法及び装置

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JPH06226362A
JPH06226362A JP3257993A JP3257993A JPH06226362A JP H06226362 A JPH06226362 A JP H06226362A JP 3257993 A JP3257993 A JP 3257993A JP 3257993 A JP3257993 A JP 3257993A JP H06226362 A JPH06226362 A JP H06226362A
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JP
Japan
Prior art keywords
flange
bending
bending angle
forming
blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP3257993A
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English (en)
Inventor
Masaaki Miura
正昭 三浦
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH06226362A publication Critical patent/JPH06226362A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 曲げ角が鈍角で、且つ縮みフランジを成形す
るに適した方法と装置を提供する。 【構成】 上型3を下降させると、ドライバカム5がス
ライドカム6を移動させ、第1曲げ刃7が下型2の固定
曲げ刃20との間で被加工材1をフランジ11の最終曲げ角
度よりも小さい初期曲げ角度に折曲げる第1工程と、フ
ランジ成形後、上型を上昇させると、ドライバカムが上
昇し、スライドカムが待機位置方向に移動し、フランジ
はスプリングバックして僅かに下型との間に隙間を生
じ、続いて第2曲げ刃8が下型とフランジとの間に進入
し、フランジの曲げを戻して曲げ角度を大きくし、最終
曲げ角度に成形してフランジの成形を終了し、スライド
カムが停止する第2工程とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工材にフランジを
成形する方法と装置、特に成形完了後の状態で被加工材
本体とフランジとの成す内角である曲げ角が鈍角で、且
つフランジ先端側に向かって寸法が小さくなる縮みフラ
ンジを成形するフランジ成形方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体を構成するパネル等の曲面
に形成されている部材にフランジを形成する装置とし
て、例えば実開昭64− 27121号公報に記載されたもの
は、下型上に被加工材を保持し、曲げ刃を備えた上型を
降下させて曲げ加工を行うプレス型であって、上型の曲
げ刃より上方位置に水平方向に移動する寄せ曲げ刃を設
け、曲げ刃により被加工部材を垂直方向に略曲げ角90度
で折曲してフランジを形成した後、寄せ曲げ刃が水平方
向に移動してフランジをさらに押圧して折曲し、曲げ角
を鋭角にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフランジ成形装置においては曲げ加工方向が一方向
であるため、曲面に形成されている部材の周縁に曲率中
心側に延びるフランジが形成する場合、フランジ先端側
に向かって寸法が小さくなる縮みフランジを形成するこ
とになり、スプリングバックを抑えるためにフランジ先
端側が抑えられているから、フランジ成形途中で生じる
肉余り分が曲げ部分に流れて押し出され、フランジ曲げ
部の稜線である見切りラインの部分を押し出すことにな
り、見切りラインに突条が形成され、外観が悪くなると
いう問題があった。
【0004】本発明の目的は、フランジを成形する方法
と装置、特に曲げ角が鈍角で、且つフランジ先端側に向
かって寸法が小さくなる縮みフランジを成形するに適し
たフランジ成形方法及び装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のフランジ成形方法は、曲げ角が鈍角で、且つ
縮みフランジを成形するフランジ成形方法であって、フ
ランジの最終曲げ角度よりも小さい初期曲げ角度に折曲
する第1工程と、第1段階終了後にフランジの曲げ角度
を戻して所定の最終曲げ角度に成形する第2工程とから
成る。また、フランジ成形装置は、第1工程においてフ
ランジの最終曲げ角度よりも小さい初期曲げ角度に折曲
する第1曲げ刃と、第1曲げ刃と連動し、第2工程にお
いてフランジの曲げ角度を戻して所定の最終曲げ角度に
成形する第2曲げ刃とを備えたものである。
【0006】
【作用】第1工程において一旦フランジの最終曲げ角度
よりも小さい初期曲げ角度に折曲することにより、縮み
フランジ成形途中で生じる肉余り分が曲げ刃移動方向に
沿ってフランジ先端側に流れて曲げ部を押し出すことな
く成形でき、第2工程においてフランジの曲げ角度を戻
す、即ちフランジの曲げ角度を大きくして最終曲げ角度
に成形することにより、スプリングバックによる曲げ角
度の変動を防ぎ、所定の曲げ角度を得るものである。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図を参照して説明する。図
1において、自動車の車体を構成するパネル等の被加工
材1が載置される下型2は、上面の被加工材の形状に合
致する固定型面の端部に形成された水平方向の固定曲げ
刃20を備え、固定曲げ刃20の下部に水平方向の空間が形
成されて、一方が開放された作動室21となっている。上
型3は、下型2との間に被加工材を挟持するプレッサ4
と、下方に延びるドライバカム5とを備え、プレッサ4
は下方に延びるガイド31内にバネ41を介して移動自在に
配設され、ドライバカム5は下端に駆動カム面51を備え
ている。
【0008】上記下型2の作動室21内に水平方向摺動自
在なスライドカム6が配置され、スライドカム6の上面
には所定の間隙を持って対向する第1曲げ刃7及び第2
曲げ刃8が設けられ、第2曲げ刃8に対向する一端側
に、ドライバカム5の駆動カム面51に当接する被動カム
面61とが設けられ、スライドカム6の下面にはシュー部
材9,9が設けられ、スプリング62で図の右方向に付勢
されており、第1曲げ刃7は下型2の固定曲げ刃20との
間で被加工材1をフランジ11の最終曲げ角度よりも小さ
い初期曲げ角度に折曲する(曲げ加工量は大きい)。ま
た、第2曲げ刃8は所定の先端角度を有する楔型に形成
され、第1曲げ刃7で曲げられた後スプリングバックし
た状態にあるフランジ11の裏面(被加工材1の本体とフ
ランジ11とで形成する内角側面)に進入してフランジ11
を戻して曲げ角度を大きくする。
【0009】動作に付いて説明すると、下型2上に被加
工材1を載せ、上型3を下降させて被加工材1を下型2
の上面とプレッサ4の下面との間に挟持して固定する
(図1参照)。この時、スライドカム6は待機位置にあ
り、第1曲げ刃7は被加工材1に対して後退した位置
(図の右側位置)にあり、第2曲げ刃8は下型2の固定
曲げ刃20に合致している。たは被加工材1に対して待機
側位置(図の左側位置)にある。
【0010】上型3をさらに下降させると、ドライバカ
ム5の駆動カム面51が被動カム面61に当接し、上型3の
下降とともにドライバカム5がさらに下降して駆動カム
面51と被動カム面61とを介してドライバカム5がスライ
ドカム6を図の左方向に移動させ、第1曲げ刃7が下型
2の固定曲げ刃20との間で被加工材1をフランジ11の最
終曲げ角度θ3 よりも小さい初期曲げ角度θ1 に折曲し
て(図5a参照)、フランジ11を形成する(第1工程、
図2参照)。
【0011】この構成により、フランジ11を成形する際
に、フランジ11の先端側に向かって成形していくから、
フランジ11が先端側の寸法が小さい縮みフランジであっ
ても肉余り分は先端側に流れて折曲部に押し出されるこ
とがなく、見切りラインの外観を損ねることがない。
【0012】フランジ11成形後、上型3を上昇させる
と、ドライバカム5が上昇し、スライドカム6の押圧を
緩めるから、スプリング62の付勢力により、スライドカ
ム6が待機位置方向(図の右方向)に移動し、第1曲げ
刃7がフランジ11の押圧を解除し、フランジ11はスプリ
ングバックして僅かに下型2との間に間隙を生じている
(図3参照)。この時のフランジ11の曲げ角度θ2 (図
5b参照)は初期曲げ角度θ1 より大きく最終曲げ角度
θ3 よりも小さい(θ1 <θ2 <θ3 )。
【0013】さらに上型3を上昇させると、ドライバカ
ム5が上昇してスライドカム6がさらに待機位置方向
(図の右方向)に移動し、第2曲げ刃8がフランジ11の
裏面、即ち下型2とフランジ11との間に進入し、フラン
ジ11の曲げを戻して曲げ角度を大きくし、最終曲げ角度
θ3 に成形して(図5c参照)フランジ11の成形を終了
し、スライドカム6が停止する(第2工程、図4参
照)。フランジ11の成形終了後、上型3を上昇させて、
ドライバカム5及びプレッサ4を上昇させ、成形工程が
終了した被加工材1を動かして取り出す。
【0014】この構成によると、第1工程で大きく曲げ
加工し、そのスプリングバックを利用して第2工程で小
さく戻しているから、第2工程終了後のスプリングバッ
クの発生を抑制し、正確な最終曲げ角度を得ることがで
きる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、以下に述べるとおりの効果を奏する。第1工程にお
いて一旦フランジの最終曲げ角度よりも小さい初期曲げ
角度に折曲することにより、縮みフランジ成形途中で生
じる肉余り分が曲げ刃移動方向に沿ってフランジ先端側
に流れて曲げ部を押し出すことないから、見切りライン
の外観を損ねることなく成形できる。また、第2工程に
おいてフランジの曲げ角度を戻す、即ちフランジの曲げ
角度を大きくして最終曲げ角度に成形することにより、
スプリングバックによる曲げ角度の変動を防ぎ、正確な
最終曲げ角度を得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフランジ成形装置の要部断面図
である。
【図2】 本発明に係るフランジ成形装置の第1工程終
了状態を示す要部断面図である。
【図3】 本発明に係るフランジ成形装置の第2工程移
行直前状態を示す要部断面図である。
【図4】 本発明に係るフランジ成形装置の第2工程終
了状態を示す要部断面図である。
【図5】 被加工材の形状変化説明図である。
【符号の説明】
1 被加工材、2 下型、3 上型、4 プレッサ、5
ドライバカム 6 スライドカム、7 第1曲げ刃、8 第2曲げ刃、
9 シュー部材 20 固定曲げ刃、51 駆動カム面、61 被動カム面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図3】
【図4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げ角が鈍角で、且つ縮みフランジを成
    形するフランジ成形方法であって、フランジの最終曲げ
    角度よりも小さい初期曲げ角度に折曲する第1工程と、
    第1段階終了後にフランジの曲げ角度を戻して所定の最
    終曲げ角度に成形する第2工程とから成ることを特徴と
    するフランジ成形方法。
  2. 【請求項2】 第1工程においてフランジの最終曲げ角
    度よりも小さい初期曲げ角度に折曲する第1曲げ刃と、
    第1曲げ刃と連動し、第2工程においてフランジの曲げ
    角度を戻して所定の最終曲げ角度に成形する第2曲げ刃
    とを備えたことを特徴とするフランジ成形装置。
JP3257993A 1993-01-29 1993-01-29 フランジ成形方法及び装置 Pending JPH06226362A (ja)

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