JPH054165B2 - - Google Patents

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JPH054165B2
JPH054165B2 JP26823586A JP26823586A JPH054165B2 JP H054165 B2 JPH054165 B2 JP H054165B2 JP 26823586 A JP26823586 A JP 26823586A JP 26823586 A JP26823586 A JP 26823586A JP H054165 B2 JPH054165 B2 JP H054165B2
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JP
Japan
Prior art keywords
bending
thin plate
bending die
punch
bent
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP26823586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63123531A (ja
Inventor
Norio Nakamura
Hiroya Myaoka
Mitsuteru Nakamura
Shoji Kuwabara
Masaru Kudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP26823586A priority Critical patent/JPS63123531A/ja
Publication of JPS63123531A publication Critical patent/JPS63123531A/ja
Publication of JPH054165B2 publication Critical patent/JPH054165B2/ja
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は仮曲げされた延性、靱性の比較的小さ
い薄板を曲げダイとパンチで曲げ成形する薄板の
曲げ成形方法に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点) 従来より自動車の車体等には薄板鋼板が用いら
れ、該薄板鋼板を曲げ加工する場合第5図に示さ
れる如くダイ100上に仮曲げされた鋼板Wを載
置しホルダー101で押圧固定した後、パンチ1
02をダイ100に押圧して鋼板Wを直角等に曲
げて加工していた。この場合鋼板はその延性、靱
性が比較的大きいため、曲げ部分の曲率半径の小
さい急な曲げに対しても十分耐えることができ
る。
しかしながら近年自動車の軽量化、省燃費化等
の関係から自動車の車体等に鋼板に代つて軽量で
量産化されたアルミを主成分とする複合材が用い
られてきている。しかしアルミは延性、靱性等が
比較的小さいため、前記アルミ複合材からなる薄
板を曲率半径を小さく急に曲げた場合、曲げによ
る引張り力が働く部分に亀裂が発生したり、表面
割れが発生する等の加工上の問題点があつた。従
つてこのアルミ複合材を量産体制にある自動車の
車体等に使用するのは不向きであつた。またこの
ような薄板を曲げる場合、以上の如き亀裂等の発
生を避けるため、曲げ半径を大きくする必要があ
り、このため薄板にスプリングバツクが大きく発
生して、直角以上の曲げを行うことは非常に困難
であつた。
本発明は、以上の如き問題点を解決すべくなさ
れたもので、その目的とする処は、延性、靱性の
比較的小さい薄板を曲げる場合に、その曲げ部分
の曲率半径が小さい急曲げ加工を可能とする薄板
の曲げ成形方法を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するための手段は、仮曲げ
された延性、靱性の比較的小さい薄板を所定の曲
げ角度が形成された曲げダイとパンチで曲げ成形
する方法において、前記曲げダイのコーナー部近
傍に該コーナー部に沿つてコーナー部側が浅くな
つた溝部を設け、前記仮曲げされた薄板を前記曲
げダイにセツトした後、パンチでこの薄板の一辺
を押えつつ、且つ曲げダイの溝部に薄板を介して
嵌合するパンチの突部で、前記薄板の他辺を曲げ
ダイのコーナー部へ押し込みつつ圧縮して曲げ加
工することである。
(作用) 仮曲げされた薄板を所定の曲げ角度が形成され
た曲げダイにセツトした後、パンチで前記薄板の
一方を押えつつ、このパンチの突部を前記薄板の
他方側が配設された曲げダイの溝部に嵌合させる
ようにパンチを移動させる。曲げダイの溝部の最
も深い部分に嵌め合うパンチ突部の先端がまず薄
板に当接するが、このパンチの突部は曲げダイの
コーナー部へ近ずくにつれ曲げダイに遠ざかるよ
うに傾斜しているため、パンチの突部が曲げダイ
の溝部に薄板を介して嵌合することにより、薄板
は曲げダイのコーナー部の方へ押し込まれつつ圧
縮されて曲げダイの曲げ角度に沿つて小曲率半径
で急激に曲げられる。
即ち曲げに際して薄板には引張り力が働かず、
従つて延性、靱性の比較的小さい薄板を小曲率半
径で割れ等を発生させず曲げることができる。
(実施例) 次に本発明の好適一実施例を添付の第1図から
第4図を参照しつつ詳述する。
第1図に示される如く左方には固定された曲げ
ダイ1が配設され、右方には前記曲げダイ1の方
向に摺動自在なパンチ10が配設されている。曲
げダイの上面1aには延性、靱性の比較的小さい
アルミを主成分とする複合材からなる薄板のワー
クWがその端部Waを仮曲げされて載置されてい
る。
まず曲げダイ1は第4図に示される如く上面1
aと側面1bが90度をなしワークWを90度に曲げ
加工するものであり、上面1aと側面1bの合流
部にはコーナー部2は形成され、該コーナー部2
直下の側面1bには下方が深く、上方が浅い横溝
3が曲げダイ1の幅方向、即ち図面の表裏方向、
に形成されている。前記横溝3はその側部をなす
上斜面3a、下斜面3bと底部をなす底面3cと
からなつており、コーナー部2を形成する上面1
aと上斜面3aとで囲まれる部分は小径の円弧で
結ばれているが、この上面1aと上斜面3aのな
す角は鋭く尖つた鋭角をなしている。前記底面3
cは上斜面3aよりやや垂直に近く立上つてお
り、また前記下斜面3bは曲げダイ1の側面1b
側にやや下傾していて、底面3と下斜面3bとは
直角よりやや大きい鈍角をなしている。そして底
面3cと下斜面3bの合流部は横溝3の最も深く
なつた最深部3dとなつている。尚、曲げダイ1
のコーナー部2の突出端2aは側面1bよりやや
後方、即ち第4図中左方、に寄つた位置に形成さ
れている。
次にパンチ10について説明すると、該パンチ
10は上部のホルダー部11と、該ホルダー部1
1と直交して下方へ伸びる側面10a、及び該側
面10aとホルダー部11との間に設けられる突
部12とからなつている。ホルダー部11は曲げ
ダイ1側へ大きく突出し、パンチ10の曲げダイ
1側への移動により、曲げダイ1上のワークWに
その下面11aを当接しつつ摺動し、ワークWを
曲げダイ1上面1aに固定するものでる。前記突
部12は上下面をなす上斜面12a、下斜面12
b及びその間をつなぐ前面12cとからなつて、
パンチ10の幅方向、即ち第4図中紙面の表裏方
向、に設けられており、ワークWを介して曲げダ
イ1の横溝3に嵌合するものである。従つてパン
チ突部12の前面12cは曲げダイ1の横溝3の
底面3cに嵌合すべく、その下部が曲げダイ1側
に近ずく如く漸次傾斜しており、その下端部の最
突出部12dは曲げダイ1の横溝3の最深部3d
に対応している。尚ホルダー部11の下面11a
と突部12の上斜面12aとで形成されるコーナ
ー部13は、曲げダイ1のコーナー部2の半径よ
り略ワークWの板厚分だけ大きい半径の円弧でむ
すばれ、そのいちばん底部13aは側面10aの
略延長上にある。
以下曲げダイ1とパンチ10によるワークWの
曲げ加工についての作用を説明する。
曲げダイ1の上面1aにはその端部Waが大き
な曲げ半径で鈍角に仮曲げされたワークWが第1
図の如く載置されている。そしてパンチ10が曲
げダイ1の方へ移動して、ホルダー部11が曲げ
ダイ1の上面1aのワークW上を摺動しつつ移動
すると、パンチ10突部12の最突出部12dが
ワークWの仮曲げ端部Waに当接して、第2図の
如く該端部Waを曲げダイ1の側面16に押圧す
る。その後更にパンチ10が曲げダイ1の方へ移
動すると、ホルダー部11がワークW上面を摺動
しつつワークWを固定し、前記パンチ10の突部
12の最突出部12dがワークWを曲げダイ1の
溝部3へ押し込むが、当初はパンチ10の側面1
0aのワークWに対する押圧力がまだ弱いためワ
ークWの仮曲げ端部Waの一端はある程度移動自
在であり、且つパンチ突部12の前面12cがワ
ークWの仮曲げ端部Waをすくい上げる如く作用
するためワークWの仮曲げ端部Waはパンチ10
と曲げダイ1のコーナー部2,13へ押し上げら
れつつ、曲げダイ1の溝部3とパンチ10の突部
12に挟着されて第3図の如く全体として直角に
曲げられる。
ここでワークWは曲げダイ1のコーナー部2に
おいて上面1aと溝部3の上斜面3aに沿つて最
初に鋭角で曲げられるが、曲げダイ1のコーナー
部2の突出端2aがその側面1bよりやや後方に
あり、且つパンチ10のコーナー部13の底部1
3aがその側面10aの略延長上にあるため、曲
げダイ1とパンチ10のコーナー部2,13間の
ワークWは前述の如くコーナー部2,13へ押し
上げられつつ圧縮されてやや厚肉に曲げられて成
形される。従つてワークWのこのコーナー部2,
13における曲げ部分には圧縮力のみ働いてほと
んど引張力が働かず、延性、靱性の比較的小さい
ワークWでも割れ等が生じることはない。尚曲げ
ダイ1の溝部3の各面3a,3b,3cは略鈍角
で交わり、かつそれぞれのコーナー部も比較的大
きな円弧でむずばれているため、該溝部3等でワ
ークWに割れが生じることはない。
以上のように曲げられたワークWはその後この
鈍角の曲げ部分をヘミング状に180度に曲げても、
その曲げ始め部が十分に圧縮されて鋭角に曲げら
れているため、ワークに割れ等が生じることはな
い。
(発明の効果) 以上で明らかな如く本発明によれば、所定の曲
げ角度が形成された曲げダイのコーナー部近傍
に、該コーナー部の頂点側が浅くなつた溝部を設
け、且つパンチ側にも前記曲げダイの溝部に嵌合
する突部を設けているため、曲げダイに仮曲げさ
れた薄板をセツトして、パンチでこの薄板の一辺
を押えつつワークの他辺を曲げダイの溝部とパン
チの突部で挟み込んで薄板の曲げ加工をおこなつ
た場合薄板は曲げダイのコーナー部の方へ押し込
まれつつ圧縮されて曲げダイの曲げ角度に沿つ
て、小曲率半径で急激に曲げることができる。即
ち薄板の曲げ部分に引張力を発生させず、圧縮力
を作用させて薄板を曲げることができるため延
性、靱性の比較的小さい薄板を小曲率半径で割れ
れ等を発生させず曲げることができる。
また以上の如く薄板を小曲率半径で曲げること
ができるため、曲げられた薄板にスプリングバツ
ト等の発生も少なくなる。
更に実施例に示される如く曲げダイの上面と溝
部の一辺とのなす角を鋭角としておけば、薄板の
この曲げ部分を十分圧縮しつつ曲げ始めのみ鋭角
で曲げることができるため、その後この薄板を
180度のヘミング曲げする場合でも容易となり、
且つ割れ等の発生もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は曲げダイ上のワークをパンチで加工す
る前の図、第2図及び第3図はワークの曲げ加工
中及び加工完了状態を示す図、第4図は曲げダイ
の溝部及びパンチの突部回りの拡大図、第5図は
従来技術を示す図である。 尚図面中、1は曲げダイ、2はコーナー部、3
は溝部、10はパンチ、12は突部、Wは薄板で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 仮曲げされた延性、靱性の比較的小さい薄板
    を所定の曲げ角度が形成された曲げダイとパンチ
    で曲げ成形する方法において、 前記曲げダイのコーナー部近傍に該コーナー部
    に沿つてコーナー部側が浅くなつた溝部を設け、 前記仮曲げされた薄板を前記曲げダイにセツト
    した後、パンチでこの薄板の一辺を押えつつ、且
    つ曲げダイの溝部に薄板を介して嵌合するパンチ
    の突部で、前記薄板の他辺を曲げダイのコーナー
    部へ押し込みつつ圧縮して曲げ加工する薄板の曲
    げ成形方法。
JP26823586A 1986-11-11 1986-11-11 薄板の曲げ成形方法 Granted JPS63123531A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26823586A JPS63123531A (ja) 1986-11-11 1986-11-11 薄板の曲げ成形方法

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JP26823586A JPS63123531A (ja) 1986-11-11 1986-11-11 薄板の曲げ成形方法

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Publication Number Publication Date
JPS63123531A JPS63123531A (ja) 1988-05-27
JPH054165B2 true JPH054165B2 (ja) 1993-01-19

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JP4984414B2 (ja) * 2005-03-28 2012-07-25 Jfeスチール株式会社 金属板のプレス加工方法及びプレス金型並びにプレス成形品の製造方法
US20090293405A1 (en) * 2005-11-05 2009-12-03 Andrews William J Method of production of joining profiles for structural members
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