JPH0114349Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0114349Y2 JPH0114349Y2 JP1986010379U JP1037986U JPH0114349Y2 JP H0114349 Y2 JPH0114349 Y2 JP H0114349Y2 JP 1986010379 U JP1986010379 U JP 1986010379U JP 1037986 U JP1037986 U JP 1037986U JP H0114349 Y2 JPH0114349 Y2 JP H0114349Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- base
- workpiece
- hemming
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009957 hemming Methods 0.000 claims description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000003462 Bender reaction Methods 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案はヘミング用スライドダイに関するも
のである。一般にヘミングとはへり、ふちをとる
という意味であり、ここでは金属板の縁部にへり
曲げ、はぜ折り又はつぶし等と呼ばれる加工を施
すことを意味するものである。スライドダイとは
この場合用いる下型である。
のである。一般にヘミングとはへり、ふちをとる
という意味であり、ここでは金属板の縁部にへり
曲げ、はぜ折り又はつぶし等と呼ばれる加工を施
すことを意味するものである。スライドダイとは
この場合用いる下型である。
従来の技術
金属板にヘミングするには最初第4図に示すよ
うな下型50と上型51を用いて金属板よりなる
被加工物90を折曲げて30〜45度程度の鋭角の折
曲部91を形成する鋭角曲げの工程がある。
うな下型50と上型51を用いて金属板よりなる
被加工物90を折曲げて30〜45度程度の鋭角の折
曲部91を形成する鋭角曲げの工程がある。
次にこの被加工物90を第5図に示すように下
型53に対し上型54を下降させて92で示すよ
うなヘミング部を形成する。この工程をつぶし工
程と呼んでいる。ここで空間のあるヘミング部9
2を形成することをオープンヘミングと呼び、か
つ空間のないヘミング部92を形成することをク
ラツシユヘミングと呼んでいる。このようなヘミ
ングのつぶし工程の場合第6図に実線で示す状態
から上型54が下降して被加工物90に大きい加
圧力Pを与えると被加工物90の折曲部91が鎖
線で示すようにつぶされるが、この場合下型53
と上型54は被加工物90から水平で図示の方向
の力Fを受けて鎖線で示すように移動しようとす
る。そのためプレスブレーキ等のベンダーは大き
い力により悪影響を受けることになる。したがつ
て、下型53として従来第7図又は第8図に示す
ようなスライドダイが用いられてきた。いずれも
ベース56の上面に摺動可能に支持されるスライ
ダー57を有し、上型54が下降して被加工物9
0につぶし加工を行う場合スライダー57が図に
おいて右へ移動して無理が生じないようになつて
おり、作業が終るとつる巻バネ58によりスライ
ダー57を復帰させるようになつている。しかし
ながら、ベース56とスライダー57が水平な接
触面で接触しておりスライダーがかなりの重量を
有していて摩擦力が発生するため、つぶし工程で
スライダー57に及ぼされる水平な力が所定以上
にならないとスライダー57が移動しないもので
あつた。したがつて、鋼板よりなる被加工物90
の厚さが2.3〜4.5mmの厚板の場合に限つて使用さ
れている。そのため、厚さが2.3mm未満の例えば
0.6〜2.0mm程度の薄い板は無理を承知で固定式の
下型を用いてつぶし加工を行つてきたが、長期間
使用するとベンダー本体に対しての悪影響は避け
られないものである。
型53に対し上型54を下降させて92で示すよ
うなヘミング部を形成する。この工程をつぶし工
程と呼んでいる。ここで空間のあるヘミング部9
2を形成することをオープンヘミングと呼び、か
つ空間のないヘミング部92を形成することをク
ラツシユヘミングと呼んでいる。このようなヘミ
ングのつぶし工程の場合第6図に実線で示す状態
から上型54が下降して被加工物90に大きい加
圧力Pを与えると被加工物90の折曲部91が鎖
線で示すようにつぶされるが、この場合下型53
と上型54は被加工物90から水平で図示の方向
の力Fを受けて鎖線で示すように移動しようとす
る。そのためプレスブレーキ等のベンダーは大き
い力により悪影響を受けることになる。したがつ
て、下型53として従来第7図又は第8図に示す
ようなスライドダイが用いられてきた。いずれも
ベース56の上面に摺動可能に支持されるスライ
ダー57を有し、上型54が下降して被加工物9
0につぶし加工を行う場合スライダー57が図に
おいて右へ移動して無理が生じないようになつて
おり、作業が終るとつる巻バネ58によりスライ
ダー57を復帰させるようになつている。しかし
ながら、ベース56とスライダー57が水平な接
触面で接触しておりスライダーがかなりの重量を
有していて摩擦力が発生するため、つぶし工程で
スライダー57に及ぼされる水平な力が所定以上
にならないとスライダー57が移動しないもので
あつた。したがつて、鋼板よりなる被加工物90
の厚さが2.3〜4.5mmの厚板の場合に限つて使用さ
れている。そのため、厚さが2.3mm未満の例えば
0.6〜2.0mm程度の薄い板は無理を承知で固定式の
下型を用いてつぶし加工を行つてきたが、長期間
使用するとベンダー本体に対しての悪影響は避け
られないものである。
考案が解決しようとする問題点
この考案は厚さの薄い金属板の場合にもつぶし
工程でスライダーが移動して無理が生じないよう
にし、かつベンダーの保護と作業の安全を図つた
ヘミング用スライドダイを提供するものである。
工程でスライダーが移動して無理が生じないよう
にし、かつベンダーの保護と作業の安全を図つた
ヘミング用スライドダイを提供するものである。
問題点を解決するための手段
この考案は横方向に延びるベースと、このベー
ス上に沿つた横方向に延びるように配置してベー
スに対して前後方向に摺動可能にした被加工物を
支持するスライダーと、被加工物のつぶし加工時
このスライダーがベースに対して摺動した場合最
初の位置に復帰させるバネとを有するものにおい
て、前記スライダーとベースの接触面はスライダ
ーが被加工物のつぶし加工時移動する方向に下降
するように傾斜させてあることを特徴とするヘミ
ング用スライドダイを提供するものである。
ス上に沿つた横方向に延びるように配置してベー
スに対して前後方向に摺動可能にした被加工物を
支持するスライダーと、被加工物のつぶし加工時
このスライダーがベースに対して摺動した場合最
初の位置に復帰させるバネとを有するものにおい
て、前記スライダーとベースの接触面はスライダ
ーが被加工物のつぶし加工時移動する方向に下降
するように傾斜させてあることを特徴とするヘミ
ング用スライドダイを提供するものである。
実施例
以下第1〜3図を参照しながらこの考案の一実
施例について説明する。
施例について説明する。
第1図と第2図に示すこの考案の一実施例にお
いて、10はこの考案によるヘミング用スライド
ダイを示し、図示してない手段によりプレスブレ
ーキ等のベンダーのテーブルに固定する横方向に
延びるベース12を有している。13はこのテー
ブルの上面を後方に向かつて下降するように例え
ば7度程度等の適当な角度に傾斜させた接触面、
15,16はこのベース12の前面と後面から上
方に延びるように複数個ずつのボルト17で固定
した当て板である。20は横方向に延びるスライ
ダーで、下面はベース12の接触面13と同じく
傾斜した接触面21になつており上面は水平な支
持面22を有しており、かつ当て板15,16の
間でベース12上を前後方向に摺動できるように
なつている。23はこのスライダーが常時当て板
15に接触して停止するように弾力を及ぼす複数
個のつる巻バネである。
いて、10はこの考案によるヘミング用スライド
ダイを示し、図示してない手段によりプレスブレ
ーキ等のベンダーのテーブルに固定する横方向に
延びるベース12を有している。13はこのテー
ブルの上面を後方に向かつて下降するように例え
ば7度程度等の適当な角度に傾斜させた接触面、
15,16はこのベース12の前面と後面から上
方に延びるように複数個ずつのボルト17で固定
した当て板である。20は横方向に延びるスライ
ダーで、下面はベース12の接触面13と同じく
傾斜した接触面21になつており上面は水平な支
持面22を有しており、かつ当て板15,16の
間でベース12上を前後方向に摺動できるように
なつている。23はこのスライダーが常時当て板
15に接触して停止するように弾力を及ぼす複数
個のつる巻バネである。
第3図も参照して動作を説明すると次のように
なる。すなわち、この図のaに示すように図示し
てないラム等に取付けた上型30が下降して金属
板よりなり折曲部91を形成した被加工物90に
当接して下方へ押圧するとこの加圧力Pに基づい
て被加工物90から水平方向に力Fがスライダー
20と上型30に作用する。この場合スライダー
20の接触面21はベース12の接触面13上に
支持されかつこの接触面13,21は後方に向か
つて下降するように傾斜しており力Fもこの方向
に作用するため、bに示すように、スライダー2
0が適当な速度で後方へ摺動することができ、水
平な力Fは大きくならないものであり、ヘミング
部92が形成される。したがつて、被加工物90
の厚さが薄くて加圧力Pが十分大きくなくても無
理なくスライダー20が動作することになる。
なる。すなわち、この図のaに示すように図示し
てないラム等に取付けた上型30が下降して金属
板よりなり折曲部91を形成した被加工物90に
当接して下方へ押圧するとこの加圧力Pに基づい
て被加工物90から水平方向に力Fがスライダー
20と上型30に作用する。この場合スライダー
20の接触面21はベース12の接触面13上に
支持されかつこの接触面13,21は後方に向か
つて下降するように傾斜しており力Fもこの方向
に作用するため、bに示すように、スライダー2
0が適当な速度で後方へ摺動することができ、水
平な力Fは大きくならないものであり、ヘミング
部92が形成される。したがつて、被加工物90
の厚さが薄くて加圧力Pが十分大きくなくても無
理なくスライダー20が動作することになる。
なお、この考案においてバネ23は第8図に示
す従来のものと同様な位置に配置させてあつても
よい。
す従来のものと同様な位置に配置させてあつても
よい。
考案の効果
この考案は前述したように構成してあるから、
加工時スライダー20が適当な速度で移動して薄
い被加工物90の場合にも無理なくつぶし加工が
できるようになり、かつ薄板から厚板まで利用で
き、さらにベンダーに及ぼす悪影響をなくして作
業が安全にできるようになるという効果を有して
いる。
加工時スライダー20が適当な速度で移動して薄
い被加工物90の場合にも無理なくつぶし加工が
できるようになり、かつ薄板から厚板まで利用で
き、さらにベンダーに及ぼす悪影響をなくして作
業が安全にできるようになるという効果を有して
いる。
第1図はこの考案の一実施例を示す側面図、第
2図はその一部を示す平面図、第3図は動作説明
図、第4図と第5図はヘミングの説明図、第6図
は従来のつぶし加工時の動作説明図、第7図と第
8図はそれぞれ異つた従来のヘミング用スライド
ダイを用いる状態を示す側面図である。 10はヘミング用スライドダイ、12はベー
ス、13は接触面、20はスライダー、21は接
触面、23はつる巻バネ、30は上型、90は被
加工物、91は折曲部、92はヘミング部。
2図はその一部を示す平面図、第3図は動作説明
図、第4図と第5図はヘミングの説明図、第6図
は従来のつぶし加工時の動作説明図、第7図と第
8図はそれぞれ異つた従来のヘミング用スライド
ダイを用いる状態を示す側面図である。 10はヘミング用スライドダイ、12はベー
ス、13は接触面、20はスライダー、21は接
触面、23はつる巻バネ、30は上型、90は被
加工物、91は折曲部、92はヘミング部。
Claims (1)
- 横方向に延びるベースと、このベース上に沿つ
て横方向に延びるように配置してベースに対して
前後方向に摺動可能にした被加工物を支持するス
ライダーと、被加工物のつぶし加工時このスライ
ダーがベースに対して摺動した場合最初の位置に
復帰させるバネとを有するものにおいて、前記ス
ライダーとベースの接触面はスライダーが被加工
物のつぶし加工時移動する方向に下降するように
傾斜させてあることを特徴とするヘミング用スラ
イドダイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986010379U JPH0114349Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986010379U JPH0114349Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62123316U JPS62123316U (ja) | 1987-08-05 |
JPH0114349Y2 true JPH0114349Y2 (ja) | 1989-04-26 |
Family
ID=30796612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986010379U Expired JPH0114349Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0114349Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4502304B2 (ja) * | 2001-12-17 | 2010-07-14 | 株式会社アマダ | ヘミングダイ |
KR101725608B1 (ko) * | 2014-12-24 | 2017-04-11 | 주식회사 포스코 | 구성부재 및 그 제조방법 |
JP6010743B1 (ja) * | 2015-11-16 | 2016-10-19 | 東栄工業株式会社 | ヘミング金型 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS498525A (ja) * | 1972-03-25 | 1974-01-25 |
-
1986
- 1986-01-29 JP JP1986010379U patent/JPH0114349Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS498525A (ja) * | 1972-03-25 | 1974-01-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62123316U (ja) | 1987-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4354374A (en) | Bending press | |
US3990291A (en) | Bending machine for bending sheet and strip | |
JPS6045017B2 (ja) | プレス加工用複合型 | |
SU971545A1 (ru) | Фальцовочный штамп | |
JPH0114349Y2 (ja) | ||
JP6845573B2 (ja) | ヘミング加工装置 | |
JPS6211929B2 (ja) | ||
JPH0428650Y2 (ja) | ||
CN210676452U (zh) | 一种用于高精度倒扣成型的旋转折弯模具 | |
JP3862016B2 (ja) | 形状凍結性に優れたプレス加工方法 | |
JPS59110427A (ja) | プリヘムダイ | |
JPH042324B2 (ja) | ||
JPH069700Y2 (ja) | ベンド金型 | |
JP2639203B2 (ja) | 180°密着曲げ加工装置 | |
JP7486441B2 (ja) | 折曲げ加工方法 | |
JPS6016422Y2 (ja) | ヘミング加工装置 | |
JPH04729B2 (ja) | ||
JP3545024B2 (ja) | 折曲げ加工方法およびその装置 | |
JPH0320014Y2 (ja) | ||
JPH0442007Y2 (ja) | ||
JPH0428657Y2 (ja) | ||
JPS6324982Y2 (ja) | ||
JP2004025256A (ja) | 形状凍結性に優れたプレス加工方法およびそれに用いるフランジ加工工具 | |
SU1696180A1 (ru) | Штамп дл резки проката | |
JPH0522338Y2 (ja) |