JPH042324B2 - - Google Patents

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JPH042324B2
JPH042324B2 JP32256188A JP32256188A JPH042324B2 JP H042324 B2 JPH042324 B2 JP H042324B2 JP 32256188 A JP32256188 A JP 32256188A JP 32256188 A JP32256188 A JP 32256188A JP H042324 B2 JPH042324 B2 JP H042324B2
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JP
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die
mold
punch
burring
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JP32256188A
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  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は金型装置、詳しくは、ピアシング加
工等のせん断加工とバーリング加工等の塑性変形
加工とを一工程で行なえるようにした金型装置に
関する。
(従来の技術) 従来の金型装置としては、例えば、特開昭58−
112614号公報に記載されたようなものが知られて
いる。この特開昭58−112614号公報の金型装置
は、ポンチと協動してワークにプレス加工を施す
ダイに、ポンチとのクリアランスをほぼワークの
板厚にした曲げ加工部と、ワークの板厚により小
さくした切断部とを形成し、ピアシング加工とバ
ーリング加工とを一工程で行なえるようにしたも
のである。
(発明が解決しようとする課題) 上述した金型装置は、平坦な二次元形状のワー
クに対してはピアシング加工とバーリング加工と
を一工程で行い得ると考えられるが、一般的なワ
ーク、例えば、自動車の車体部品等の製造に供す
るワークは、一部分で面部が折曲する三次元形状
を成し、また、折曲する一方の面部に穴あけ加工
を、他方にバーリング加工を求められるものがあ
り、このようなワークに対しては上述の金型装置
にあつても各面部にピアシング加工とバーリング
加工とをそれぞれ施すためにはワークを反転せざ
るを得ず、一工程での加工が不可能であるという
問題があつた。特に、ワークを自動的に移送する
トランスフアブレスラインでは、ワークの反転回
数の増加が位置決め用のロボツト等の増加をも招
くため、上述の問題の解決が強く要望されてい
た。
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、三次元形状のワークの三次元的に離隔した2
位置にせん断加工と塑性加工用とを一工程で施工
できる金型装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、互いに折曲する一対の面部が形成
されたワークを下型上に載置し、上型を下型に対
し相対的に移動させてワークの一方の面部にせん
断加工を、ワークの他方の面部に塑性加工を施す
金型装置にあつて、 前記上型を前記ワークの一方の面部のせん断加
工方向に移動可能に配置し、前記上型と前記下型
とにそれぞれ前記ワークの一方の面部に対応した
位置にせん断加工用のポンチとダイとを設けると
ともに、前記上型に前記せん断加工方向の変位を
許容してワーク押え用のパツドを支持し、該パツ
ドに前記上型の移動に応答して前記他方の面部の
塑性加工方向に摺動するダイまたはポンチと一方
を設けるとともに、前記下型に前記上型の移動に
応答して前記他方の面部の塑性加工方向に摺動す
るダイまたはポンチの他方を設けたことが要旨で
ある。
(作用) この発明にかかる金型装置によれば、上型の移
動でせん断加工用のポンチとダイとによつて一方
の面部にせん断加工が施され、また同時に、上型
の移動にともない塑性加工用のダイとポンチとが
それぞれ摺動して該ポンチとダイとによつて他方
の面部に塑性加工が施され、ワークの位置を変え
ること無く三次元的に離隔した2つの面部のせん
断加工と塑性加工とを一工程で行える。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明
する。
第1図から第4図はこの発明の一実施例にかか
る金型装置を表し、第1図がワークの平面図、第
2図が全体断面図、第3図が第2図と異なる状態
の全体断面図、第4図が要部拡大図である。
第1図中、Wは2つの車体パネル製造用の薄板
鋼板から成るワークを示し、このワークWからは
トランスフアプレスラインを経て2つの車体パネ
ルwL,wRが同時に成形される。トランスフアプ
レスラインにおいては、第1の工程でワークWは
絞り加工が施されて各車体パネルwL,wRに対応
する部分にそれぞれ平面部BL,BRと平面BL,BR
から折曲する傾斜面部PL,PRとを有する三次元
形状に成形され、第2の工程でワークWは中央に
開口穴H、両側の傾斜面部PL,PRにそれぞれ長
孔IL,IRが形成され、次の工程でワークWは後述
する本発明にかかる金型装置11を用いて長孔
IL,IRの周縁にフランジ部JL,JRを形成するバー
リング加工と平面部BL,BRに穴K1L,K2L,K1R
K2Rを形成するピアシング加工とが施され、第4
の工程でワークWは縁部を切除するトリミング加
工が施されて2つの車体パネルw1,w2が取り出
される。なお、ワークWは車体パネルw1,w2
ついて対称形状を有するため、以下の説明では、
対称部分については添字の無い番号で代表する。
上述の第3の工程の金型装置11は、第2図お
よび第3図に示すように、下型12上に前述のワ
ークWを載置し、下型12の上方に支持された上
型13を図外の油圧シリンダ等で上下に駆動して
前述のピアシング加工(せん断加工)とバーリン
グ加工(塑性加工)とを行う。これら下型12お
よび上型13は、下型12に形成されたガイド穴
12aに上型13に固設されたガイドロツド13
aが摺動自在に挿通して相対位置が規定されてい
る。
下型12には、上部にワークWの傾斜面部Pに
沿つて突出部14が形成され、また、ワークWの
平面部Bの下方に押圧部材15が図中左右の水平
方向に摺動可能に支持され、さらに、図示しない
が、ワークWの穴K1,K2加工用のピアシングダ
イが設けられている。突出部14にはバーリング
ポンチ16が支持され、バーリングポンチ16は
突出部14を傾斜面部Pと直交する方向に摺動自
在に貫通している。このバーリングポンチ16
は、傾斜面部P側の先端が長孔Iより大径でかつ
縁部に面取りを施され、基端にリテーナ17が押
圧部材15のカム面と摺接可能に固設されてい
る。リテーナ17は、押圧部材15側にカム面1
7aが形成され、また、突出部14との間にスプ
リング18が縮装され、このスプリング18によ
つてバーリングポンチ16は図中左方の押圧部材
15側に付勢されている。
押圧部材15は、図中左右の両側部にカム面1
5a,15bが形成された断面略三角形状を成
し、下型12に形成された凹部19aに遊挿する
突起19bが下部に形成され、この突起部19b
と凹部19aの側壁との間に縮装されたスプリン
グ20でバーリングポンチ16から離隔する図中
左方に付勢されている。この押圧部材15は、左
方のカム面15aが上型13に設けられた後述す
るカムドライバ21のカム面21aと摺接し、ま
た、右方のカム面15bがバーリングポンチ16
のリテーナ17のカム面17aと摺接している。
この押圧部材15は、上型13の下動時にカムド
ライバ21によりカム面21a,15aを介して
押圧され、図中右方に移動してカム面15b,1
7aでバーリングポンチ16を押圧する。なお、
23はスライドプレートである。
上型13には、図示しないがワークWの穴K1
K2加工用のピアシングポンチが設けられ、また、
ワークW押え用のパツド24がスプリング25
a,25bで上下動自在に吊設され、さらにパツ
ド24の両側にそれぞれカムドライバ21,22
が垂設されている。ピアシングポンチは、前述の
ピアシングダイの上方に穴K1,K2と対応する位
置に配置され、上型13の下動でピアシングダイ
と協動してワークWに穴K1,K2を形成する。な
お、これらピアシングポンチおよびピアシングダ
イは前述の公報、公知文献あるいは実用されてい
るものを流用できるため、その説明および図示を
割愛している。
パツド24は、下端左方にワークWの押え部2
4aが形成され、下端右方にレール26a,26
bが敷設されて該レール26a,26bにバーリ
ングダイ27が前述の傾斜面部Pと直交する方向
に摺動自在に懸架されている。押え部24aは第
2図に示すように上型13の下動時に下型12と
の間でワークWを挟持する。バーリングダイ27
は、図中左端に凹状の受け部27aが、図中右端
にカム面27bが形成され、また、パツド24の
下部中央に垂設されたリテーナ部24bとの間に
スプリング28が縮装されている。このバーリン
グダイ27は、スプリング28により図中右方に
付勢されてカム面27bがカムドライバ22のカ
ム面22aと摺接し、上型13の下動に応答して
カムドライバ22により図中左方へ押圧されて移
動する。カムドライバ21は下端右部に前述の押
圧部材15と摺接するカム面21aが形成され、
また、カムドライバ22は上述のように下端左部
にバーリングダイ27のカム面27bと摺接する
カム面22aが形成されている。
この実施例の金型装置11にあつては、まず、
上型13と下型12とが離隔した第3図の図示状
態下で下型12上にロボツト等でワークが載置さ
れ、この後、第2図に示すように、上型13がパ
ツド24とともに下降し、パツド24の押え部2
4aがワークWと当接してワークWを下型12と
の間で挟持する。そして、第2図の図示状態下
で、ワークWはピアシングポンチとピアシングダ
イとによつて平面部Bによつて穴K1,K2が形成
される。
また同時に、この上型13が下降する時におい
て、第2図に示すように、バーリングダイ27は
スライドプレート23と当接した後スプリング2
5a,25bを圧縮させつつパツド24とともに
上型13に対し相対的に接近する方向に移動し、
バーリングダイ27はカム面27bがカムドライ
バ22のカム面22aと摺接して図中左方に移動
する。また、この時、カムドライバ21はワーク
Wの開口穴Hを経て下降してカム面21aが押圧
部材15のカム面15aと摺接し、押圧部材15
は図中右方に移動してバーリングポンチ16を押
圧する。このため、第4図に詳示するように、ワ
ークWは傾斜面部Pの長孔Iの周縁部分にバーリ
ングポンチ16とバーリングダイ27とによつて
バーリング加工が施されてフランジ部Jが形成さ
れる。
この後、上型13が上昇すると、カムドライバ
21,22も上動してカム面21a,22aがそ
れぞれカム面15a,27bと摺接し、バーリン
グダイ27はスプリング28の弾性力でスライド
プレート23上を図中右方へ摺動してワークWか
ら離隔し、同様に、押圧部材15はスプリング2
0の弾性力で図中左動してバーリングポンチ16
がスプリング18の弾性力で図中左動してワーク
Wから離隔する。そして、ワークWはロボツト等
で下型12上から取り出され、次の第4の工程に
移送される。
上述のように、この金型装置11はワークWを
反転する必要がなく、一の工程でピアシング加工
とバーリング加工とを行うことができる。
第5図には、この発明の他の実施例にかかる金
型装置を示す。なお、前述した実施例と同一の部
分には同一の符号を付して説明を省略する。
この実施例は、パツド24にバーリングポンチ
16が、下型12にバーリングダイ27が設けら
れ、これらバーリングポンチ16およびバーリン
グダイ27が上型13の昇降に応じワークWに対
し退進動してバーリング加工を行う。したがつ
て、この実施例にあつても、一の工程でワークW
を反転すること無くバーリング加工とピアシング
加工とを同時に行なえる。
なお、上述した各実施例においては、塑性加工
としてバーリング加工を例示するが、本発明はベ
ンデイング加工等の他の塑性加工にも適用できる
ものであることは言うまでも無い。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明にかかる金型装
置によれば、三次元的形状のワークにあつても位
置を変えること無くせん断加工と塑性加工とを一
工程で行なえ、トランスフアブレスライン等に適
用して設備費の低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図はこの発明の一実施例にかか
る金型装置を表し、第1図がワークの平面図、第
2図が全体断面図、第3図が第2図と異なる状態
の全体断面図、第4図が要部拡大図である。第5
図はこの発明の他の実施例にかかる金型装置の全
体断面図である。 11……金型装置、12……下型、13……上
型、15……押圧部材、15a,15b……カム
面、16……バーリングポンチ、17a……カム
面、21……カムドライバ、21a……カム面、
22……カムドライバ、22a……カム面、24
……パツド、27……バーリングダイ、27a…
…受け部、27b……カム面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに折曲する一対の面部が形成されたワー
    クを下型上に載置し、上型を下型に対し相対的に
    移動させてワークの一方の面部にせん断加工を、
    ワークの他方の面部に塑性加工を施す金型装置に
    あつて、 前記上型を前記ワークの一方の面部のせん断加
    工方向に移動可能に配置し、前記上型と前記下型
    とにそれぞれ前記ワークの一方の面部に対応した
    位置にせん断加工用のポンチとダイとを設けると
    ともに、前記上型に前記せん断加工方向の変位を
    許容してワーク押え用のパツドを支持し、該パツ
    ドに前記上型の移動に応答して前記他方の面部の
    塑性加工方向に摺動するダイまたはポンチの一方
    を設けるとともに、前記下型に前記上型の移動に
    応答して前記他方の面部の塑性加工方向に摺動す
    るダイまたはポンチの他方を設けたことを特徴と
    する金型装置。 2 前記塑性加工用のポンチおよびダイはカム機
    構で前記上型に応動することを特徴とする請求項
    1に記載の金型装置。
JP32256188A 1988-12-21 1988-12-21 金型装置 Granted JPH02169129A (ja)

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