JPS6384736A - プレス金型成形工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はブレス装置を用いて金属の連続成形加工を行な
うブレス金型内において薄板のワークの両面にパンチ形
状を高精度に転写を行なう装置に関するものである。

従来の技術 従来ブレス金形内にお匹てワークへパンチ′Ｖげダイ表
面を転写させる加工工程では金型にパンチとダイを固定
し摺動するガイドの精度の範囲内で成形圧力を加える加
工がとられてきた。以下図面を参照しながら上述した従
来の成形・転写加工法の一例について説明する。

第３図、第４図は従来のブレス金型を用いた成形加工工
程におけるパンチとダイの構成と金型ガイド方式、それ
にブレス動作不死点における加工状態を示すものである
。第３図において１は金型上型ダイセットである。２は
ストリッパであシスプリング３によって押圧され加工後
製品を強制的に外す。４はパンチでありブレス加工力を
製品に伝え塑性加工を行なう工具の役を果たす。６は下
型ダイセットであシ製品加工用工具であり製品加工用工
具であるダイ６を支える。７はこの金型にて加工される
製品（ワーク）である。この上型と下型は８に示すガイ
ドブツシュと９に示すガイドボストによって上下方向に
精度よく位置決めさね、金型の平行度と直角度を保つ役
割をする。第４図は加圧状態を示す。

以上のように構成されたブレス金型について以下その動
作について説明する。従来薄板の製品表面を精度良く成
形加工したり、製品上下面の平行度を成形加工する場合
第３図に示すようにまずワーク７が金型ダイｅ上に位置
決めされセットされる。次にブレス機械に取り付けられ
た上型ダイセット１が下降する。この際金型上下の平行
度や位置精度はガイドブツシュ８とガイドポスト９との
摺動によυ確保される。ブレス機械の下降とともにまず
ストリッパ２がワーク７をクランプしばね３のたわみと
ともに押圧する。更に下死点間際まで機械が下降すると
パンチ４が製品７ａに当たりダイ６との間で高圧が付加
され製品の塑性変形が始まる。この後第４図に示すよう
にワーク７は下死点までパンチ４とダイ６により押圧さ
れパンチ４の表面の形状がワーク７の表面に転写される
。

また押圧された製品の平行度もガイドブツシュ８とポス
ト９の精度の範囲内で確保される。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では製品表面の加工精度
は平行度でｏ、ｏｏｓ〜０．０１　ｍｍ以内、成形段差
にしても０．００３〜０．００８−が限界であったそれ
は上述したようにブレス装置の下降時の動作のずれを金
型のガイドブツシュ８とポスト９によってすべて吸収せ
ねばならず、ポンチ４とダイ６との直角度が摺動するガ
イドブツシュ８とポスト９との間に設けであるスキマに
依存しているからである。本発明は上記問題点に鑑み、
金型の工具の製品との直角度を金型精度によらず加工中
高精度に保ち高精度に形状転写された製品を提供するも
のである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のブレス金型成形工
具は金型内において完全固定されず油などの流体によっ
て支持された構成を備えたものである。本発明において
製品（ワーク）を押圧するポンチは製品を押圧する加工
面とその加工面との平行度を備えた裏面をもちその裏面
は直接ダイセットに固定されず油槽内の油に接触する構
成をとる。ダイも同様に製品を押圧する加工面とその加
工面との平行度を備えた裏面をもちその裏面は直接ダイ
セットに固定することなく油槽内の油に接して置かれる
。このパンチとダイを支える油槽はチューブによって連
結されパンチ、ダイともに均一の圧力によって押す構成
がとられている。

作　　用 本発明は上記した構成によって金型のガイドブツシュと
ポストのすきまからくるガタつきに影響されることなく
パンチあるいはダイ表面の形状を製品表面に平行に均一
な圧力で転写することが可能となる。

実施例 以下本発明の実施例であるブレス金型成形工具について
図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の実施例
におけるブレス成金型の断面図を示すものである。第１
図において１０は上型ダイセットを、１１は下型ダイセ
ットを表わす。この上、下のダイセットは上型にとりつ
けられたガイドブツシュ１２と下型にとりつけられたガ
イドポスト１３により加工中の位置決めが従来例と同様
に行なわれる。１４はバッキングプレートであり加工用
パンチ１６とそれを水平方向にある程度位置決めするパ
ンチプレート１６との間で油槽′１７を形成する。パン
チ１６は上下方向には常に高圧の油で押圧されている。

１８はこのパンチ１５とパンチプレー）１６のすきまで
油もれを防ぐオイルシールである。

１９は下型ダイセット１１におけるバッキングプレート
であシ加工用ダイ２０とそれを水平方向にある程度位置
決めするダイプレート２１との間で油槽２３を形成する
。ダイ２ｏは上下方向には常に高圧の油で押圧されてい
る。２２はこのダイ２ｏとダイプレート２１のすきまで
油もれを防ぐオイルシールである。

前記パンチ１６の製品２５を面押しする端面１５ａと、
前記油槽１７の油により押圧される裏面１５ｂとは平行
に形成されている。同様に前記ダイ２０の製品２６を面
押しする端面２０ａと、前記油槽２３の油によシ押圧さ
れる裏面２０ｂとは平行に形成されている。また前記両
油槽１７゜２３はパイプ２４によシ連通されている。

第２図はブレス装置の加工が進行し金型がブレス行程の
下死点にきたときの状態を表わしている。

第２図において２６は形状の転写されるべき製品（ワー
ク）を示す。この時点においてパンチ１６とダイ２０は
均一な油圧２６と２７によって工具背後より押され製品
２６に等しい圧力を付加している。

以上のように構成された本発明を用いたブレス金型内成
形工具について第１図及び第２図を用いてその動作を説
明する。

まず第１図はブレス装置が上死点近傍にあるときの部屋
断面図を示すものであシ、既にパンチ１５とダイ２０は
パイプ２４によシ連通された油槽１７゜２３によって支
持され、等しい圧力で押されている。この時点でのパン
チ１６とダイ２ｏの相対精度は金型のガイドブツシュ１
２とガイドボスト１３の精度である。またパンチ１６、
ダイ２ｏともに水平方向には規制されておらずそれぞれ
パンチプレート１６とダイプレート２１のすきまだけ水
平移動し得る。第２図はブレスが下降し上型が下死点近
傍に達−した時の断面を示している。この時パンチ１５
とダイ２０は加工が進行しても上下連通された油槽１７
．２３に背後が接している為等しい圧力で裏面１ｓｂ　
、２０ｂに直角な方向に押圧されている。更にパンチ１
６とダイ２ｏはプレー）１６．２１とのすきまがある為
金型精度に影響されず製品２６の上面あるいは下面に常
にそれぞれ直角な方向に押されることとなる。即ち第２
図における工具間の相対精度は金型ダイセットの位置関
係とは独立して製品２６の上面とパンチ１６の下面とは
平行度が保たれ、また製品２６の下面とダイ２ｏの上面
とも平行度が保たれる。この関係はブレスが下死点に達
するまで確保されパンチ１６の表面形状は製品２６の表
面に平行に正確に転写される。同様、ダイ２ｏの表面は
製品２６の下面にブレス装置あるいは金型ダイセットの
精度に関係なく正確に転写される。

発明の効果 以上のように本発明はブレス金をにおける成形加工用工
具であるパンチとダイを金型ダイセットに固定せず油に
裏面を接触させ油で支持させるとともにそれら油槽を上
下に連通させることにより金型の精度、ブレス精度に関
係なく加工中の製品の上面、下面に直角に工具端面を当
てることができパンチ、ダイの形状を特に成形深さに関
し正確に転写させることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のブレス装置が上死点にある時
の断面図、第２図はブレスが下降し下死点近傍にある時
の断面図、第３図は従来のブレス成形加工における固定
式パンチとダイをもったブレス成形部屋の側面断面図、
第４図はブレスが下死点近傍にある時の断面図である。 １６・・・・・・ポンチ、２０・・・・・・ダイ、１５
ａ　、２０ａ・・・・・・端面、１５ｂ、２０ｂ・・・
・・・裏面、１７，２３・・・・・・油槽、２４・・・
・・・パイプ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名イ５
−−−ホ１ンテ ｔ５へ２に一一皇＃１．１ 第　　２　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ブレス金型において製品を面押しする端面とその端面と
   の平行度を備えた裏面からなるポンチと製品を下面より
   面押しする端面とその端面との平行度を備えた裏面から
   なるダイとからなる工具部と金型内においてこのポンチ
   とダイのそれぞれ裏面に直接圧力を伝える油をためる油
   槽をこのポンチとダイの裏側に備え、これら油槽の間を
   パイプで連通したことを特徴とするブレス金型成形工具
   。