JP2677015B2 - プレス型 - Google Patents

プレス型

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JP2677015B2
JP2677015B2 JP32217490A JP32217490A JP2677015B2 JP 2677015 B2 JP2677015 B2 JP 2677015B2 JP 32217490 A JP32217490 A JP 32217490A JP 32217490 A JP32217490 A JP 32217490A JP 2677015 B2 JP2677015 B2 JP 2677015B2
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punch
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ハット形断面形状を有するワークの長手方
向の一端部にフランジ部を曲折成形するためのプレス型
に関する。
従来の技術 例えば第5図に示す自動車のフロアサイドメンバー
(以下、ワークという)Wにおいては、ウェブUとこの
ウェブUの両側に曲折形成された脚片部S1,S2とでいわ
ゆるハット型断面が形成されている一方、その長手方向
の一端は所定の曲率で斜めにカットされていて、この斜
状部Qに該斜状部Qの鋭角側に位置する一方の脚片部S1
の一端部EからウェブUに連続するフランジ部Fが曲折
形成されているものである。
そして、この種のワークWは一般にドロー工程、トリ
ム工程およびフランジ工程の各工程を経て成形され、ド
ロー工程では第6図(A)に示すように所定のブランク
材を用いてワークWをハット形断面形状に絞り成形する
ことが行われ、それに続く同図(B)のトリム工程では
絞り成形によって生じたしわ押さえ跡の非製品部領域R
をトリムラインLtから切断除去すると同時に、長手方向
の一端に斜状部Q(第5図参照)を形成するべく所定の
曲率で斜めにカットすることが行われる。さらに、最後
のフランジ工程において同図(C),(D)に示すよう
に初めて一方の脚片部S1の一端部EからウェブUに連続
するフランジ部Fが上向きに曲折成形される。
第7図〜第9図は上記のフランジ加工のためのプレス
型の構造を示したもので、各図は第5図のa−a断面、
b−b断面およびd−d断面に対応している。
下ホルダ1上には弾性体たるウレタンゴム2を介して
ポンチ3が上下動可能に支持されているほか、フランジ
加工のためのフランジダイ4が固定されている。他方、
上ホルダ5には、ワークWの一般部のうちその脚片部
S1,S2を拘束するセクショナルダイ6が固定されている
ほか、ワークWをその上面から加圧拘束するパッド7が
弾性体たるウレタンゴム8を介して上下動可能に支持さ
れている。
そして、前工程で断面ハット形に絞り成形されたワー
クWをポンチ3上に位置決めした上で上ホルダ5を下降
させ、ポンチ3とセクショナルダイ6およびパッド7の
三者によりワークWを加圧拘束しつつワークWを下ホル
ダ1側に押し込む。その結果、フランジダイ4とパッド
7との上下方向の相対変位により、脚片部s1およびウェ
ブUの一部が上方に曲折され、これによってワークWの
斜状部Q側に脚片部S1からウェブUに連続するフランジ
部Fが成形される。
発明が解決しようとする課題 上記のようなプレス型構造によるフランジ成形におい
ては、第10図に示すように加工対象となるワークWの特
殊性として斜状部Qの鋭角側の一端部Eの幅eが小さく
いわゆる先細り形状となっていることから、ワークW自
体の内部応力のバランスの関係でその端部EにねじれT
が発生し、フランジ加工前の形状が必ずしも一定してい
ない。
そして、このねじれTが発生したワークWをポンチ3
上に位置決めしたとしても第8図から明らかなように脚
片部S1のうち斜状部Q側の一端部Eについてはポンチ3
上に乗っているだけでその内側から規正するものが存在
しないために、第11図に示すように上記のねじれTをも
った状態でフランジ成形が行われてしまうことになる。
その結果、フランジ部Fの位置および形状が正規寸法
どおりにならずにずれが発生し、ワークWの成形品質の
向上に限界がある。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたもの
で、フランジ部が形成される脚片部の一端部の位置を規
制して実質的に上記のねじれを矯正する機能を付加し、
それによって上記のねじれを原因とするフランジ部の成
形不良を防止したプレス型構造を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 本発明は、前述したようにウェブとこのウェブの両側
に曲折形成された脚片部とでハット形断面を形成すると
ともに長手方向の一端が斜状に形成されたワークについ
て、その斜状の鋭角側に位置する脚片部の一端部からウ
ェブに連続するフランジ部を曲折成形するプレス型の構
造であって、下ホルダに上下動可能に弾性支持されたポ
ンチと、上ホルダに上下動可能に弾性支持されてポンチ
との間にワークを加圧拘束するパッドと、下ホルダに固
定されて、パッドとの間の上下方向の相対変位に応じて
フランジ部を曲折成形するフランジダイとを備えてな
り、前記ポンチに、フランジ部が成形される脚片部の一
端部の位置を規制して位置決めする位置決め受容部を形
成したことを特徴としている。
作用 この構造によると、加工対象となるワークをポンチ上
に位置決めした場合に、フランジ部が形成されるべき脚
片部の一端部が位置決め受容部によりその内側から拘束
されて位置決めされる。そして、ワーク自体がその脚片
部の一端部にねじれを有していたとしても、位置決め受
容部により位置規制された時点でねじれが矯正されてし
まうことから、正規寸法の位置および形状のもとにフラ
ンジ部を成形できる、 実施例 第1図〜第4図は本発明の一実施例を示す図で、第7
図〜第9図と共通する部分には同一符号を付してある。
第1図〜第4図に示すように、本実施例ではポンチ11
およびフランジダイ14の形状が従来のものと異なってお
り、ポンチ11のうち脚片部S1の一端部Eに対応する部分
(第5図参照)には突起12が形成されていて、この突起
12とポンチ本体13との間に位置決め基準面となるべき断
面L字状の位置決め受容部15が形成されている そして、突起12の高さとしては、ポンチ11がウレタン
ゴム2の反発力により所定のストロークSだけ上昇した
としても突起12がフランジダイ14と干渉しないような高
さに設定されている。
したがって本実施例構造によると、従来と同様に予め
前工程で断面ハット形に絞り成形されたワークWをポン
チ11上に位置決めした上でフランジ成形を行うことにな
るのであるが、ワークWをポンチ11に位置決めすると、
同時にフランジ部Fが形成されるべき脚片部S1の一端部
Eが第1図および第3,4図に示すように位置決め受容部1
5に嵌合してその位置が規制される。すなわち、脚片部S
1の一端部Eの外側がパッド7で拘束されるのに対し、
その内側は位置決め受容部15で位置規制される。
その結果、ポンチ11上に投入される絞り成形後のワー
クWが第10図に示すようなねじれTを有していたとして
も、脚片部S1の一端部Eが位置決め受容部15で位置規制
されることによりそのねじれTが矯正され、正規寸法ど
おりの位置および形状のもとでフランジ部Fが曲折成形
される。
発明の効果 以上のように本発明によれば、加工対象となるワーク
が、フランジ部が形成されるべき脚片部の一端部にねじ
れを有していたとしても、その一端部を位置決め受容部
で位置規制することで上記のねじれを矯正できる。その
結果、従来のようなねじれを原因とするフランジ部の位
置や形状のばらつきを解消して正規寸法どおりにフラン
ジ部を成形することができ、ワークの成形品質が大幅に
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すプレス型の構成を示す
図で第5図のb−b線断面に対応する断面図、第2図は
同じく第5図のa−a線断面に対応する断面図、第3図
は同じく第5図のd−d線断面に対応する断面図、第4
図は同じくポンチの要部拡大斜視図、第5図はハット形
断面形状を有するワークの斜視図、第6図は第5図のワ
ークの成形手順を示す工程説明図、第7図,第8図およ
び第9図は従来のプレス型構造の一例を示す断面図、第
10図はフランジ成形前のワークの平面説明図、第11図は
従来のフランジ成形後のワークの断面図で第5図のb−
b線に沿う断面図である。 1……下ホルダ、2……ウレタンゴム(弾性体)、5…
…上ホルダ、7……パッド、8……ウレタンゴム(弾性
体)、11……ポンチ、12……突起、13……ポンチ本体、
14……フランジダイ、15……位置決め受容部、E……一
端部、F……フランジ部、Q……斜状部、S1,S2……脚
片部、U……ウェブ、W……ワーク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェブとこのウェブの両側に曲折形成され
    た脚片部とでハット形断面を形成するとともに長手方向
    の一端が斜状に形成されたワークについて、その斜状部
    の鋭角側に位置する脚片部の一端部からウェブに連続す
    るフランジ部を曲折成形するプレス型の構造であって、 下ホルダに上下動可能に弾性支持されたポンチと、 上ホルダに上下動可能に弾性支持されてポンチとの間に
    ワークを加圧拘束するパッドと、 下ホルダに固定されて、パッドとの間の上下方向の相対
    変位に応じてフランジ部を曲折成形するフランジダイと
    を備えてなり、 前記ポンチに、フランジ部が成形される脚片部の一端部
    の位置を規制して位置決めする位置決め受容部を形成し
    たことを特徴とするプレス型。
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