JPH10128463A - プレス装置 - Google Patents

プレス装置

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Publication number
JPH10128463A
JPH10128463A JP8288345A JP28834596A JPH10128463A JP H10128463 A JPH10128463 A JP H10128463A JP 8288345 A JP8288345 A JP 8288345A JP 28834596 A JP28834596 A JP 28834596A JP H10128463 A JPH10128463 A JP H10128463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
press
outer edge
lower mold
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8288345A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nakajima
勇二 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP8288345A priority Critical patent/JPH10128463A/ja
Publication of JPH10128463A publication Critical patent/JPH10128463A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス加工に際してワークがそのずれ動き防
止のための押さえ部を備えていなくても、プレス加工が
開始された後においては、ワークをその外縁部分が所定
の軌跡を描くように変形させることにより、ワークが下
型に対してずれるのを防止する。 【解決手段】 上型10と下型20とによって下型20
の側にセットされたワーク50をプレス加工するプレス
装置であって、前記下型20に対し、上型10がワーク
50に接触してプレス加工が開始された後に前記ワーク
50の外縁部分を所定の軌跡に沿って案内するガイド手
段(ガイド部材40)が設けられていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上型と下型とによ
って所定のワークをプレス加工するためのプレス装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプレス加工に関する技術
としては、例えば特開昭57−193244号公報に開
示されたものが公知である。この公報の技術では、プレ
ス加工時に下型側にセットされているワークがずれ動く
のを防止するために、上型の下降により、まずワークの
押さえ部を下型のブランクホルダと上型の突部とによっ
て挟持し、この後にプレス加工(絞り加工)が行われる
ようになっている。しかしプレス装置の作動形式やワー
クの形状によっては前記押さえ部を確保できない場合が
ある。
【0003】このようにワークに押さえ部がない場合の
プレス装置の一例が図3,4に示されている。図3は下
型とワークとの関係を表した斜視図、図4はプレス装置
の動作を説明するための断面図である。これらの図面で
示すように下型20には、その複数個所(4箇所)にお
いて位置決め部材30が固定されている。そこで下型2
0にワーク50をセットする際に、このワーク50の外
縁部を前記の各位置決め部材30に接触させておくこと
により、ワーク50が下型20に対して位置決めされ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらプレス加
工時に、図4で示すように下降してきた上型10がワー
ク50に対して下型20の突部22を境とする片側にだ
け先に接触すると、図4の仮想線で示すようにワーク5
0が傾くこととなる。したがってその後のワーク50
は、片側の外縁部のみが前記位置決め部材30によって
規制されながら加工されることとなり、下型20に対す
るワーク50のずれが発生して加工誤差を招く。なおワ
ーク50のずれ量にもばらつきがあるため、このばらつ
き量をワーク50の寸法設定時に考慮しなければならな
い。
【0005】本発明の目的は、プレス加工に際してワー
クがそのずれ動き防止のための押さえ部を備えていなく
ても、プレス加工が開始された後においては、ワークを
その外縁部分が所定の軌跡を描くように変形させること
により、ワークが下型に対してずれるのを防止すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上型と下型とによって下型の側にセットされたワークを
プレス加工するプレス装置であって、前記下型に対し、
上型がワークに接触してプレス加工が開始された後に前
記ワークの外縁部分を所定の軌跡に沿って案内するガイ
ド手段が設けられていることを特徴とする。また請求項
2記載の発明は、請求項1記載のプレス装置において、
前記ガイド手段はワークのプレス加工に伴う外縁部分の
移動軌跡に合わせた形状のガイド面を備えていることを
特徴とする。
【0007】前記の発明によれば、プレス加工が開始さ
れた後のワークは、その外縁部分が前記ガイド部材に案
内されて所定の軌跡を描きながら変形することとなる。
したがってワークがそのずれ動きを防止するための押さ
え部を備えていなくても、下型に対するワークのずれが
防止され、加工誤差が抑えられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明における絞り加工用のプレス装置の
一部を表した斜視図、図2は同じく本発明におけるプレ
ス装置の動作を説明するための断面図である。図2に示
されている上型10(ポンチ)は、一般に昇降駆動可能
なラム(図示外)に固定されている。したがってこの上
型10を、図1,2に示されている下型20(ダイ)に
向けて下降させることにより、図2で示すように下型2
0の側にセットされているワーク50を加圧して絞り加
工を行うことが可能である。また図2に示されている上
型10の凸部14及び下型20の凹部24は、絞り加工
によってワーク50に生じるしわ、面歪などを防止する
ための絞りビードである。
【0009】なお本実施の形態では、プレス装置の作動
形式がシングルアクション絞りであって、上型10と下
型20とによるワーク50の加圧に先立って、このワー
ク50がずれ動くのを防止するためにワーク50の周縁
部(押さえ部)をブランクホルダによって挟持するよう
になっていない。ただし下型20には、その型面外周部
の四箇所において位置決め部材30がそれぞれボルト3
2によって取り付けられており、この下型20の側にセ
ットされるワーク50の位置決めが可能になっている。
【0010】前記の各位置決め部材30の側部に折り曲
げによって形成されている個々の取付け部31には、ガ
イド部材40がそれぞれ上下二本のボルト46,47に
よって取り付けられている。これらの各ガイド部材40
は、ワーク50に対する前記の絞り加工が開始された後
にこのワーク50の外縁部分を所定の軌跡に沿って案内
するガイド手段として機能する。つまり各ガイド部材4
0は、絞り加工に伴うワーク50の外縁部分の移動軌跡
に合わせた形状のガイド面42をそれぞれ備えている。
【0011】前記の各位置決め部材30に対する各ガイ
ド部材40の取付け部において、下側のボルト47が挿
通されるガイド部材40の孔は左右に長い調整孔44と
なっている(図2)。したがってこれらのガイド部材4
0は、それぞれのガイド面42の傾きを調整するために
上側のボルト46を回動支点とした角度調整が可能であ
る。また各ガイド部材40のガイド面42には、ワーク
50との接触によるカジリを防止するためにメッキ処理
が施されている。
【0012】さて本実施の形態のプレス装置による絞り
加工(プレス加工)にあたっては、まず前記下型20の
上に平板形状のワーク50をセットする。このときのワ
ーク50は、その中央部分が図2で明らかなように下型
20の突部22によって支えられ、かつ外縁部分が前記
の各位置決め部材30によって位置決めされている。そ
こで前記上型10を下降させることにより、この上型1
0はワーク50に接触した後、このワーク50を下型2
0の前記突部22を支点として曲げるように加圧する。
つまりワーク50が適正に加工されるときの外縁部分の
移動軌跡は、下型20の突部22を支点とする回動軌跡
であり、各ガイド部材40のガイド面42はこの回動軌
跡に合わせている。
【0013】前記のように下降してきた上型10が、仮
にワーク50に対して下型20の突部22を境とする片
側(右側)に先に接触したとしても、このワーク50の
右側の外縁部分はそれに対応するガイド部材40のガイ
ド面42に当たって規制される。この結果、ワーク50
はその左右両側の外縁部分が個々のガイド部材40のガ
イド面42に案内されて前記の軌跡を描きながら図2の
仮想線で示すように変形する。したがってワーク50は
下型20に対するずれを起こすことなく、上型10と下
型20とによって適正に絞り加工される。
【0014】以上のように本実施の形態においては、ワ
ーク50のプレス加工(絞り加工)に際して、このワー
ク50をブランクホルダなどによって挟持しない形式で
あっても、加工開始後のワーク50はその外縁部分がガ
イド部材40のガイド面42に案内されて所定の軌跡を
描きながら変形するので、下型20に対するワーク50
のずれが防止され、加工誤差が抑えられる。
【0015】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
この実施の形態には特許請求の範囲に記載した技術的事
項の他につぎの技術的事項が含まれていることを付記し
ておく。請求項1記載のプレス装置において、前記下型
にワークをセットするときにこのワークを下型に対して
位置決めするための位置決め部材を備えていることを特
徴とするプレス装置。これにより、ワークを下型にセッ
トするときからこのワークを正確に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるプレス装置の一部を表した斜視
図。
【図2】同じく本発明におけるプレス装置の動作を説明
するための断面図。
【図3】従来のプレス装置の一部を表した斜視図。
【図4】同じく従来のプレス装置の動作を説明するため
の断面図。
【符号の説明】
10 上型 20 下型 40 ガイド部材(ガイド手段) 42 ガイド面 50 ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と下型とによって下型の側にセット
    されたワークをプレス加工するプレス装置であって、前
    記下型に対し、上型がワークに接触してプレス加工が開
    始された後に前記ワークの外縁部分を所定の軌跡に沿っ
    て案内するガイド手段が設けられていることを特徴とす
    るプレス装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプレス装置において、前
    記ガイド手段がワークのプレス加工に伴う外縁部分の移
    動軌跡に合わせた形状のガイド面を備えていることを特
    徴とするプレス装置。
JP8288345A 1996-10-30 1996-10-30 プレス装置 Pending JPH10128463A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8288345A JPH10128463A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 プレス装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8288345A JPH10128463A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 プレス装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10128463A true JPH10128463A (ja) 1998-05-19

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ID=17729010

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JP8288345A Pending JPH10128463A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 プレス装置

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JP (1) JPH10128463A (ja)

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