JPH10277655A - ヘミング成形装置及び方法 - Google Patents

ヘミング成形装置及び方法

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JPH10277655A
JPH10277655A JP9961797A JP9961797A JPH10277655A JP H10277655 A JPH10277655 A JP H10277655A JP 9961797 A JP9961797 A JP 9961797A JP 9961797 A JP9961797 A JP 9961797A JP H10277655 A JPH10277655 A JP H10277655A
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JP
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die
pad
hemming
flange
flat surface
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JP9961797A
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Mitsuo Takada
光雄 高田
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SANWA KENTETSU KK
Original Assignee
SANWA KENTETSU KK
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の普通のプレスブレーキを用いて大小の
プレス部材のヘミング成形を行うことができ、設備投資
の低減が図れると共に、型の段取り換えが不要で作業性
や稼動率の向上が図れ、かつ安全性,取り扱い性のよい
ヘミング成形装置及び方法を提供する。 【解決手段】 プレスブレーキのテーブル25上に載置
された下型2とスライドの中間板26に固定された上型
3との協動によりヘミング成形が行われる。まず、下型
2の曲げ加工用ダイ部13と上型3の上型押圧部材8の
曲げ加工面11と屈曲部12との係合によりプレス部材
7の端縁にほぼ直角にフランジが形成され、フランジを
形成したプレス部材7は下型2のプリヘムダイ部14の
フラット面18とパット5の傾斜面20により前記フラ
ンジが折り曲げられ、更に、折り曲げられたフランジを
パット5のフラット面19との上型押圧部材8のフラッ
ト面10で挟持することによりヘミング成形が行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘミング成形装置
及び方法に係り、特に、通常のプレスブレーキを用いて
比較大型のドア状部品等の四周縁にヘミング成形を容易
に行うに好適なヘミング成形装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図11および図12は従来のヘミング成
形用のヘミング型およびその加工方法を示すものであ
る。図11に示すように油圧式プレスブレーキのテーブ
ル25上には金型押え部材28b,28bにより両側面
を挟持された下型ホルダ29が載置される。下型ホルダ
29上には上面のフラット面30のほぼ中央部に角度θ
<90°のV曲げ加工部31を有する下型2bが載置さ
れる。一方、前記油圧式プレスブレーキのスライド部に
設けられた中間板26bに固持された上型3bの下端に
は、V曲げ加工部31と協動してV曲げ加工を行うため
の曲げ部32が形成される。
【0003】平板状のプレス部材7の端部にヘミング成
形を行うには、まず、図11に示すようにプレス部材7
を下型2bのフラット面30に搭載しその端部を所定位
置にセットした後、上型3bの曲げ部32と下型2bの
V曲げ加工部31とで前記端部を挟持して折り曲げ、フ
ランジ21bを形成する。この場合、角度θを90°よ
り小さく設定したのは、フランジ21bの曲げ面を鋭角
としヘミング成形し易くするためである。
【0004】フランジ21bが形成されたプレス部材7
は図12に示すように、別の下型2cのフラット面30
c上に搭載され、かつプレス部材7と重合すべきインナ
パネル23の端縁24をプレス部材7上に当接し、フラ
ンジ21bの近傍に配置する。次に、下型2cのフラッ
ト面30cと相対向する位置にフラット面33を有する
上型3cによりフランジ21bを押圧し、上型3cと下
型2cのフラット面33,30c間で端縁24およびフ
ランジ21bを挟持してヘミング成形を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図11,図12に示し
た従来のヘミング成形方法により平板状のプレス部材7
の端部のヘミング成形を行うことはできるが、次のよう
な問題点がある。プレス部材7が小形な部材の場合は特
に問題はないが、大形な部材の場合にはフランジ21b
が加工される部分以外のプレス部材7が上方にはね上
り、作業者側に近接するため極めて危険である。また、
取り扱い性も極めてやり難く、作業性が悪い。また、プ
レス中にプレス部材7のずれが生じ、品質の安定化が難
しい。更に、図11に示したフランジ21bの加工が終
了したプレス部材7を別の所にある図12のプレス装置
に搬送するか、又は下型,上型の型交換を行って図12
のフランジ21bのヘミング成形を行わねばならず極め
て面倒である。
【0006】図11および図12に示したヘミング成形
はプレス部材7の一端面のみをヘミング成形する場合に
は可能であるが、例えば、図13および図14に示すよ
うなドア状部品34の四周縁のヘミング成形は実際上不
可能である。すなわち、このドア状部品34はインナパ
ネル23の端縁24にアウタパネルのプレス部材7の端
部を折り曲げてヘミングするものであるが、図15に示
すように、インナパネル23をプレス部材7に重合する
際に、既に鋭角の角度θで折り曲げられているフランジ
21cにインナパネル23の端縁24が干渉してインナ
パネル23をプレス部材7に重合できない。
【0007】また、プレス部材7が小形の場合には比較
的小さなプレスブレーキでヘミング成形できるが、大形
の部材,例えば、パネルバンのスライドドアのような大
型で、かつ四周縁にヘミング成形が必要なプレス部材の
場合にはヘミング成形に大型な専用プレス機が必要にな
り、設備コストが極めて高くなる問題点がある。
【0008】本発明は、以上の問題点を解決するもの
で、既設の普通のプレスブレーキに適用でき設備コスト
の低減を図ると共に、型の段取り替えや別のプレス装置
を併用する必要がなく、取り扱い性もよく、安全で高品
質のヘミング成形ができ、大形のプレス部材のヘミング
成形ができるヘミング成形装置及び方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、上型と下型との協動により平板状のプ
レス部材の端部をヘミング成形する装置であって、前記
下型は、ベース部材上に載置されるダイと、該ダイのほ
ぼ中央部に摺動自在に支持され上面にフラット面を形成
するパットと、該パットを前記上型側に押圧すべく付勢
する弾性部材とからなり、前記上型は、前記パットのフ
ラット面と相対向する位置にフラット面を形成し、該フ
ラット面と直交する側面に曲げ加工面を有する上型押圧
部材と、該上型押圧部材の前記曲げ加工面から突出し下
方に向かってL字形状に屈曲するスラストガイドとから
なり、前記ダイの前記パットを挟む一方側には前記曲げ
加工面とスラストガイドとに挟持されて前記プレス部材
の端部を直角にプレス曲げしてフランジを形成する曲げ
加工用ダイ部が形成され、前記ダイの前記パットを挟む
他方側に形成されたプリヘムダイ部のフラット面又は前
記パットのフラット面と協動して前記フランジをヘミン
グする傾斜面が前記パット又は前記上型押圧部材の側面
に形成されるヘミング成形装置を構成するものである。
更に具体的に、前記ベース部材は、プレスブレーキのテ
ーブル上に載置され、前記上型押圧部材はプレスブレー
キのスライド部に固持されることを特徴とする。
【0010】また、前記ヘミング成形装置によりヘミン
グ成形する方法が、前記下型のパットのフラット面上の
所定位置にセットされた前記プレス部材を前記パットの
フラット面と前記上型押圧部材のフラット面とで挟持す
ると共に前記上型押圧部材の曲げ加工面とスラストガイ
ドとを前記曲げ加工用ダイ部に嵌め込んで前記プレス部
材の端縁にフランジを形成する第1の手順と、該第1の
手順を終了したプレス部材を前記プリヘムダイ部又は上
型押圧部材のフラット面上に搭載し前記フランジを前記
パット又は上型押圧部材の側面に当接せしめる第2の手
順と、前記パットのフラット面を前記上型押圧部材のフ
ラット面で押圧し前記パット又は上型押圧部材の傾斜面
を前記フランジに当接するかして該フランジを折り曲げ
加工する第3の手順と、折り曲げられたフランジを形成
した前記プレス部材を前記パットのフラット面と前記上
型押圧部材のフラット面との間にセットし、前記上型押
圧部材をパット側に押圧してフランジのヘミング成形を
行う第4の手順とを順次行うことを特徴とする。
【0011】本発明のヘミング成形方法は、まず、平板
状のプレス部材の周縁端部を下型の曲げ加工用ダイ部と
上型の上型押圧部材の曲げ加工面およびスラストガイド
等との協動により折り曲げてフランジを形成する。次
に、このものを下型のプリヘムダイ部のフラット面に搭
載し、プレス部材にインナパネルのような組み込み品を
搭載しその端縁を前記フランジ側にセットし、パット又
は上型の上型押圧部材に形成されている傾斜面をフラン
ジに当て、上型押圧部材とパットのフラット面の圧接に
よりフランジを鋭角に曲げる。この状態のプレス部材を
パットのフラット面上に搭載し、上型の上型押圧部材の
フラット面でフランジを押圧することによりフランジと
端縁とが重合しヘミングが行われる。以上の加工をプレ
ス部材の各周縁について繰返し行うことにより、プレス
部材と組み付け品とのヘミング成形が完了する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のヘミング成形装置
の実施の形態を図面を参照して詳述する。なお、以下の
説明ではプレス機械として一般のプレスブレーキを用い
これに本発明のヘミング成形装置を適用した場合につい
て説明するが、勿論他のプレス機械や昇降機械にも適用
される。図1乃至図6は下型のパットに傾斜面を形成し
た実施の形態の構造および作用を説明するための図面で
あり、図7乃至図10は上型の上型押圧部材に傾斜面を
形成した実施の形態の構造および作用を説明するための
図面である。
【0013】本例は既設の一般的なプレスブレーキに適
用されるヘミング成形装置であり、その構造を図1に示
す。ヘミング成形装置1は前記プレスブレーキのテーブ
ル25上に金型押え部材28,28により固定されるベ
ース部材35上に載置される下型2と、前記プレスブレ
ーキのスライド部の中間板26にホルダ27を介して固
定される上型3とからなる。
【0014】下型2は、ベース部材35上に固定される
ダイ4と、ダイ4のほぼ中央部に摺動自在に支持される
パット5と、パット5を上型3側に押圧すべく付勢する
弾性部材の1つであるスプリング6等とから構成され
る。また、上型3はホルダ27に固定される上型押圧部
材8と、上型押圧部材8の一端面に固定されるスラスト
ガイド9等とから構成される。
【0015】上型3の上型押圧部材8は、下面にフラッ
ト面10を形成すると共にその一側面にフラット面10
と直交する曲げ加工面11が形成される。スラストガイ
ド9は曲げ加工面11側に基端部を固定し、外方に向か
って突出すると共に突出端から下方に直角に折れ曲がる
L字形状の部材からなり、曲げ加工面11と下方に直角
に折れ曲がった屈曲部12の内面との間には寸法cの間
隙が形成される。
【0016】一方、下型2のダイ4は、パット5を挟持
する一方側に曲げ加工用ダイ部13を形成し、他方側に
プリヘムダイ部14を形成する。曲げ加工用ダイ部13
は段部15を形成するものからなり、段部15の外面に
はガイド受け部16が固着される。また、段部15の上
面の平坦面上には位置決め用のネスト17が所定位置に
固定される。
【0017】一方、プリヘムダイ部14は、前記段部1
5の上面の前記平坦面よりも低い位置にフラット面18
を形成するものからなる。
【0018】パット5は、上型3側の上面にフラット面
19を形成すると共に、プリヘムダイ部14側の側面の
上方側にヘミング成形を行うための傾斜面20を形成す
るものからなる。なお、傾斜面20の傾斜角度は本例で
は45°であるが、それに限定するものではない。
【0019】スプリング6はパット5の下面とベース部
材35との間に介設されるもので、下型2と上型3とが
当接係合しない自由状態ではパット5のフラット面19
を段部13の前記平坦面よりも突出する位置にセットす
るものからなり、ヘミング成形時においても全圧縮しな
いバネ常数および自由長を有するものからなる。
【0020】次に、以上の構造のヘミング成形装置1に
おけるプレス部材7のヘミング成形について説明する。
なお、本例ではプレス部材7の周縁とこれに重合される
インナパネル23の端縁24とのヘミング成形について
説明するが、これに限定するものではない。また、図3
乃至図6ではインナパネル23の端縁24とプレス部材
7との間に部材22が介設されるが、部材22はなくて
もよい。
【0021】まず、図1に示すように、上型3はb方向
に移動して下型2から離れた位置に配置され、下型2の
パット5のフラット面19上には平板状のプレス部材7
が搭載される。なお、プレス部材7はその端縁をネスト
17に当接して位置決めされる。
【0022】次に、図2に示すように、上型3を下降
(a方向)せしめ、段部15のガイド受け部16に上型
3の屈曲部12の内面を接触させながら上型3の上型押
圧部材8のフラット面10をプレス部材7に当接して押
し込むことにより上型押圧部材8の曲げ加工面11と段
部15の内面との間にプレス部材7は押し込まれ、図示
のようにフランジ21が折り曲げ形成される。なお、フ
ランジ21はほぼ直角に曲げられる。
【0023】次に、上型3を持ち上げ(b方向)、フラ
ンジ21を形成したプレス部材7を取り出し、この状態
のプレス部材7の上に平板状の部材22を予めスポット
溶接したインナパネル23を乗せ、インナパネル23の
端縁24を部材22上に重合して固着する。次に、図3
に示すように、これ等を下型2のダイ4のプリヘムダイ
部14のフラット面18上に搭載し、フランジ21をパ
ット5の側面に当接させる。
【0024】次に、図4に示すように、上型3を下降
(a方向)させ、上型押圧部材8のフラット面10でパ
ット5のフラット面19を押し、パット5の傾斜面20
でフランジ21を押圧して折り曲げる。これにより、フ
ランジ21は傾斜面20の傾斜角度(約45°)だけ折
り曲げられる。
【0025】次に、図5に示すように、上型3を上方
(b方向)に移動させると、パット5への上型3側から
の押圧力が解除され、パット5はスプリング6(図4)
のバネ力により元の位置に復帰する。
【0026】次に、図5に示すように、復帰したパット
5のフラット面19上にフランジ21が約45°折り曲
げられたプレス部材7を乗せ、図6に示すように上型3
の上型押圧部材8を下降(a方向)させると、上型押圧
部材8のフラット面10がフランジ21に当り、更に、
上型押圧部材8を下降させると、上型押圧部材8のフラ
ット面10とパット5のフラット面19との間でフラン
ジ21が挟持され、いわゆるヘミング成形が行われ、折
り曲げられたプレス部材7のフランジ21がインナパネ
ル23の端縁24上に重合される。
【0027】プレス部材7の一端縁側のヘミング成形が
終了したら、残りの端縁のヘミング成形を前記と同様に
繰返し行う。これによりプレス部材7の四周縁のヘミン
グ成形が行われる。前記したように、インナパネル23
が重合される前のプレス部材7のフランジ21は従来技
術と異なり、ほぼ90°に折り曲げられているため、イ
ンナパネル23は簡単にプレス部材7上に重合され、ヘ
ミング成形が容易に行われる。
【0028】図7は本発明のヘミング成形装置の他の実
施の形態を示すものである。本例のヘミング成形装置1
aは図1に示したヘミング成形装置1と較べると下型2
aのパット5aと上型3aの上型押圧部材8aの構造が
相異し、その他の構成部品はほぼ同一構造のものからな
る。本例では、ヘミング成形用の傾斜面20aは下型2
aのパット5aにはなく、上型3aの上型押圧部材8a
の側面に形成される。
【0029】本例のヘミング成形装置1aによるヘミン
グ成形は次のように行われる。まず、図7に示すよう
に、プレス部材7はパット5aのフラット面19a上に
搭載された後、図2において説明したと同様な手順によ
りプレス部材7の端部にはフランジ21a(図8)が形
成される。フランジ21aの形成されたプレス部材7を
取り出し、プレス部材7上にインナパネルを固着し、図
8に示すようにこれ等をパット5aのフラット面19a
上に搭載し、上型3aの上型押圧部材8aを下降させる
ことにより、図9に示すようにその傾斜面20aにより
フランジ21aは約45°折り曲げられる。以下、前記
とほぼ同様な手順により、図10に示すようにフランジ
21aのヘミング成形が行われる。
【0030】以上のように、本発明のヘミング成形装置
1,1aは既設の普通のプレスブレーキに簡単にセット
される小型の下型2,2aおよび上型3,3a等からな
り、高価な設備投資をすることなくヘミング成形が行わ
れる。また、前記のように、フランジ21はインナパネ
ル23が重合されるまではほぼ90°に折り曲げられて
いるため、インナパネル23はフランジ21に干渉する
ことなく簡単にセットされる。また、プレス部材7は、
はね上りを生ずることなく、フランジ21に当接係合す
る傾斜面20,20aにより約45°折り曲げられ。こ
のため、ドア状部品の全周縁のヘミング成形が容易にで
き、大型の専用プレス機を用いたり、型交換をすること
なく大形のドア状部品等を製作することができる。
【0031】
【発明の効果】
1)本発明の請求項1に記載のヘミング成形装置によれ
ば、上型および下型は小型で、かつコンパクトにまとめ
られ、両者の協動によって平板状のプレス部材の端縁に
ほぼ90°のフランジを正確に加工した後、ヘミング成
形を簡単に行うことができ、従来技術のように部材のは
ね上りがなく、プレス部材を水平にセットしたままで加
工が進められ、安全性,取り扱い性の向上が図れ、かつ
品質の向上が図れる。 2)本発明の請求項2に記載のヘミング成形装置によれ
ば、上型,下型は既存の通常の型式のプレスブレーキに
セット可能であり、かつ大型のプレス部材をヘミング成
形できるため、従来技術のように多大な設備投資を必要
とせず、大幅な費用低減ができる。更に、一般のプレス
機械や昇降機械にも容易に取り付けることができ、使用
範囲が極めて広い。 3)本発明の請求項3に記載のヘミング成形方法によれ
ば、本発明によるヘミング成形は、単一の装置を用い、
かつ型交換のような多くの時間がかかる段取り換えをす
ることなく進められ、かつ加工工程も少なく、極めて短
時間で作業が進められる。こりにより、作業効率の向
上,稼動率の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘミング成形装置の実施の形態の全体
構造を示す断面図。
【図2】図1の装置によるプレス部材のフランジのほぼ
90°の折り曲げ加工を示す拡大断面図。
【図3】フランジ加工されたプレス部材に他の組み付け
部材を重合しヘミング成形を施す前の状態を示す拡大断
面図。
【図4】ヘミング成形の初期状態を示す拡大断面図。
【図5】ヘミング成形の中間セット状態を示す拡大断面
図。
【図6】ヘミング成形の最終状態を示す拡大断面図。
【図7】上型にヘミング成形用の傾斜面を形成した本発
明のヘミング成形装置の他の実施の形態の構造を示す部
分断面図。
【図8】図7に示した装置によるヘミング成形の中間工
程を示す拡大断面図。
【図9】上型の傾斜面によるヘミング成形の中間工程を
示す拡大断面図。
【図10】ヘミング成形の最終状態を示す拡大断面図。
【図11】従来のヘミング成形におけるフランジ加工を
行うための装置構造を示す断面図。
【図12】従来のヘミング成形を説明するための部分断
面図。
【図13】ヘミング成形されるドア状部品の平面図。
【図14】図13のA−A線拡大断面図。
【図15】従来技術におけるドア状部品のヘミング成形
の問題点を説明するための拡大断面図。
【符号の説明】
1 ヘミング成形装置 1a ヘミング成形装置 2 下型 2a 下型 3 上型 3a 上型 4 ダイ 5 パット 5a パット 6 スプリング 7 プレス部材 8 上型押圧部材 8a 上型押圧部材 9 スラストガイド 10 フラット面 10a フラット面 11 曲げ加工面 12 屈曲部 13 曲げ加工用ダイ部 14 プリヘムダイ部 15 段部 16 ガイド受け部 17 ネスト 18 フラット面 19 フラット面 19a フラット面 20 傾斜面 20a 傾斜面 21 フランジ 21a フランジ 22 部材 23 インナパネル 24 端縁 25 テーブル 26 中間板 27 ホルダ 28 金型押え部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と下型との協動により平板状のプレ
    ス部材の端部をヘミング成形する装置であって、前記下
    型は、ベース部材上に載置されるダイと、該ダイのほぼ
    中央部に摺動自在に支持され上面にフラット面を形成す
    るパットと、該パットを前記上型側に押圧すべく付勢す
    る弾性部材とからなり、前記上型は、前記パットのフラ
    ット面と相対向する位置にフラット面を形成し、該フラ
    ット面と直交する側面に曲げ加工面を有する上型押圧部
    材と、該上型押圧部材の前記曲げ加工面から突出し下方
    に向かってL字形状に屈曲するスラストガイドとからな
    り、前記ダイの前記パットを挟む一方側には前記曲げ加
    工面とスラストガイドとに挟持されて前記プレス部材の
    端部を直角にプレス曲げしてフランジを形成する曲げ加
    工用ダイ部が形成され、前記ダイの前記パットを挟む他
    方側に形成されたプリヘムダイ部のフラット面又は前記
    パットのフラット面と協動して前記フランジをヘミング
    する傾斜面が前記パット又は前記上型押圧部材の側面に
    形成されることを特徴とするヘミング成形装置。
  2. 【請求項2】 前記ベース部材は、一般のプレス機械,
    昇降機械特にプレスブレーキのテーブル上に載置され、
    前記上型押圧部材はプレスブレーキのスライド部に固持
    されることを特徴とする請求項1に記載のヘミング成形
    装置。
  3. 【請求項3】 ベース部材上に載置されるダイと、該ダ
    イのほぼ中央部に摺動自在に支持され上面にフラット面
    を形成するパットと、該パットを前記上型側に押圧すべ
    く付勢する弾性部材とからなる下型と、前記パットのフ
    ラット面と相対向する位置にフラット面を形成し、該フ
    ラット面と直交する側面に曲げ加工面を有する上型押圧
    部材と、該上型押圧部材の前記曲げ加工面から突出し下
    方に向かってL字形状に屈曲するスラストガイドとから
    なる上型とを有し、前記ダイの前記パットを挟む一方側
    には前記曲げ加工面とスラストガイドとで挟持して前記
    プレス部材の端部を直角にプレス曲げしてフランジを形
    成する曲げ加工用ダイ部が形成され、前記ダイの前記パ
    ットを挟む他方側に形成されたプリヘムダイ部のフラッ
    ト面又は前記パットのフラット面と協動して前記フラン
    ジをヘミングする傾斜面が前記パット又は前記上型押圧
    部材の側面に形成されるヘミング成形装置により平板状
    のプレス部品の端部をヘミング成形する成形方法であっ
    て、前記下型のパットのフラット面上の所定位置にセッ
    トされた前記プレス部材を前記パットのフラット面と前
    記上型押圧部材のフラット面とで挟持すると共に前記上
    型押圧部材の曲げ加工面とスラストガイドとを前記曲げ
    加工用ダイ部に嵌め込んで前記プレス部材の端縁にフラ
    ンジを形成する第1の手順と、該第1の手順を終了した
    プレス部材を前記プリヘムダイ部又は上型押圧部材のフ
    ラット面上に搭載し前記フランジを前記パット又は上型
    押圧部材の側面に当接せしめる第2の手順と、前記パッ
    トのフラット面を前記上型押圧部材のフラット面で押圧
    し前記パット又は上型押圧部材の傾斜面を前記フランジ
    に当接して該フランジを折り曲げ加工する第3の手順
    と、折り曲げられたフランジを形成した前記プレス部材
    を前記パットのフラット面と前記上型押圧部材のフラッ
    ト面との間にセットし、前記上型押圧部材をパット側に
    押圧してフランジのヘミング成形を行う第4の手順とを
    順次行うことを特徴とするヘミング成形方法。
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