JPH0641886Y2 - トランクルームトリム - Google Patents

トランクルームトリム

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JPH0641886Y2
JPH0641886Y2 JP1989106199U JP10619989U JPH0641886Y2 JP H0641886 Y2 JPH0641886 Y2 JP H0641886Y2 JP 1989106199 U JP1989106199 U JP 1989106199U JP 10619989 U JP10619989 U JP 10619989U JP H0641886 Y2 JPH0641886 Y2 JP H0641886Y2
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JP
Japan
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trim
luggage compartment
bent
floor
molding
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Application number
JP1989106199U
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JPH0345342U (ja
Inventor
清二 北野
Original Assignee
池田物産株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のトランクルーム内に敷設するトラン
クルームトリムの改良に関する。
[従来の技術] 乗用車など、自動車のトランクルームの内面に、そのイ
ンナーパネルに沿わせてトリムを敷設するようにしたも
のがある。
第8図は内側にトランクルームトリム1を敷設した自動
車2のトランクルーム3内をトランクリッド9を開けた
状態で示したもので、第9図はそのトランクルームトリ
ム1を単体で示したものである。
図において、トランクルームトリム1は、トランクルー
ム3の床面に対応して設けられるフロア部4と、左右両
側面に対応して設けられる一対のサイド部5と、後面に
対応して設けられるリヤ部6と、前面に対応して設けら
れるフロント部7とを有して、上面が開口された箱状に
構成されている。また、これら各部4,5,6,7は、シート
状のトリム材を押圧成形することによって一体に成形さ
れるものである。そして、そのトリム材としては、裏面
に成形性を付与するためのポリエチレンシート、合成樹
脂エマルジョン塗付層などの合成樹脂層が設けられたタ
フトカーペット、ニードルパンチカーペットなどが使用
されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このようにトランクルーム3の各内面の
形状に合わせて各部4,5,6,7を一体に押圧成形してなる
トランクルームトリム1にあっては、押圧成形時にトリ
ム材が各コーナ部8で深絞りされて大きく延ばされる。
このため、成形時に切れたり薄くなって外観を損なった
り、あるいは剛性がなくなったりして歩留まりが悪いな
どの問題点があった。
本考案は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、そ
の目的は成形が簡単で歩留まりなどを良くすることので
きる構造にしたトランクルームトリムを提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案は、自動車のトランクル
ームの床面に配置されるフロア部と前記フロア部の異な
る端部からそれぞれ上方に向かって折り曲げられた二つ
の側面部とで形成される三面交差をした部分を有して、
シート状のトリム材から略箱状に押圧成形されるトラン
クルームトリムであって、前記三面交差した3つの面の
うちの2つの面は押圧成形で同時に折り曲げられ、残り
の1つの面はこの成形とは別に折り曲げ形成されている
ことを特徴とする。
[作用] この構成によれば、深絞り加工を必要とするような三面
交差した3つの面を同時に押圧成形せずに、2つの面だ
けを押圧成形で同時に折り曲げ加工し、残りの1つの面
はこの成形とは別に折り曲げ成形することができる構造
にしているので、折り曲げ加工だけで形成することがで
きる。したがって、従来のトランクルームトリムを作る
ときに問題となっていた深絞り加工をなくすことができ
るので、成形時に生ずるトリム材の破損や剛性の低下が
なくなり、歩留まりなども良くなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。
第1図は、本考案の第1の実施例に係るトランクルーム
トリムを示した斜視図である。
このトランクルームトリム10は、第8図および第9図に
示したトランクルームトリム1に代えて自動車2のトラ
ンクルーム3内に敷設できるものである。そして、トラ
ンクルーム3内の床面に対応して設けられた第1の面と
なるフロア部11と、左右両側面に対応して設けられた第
2の面となる一対のサイド部12と、後面に対応して設け
られた第3の面となるリヤ部13と、前面に対応して設け
られた同じく第3の面となるフロント部14とを有して上
面が開口された箱状に構成されている。これら各部11,1
2,13,14は、シート状のトリム材を押圧成形することに
よって一体成形されるものである。また、そのトリム材
としては、例えば裏面に成形性を付与するためのポリエ
チレンシート、合成樹脂エマルジョン塗付層などの合成
樹脂層が設けられたタフトカーペットやニードルパンチ
カーペットなどが使用される。一方、成形する場合は、
この成形に先立ってトリム材が各部11,12,13,14を平た
く展開した状態で打ち抜き加工される。その後、このト
リム材が押型(不図示)にセットされて押圧加工され
る。そして、この押圧加工では第2図に示すように、フ
ロア部11の周縁よりサイド部12が略直角に折り曲げられ
るとともに、リヤ部13とフロント部14がフロア部11に対
して少し上側の部分に揺動可能な状態で一体成形され
る。なお、そのリヤ部13とフロント部14の各揺動支点15
は、第3図に第2図のA−A線に沿う拡大断面図として
示すように、フロア部11の上面から寸法Hだけ上がった
位置に設けられ、寸法Hよりも上側ではサイド部12の端
部とリヤ部13の端部およびサイド部12の端部とフロント
部14の端部とは互いに一体に接合された状態では成形さ
れず、寸法Hよりも下側だけサイド部12の端部とリヤ部
13の端部およびサイド部12の端部とフロント部14の端部
とがそれぞれ一体に接合された状態になっている。すな
わち、本実施例では、寸法Hよりも下側で折り曲げ部分
に曲面を持たせて極めて浅い絞り加工がなされる。そし
て、成形後は揺動支点15の部分を支点にして内側へリヤ
部13とフロント部14がそれぞれ引き起こされ、リヤ部13
およびフロント部14がそれぞれサイド部12と略直角に交
差した第1図に示す状態にされる。また、この状態でト
ランクルーム3内に格納され、不図示の手段によってト
ランクルーム3の内面と対応する部分11,12,13,14をそ
れぞれ固定させて装着される。なお、第1図、第2図中
で符号20で示す部分は、自動車2のリヤコンビネーショ
ンランプ2aのバルブ(不図示)などを交換するのに使用
するための開口を形成する蓋部分である。
したがって、本実施例によるトランクルームトリムによ
れば、フロア部11とサイド部12,フロア部11とリヤ部13,
およびフロア部11とフロント部14とは押圧成形時に一体
に接合されて形成されているが、サイド部12とリヤ部1
3、およびサイド部12とフロント部14は一体に接合され
ずに独立して形成されるので、上述した一部の極めて浅
い絞り加工部分を除いて他は深絞りをせずに単に折り曲
げ加工で成形することができる。これにより、深絞り加
工を用いている従来の構造で問題となっていたような、
成形時にコーナ部分16の肉厚が薄くなって破損したり、
あるいは剛性がなくなったりするような問題点もなくな
る。すなわち、成形が簡単になるとともに歩留まりも良
くなり、コストを下げることができるとともに外観も向
上させることができる。
第4図は本考案の第2の実施例に係るトランクルームト
リムの斜視図である。第4図において、第1図乃至第3
図と同一符号を付したものは第1図乃至第3図と同一の
ものを示している。
そして、この第4図に示す実施例ではフトント部分14と
直角に交わった部分を揺動支点25とし、この揺動支点25
でフロア部11に対してリヤ部13およびフロント部14をそ
れぞれ引き起こしできるように構成したものである。す
なわち、第1の実施例では浅い絞り加工部分を設けてい
たのに対して、この実施例の場合では全く絞り加工を設
けず単に折り曲げ加工だけで成形することができる。ま
た、この第2の実施例の場合では、揺動支点25の部分に
例えば第5図乃至第7図に示すような手段を施すと、フ
ロア部11に対してリヤ部13およびフロント部14を規則正
しくきれいに折り曲げることができるものである。
その第5図は、揺動支点25として折り曲げられる部分の
裏面側にV字状の切り込み17を入れ、この切り込み17の
部分で折り曲げが規則正しく行えるようにしたものであ
る。
また、第6図は揺動支点25として折り曲げられる部分18
aの裏面側を他の部分18bよりも押し潰して硬くし、この
押し潰した部分18aと押し潰されてにない部分18bとの硬
さの違いにより所定位置での折り曲げが規則正しく行え
るようにしたものである。
さらに、第7図は、第6図の場合とは逆に、折り曲げら
れる部分19aの裏面側を残して他の部分19bを押し潰し、
この押し潰した部分19aと押し潰されていない部分19bと
の硬さの違いにより所定位置での折り曲げが規則正しく
行えるようにしたものである。
なお、上記各実施例では各部11,12,13,14を一体に形成
した構造を開示したが必要に応じてその一部、例えばフ
ロント部14を設けずに成形しても良いものである。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係るトランクルームトリ
ムによれば、深絞り加工を必要とするような三面交差し
た3つの面を同時に押圧成形せずに、2つの面だけを押
圧成形で同時に折り曲げ加工し、残りの1つの面はこの
成形とは別に折り曲げ成形することができる構造にして
いるので、折り曲げ加工だけで形成することができる。
したがって、従来のトランクルームトリムを作るときに
問題となっていた深絞り加工をなくすことができるの
で、成形時に生ずるトリム材の破損や剛性の低下がなく
なり、外観や歩留まりなども良くなる。
この結果、成形加工が簡単になるとともに作業性も向上
し、歩留まりを良くしてコストの低減を図ることができ
るとともに外観の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例に係るトランクルームト
リムの斜視図、第2図は第1図に示した同上トランクル
ームトリムの組立途中の状態を示した斜視図、第3図は
第2図のA−A線に相当する部分の拡大断面図、第4図
は本考案の第2の実施例に係るトランクルームトリムの
斜視図、第5図は第4図に示した同上トリムの折り曲げ
部分における一変形例を示した拡大断面図、第6図は第
5図に示した部分における他の変形例を示した断面図、
第7図は第5図に示した同上部分におけるさらに他の変
形を示した断面図、第8図は内側にトランクルームトリ
ムを敷設した一般的な自動車のトランクルーム内をトラ
ンクリッドを開放して示した斜視図、第9図は従来のト
ランクルームトリムの一例を示した斜視図である。 3……トランクルーム 10……トランクルームトリム 11……フロア部 12……サイド部(側面部) 13……リヤ部(側面部) 14……フロント部(側面部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のトランクルームの床面に配置され
    るフロア部と前記フロア部の異なる端部からそれぞれ上
    方に向かって折り曲げられた二つの側面部とで形成され
    る三面交差をした部分を有して、シート状のトリム材か
    ら略箱状に押圧成形されるトランクルームトリムであっ
    て、前記三面交差した3つの面のうちの2つの面は押圧
    成形で同時に折り曲げられ、残りの1つの面はこの成形
    とは別に折り曲げ形成されていることを特徴とするトラ
    ンクルームトリム。
JP1989106199U 1989-09-12 1989-09-12 トランクルームトリム Expired - Lifetime JPH0641886Y2 (ja)

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JP6065621B2 (ja) * 2013-02-04 2017-01-25 トヨタ紡織株式会社 ルームパーティション構造

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