JPH0629125Y2 - 自動車用内装材 - Google Patents

自動車用内装材

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JPH0629125Y2
JPH0629125Y2 JP1987065305U JP6530587U JPH0629125Y2 JP H0629125 Y2 JPH0629125 Y2 JP H0629125Y2 JP 1987065305 U JP1987065305 U JP 1987065305U JP 6530587 U JP6530587 U JP 6530587U JP H0629125 Y2 JPH0629125 Y2 JP H0629125Y2
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JP
Japan
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interior
reinforcing
rigid
automobiles
reinforcing material
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JP1987065305U
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JPS63172755U (ja
Inventor
稔 前田
和義 野崎
幸雄 岩澤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車等に用いられる内装材に係り、特に深絞
り部における成形性に富んだ自動車用内装材に関する。
[従来の技術] 従来から補強材、例えばガラス材を用いた内装材につい
てシート状物を成形する場合、深絞り部に相当する部分
が、伸び率や剛性等の違いによって、成形後にひずみ等
が生じる問題があった。
例えば第2図で示すように、補強材としてガラス材21
を使用した場合には、ガラス材21が突張り、深絞りが
できず、深絞り部20には、これに合せて表面材22の
表面に凹部23等が発生してしまい、外観上問題となる
ばかりでなく、商品性を損なうという問題があった。
このため一般には、表面材の部分と、補強材を含む基材
の部分を別々に成形して、その後、接着剤等によって貼
着することが行なわれていた。
この場合においても、成形するときに加工部にシワ等が
生じ易く、このシワが表面材に反映されて、露見してし
まい外観を損なうという問題があった。
これを解決する技術として、特開昭51−137757
号公報で提案された技術がある。これによれば、加工部
にシワを生じ易い材料を成形する場合、材料の加工面に
接着性材料を均等に含有する繊維層状シートをおき、そ
の上から所要の成形加工をすることが提案されている。
[考案が解決しようとする問題点] 上述のように、表面材部材と補強材を含む基材部分とを
別々に成形することは、製造工程の増加と共に、成形型
を別個に製作する必要がある等の問題があり、工程数の
増加、製造コストの増加等を招くという不都合がある。
また特開昭51−137757号公報で提案される技術
は、加工面に接着性成分を含有する繊維層状シートをお
き、その上から加熱、加圧等して形付けるものであっ
て、成形加工時に生じるシワ等を露見させないというこ
とにある。そして、このようにして形成した加工面に表
装材を貼合せるものである。このように上記提案技術
は、材料の加工面の形状が表装材に反映されるために、
加工面にシワ等を生じさせないということによって表装
材にシワ等を発生させない、ということについては有効
である。しかし、ガラス材等の補強材を用いた内装材を
成形する場合に、上記提案技術を用いたとき、補強材の
表面にシワ等が発生するのを防止することはできるが、
成形型の形状を明確に現出させることが困難であるとい
う問題がある。またこの特開昭51−137757号公
報の提案技術では、前記従来例と同様に、表面材部分
と、補強材を含む基材部分とを別々に成形する必要があ
る。
このように、従来技術では、表面材と、補強材を含む基
材部分とを同時に一体成形すると、表面材と基材部分、
特に補強材部分との伸び率や剛性等の違いによって、成
形後にひずみ等が生じてしまうことになってしまうとい
う問題があった。
本考案の目的は、表面材及び補強材を含む基材を一度に
成形することができ、しかも深絞り部における成形性に
富んだ自動車用内装材の提供にある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するためになされたもので、本
考案に係る自動車用内装材は、クッション性フォーム材
を含む表面材と、補強材を含んだ基材とを積層し同時成
形した自動車用内装材において、該内装材の少なくとも
深絞り部に相当する部分の前記表面材と前記補強材を含
む基材の間に熱硬化性半硬質乃至硬質フォーム体を配設
して同時成形してなることを特徴とする。そして、内装
材としては自動車用天井材が好ましい。
[作用] 本考案は上述のように構成されており、少なくとも深絞
り部に相当する部分の表面材と、補強材を含む基材の間
に熱硬化性半硬質乃至硬質のフォーム体を配設して同時
成形してなるので、表面材と、補強材を含む基材部分と
を一体に成形した場合でも、深絞り部において補強材が
突張るために発生する凹部やひずみ等の部分を、同時成
形において熱硬化性半硬質乃至硬質のフォーム体が成形
されながら補完すると共に、熱硬化性半硬質乃至硬質の
フォーム体が型形状に追従して形状保持をして、型形状
に合致した深絞り成形ができ、外観が良好で商品性が向
上した自動車用内装材を提供することができる。
[実施例] 以下本考案の実施例について図面を参照して説明する。
但し、当然のことであるが、以下の説明において記載
し、または図示している構成部品その他の部材および配
置は、本考案を限定する趣旨ではなく単なる説明例であ
る。
第1A図は、内装材として自動車用天井材1を示す概略
図であり、本例の天井材1はサンルーフ部分1a,グラ
ブレール取付部1b,サンバイザー収納部6を備えてお
り、剛性を保持するために天井材1全体に補強材3(3
a,3b)が用いられている。
本例における天井材1の構造は、第1B図で示すよう
に、ウレタン基材2に補強材3(3a,3b)としてガ
ラス材を上下に配設し、一方の面(第1B図において下
側)に裏布4を、他方の面に表面材5を積層したものを
用いている。
表面材5は、表皮材5aと、この表皮材5aを支えクッ
ション性を与えるクッションフォーム材5bとが積層さ
れて一体となっている。
そして深絞り部分、例えばクラブレール取付部1b,サ
ンバイザー収納部6の部分に相当する表面材5と補強材
(ガラス材)3(3a)との間に、フォーム体8を配設
する。本例で用いるフォーム体8は、基材2と取入のウ
レタン材から成る熱硬化性半硬質乃至硬質フォームから
構成されている。
配設するフォーム体8の厚さは、内装材の種類によって
異なるが、本例の場合、2mm乃至10mmのものであり、
絞り部の厚さは、好ましくは3乃至5mm,一般面の厚さ
は7乃至8mmが適している。
以上のように構成された自動車用内装材(内装材)1
は、深絞り部に相当する部分の表面材5と補強材3(3
a)の間に熱硬化性半硬質乃至硬質のフォーム体8が配
設されているので、第1C図で示すように深絞り部にお
いて補強材(ガラス材)3(3a)が成形型(図示せ
ず)の形状に充分追従できず、ガラス体(補強材)3に
凹部やひずみが生じても、表面材5と補強材(ガラス
材)3(3a)の間に熱硬化性半硬質乃至硬質のフォー
ム体8が存在し、熱硬化性半硬質乃至硬質のフォーム体
8が補完することによって、表面材5がガラス(補強
材)3(3a)に追従することなく、型に追従して、型
形状通りの形状を形成することができることとなる。ま
たフォーム体が熱硬化性の半硬質乃至硬質フォーム材の
ため、表皮材の突っ張りにも負けることなく型形状通り
の形状を形成し、成形性に優れたものとなる。
[発明の効果] 本考案は、上述のように構成されているために、表面材
及び補強材を一度に成形することができ、フォーム体が
型に追従して型再現性が良好であり、深絞り部における
成形性に富んだ自動車用内装材の提供ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示し、第1A図は内装材の
概略説明図、第1B図は第1A図の積層状態を示す説明
断面図、第1C図は第1A図のI−I線による部分断面
図、第2図は従来例を示す部分断面説明図である。 1……内装材(自動車用内装材) 3(3a,3b)……補強材、 5……表面材、 8……フォーム体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−131217(JP,U) 特公 昭55−8334(JP,B2) 特公 昭61−53257(JP,B2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッション性フォーム材を含む表面材と、
    補強材を含む基材とを積層し同時成形した自動車用内装
    材において、該内装材の少なくとも深絞り部に相当する
    部分の前記表面材と前記補強材を含む基材の間に熱硬化
    性半硬質乃至硬質フォーム体を配設して同時成形してな
    ることを特徴とする自動車用内装材。
  2. 【請求項2】前記内装材は自動車用天井材であることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動車
    用内装材。
JP1987065305U 1987-05-01 1987-05-01 自動車用内装材 Expired - Lifetime JPH0629125Y2 (ja)

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JPS63172755U JPS63172755U (ja) 1988-11-09
JPH0629125Y2 true JPH0629125Y2 (ja) 1994-08-10

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ID=30902253

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54131217U (ja) * 1978-03-03 1979-09-11
JPS558334A (en) * 1978-07-04 1980-01-21 Toagosei Chem Ind Co Ltd Production of can
JPS6153257A (ja) * 1984-08-24 1986-03-17 Nippon Kayaku Co Ltd フエニレン基を有するスパガリン関連化合物の新規製造法

Also Published As

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JPS63172755U (ja) 1988-11-09

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