JP3097769B2 - 異硬度ヘッドレスト - Google Patents
異硬度ヘッドレストInfo
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- JP3097769B2 JP3097769B2 JP03126244A JP12624491A JP3097769B2 JP 3097769 B2 JP3097769 B2 JP 3097769B2 JP 03126244 A JP03126244 A JP 03126244A JP 12624491 A JP12624491 A JP 12624491A JP 3097769 B2 JP3097769 B2 JP 3097769B2
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- JP
- Japan
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- headrest
- urethane
- urethane portion
- impregnated
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用ヘッドレス
ト、自動車用座席シートに関するものである。
ト、自動車用座席シートに関するものである。
【0002】
【従来技術】図6に示すソフトウレタン一体成形の異硬
度ヘッドレスト50は、図9に示す下型61と上型62
とからなる成形型60の下型61の方形の仕切り壁63
の内側に方形のソフトウレタン部51(比重0.01〜0.0
4、JISーKー6401の硬さ7 〜18kg/314cm2)を
配置し、下型61の上に上型62を重ねて成形型60内
に本体ウレタン部52の材料(比重0.03〜0.1 、JIS
ーKー6401の硬さ9〜31kg/314cm2)を注入発泡さ
せて製作される。こうして成形されたヘッドレスト50
は図7に示すように本体ウレタン部52に方形の凹部5
7を有しており、この凹部57内に方形のソフトウレタ
ン部51がその側面51aと凹部57の壁面57aとの
間に深さh0 (5 〜20mm)の隙間54を図6に示すソフ
トウレタン部51の側面の全長L域に亘って形成配置さ
れている。そしてヘッドレスト50はソフトウレタン部
51への本体ウレタン部52の含浸固化層53を有して
いる。
度ヘッドレスト50は、図9に示す下型61と上型62
とからなる成形型60の下型61の方形の仕切り壁63
の内側に方形のソフトウレタン部51(比重0.01〜0.0
4、JISーKー6401の硬さ7 〜18kg/314cm2)を
配置し、下型61の上に上型62を重ねて成形型60内
に本体ウレタン部52の材料(比重0.03〜0.1 、JIS
ーKー6401の硬さ9〜31kg/314cm2)を注入発泡さ
せて製作される。こうして成形されたヘッドレスト50
は図7に示すように本体ウレタン部52に方形の凹部5
7を有しており、この凹部57内に方形のソフトウレタ
ン部51がその側面51aと凹部57の壁面57aとの
間に深さh0 (5 〜20mm)の隙間54を図6に示すソフ
トウレタン部51の側面の全長L域に亘って形成配置さ
れている。そしてヘッドレスト50はソフトウレタン部
51への本体ウレタン部52の含浸固化層53を有して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、図7に示すヘッ
ドレスト50にファブリック、本皮、塩ビレザー等で作
ったカバー55を被せると、カバー55の裏面は本体ウ
レタン部52の端部52aを強い力で撓ませるので隙間
54の隅角部54aに応力が集中して図8に示すように
亀裂56が発生することがある。
ドレスト50にファブリック、本皮、塩ビレザー等で作
ったカバー55を被せると、カバー55の裏面は本体ウ
レタン部52の端部52aを強い力で撓ませるので隙間
54の隅角部54aに応力が集中して図8に示すように
亀裂56が発生することがある。
【0004】この発明は成形型により製作されたヘッド
レストが前記のカバーを被せてもソフトウレタン部と本
体ウレタン部との隙間の隅角部に亀裂が発生しないヘッ
ドレストの提供を課題とする。
レストが前記のカバーを被せてもソフトウレタン部と本
体ウレタン部との隙間の隅角部に亀裂が発生しないヘッ
ドレストの提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための技術的手段】上記の課題を解決
するためこの発明は、本体ウレタン部の凹部内に配置さ
れるソフトウレタン部は、本体ウレタン部の凹部から突
き出して形成され、凹部の底面はこれに接触するソフト
ウレタン部の下面に含浸固化し、凹部の壁面とソフトウ
レタン部の側面とが接触する少なくとも一部において本
体ウレタン部がソフトウレタン部に含浸固化している構
成を有している。
するためこの発明は、本体ウレタン部の凹部内に配置さ
れるソフトウレタン部は、本体ウレタン部の凹部から突
き出して形成され、凹部の底面はこれに接触するソフト
ウレタン部の下面に含浸固化し、凹部の壁面とソフトウ
レタン部の側面とが接触する少なくとも一部において本
体ウレタン部がソフトウレタン部に含浸固化している構
成を有している。
【0006】
【作用】本体ウレタン部の凹部の壁面とソフトウレタン
部の側面とは全部もしくは一部において本体ウレタン部
がソフトウレタン部に含浸固化しているので、本体ウレ
タン部とソフトウレタン部とは強固に結合されており、
従ってヘッドレストにカバーを被せてもヘッドレストの
端部はあまり撓まず、隅角部に応力が集中しないので隅
角部で亀裂が発生しない。
部の側面とは全部もしくは一部において本体ウレタン部
がソフトウレタン部に含浸固化しているので、本体ウレ
タン部とソフトウレタン部とは強固に結合されており、
従ってヘッドレストにカバーを被せてもヘッドレストの
端部はあまり撓まず、隅角部に応力が集中しないので隅
角部で亀裂が発生しない。
【0007】
【実施例】以下、この発明を実施例を示す図1〜5によ
り説明する。図1、3図に示す第1実施例のヘッドレス
ト10では、方形のソフトウレタン部11は本体ウレタ
ン部12の方形の凹部15内に配置され、本体ウレタン
部12はソフトウレタン部11の下面11aの全部及び
図3に示すように側面11bの区域Lにおいて下面11
aから高さh0 の含浸固化層13を形成している。従っ
てソフトウレタン部11の側面11bと凹部15の壁面
15aとの間に隙間が存在しないので、ヘッドレスト1
0にカバーを被せても本体ウレタン部12の端部12a
は撓まず、隅角部14aに亀裂は発生しない。
り説明する。図1、3図に示す第1実施例のヘッドレス
ト10では、方形のソフトウレタン部11は本体ウレタ
ン部12の方形の凹部15内に配置され、本体ウレタン
部12はソフトウレタン部11の下面11aの全部及び
図3に示すように側面11bの区域Lにおいて下面11
aから高さh0 の含浸固化層13を形成している。従っ
てソフトウレタン部11の側面11bと凹部15の壁面
15aとの間に隙間が存在しないので、ヘッドレスト1
0にカバーを被せても本体ウレタン部12の端部12a
は撓まず、隅角部14aに亀裂は発生しない。
【0008】図4に示す第2実施例のヘッドレスト20
では、区間Lに沿って突起状の含浸固定層23が一定の
ピッチで、本体ウレタン部22からソフトウレタン部2
1に延出している。含浸固定層23の高さはソフトウレ
タン部21の下面21aからh0 である。このような含
浸固定層23の配置は図9において仕切り壁63を区域
Lの全長に亘りその上端から図4の含浸固定層23の形
状に一定のピッチで切除すれば良い。ヘッドレスト20
の作用はヘッドレスト10の作用とほぼ同じである。な
お、ヘッドレスト20では含浸固定層23間はソフトウ
レタン部21と本体ウレタン部22間の隙間24とな
る。
では、区間Lに沿って突起状の含浸固定層23が一定の
ピッチで、本体ウレタン部22からソフトウレタン部2
1に延出している。含浸固定層23の高さはソフトウレ
タン部21の下面21aからh0 である。このような含
浸固定層23の配置は図9において仕切り壁63を区域
Lの全長に亘りその上端から図4の含浸固定層23の形
状に一定のピッチで切除すれば良い。ヘッドレスト20
の作用はヘッドレスト10の作用とほぼ同じである。な
お、ヘッドレスト20では含浸固定層23間はソフトウ
レタン部21と本体ウレタン部22間の隙間24とな
る。
【0009】図2、5に示す第3実施例のヘットレスト
30はヘッドレスト20の変形であって、含浸固定層3
3の高さがソフトウレタン部31の下面31aからh0
より小さいh1 に設定されている。このような含侵固定
層33は図9において仕切り壁63を区域Lの全長に亘
りその上端から含浸固定層33の形状に一定のピッチで
切除すれば良い。ヘッドレスト30の作用はヘッドレス
ト20の作用とほぼ同じである。なお・ヘットレスト3
0では含浸固定層33間及び含浸固定層33の上側はソ
フトウレタン部31と本体ウレタン部32間の隙間34
となる。
30はヘッドレスト20の変形であって、含浸固定層3
3の高さがソフトウレタン部31の下面31aからh0
より小さいh1 に設定されている。このような含侵固定
層33は図9において仕切り壁63を区域Lの全長に亘
りその上端から含浸固定層33の形状に一定のピッチで
切除すれば良い。ヘッドレスト30の作用はヘッドレス
ト20の作用とほぼ同じである。なお・ヘットレスト3
0では含浸固定層33間及び含浸固定層33の上側はソ
フトウレタン部31と本体ウレタン部32間の隙間34
となる。
【0010】上記の実施例は自動車用のヘッドレストに
就いて説明したが、この発明は自動車用座席シートにつ
いても適用可能である。
就いて説明したが、この発明は自動車用座席シートにつ
いても適用可能である。
【0011】
【発明の効果】この発明は上記の構成を有するので、成
形型により製作されたヘッドレストにファブリック、本
皮、塩ビのカバーを被せた時に本体ウレタン部の突出部
が撓まないので、従来のように隅角部から亀裂が発生す
ることがない。
形型により製作されたヘッドレストにファブリック、本
皮、塩ビのカバーを被せた時に本体ウレタン部の突出部
が撓まないので、従来のように隅角部から亀裂が発生す
ることがない。
【図1】第1実施例の要部の正面図である。
【図2】第3実施例の要部の正面図である。
【図3】第1実施例の要部の斜視図である。
【図4】第2実施例の要部の斜視図である。
【図5】第3実施例の要部の斜視図である。
【図6】従来のヘッドレストの斜視図である。
【図7】従来のヘッドレストの要部の正面図である。
【図8】従来のヘッドレストにカバーを被せたときの正
面図である。
面図である。
【図9】ヘッドレストの成形型の断面図である。
10 ヘッドレスト 11 ソフトウレタン部 11b 側面 12 本体ウレタン部 13 含浸固化層 15 凹部 15a 隙間
Claims (1)
- 【請求項1】 本体ウレタン部の凹部内に配置されるソ
フトウレタン部は、本体ウレタン部の凹部から突き出し
て形成され、凹部の底面はこれに接触するソフトウレタ
ン部の下面に含浸固化し、凹部の壁面とソフトウレタン
部の側面とが接触する少なくとも一部において本体ウレ
タン部がソフトウレタン部に含浸固化していることを特
徴とする異硬度ヘッドレスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03126244A JP3097769B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 異硬度ヘッドレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03126244A JP3097769B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 異硬度ヘッドレスト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04352906A JPH04352906A (ja) | 1992-12-08 |
JP3097769B2 true JP3097769B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14930368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03126244A Expired - Fee Related JP3097769B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 異硬度ヘッドレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097769B2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP03126244A patent/JP3097769B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04352906A (ja) | 1992-12-08 |
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Date | Code | Title | Description |
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