JP2514657B2 - 防音床材の製造方法 - Google Patents
防音床材の製造方法Info
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- JP2514657B2 JP2514657B2 JP62092457A JP9245787A JP2514657B2 JP 2514657 B2 JP2514657 B2 JP 2514657B2 JP 62092457 A JP62092457 A JP 62092457A JP 9245787 A JP9245787 A JP 9245787A JP 2514657 B2 JP2514657 B2 JP 2514657B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、敷設されて床となる防音床材の製造方法に
関し、詳しくは加工性及び施工強度を高めようとする技
術に関する。
関し、詳しくは加工性及び施工強度を高めようとする技
術に関する。
[背景技術] 従来、床上層材1と床下層材2との間に衝撃音緩衝層
3を介装した防音床材においては、第4図に示すよう
に、床材本体4の一端に嵌合凸部5を形成し、他端に嵌
合凹所6を形成し、コンクリートスラブのような床下地
aにクッション材bを介して防音床材Bを敷き、実部の
ような嵌合凸部5の基端において釘cを打ち込んで固定
するのであるが、嵌合凸部5内における衝撃音緩衝層3
は他の箇所と同じ軟質材にて形成されていたが故に、床
上層材1と床下層材2間に衝撃音緩衝層3をサンドイッ
チ上に介装させた中間材料を切削加工にて嵌合凸部5等
の加工を行うのに、軟質材の衝撃音緩衝層3の弾性変形
にてワークが逃げ、その加工が行いにくく、結果として
寸法精度が出しにくく、釘打ち強度も弱く、又、接続強
度も弱い等の問題があった。
3を介装した防音床材においては、第4図に示すよう
に、床材本体4の一端に嵌合凸部5を形成し、他端に嵌
合凹所6を形成し、コンクリートスラブのような床下地
aにクッション材bを介して防音床材Bを敷き、実部の
ような嵌合凸部5の基端において釘cを打ち込んで固定
するのであるが、嵌合凸部5内における衝撃音緩衝層3
は他の箇所と同じ軟質材にて形成されていたが故に、床
上層材1と床下層材2間に衝撃音緩衝層3をサンドイッ
チ上に介装させた中間材料を切削加工にて嵌合凸部5等
の加工を行うのに、軟質材の衝撃音緩衝層3の弾性変形
にてワークが逃げ、その加工が行いにくく、結果として
寸法精度が出しにくく、釘打ち強度も弱く、又、接続強
度も弱い等の問題があった。
[発明の目的] 本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、衝撃音緩衝層の簡単な改
良により、衝撃音緩衝層による衝撃緩衝機能を充分に発
揮させるものでありながら、その加工性を向上させ、施
工強度を高めることができる防音床材の製造方法を提供
することにある。
り、その目的とするところは、衝撃音緩衝層の簡単な改
良により、衝撃音緩衝層による衝撃緩衝機能を充分に発
揮させるものでありながら、その加工性を向上させ、施
工強度を高めることができる防音床材の製造方法を提供
することにある。
[発明の開示] 本発明の防音床材の製造方法は、床上層材1と床下層
材2との間に衝撃音緩衝層3を介装した防音床材の製造
方法であって、床上層材1と床下層材2との間に外周部
に硬質材7となる部分を備えた衝撃音緩衝層3を介装し
た後に、切削加工にて一端に嵌合凸部5を形成するとと
もに他端に嵌合凸部5が嵌合することができる嵌合凹所
6を形成して嵌合凸部5内に硬質材7を残すことを特徴
とするものであり、このように構成することによって、
上記目的を達成したものである。つまり、嵌合凸部5の
加工に際してこの箇所の衝撃音緩衝層3は硬質材7であ
る故、切削加工においてワークが逃げるのを回避でき、
その加工精度を高め、嵌合凸部5内には硬質材7が介装
されるから、釘打ちによる取付け強度を高め、かつ嵌合
凸部5と嵌合凹所6との嵌合強度も高め、施工強度を高
めることができるようにしたものである。
材2との間に衝撃音緩衝層3を介装した防音床材の製造
方法であって、床上層材1と床下層材2との間に外周部
に硬質材7となる部分を備えた衝撃音緩衝層3を介装し
た後に、切削加工にて一端に嵌合凸部5を形成するとと
もに他端に嵌合凸部5が嵌合することができる嵌合凹所
6を形成して嵌合凸部5内に硬質材7を残すことを特徴
とするものであり、このように構成することによって、
上記目的を達成したものである。つまり、嵌合凸部5の
加工に際してこの箇所の衝撃音緩衝層3は硬質材7であ
る故、切削加工においてワークが逃げるのを回避でき、
その加工精度を高め、嵌合凸部5内には硬質材7が介装
されるから、釘打ちによる取付け強度を高め、かつ嵌合
凸部5と嵌合凹所6との嵌合強度も高め、施工強度を高
めることができるようにしたものである。
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
防音床材Bは、木質系、プラスチック系及び無機質系
のような床上層材1と床下層材2との間に衝撃音緩衝層
3を介装した床材本体4の一端に嵌合凸部5を形成する
とともに他端に嵌合凸部5が嵌合することができる嵌合
凹所6を形成したものである。そして嵌合凸部5内の衝
撃音緩衝層3部分を硬質材7にて形成してある。
のような床上層材1と床下層材2との間に衝撃音緩衝層
3を介装した床材本体4の一端に嵌合凸部5を形成する
とともに他端に嵌合凸部5が嵌合することができる嵌合
凹所6を形成したものである。そして嵌合凸部5内の衝
撃音緩衝層3部分を硬質材7にて形成してある。
このように、嵌合凸部5内の衝撃音緩衝層3部分硬質
材7にて形成することで、嵌合凸部5の加工に際してこ
の箇所の衝撃音緩衝層は3は硬質材7であり、切削加工
においてワークが逃げるのを回避し、その加工精度を高
め、嵌合凸部5内には硬質材7が介装されるので、釘打
ちによる取付け強度を高め、かつ嵌合凸部5と嵌合凹所
6との嵌合強度も高め、施工強度を高めるのである。
材7にて形成することで、嵌合凸部5の加工に際してこ
の箇所の衝撃音緩衝層は3は硬質材7であり、切削加工
においてワークが逃げるのを回避し、その加工精度を高
め、嵌合凸部5内には硬質材7が介装されるので、釘打
ちによる取付け強度を高め、かつ嵌合凸部5と嵌合凹所
6との嵌合強度も高め、施工強度を高めるのである。
衝撃音緩衝層3は、第2図(b)の点々で示すよう
に、シリコン樹脂やウレタン樹脂のような硬化後も軟質
状態を維持する軟質材料8をビード状に塗布し、そして
外周部に上記ウレタン樹脂とは性質が異なり硬化後には
硬質となるウレタン樹脂のような硬質材7を軟質状態で
塗布し、この硬質材7[第2図(b)の斜線で示す]の
硬化後に床上層材1と床下層材2とを硬質材7を介在さ
せてプレスし、その後、切削加工にて嵌合凸部5や嵌合
凹所6の加工を行うのである。そして嵌合凸部5や嵌合
凹所6以外の箇所の衝撃音緩衝層3としては、発泡樹脂
シートやフェルトのようなものでもよい。
に、シリコン樹脂やウレタン樹脂のような硬化後も軟質
状態を維持する軟質材料8をビード状に塗布し、そして
外周部に上記ウレタン樹脂とは性質が異なり硬化後には
硬質となるウレタン樹脂のような硬質材7を軟質状態で
塗布し、この硬質材7[第2図(b)の斜線で示す]の
硬化後に床上層材1と床下層材2とを硬質材7を介在さ
せてプレスし、その後、切削加工にて嵌合凸部5や嵌合
凹所6の加工を行うのである。そして嵌合凸部5や嵌合
凹所6以外の箇所の衝撃音緩衝層3としては、発泡樹脂
シートやフェルトのようなものでもよい。
第3図は他の実施例を示していて、嵌合凸部5の上面
に衝撃音緩衝層3を硬質材7を露出させたものである。
に衝撃音緩衝層3を硬質材7を露出させたものである。
尚、実施例では嵌合凸部5は防音床材Bの一側端のみ
に形成したが、四角形の防音床材Bの下面側の2辺に連
ねて嵌合凸部5を形成し、残りの2辺に嵌合凹所6を形
成する等嵌合凸部5及び嵌合凹所6の形状形態は種々設
計変更可能である。
に形成したが、四角形の防音床材Bの下面側の2辺に連
ねて嵌合凸部5を形成し、残りの2辺に嵌合凹所6を形
成する等嵌合凸部5及び嵌合凹所6の形状形態は種々設
計変更可能である。
[発明の効果] 本発明は、床上層材と床下層材との間に外周部に硬質
材となる部分を備えた衝撃音緩衝層を介装した後に、切
削加工にて一端に嵌合凸部を形成するとともに他端に嵌
合凸部が嵌合することができる嵌合凹所を形成して嵌合
凸部内に硬質材を残すから、嵌合凸部の加工に際してこ
の箇所の衝撃音緩衝層は硬質材となっていて、切削加工
においてワークが逃げるのを回避でき、加工を容易に、
かつ、加工精度を高めることができることができ、嵌合
凸部内には硬質材が介装されるから、釘打ちによる取付
け強度を高め、かつ嵌合凸部と嵌合凹所との嵌合強度も
高め、施工強度を高めることができるという利点があ
る。
材となる部分を備えた衝撃音緩衝層を介装した後に、切
削加工にて一端に嵌合凸部を形成するとともに他端に嵌
合凸部が嵌合することができる嵌合凹所を形成して嵌合
凸部内に硬質材を残すから、嵌合凸部の加工に際してこ
の箇所の衝撃音緩衝層は硬質材となっていて、切削加工
においてワークが逃げるのを回避でき、加工を容易に、
かつ、加工精度を高めることができることができ、嵌合
凸部内には硬質材が介装されるから、釘打ちによる取付
け強度を高め、かつ嵌合凸部と嵌合凹所との嵌合強度も
高め、施工強度を高めることができるという利点があ
る。
第1図は本発明の防音床材の製造方法により得られた防
音床材の一実施例の長手方向に沿う断面図、第2図
(a)は同上の長手方向とは直交する方向の断面図、第
2図(b)は第2図(a)のA−A線断面図、第3図は
同上の他の実施例の断面図、第4図は従来例の断面図で
あり、1は床上層材、2は床下層材、3は衝撃音緩衝
層、4は床材本体、5は嵌合凸部、6は嵌合凹所、7は
硬質材である。
音床材の一実施例の長手方向に沿う断面図、第2図
(a)は同上の長手方向とは直交する方向の断面図、第
2図(b)は第2図(a)のA−A線断面図、第3図は
同上の他の実施例の断面図、第4図は従来例の断面図で
あり、1は床上層材、2は床下層材、3は衝撃音緩衝
層、4は床材本体、5は嵌合凸部、6は嵌合凹所、7は
硬質材である。
Claims (1)
- 【請求項1】床上層材と床下層材との間に衝撃音緩衝層
を介装した防音床材の製造方法であって、床上層材と床
下層材との間に外周部に硬質材となる部分を備えた衝撃
音緩衝層を介装した後に、切削加工にて一端に嵌合凸部
を形成するとともに他端に嵌合凸部が嵌合することがで
きる嵌合凹所を形成して嵌合凸部内に硬質材を残すこと
を特徴とする防音床材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62092457A JP2514657B2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 | 防音床材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62092457A JP2514657B2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 | 防音床材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63261058A JPS63261058A (ja) | 1988-10-27 |
JP2514657B2 true JP2514657B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=14054909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62092457A Expired - Lifetime JP2514657B2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 | 防音床材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514657B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6167312U (ja) * | 1984-10-05 | 1986-05-08 | ||
JPH0412202Y2 (ja) * | 1985-08-12 | 1992-03-25 |
-
1987
- 1987-04-15 JP JP62092457A patent/JP2514657B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63261058A (ja) | 1988-10-27 |
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