JP2602253Y2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2602253Y2
JP2602253Y2 JP1992032998U JP3299892U JP2602253Y2 JP 2602253 Y2 JP2602253 Y2 JP 2602253Y2 JP 1992032998 U JP1992032998 U JP 1992032998U JP 3299892 U JP3299892 U JP 3299892U JP 2602253 Y2 JP2602253 Y2 JP 2602253Y2
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floor material
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勝彦 ▲芹▼澤
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株式会社ノダ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は合板を基材とする直貼用
の床材に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来、合板を基材とする
直貼用床材として、施工する下地面に不陸があってもこ
の不陸に適合して張ることができるように床材の剛性を
抑え可撓性を出すことを目的として、または、床材表面
に与えられる衝撃の制振作用を向上させることを目的と
して、床材の裏面から複数本の溝を形成した床材が知ら
れている。
【0003】このような床材は、裏面に形成する溝の深
さが深いほど、また溝の本数が多いほど床材としての可
撓性および制振作用は優れたものとなる。
【0004】しかしながら、これらの可撓性と制振作用
が向上すると床材としての曲げ強度は低下することとな
る。このため、施工時に床板裏面の溝部から簡単に割れ
てしまったり、施工後も床材表面から加えられる衝撃に
より割れてしまう等の問題を有していた。
【0005】特に床材基板の裏面に弾性を有する緩衝材
を貼着し、床板基板の制振作用と緩衝材の衝撃吸収機能
により防音効果を向上させた直貼用防音床材において
は、この溝を形成した表面側に荷重がかかることにより
溝部分が割れやすい等の問題を有してた。
【0006】このため、床板の設計段階で、床材として
の十分な曲げ強度を有する範囲内で裏面に形成する溝の
深さが決められている。しかしながら、裏面に溝を形成
する工程に置ける溝の深さの精度が十分でなく、0.5
mm前後のばらつきはどうしてもなくすことができず、
このばらつきが原因となり、得られる床板の曲げ強度が
設計上のものと比べ非常に低いものとなってしまう等の
問題を有していた。
【0007】
【問題点を解決するための手段】このような現状に鑑
み、本考案者は、従来の問題点を解決すべく工夫を重ね
た結果、本考案を完成するに至った。
【0008】すなわち本考案は、「合板を基板とし裏面
に床材の長手方向と直交方向及び平行方向に複数本の溝
を形成してなる床材において、いずれの溝の先端も溝を
形成する方向と平行な繊維方向を有する単板まで形成さ
れ、且つ、床材の長手方向と直交する方向に形成する溝
の先端より表面側に、少なくとも床材の長手方向と平行
の繊維方向を有する単板を2層残すように溝が形成され
た床材」に関する。
【0009】以下木考案の床板の実施例を図面に基づい
て説明する。図1は、本考案の床板を長手方向に切断し
た断面図を示す。この床材は7プライの合板基板1を表
裏面の単板の繊維方向が長手方向と平行となるように用
いたものであり、その表面に突き板貼り、合成樹脂ある
いは合成樹脂発泡化粧シート貼り、化粧紙あるいは合成
樹脂含浸化粧貼りなどの表面化粧材4が貼着され、裏面
には床材表面に与えられた衝撃を吸収するための弾性を
有する緩衝材6が貼着されたものである。(図4,図
5)
【0010】また、2aは床材の長手方向と平行な繊維
方向を有する単板を示し、2bは床材の長手方向と直交
した繊維方向を有する単板を示す。
【0011】合板基板1の裏面から形成される短手方向
の溝3の先端が、床材の長手方向と直交した繊維方向を
有する単板2bまで形成されている。
【0012】すなわち図1に示される短手方向の溝3
は、床材の長手方向に対し直交する方向に形成されてい
るため、溝3を形成する方向と単板2bの繊維方向は平
行である。さらに、床材の長手方向と直交する方向に形
成する溝3の先端より表面側には、床材の長手方向と平
行の繊維方向を有する単板2aが2層残るように溝が形
成されている。
【0013】図2は、この短手方向の溝3の先端部を拡
大した状態を示している。一般に合板基板1の裏面の溝
3aは、丸鋸等により形成されるため丸鋸の刃の形状に
従い先端の左右端部が突き出た形状となる。
【0014】一般に床板はその長手方向の曲げ強度が高
いものが要求される。本考案の床板は合板を基板とする
ため、床材の長手方向の曲げ荷重に対しては、長手方向
と平行な繊維方向を有する単板2aに起因し、長手方向
と直交する繊維方向を有する単板2bは影響しない。
【0015】このため、短手方向の溝3の先端を、溝3
を形成する方向と直交する繊維方向を有する単板すなわ
ち床材の長手方向と平行な繊維方向を有する単板2aま
で形成すると、床材の曲げ荷重に影響する繊維を切断す
ることとなる。
【0016】このため、溝の深さが少しでも深くまたは
浅くなると合板基板1の曲げ強度が大きく変化してしま
い、床材を設計する段階で予定した強度と全く異なった
ものとなってしまう。
【0017】しかしながら、本考案のように溝3の深さ
を、溝3を形成する方向と平行な繊維方向を有する単
板、すなわち床材の長手方向と直交する繊維方向を有す
る単板2bまで形成する。その深さが多少異なっても床
材の曲げ強度はほとんど変わらないものであり、設計ど
おりの曲げ強度を有する床材を得ることができる。さら
に、床材の長手方向と直交する方向に形成する溝3の先
端より表面側には、床材の長手方向と平行の繊維方向を
有する単板2aが2層残るように溝3が形成されている
ため、本考案の床材の長手方向の曲げ強度は十分な強度
が得られる。
【0018】図3は合板基板の裏面を示すもので、床材
の長手方向と直交方向及び平行方向に溝3が適宜間隔で
形成されている。
【0019】このように床材の長手方向と平行方向にも
溝3を形成することにより、床材の短手方向の可撓性も
有する床材となり同時に制振作用も向上する。
【0020】床材の裏向に形成する溝3の深さを長手方
向と平行方向及び直交方向と変えて、床材の長手方向と
平行方向に形成する溝3も、溝3を形成する方向と平行
な繊維方向を有する単板2aまで形成する。
【0021】また、図1の床材は7プライの合板一枚を
床板基板としたものであるが、図4に示すように床基材
5上に3プライの合板Aと5プライの合板Bというよう
に複数枚の合板を貼着したものを床板基板として用いる
ことができる。
【0022】さらに図5に示すように複数枚の合板を貼
着する際、その合板と合板との間に緩衝材5を介して貼
着したものを床板基板として用いることができる。
【0023】
【考案の効果】本考案の床材は、合板からなる基板1の
裏面に床材の長手方向と直交方向及び平行方向に形成す
る溝3の深さを、溝3の形成方向と平行方向の繊維方向
を有する単板2a又は2bまで形成する。溝3の形成方
向と平行方向に繊維方向を持つ単板2a又は2bは、溝
3を形成することにより低下する溝3の形成方向と直交
する方向の床材の曲げ強度に対してなんら影響を持たな
い単板部分であるため、その溝3の深さが多少異なって
もその単板内に溝3の先端がある限り、床材の曲げ強度
は一定の強度を保持することができ、設計段階で床材に
持たせるべく予定した曲げ荷重どおりの床材が得られる
ものである。さらに、床材の長手方向と直交する方向に
形成する溝の先端より表面側には、床材の長手方向と平
行の繊維方向を有する単板が少なくとも2層残るように
溝が形成されているため、本考案の床材の長手方向の曲
げ強度は十分な強度が得られ、運搬および施工の際に床
材を湾曲させるような負荷が与えられても、裏面から形
成した溝部に対応して床材表面の化粧材に割れ及びひび
等が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案床材の長手方向に切断した断面図、
【図2】溝3の先端部を拡大した状態を示す。
【図3】合板基板1の裏面図、
【図4】3プライの合板Aと5プライの合板Bを貼着し
た場合の床材基板。
【図5】図4において合板と合板の間に緩衝材6を挿入
したもの。
【符号の説明】
1:合板基板、2a:床材の長手方向と平行な繊維方向
を有する単板、2b:床材の長手方向と直交した繊維方
向を有する単板、3:溝、4:表面化粧材、5:床基
材、6:緩衝材、A,B:合板(図4,図5)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合板を基板とし裏面に床材の長手方向と
    直交方向及び平行方向に複数本の溝を形成してなる床材
    において、いずれの溝の先端も溝を形成する方向と平行
    な繊維方向を有する単板まで形成され、且つ、床材の長
    手方向と直交する方向に形成する溝の先端より表面側
    に、少なくとも床材の長手方向と平行の繊維方向を有す
    る単板を2層残すように溝が形成されたことを特徴とす
    る床材。
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JPH0581438U JPH0581438U (ja) 1993-11-05
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JP2582092Y2 (ja) * 1992-07-28 1998-09-30 松下電工株式会社 床 材
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JP2582299Y2 (ja) * 1990-08-27 1998-09-30 朝日ウッドテック 株式会社 直貼り用床材

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