JP2542414B2 - 建築板の構造 - Google Patents

建築板の構造

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JP2542414B2
JP2542414B2 JP63073680A JP7368088A JP2542414B2 JP 2542414 B2 JP2542414 B2 JP 2542414B2 JP 63073680 A JP63073680 A JP 63073680A JP 7368088 A JP7368088 A JP 7368088A JP 2542414 B2 JP2542414 B2 JP 2542414B2
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JP
Japan
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building board
layer
plywood
veneer
male
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守男 林
成人 川畑
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はいわゆる3P合板を加工した建築板の構造に関
する。
【従来の技術】
合板の実加工は三等分になされており、第4図に示す
ように3P合板である建築板1の場合は雌実部3′及び雄
実部4′は一枚の単板層2により形成される。
【発明が解決しようとする課題】
従来の3P合板を加工して製造した建築板1の一部は繊
維軸が一方向である一枚の単板層2により形成されてい
るので、実部が欠け易くなっていた。このため、本発明
者等は第5図に示すように5P合板を建築板1として使用
して、3等分加工することにより雌実部3″及び雄実部
4″が三枚の単板層2に亘るようにして実部の強度の向
上を図っているが、コストが上昇してしまっていた。 本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、3P合板を使用して安価となり、し
かも実部の欠けがない建築板の構造を提供することにあ
る。
【課題解決するための手段】
本発明の建築板の構造は、三枚の単板を隣接する単板
同士が互いにその繊維軸が略直交するように積層させて
形成した建築板1の端部にそれぞれ二枚の単板層2に亘
る雌実部3と雄実部4を設けて成るものであり、この構
成により上記課題が解決されたものである。 [作用] 雌実部3と雄実部4が二枚の単板層2に亘って設けら
れているので、繊維軸が直交する単板部分から形成され
ており、従って、実部の強度が確保されるものであり、
しかも3Pの合板である建築板1を加工するので、安価に
製造できるものである。 [実施例] 三枚の単板が積層されて3P合板である建築板1が形成
されている。隣接する単板同士は互いにその繊維軸を略
直交させて積層されている。第一層と第3層の単板層2
の繊維軸が同方向であり第2層の単板層2の繊維軸は第
1層及び第3層の単板層2の繊維軸とは直交している。
建築板1は厚みが6mm以上が好ましい。 この建築板1が、第1図に示す実施例では、上にずら
して三等分加工されて、建築板1の長手方向に沿った側
端部(同図(a))及び長手方向の両端部(同図
(b))にそれぞれ第1層及び第2層の単板層2に亘る
雌実部3と雄実部4が形成されている。 第2図に示す実施例では、下にずらして三等分加工さ
れて、建築板1の長手方向に沿った側端部(同図
(a))及び長手方向の両端部(同図(b))にそれぞ
れ第2層と第3層の単板層2に亘る雌実部3と雄実部4
が形成されている。 第3図は建築板1を防音床材として利用しようとする
ものであり、建築板1の裏面側から切溝5を複数本切り
込んで、切溝5により剛性を低下させて、制振効果を向
上させ、建築板1の表面に貼着した制振材6による衝撃
力の吸収と相まって、防音効果を向上させようとするも
のである。切溝5は長手方向に沿った直線状であり、切
溝5の先端部が切溝5と直交する繊維軸を有する第1層
の単板層2にまで至っており、切溝5を形成したことに
よる建築板1の強度の低下を抑制している。切溝2は例
えば幅が3mmでピッチが60mmで切り込まれる。切溝2は
格子状に設けられてもよい。制振材6としては不織布と
か天然ゴム、ウレタン樹脂、シリコン樹脂等の軟質材が
好ましく、通常1mm以下の厚みのものが使用される。制
振材6の表面には表面材7が貼着されている。この表面
材7は例えば2.7mm厚の合板の表裏面に0.3mm厚のなら材
のような単板が平行貼り、又は直交貼りされている。こ
の防音床材Aの建築板1の裏面に厚み5mm程度のポリエ
チレン、天然ゴムの発泡体のようなクツション材8が貼
着されて、例えば建物のコンクリートスラブのようなコ
ンクリート面上に接着剤を介して直接貼着して敷設され
る。
【発明の効果】
本発明にあっては、三枚の単板を隣接する単板同士が
互いにその繊維軸が略直交するように積層させた建築板
の端部にそれぞれ二枚の単板層に亘る雌実部と雄実部を
設けているので、雌実部と雄実部は繊維軸が直交する単
板部分から形成されており、従って、実部の欠けがなく
端部の強度が確保されるものであり、しかも3P合板であ
る建築板を加工するので、安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明の一実施例を示す断面図、
第2図(a)(b)は他の実施例を示す断面図、第3図
は同上の使用例を示す断面図、第4図は従来例を示す断
面図、第5図は更に他の従来例を示す断面図であって、
1は建築板、2は単板層、3は雌実部、4は雄実部であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三枚の単板を隣接する単板同士が互いにそ
    の繊維軸が略直交するように積層させて形成した建築板
    の端部にそれぞれ二枚の単板層に亘る雌実部と雄実部を
    設けて成る建築板の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2511793Y2 (ja) * 1991-04-15 1996-09-25 松下電工株式会社 木質床材
JP2595009Y2 (ja) * 1992-09-08 1999-05-24 株式会社ノダ 床 材
JP2646184B2 (ja) * 1993-09-10 1997-08-25 株式会社ノダ 床 板
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JPS6355259A (ja) * 1986-08-26 1988-03-09 松下電工株式会社 床材及びその施工方法

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