JP2547031Y2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2547031Y2
JP2547031Y2 JP1991033931U JP3393191U JP2547031Y2 JP 2547031 Y2 JP2547031 Y2 JP 2547031Y2 JP 1991033931 U JP1991033931 U JP 1991033931U JP 3393191 U JP3393191 U JP 3393191U JP 2547031 Y2 JP2547031 Y2 JP 2547031Y2
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JP
Japan
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groove
floor substrate
cushioning material
back surface
floor
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Application number
JP1991033931U
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JPH04119552U (ja
Inventor
寿 萩原
隆志 川添
Original Assignee
株式会社ノダ
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、床基板の裏面に緩衝材
が貼着された防音性の床材に関する。
【0002】
【従来の技術】床基板の裏面に緩衝材を貼着して防音性
能を向上させると共に床下地における不陸に対する追従
性を付与した床材は公知である。裏面に貼着される緩衝
材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレ
タン、ポリスチレン、塩化ビニル等の合成樹脂発泡体で
あって、表面が全面フラットなもの、或は表面に断面略
円形の小突起が不連続的に多数形成された凹凸表面を有
するものが一般に用いられている。
【0003】また、床基板の裏面に長さ方向及び/又は
幅方向に延長する凹溝を刻設することにより、床材の表
面層より伝達される衝撃エネルギーを分断減衰して防音
効果を向上させると共に床材施工面の不陸に対する追従
性を付与したものも提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、緩衝材とし
て凹凸表面を有するものを用いた場合、該凹凸表面の凸
部頂面においてのみ床基板裏面と接合されることとなる
ので、接着強度が低下し、十分な剥離強度を得ることが
困難である。また、床基板が緩衝材の凸部頂面のみで支
持されることとなり、床材に沈みが生じやすくなり、歩
行感を損なうという問題点がある。
【0005】一方、表面フラットな緩衝材を用いる場合
には、床基板と全表面にて接合されることとなるため、
床材の表層から床基板を介して伝搬される衝撃エネルギ
ーが緩衝材に直接的に伝搬されてしまい、振動を完全に
吸収減衰させることが困難となって、十分な防音効果を
与えることができないという不利がある。これは、裏面
に凹溝が形成された床基板を用いた場合に特に顕著とな
り、即ち凹溝の存在の故に該裏面における表面積が大と
なるため、床基板中からの振動の放散が大きくなり、こ
のような裏面に対して表面フラットな緩衝材が貼着され
ると、床基板からの振動が該緩衝材に直接的に伝搬され
る結果、振動の吸収減衰を十分に行うことが不可能とな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、上記従
来技術の欠点を解消し、剥離強度や歩行感を低下させる
ことなく優れた防音性能を発揮することのできる床材を
提供することを目的とする。
【0007】
【0008】かかる目的を達成するために鋭意工夫の末
に創案された本考案は、裏面に長さ方向及び/又は幅方
向に延長する凹溝が刻設された床基板の該裏面に緩衝材
が貼着された床材であって、該緩衝材の上面にその長さ
方向及び/又は幅方向に延長する凹溝が刻設されて成
り、該緩衝材はその上面の凹溝によって区画された上面
平坦部分において床基板の裏面と接合されており、且
つ、床基板裏面の凹溝の幅と緩衝材上面の凹溝の幅とが
略同一に形成されることを特徴とする。
【0009】床基板としては合板、繊維板、パーティク
ルボード、単板積層板等が任意選択されて用いられる。
また、これらの板状体を複数枚用い、それらの間に発泡
合成樹脂等の緩衝効果に優れた材料より成る緩衝シート
を積層接着したものを床基板として用いることにより、
防音性に優れた床基板とすることができる。
【0010】床基板の表面には、突板貼り、化粧紙貼
り、印刷塗装等の適宜手段を用いて任意表面化粧が施さ
れる。また、必要に応じて、床材同士の隣接施工を円滑
に行うための実加工が、床基板の長さ方向及び/幅方向
における両側端に施される。
【0011】床基板の裏面における長さ方向及び/又は
幅方向に沿って複数箇所に凹溝が刻設される。
【0012】各凹溝は、床基板の裏面において、その長
さ方向又は幅方向の少なくともいずれか一の方向に平行
に延長するよう刻設されるが、勿論、これら直交する両
方向に延長するものとして刻設しても良い。
【0013】このようにして凹溝が必要に応じて刻設さ
れた床基板の裏面に、例えば不織布、合成樹脂発泡シー
ト、ゴムシート、有機質繊維マット、無機質繊維マット
等の緩衝材を貼着することができる。これにより防音効
果を更に向上させるだけでなく、施工時のスラブの不陸
を吸収して施工性を向上させる。
【0014】緩衝材の上面、すなわち床基板との接触面
には、その長さ方向又は幅方向のいずれか一の方向に延
長するよう刻設された一又は二以上の凹溝が形成され
る。この緩衝材上面に刻設形成される凹溝の大きさ、形
状、間隔、配列等は特に限定されず任意に設定すること
ができるが、凹溝同士が決して交わることなく夫々独立
した溝空間を形成するものでなければならない。これに
より、緩衝材は、各凹溝によって分断された複数の不連
続面を介して床基板裏面と面接触されることとなる。従
って、十分な接着面積を確保することができ、また、該
平坦面部分において平面的に連続した接着剤の架橋構造
が形成されるため、大きな接着強度が得られ、剥離を生
ずることがない。また、床基板は十分な接着面積をもっ
て平面的に緩衝材上に支持されるため、顕著な沈みを生
ずることのない安定した施工床面を得ることができ、歩
行感に優れている。更に、緩衝材と床基板裏面とは凹溝
によって不連続に分断され、緩衝材の緊張状態が緩和さ
れているため、その本来の柔軟性によって上方から伝搬
される振動を効率的に吸収する。凹溝は夫々独立した溝
空間を形成するので、上方から伝搬される振動は該凹溝
によって分断され、床材全面に拡散することがない。
【0015】床基板裏面の凹溝と緩衝材上面の凹溝と
は、それらの幅が略同一に形成される。また、床基板裏
面の凹溝と緩衝材上面の凹溝とはそれらの開口が連通す
るように構成することができ、これにより、連通された
凹溝により形成される空間が拡大されるため、床材表面
からの衝撃振動をより一層効果的に吸収し、高い防音性
能を得ることができる。
【0016】
【実施例】図1に示される本考案の一実施例による床材
は、裏面に等間隔を配して一定深さに刻設された幅方向
に延長する凹溝2a,2b,…2hを有する床基板1の
裏面に、表面に任意間隔を配して一定深さに刻設された
幅方向に延長する凹溝4a,4b,…4gを有する緩衝
材3が貼着されて成る。床基板1の両側端には実加工5
a,5bが施されている。図2に拡大して示されるよう
に、基板裏面の両端に刻設形成された凹溝2a,2hと
緩衝材表面の両端に刻設形成された凹溝4a,4gとは
夫々互いに連通して大容量の溝空間6を形成している。
【0017】床基板1における凹溝と緩衝材3における
凹溝のそれぞれの形状、大きさ、配列等は任意であり、
その数例が図3ないし図5に示されているが、それら凹
溝の幅は略同一に形成される。
【0018】
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、良好な防音性を有する
と共に、歩行感に優れ、十分な剥離強度を有する床材が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による床材の構成の一例を示す長さ方
向断面図である。
【図2】 図1に示す床材の部分拡大斜視図である。
【図3】 本考案による床材の構成の別の例を示す長さ
方向断面図である。
【図4】 本考案による床材の構成の更に別の例を示す
長さ方向断面図である。
【図5】 本考案による床材の構成の更に別の例を示す
長さ方向断面図である。
【符号の説明】
1 床基板 2a,2b,…2h 床基板裏面の凹溝 3 緩衝材 4a,4b,…4g 緩衝材表面の凹溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面に長さ方向及び/又は幅方向に延長す
    る凹溝が刻設された床基板の該裏面に緩衝材が貼着され
    たものにおいて、該緩衝材の上面にその長さ方向及び/
    又は幅方向に延長する凹溝が刻設されて成り、該緩衝材
    はその上面の凹溝によって区画された上面平坦部分にお
    いて床基板の裏面と接合されており、且つ、床基板裏面
    の凹溝の幅と緩衝材上面の凹溝の幅とが略同一に形成さ
    れることを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】上記床基板裏面の凹溝と上記緩衝材上面の
    凹溝とが連通して形成されていることを特徴とする請求
    項1の床材。
JP1991033931U 1991-04-15 1991-04-15 床 材 Expired - Lifetime JP2547031Y2 (ja)

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JPH04119552U JPH04119552U (ja) 1992-10-26
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JPH04119552U (ja) 1992-10-26

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