JPH0763115A - 車両のバッテリ負荷タイミング制御装置 - Google Patents

車両のバッテリ負荷タイミング制御装置

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JPH0763115A
JPH0763115A JP5213895A JP21389593A JPH0763115A JP H0763115 A JPH0763115 A JP H0763115A JP 5213895 A JP5213895 A JP 5213895A JP 21389593 A JP21389593 A JP 21389593A JP H0763115 A JPH0763115 A JP H0763115A
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battery
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JP5213895A
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Inventor
Mari Sunayama
万里 砂山
Masahiro Odani
誠祐 雄谷
Noboru Nakai
登 中井
Hiroaki Takechi
裕章 武智
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリ電圧の低下を抑えてシステムダウン
の発生を防ぐことができる車両のバッテリ負荷タイミン
グ制御装置を提供すること。 【構成】 エンジン始動に至る一連の通電動作、例え
ば、メインスイッチのON、電磁クラッチとステップモ
ータへの通電、点火回路とスタータダイナモの励磁コイ
ルへの通電、メインリレーへの通電、電磁ブレーキ、ス
テアリングリレー及び操舵モータへの通電をこの順に時
間的なズレをもってそれぞれ時間T1 ,T2,T3 ,T4
,T5 のタイミングで行なうようにする。本発明によ
れば、最もバッテリ電圧の低下が発生し易いエンジン始
動時においてバッテリにかかる負荷が分散されるため、
電圧低下に伴うシステムダウンの発生が防がれ、車両が
制御不能となる等の事態が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ制御され
る電磁誘導車両等に設けられるバッテリ負荷タイミング
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータを搭載するゴルフ
カー等の電磁誘導車両においては、車載バッテリの電圧
低下はシステムダウンの最大の要因となる。特に、小型
のバッテリを搭載する車両にあっては、電圧低下による
システムダウンの可能性が高く、大きな問題となる。
【0003】ところで、電動式の電磁誘導車両等にあっ
ては、駆動源が電動モータであるために大容量で高電圧
のバッテリが搭載されており、従って、バッテリの電圧
低下の問題は殆んど発生せず、たとえ電圧低下が生じて
も、マイクロコンピュータ等がシステムダウンする以前
にモータへの電力供給不足となって車両が走行不能とな
るために特に問題は生じない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、駆動源
にエンジンを用いる電磁誘導車両においては、小型で小
容量、且つ、低電圧のバッテリが搭載されているため、
操舵制御、スロットル制御、或いは制動制御時にバッテ
リに大きな電気負荷が作用すると、バッテリの電圧低下
が生じてシステムダウンが発生し、エンジン等の制御が
困難となる可能性が高くなるという問題がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、バッテリ電圧の低下を抑えて
システムダウンの発生を防ぐことができる車両のバッテ
リ負荷タイミング制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、エンジン始動に至る一連の通電動作を時間的ズ
レをもって実行するための制御手段を設けて車両のバッ
テリ負荷タイミング制御装置を構成したことをその特徴
とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、最もバッテリ電圧の低下が発
生し易いエンジン始動時においてバッテリにかかる負荷
が分散されるため、電圧低下に伴うシステムダウンの発
生が防がれ、車両が制御不能となる等の事態が回避され
る。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0009】先ず、エンジン駆動式の電磁誘導車両の一
例としてのゴルフカー1の全体構成を図3乃至図5に基
づいて以下に説明する。尚、図3はゴルフカーの主要構
成を示す側面図、図4は同平面図、図5は同ブロック図
である。
【0010】図3及び図4に示すように、ゴルフカー1
の車体2の前、後部(図3及び図4において左方が前
方)は操向輪である左右一対の前輪3と駆動輪である左
右一対の後輪4によってそれぞれ走行自在に支持されて
いる。
【0011】上記車体2の前部の左右方向中央部にはハ
ンドルポスト5が後方に向かって斜め上方に立設されて
おり、該ハンドルポスト5には操舵軸6が回動自在に挿
通支持されている。そして、この操舵軸6の上部には駐
車レバー7が回動自在に枢支され、同操舵軸6の上端に
はバー状のハンドル8が結着されており、下端にはギヤ
装置9を介して前記前輪3が操舵可能に連結されてい
る。そして、ギヤ装置9には、これを駆動するための操
舵モータ10が連結されており、該操舵モータ10は、
図5に示すように、操舵コントローラ11及びステアリ
ングリレー75を介してメインコントローラ12に電気
的に接続されている。
【0012】又、図3に示すように、前記ハンドル8の
左右にはブレーキレバー13、アクセルレバー14がそ
れぞれ設けられており、アクセルレバー14の近傍には
アクセルスイッチ15が設けられており、図5に示すよ
うに、該アクセルスイッチ15は前記メインコントロー
ラ12に電気的に接続されている。
【0013】一方、前記車体2の略中央部には駆動源で
あるエンジン16が搭載されており、該エンジン16の
吸気側には気化器17と吸気管18が連設され、排気側
からは排気管19が導出しており、該排気管19の末端
には排気マフラー20が接続されている。
【0014】ところで、図3に示すように、前記気化器
17のスロットルバルブ(不図示)には第1ワイヤー2
1を介して切換装置22が連結されており、該切換装置
22には第2ワイヤー23を介してガバナ装置24が連
結されている。そして、ガバナ装置24は第3ワイヤー
25を介して前記アクセルレバー14に接続されている
(図5参照)。
【0015】尚、気化器17にはスロットルバルブの開
度を検出するためのスロットルセンサ26が設けられて
おり、該スロットルセンサ26は、図5に示すように、
前記メインコントローラ12に電気的に接続されてい
る。
【0016】又、図3に示すように、前記切換装置22
には電磁クラッチ27とステップモータ28が連結され
ており、ステップモータ28は前記メインコントローラ
12に電気的に接続されている(図5参照)。
【0017】而して、切換装置22の切換動作によって
前記アクセルレバー14が気化器17のスロットルバル
ブに連結されれば、アクセルレバー14の操作が前記ガ
バナ装置24と切換装置22を介して気化器17のスロ
ットルバルブに伝えられ、アクセルレバー14の操作量
に応じてスロットルバルブが開閉せしめられてエンジン
16の回転数が制御される。
【0018】又、切換装置22の切換動作によって前記
ステップモータ28が気化器17のスロットルバルブに
連結されれば、ステップモータ28の動作が前記電磁ク
ラッチ27と切換装置22を介して気化器17のスロッ
トルバルブに伝えられ、ステップモータ28の動作に応
じてスロットルバルブの開度が調整されて前記と同様に
エンジン16の回転数が制御される。
【0019】尚、図5に示すように、エンジン16には
回転センサ29と点火回路30が設けられており、これ
らは何れも前記メインコントローラ12に電気的に接続
されており、回転センサ29によって検出されたエンジ
ン回転数に基づいて点火回路30における点火時期がメ
インコントローラ12によって決定される。
【0020】ところで、図3及び図4に示すように、エ
ンジン16の後方には減速機31が設けられており、該
減速機31の入力軸はVベルト式自動変速装置32を介
して前記エンジン16の出力軸に連結されており、同減
速機31の中間軸の一端にはディスクブレーキ33及び
車速センサ34が、他端には電磁ブレーキ35がそれぞ
れ取り付けられている。そして、減速機31から左右に
延出する出力軸31aは前記後輪4に連結されている。
【0021】そして、図5に示すように、前記ディスク
ブレーキ33は前記ブレーキレバー13に接続されてお
り、前記車速センサ34と電磁ブレーキ35は共に前記
メインコントローラ12に電気的に接続されている。
【0022】尚、ディスクブレーキ33は前記駐車レバ
ー7又はブレーキレバー13の操作によって制動動作
し、或いは制動動作を解除される。又、電磁ブレーキ3
5は、通常時は不図示のリターンスプリングのバネ力に
よって制動動作しており、これが電気的にONされれ
ば、バネ力に抗する電磁力によってその制動動作が解除
される。
【0023】又、図3及び図4に示すように、エンジン
16の前方にはスタータダイナモ36が設けられてお
り、該スタータダイナモ36はVベルト巻掛装置37を
介してエンジン16の出力軸に連結されている。尚、ス
タータダイナモ36はスタータモータと発電機を兼ねる
ものであって、これがスタータモータとして機能すると
きには、前記減速機31の右側(車体2の前方に向かっ
て右側、以下同じ)に配設されたバッテリ38を電源と
して駆動されてエンジン16を起動し、発電機として機
能するときには、その出力電流がバッテリ38に蓄えら
れ、該バッテリ38が充電される。
【0024】ところで、図5に示すように、前記バッテ
リ38とメインリレー39との直列回路には抵抗器40
が並列に接続され、この並列回路の一端はスタータダイ
ナモコントローラ41を介してメインコントローラ12
に電気的に接続されており、他端は切換リレー42と電
源センサ43とで構成される直列回路を介して前記スタ
ータダイナモ36に電気的に接続されている。そして、
前記メインリレー39、切換リレー42及び電源センサ
43は、何れも前記スタータダイナモコントローラ41
を介してメインコントローラ12に電気的に接続されて
いる。又、図5に示すように、バッテリ38には前記ス
テアリングリレー75が並列に接続されている。尚、図
4に示すように、抵抗器40は断熱部材44によって前
記排気マフラー20とは熱的に遮断されている。
【0025】一方、図5に示すように、前記ハンドル8
の下方には操作パネル45が設けられており、該操作パ
ネル45上にはメインスイッチ46、発進・停止スイッ
チ47及びモード切換スイッチ48が設置され、これら
は何れもメインコントローラ12に電気的に接続されて
いる。
【0026】ところで、上記メインスイッチ46は、メ
インコントローラ12に対して前記バッテリ38の電力
を供給可能とするキースイッチであり、前記発進・停止
スイッチ47は、これを押す毎に「発進」と「停止」の
指示を繰り返すよう構成されている。尚、この発進・停
止スイッチ47においては、誤操作防止のため、これを
押してから1秒以内に再度押された場合には、その1秒
以内の操作による信号は全て無視される。
【0027】又、前記モード切換スイッチ48は、オペ
レータが乗車した状態でゴルフカー1の各構成部品を直
接操作できるようにする手動モードと、リモコン(遠隔
操作)によって各構成部品を操作できるようにする自動
モードと、定点通過モードの何れかを選択するためのス
イッチである。
【0028】而して、上記モード切換スイッチ48によ
って手動モードが選択されたときには、前記切換装置2
2はこれとガバナ装置24を介して気化器17のスロッ
トルバルブにアクセルレバー14を連結せしめ、自動モ
ードが選択されたときには、切換装置22はこれと電磁
クラッチ27を介して気化器17のスロットルバルブに
ステップモータ28を接続せしめる。そして、自動モー
ドにおいては、前記車速センサ34の検出信号により、
車速が小さければステップモータ28の作動によって気
化器のスロットルバルブの開度を大きく調整し、車速が
大きければ同スロットルバルブの開度を逆に小さく調整
する。尚、このときスロットルバルブの開度はスロット
ルセンサ26によって検出され、その検出値はメインコ
ントローラ12を経てステップモータ28にフィードバ
ックされ、これによってスロットルバルブの開度が所定
の値に調整される。
【0029】他方、図3に示すように、前記車体2の前
部にはゴルフバッグ49を載置するためのバスケット5
0が取り付けられており、後部にはステッププレート5
1が取り付けられており、オペレータはステッププレー
ト51に立った状態でゴルフカー1に乗車して前記ハン
ドル8を操舵操作できるとともに、ブレーキレバー13
やアクセルレバー14の操作を行なうことができる。
【0030】ところで、本実施例に係るゴルフカー1は
遠隔操作によってもその発進・停止を含む走行状態が制
御され、図5に示すように、これには発信機52からの
信号を受信するためのリモコンコントローラ53が設け
られており、該リモコンコントローラ53は図示のよう
にメインコントローラ12に電気的に接続されている。
尚、発信機52にも前記発進・停止スイッチ47と同様
の発進・停止スイッチ54が備えられている。
【0031】又、図3に示すように、ゴルフカー1の走
行路面上には、所望の走行コースに沿って誘導線55が
埋設されており、該誘導線55の所定位置にはN極又S
極の磁石56が設置されている。
【0032】一方、図3及び図4に示すように、ゴルフ
カー1の前下部には、前記ギヤ装置9に連動して前輪3
の操舵方向と同方向に回動する回動アーム57が設けら
れており、該回動アーム57の前端部には3つの誘導線
センサ58が車幅方向に並設されている。そして、図5
に示すように、誘導線センサ58は増幅器59を介して
メインコントローラ12に電気的に接続されている。
【0033】又、図3に示すように、車体2の略中央下
腹部には定点センサ60が取り付けられており、図5に
示すように、該定点センサ60も増幅器61を介してメ
インコントローラ12に電気的に接続されている。
【0034】更に、本実施例に係るゴルフカー1におい
ては、図3及び図4に示すように、車体2の前部に障害
物センサ62と追突防止センサ63が設けられており、
図5に示すように、これらは各々増幅器64,65を介
してメインコントローラ12に電気的に接続されてい
る。尚、上記追突防止センサ63は、図3及び図4に示
すように、車体2の前、後部にそれぞれ配設される受信
器66と発信器67を有している。
【0035】その他、ゴルフカー1には、バンパスイッ
チ68、乗車スイッチ69、駐車スイッチ70、バック
スイッチ71、保守スイッチ72及び警報装置73が設
けられており、図5に示すように、これらは全てメイン
コントローラ12に電気的に接続されている。
【0036】ここで、本発明に係るバッテリ負荷タイミ
ング制御装置の作用を図1及び図2に基づいて説明す
る。尚、図1はバッテリ負荷タイミング制御の手順を示
すフローチャート、図2は同タイミングチャートであ
る。
【0037】エンジン16の始動に際して時間T1 (図
2参照)において前記メインスイッチ46がONされる
と(図1のSTEP1)、メインコントローラ12に通電さ
れてこれが同時にONされ(STEP2)、前記発進・停止
スイッチ47がONされたか否か(「発進」側に切り換
えられたか否か)が判断される(STEP3)。
【0038】時間T2 (図2参照)において発進・停止
スイッチ47がONされると、前記電磁クラッチ27に
通電されてこれがONされる(STEP4)と同時に、前記
ステップモータ28に通電されてこれが駆動され(STEP
5)、該ステップモータ28の回転が前記電磁クラッチ
27と切換装置22を介して前記気化器17のスロット
ルバルブに伝えられ、該スロットルバルブが所定の始動
開度まで開かれて初期化される(STEP5,6)。
【0039】図2に示すように、時間T3 においてスロ
ットルバルブが初期化されてこれが所定の始動開度まで
開かれると、前記点火回路30に通電されて点火系がO
Nされる(STEP7)と同時に、前記スタータダイナモ3
6の励磁コイルに通電されて(STEP8)エンジン16の
始動の準備が完了する。
【0040】その後、時間T4 において前記メインリレ
ー39に通電されてこれがONされると(STEP9)、ス
タータダイナモ36が駆動され、該スタータダイナモ3
6ははスタータとして機能してエンジン16を始動す
る。
【0041】上述のようにエンジン16が始動される
と、前記回転センサ29によって検出されるエンジン回
転数Nが所定の設定回転数N0 (エンジン16が起動し
たと判断される回転数であって、本実施例では400r
pm)を超えたか否かが判断され(STEP10)、図2に
示すように時間T5 においてエンジン回転数Nが設定回
転数N0 を超えると、電磁ブレーキ35のソレノイドに
通電されて該電磁ブレーキ35が不図示のリターンスプ
リングの付勢力に抗して離脱してこれがOFFされる
(STEP11)と同時に、前記ステアリングリレー75に
通電されてこれがONされ(STEP12)、操舵モータ1
0が駆動される(STEP13)。
【0042】尚、図2に示すように、エンジン回転数N
が設定回転数N0 を超えてエンジン16が起動されると
同時に、スタータダイナモ36のスタータモータとして
の機能は停止され、以後、該スタータダイナモ36は発
電機として機能する。この場合、バッテリ38の電圧を
一定に保つために、スタータダイナモ36の励磁コイル
へ通電はデューティ制御される。
【0043】而して、前述のようにエンジン16が起動
されて電磁ブレーキ35がOFF(解除)されると、ゴ
ルフカー1が走行を開始すると同時に、前記誘導線セン
サ58によって誘導線55が検知され、ゴルフカー1の
誘導線55からの偏差によって操舵モータ10への通電
が図2に示すようにPWM(パルス幅変調)制御され、
これによってゴルフカー1は誘導線55に沿って所定の
速度で走行せしめられる(STEP14)。
【0044】ところで、電磁ブレーキ35はこれが一旦
離脱した後は、これをリターンスプリングの付勢力に抗
して離脱状態(OFF状態)に保つに必要十分な小さな
電流をソレノイドに流せば済むため、前記車速センサ3
4によって検知されるゴルフカー1の車速が図2に示す
ように時間T6 において所定の速度V0 (本実施例で
は、50cm/s)に達すると、メインリレー39への
通電をOFFする(STEP15,16)と同時に、電磁ブ
レーキ35のソレノイドへの供給電流を少なくして(ST
EP17)消費電力の節減を図るようにしている。
【0045】次に、走行中のゴルフカー1を自動停止さ
せる場合の手順を図2に従って説明する。
【0046】誘導線55に沿って自動走行しているゴル
フカー1に対して時間T7 において停止指示がなされ、
発進・停止スイッチ47がOFFされる(「停止」側に
切り換えられる)と、電磁クラッチ35及びステップモ
ータ28への通電がOFFされて気化器17のスロット
ルバルブがリターンスプリングによって全閉されると同
時に、点火回路30への通電もOFFされてエンジン1
6が失火される。又、このとき、スタータダイナモ36
の励磁コイルには大電流が流されて該スタータダイナモ
36の発電による回生制動によってゴルフカー1が減速
される。尚、バッテリ38の充電が十分に行なわれてい
るときには回生制動が不十分であるため、前記切換リレ
ー42によってスタータダイナモ36が前記抵抗器40
に接続され、スタータダイナモ36での発電電流が抵抗
器40によって消費されて所望の制動(抵抗制動)が得
られる。
【0047】そして、ゴルフカー1が減速されてその速
度が50cm/s以下に下がった時間T8 の時点で電磁
ブレーキ35のソレノイドへの通電がOFFされ、該電
磁ブレーキ35がONされてその制動作用によってゴル
フカー1が停止される。
【0048】尚、前記車速センサ34によって検知され
る車速が0であっても、スリップ等によって実際にはゴ
ルフカー1が走行している場合もあり得るため、このこ
とを考慮して電磁ブレーキ35への通電がOFF(電磁
ブレーキ35がON)されてから所定時間(本実施例で
は、2.5sec)だけ(時間T9 まで)ステアリング
リレー75及び操舵モータ10への通電を継続して操舵
時間を延長している。
【0049】そして、その後、時間T10においてメイン
スイッチ46がOFFされると、メインコントローラ1
2もOFFされる。
【0050】以上において、本実施例では、メインスイ
ッチ46のON、電磁クラッチ35とステップモータ2
8への通電、点火回路30とスタータダイナモ36の励
磁コイルへの通電、メインリレー39への通電、電磁ブ
レーキ35、ステアリングリレー75及び操舵モータ1
0への通電をこの順に時間的なズレをもってそれぞれ時
間T1 ,T2 ,T3 ,T4 ,T5 のタイミングで行なう
ようにしたため、バッテリ38にかかる負荷が分散さ
れ、一度に大きな負荷がバッテリ38にかかることがな
く、該バッテリ38の電圧がシステムダウンを発生させ
る程度の値まで下がることがない。
【0051】従って、本実施例によれば、バッテリ38
の電圧低下に伴うシステムダウンの発生が防がれ、ゴル
フカー1が制御不能となる等の事態が回避される。
【0052】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、エンジン始動に至る一連の通電動作を時間的ズレ
をもって実行するための制御手段を設けて車両のバッテ
リ負荷タイミング制御装置を構成したため、バッテリ電
圧の低下を抑えてシステムダウンの発生を防ぐことがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッテリ負荷タイミング制御の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図2】バッテリ負荷タイミング制御のタイミングチャ
ートである。
【図3】本発明に係るバッテリ負荷タイミング制御装置
を備えるゴルフカーの主要構成を示す側面図である。
【図4】本発明に係るバッテリ負荷タイミング制御装置
を備えるゴルフカーの主要構成を示す平面図である。
【図5】本発明に係るバッテリ負荷タイミング制御装置
を備えるゴルフカーの主要構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 操舵モータ 12 メインコントローラ(制御手段) 16 エンジン 27 電磁クラッチ 28 ステップモータ 30 点火回路 35 電磁ブレーキ 36 スタータダイナモ 38 バッテリ 39 メインリレー 46 メインスイッチ 47 発進・停止スイッチ 75 ステアリングリレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 1/02 Z 9323−3H // H02P 7/67 F 8325−5H (72)発明者 武智 裕章 静岡県磐田市新貝2500番地ヤマハ発動機株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン始動に至る一連の通電動作を時
    間的ズレをもって実行するための制御手段を備えること
    を特徴とする車両のバッテリ負荷タイミング制御装置。
JP5213895A 1993-08-30 1993-08-30 車両のバッテリ負荷タイミング制御装置 Pending JPH0763115A (ja)

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