JP3144702B2 - 無人走行車 - Google Patents
無人走行車Info
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Description
などを検出しながら誘導できるようにした無人走行モー
ドと、運転者が乗車して手動により操縦を行う手動走行
モードとを選択可能にした無人走行車に関するものであ
る。
て、走行コースに沿って埋設した誘導線を車体側に設け
た誘導コイル等のセンサで検出し、無人誘導可能とした
車両すなわち無人走行車が公知である。例えば、誘導線
に交流電流を流しておく一方、車両側にこの交流電流が
形成する交流磁界を検出するコイル(誘導コイル)を設
け、このコイルの検出出力の変化から車両の誘導線から
のずれを判別し、このずれが所定範囲内に入るように車
両の操向輪を操舵するものがある。
この乗車した人が手動でも操縦できるようにしたものが
公知である。すなわち自動誘導による無人走行モード
と、手動操縦による手動走行モードとを切換え可能とし
たものである。
キは、電源スイッチ(メインキースイッチ)をオフとし
た時や異常発生時には常に安全側すなわち制動側になる
構造にしている。例えば電源を切った時にスプリング力
によってブレーキが効くようにしたスプリングクローズ
型電磁ブレーキが使用される。従ってこの電磁ブレーキ
による制動は、その励磁電流を切った時に即座にスプリ
ング力による制動が効くことになり、衝撃を伴う。
ブレーキは励磁状態に維持してこの電磁ブレーキを不作
動(非ブレーキ状態)に保ち、別途設けた手動ブレーキ
を用いるから、ブレーキ作動による衝撃は発生しない。
しかし電気系統の異常などによってこの手動走行中に電
磁ブレーキの電流が切れると、急にブレーキが効いて衝
撃が発生することがあり得る。
には、電池の過放電や電池電圧の異常な低下により、走
行中に制御系が誤動作して主電源リレーをオフにするこ
とがある。またエンジンを走行動力源とし、走行・停止
の度にエンジンを始動・停止させるものでは、スタータ
モータ用電池の性能劣化が激しく、この電池を制御系の
電源とする場合には電池電圧の異常低下により誤動作し
て主電源のリレーをオフにすることがあり得る。
が急に効いて衝撃が生じると、車体の各部特に動力系を
傷めることがあり好ましくない。
ものであり、手動走行モード中に万一電気系などの異常
が発生しても、電磁ブレーキが効いて衝撃が生じたり車
両を傷めるなどの不都合が発生しないようにした無人走
行車を提供することを目的とする。
より走行する手動モードと、自動操縦により走行する自
動モードとを切換え可能とした無人走行車において、走
行動力源により駆動される入力軸に保持されたブレーキ
ディスクに自動モードでの停車時とメインキースイッチ
のオフ時とに制動力を加え制動状態になり手動モードで
前記ブレーキディスクに加えた制動力を解除して非制動
状態になるスプリングクローズ型電磁ブレーキと、この
電磁ブレーキに設けられ機械的にブレーキを解放状態に
保持する手動式のブレーキ解除機構と、手動モードで手
動操作される手動ブレーキとを備え、前記ブレーキ解除
機構は、前記入力軸内を軸方向に往復動するプッシュロ
ッドによって前記入力軸から半径方向に押圧されるボー
ルを前記ブレーキディスクに係脱させるボールロック式
クラッチと、前記ロッドを入力軸の外から進退動させる
カム板とを備える、ことを特徴とする無人走行車により
達成される。
式のゴルフカーの側面図、図2は同じく平面図、図3は
その電磁ブレーキ部分の拡大図、図4は制御系のブロッ
ク図である。
無人走行車としてのゴルフカー、12はこのゴルフカー
10の車体である。車体12の前部には操向輪としての
前輪14、14が配設され、後部には駆動輪としての後
輪16、16が配設されている。また、車体12の最後
部には、手動操縦時に操縦者が乗車するためのステップ
18が設けられている。
用のキャリアで、これらは前記車体12の最前部にそれ
ぞれ固定されている。キャリア22にはゴルフバッグ2
4が載置される。
体後部から斜め前上方へのびるハンドル支持フレーム2
6が設けられている。このハンドル支持フレーム26に
はステアリング筒28の上部が固定され、このステアリ
ング筒28にステアリング軸30が貫挿されている。な
おこのステアリング筒28の下部は、車体12の下部を
前後方向に通る左右一対のフレーム32、32(図2、
3参照)に掛け渡されたクロスメンバに支持されてい
る。
ル36が取付けられている。このハンドル36の右端に
はアクセルレバー38が取付けられ、左端にはブレーキ
レバー40が取付けられている。これらは人が乗って手
動で操縦する手動走行モードで使用される。
ング筒28の下端に隣接してステアリングアーム42が
固着されている。このステアリングアーム42の回動端
はステアリングロッド44、44を介して左右の前輪1
4のナックルアーム(図示せず)に連結されている。
装置であり、ステアリング筒28に固定された電動モー
タ48と、このモータ48に固定されたギヤケース50
と、このギヤケース50の下部に鉛直軸回りに揺動自在
に支持された平面視T字状のセンサアーム52と、この
アーム52の揺動端部に取付けられた3個の誘導線セン
サ54と、車体12の左側部に配置されたメインコント
ローラ56が有する1つの機能である操向制御手段等で
構成されている。前記ギヤケース50には、モータ48
とステアリング軸30とを連動させる歯車群およびセン
サアーム52を左右に揺動させる伝動機構とが収容され
ている。
前面にブラケット60によって強固に固定されている。
モータ48にはブラケット60を挾んで減速機62が接
続され、この減速機62の下面に前記ギヤケース50が
強固にボルト止めされている。
ードと、ハンドル36で操縦する手動モードとが選択可
能であり、自動モードではモータ48はステアリングコ
ントローラ76(図1、2)により制御される。すなわ
ちメインコントローラ56の指令に基づいて、このステ
アリングコントローラ76はモータ48を所定回転量だ
け右または左に回動させる。
12の中央付近に搭載されたエンジン、82は後輪1
6、16間に配設された駆動ケースである。この駆動ケ
ース82の入力軸84には、エンジン80のクランク軸
回転がVベルト式自動変速機86を介して伝えられる。
88は変速機86と入力軸84との間に介在する電磁ブ
レーキであり、走行時に励磁されてブレーキが解放さ
れ、主電源のオフ時に非励磁となってブレーキがかかる
スプリングクローズ型の電磁ブレーキが用いられる。
械的にブレーキを解放状態に保持する手動式のブレーキ
解除機構89すなわちボールロック式クラッチが組込ま
れている。図3(A)はこの機構89の作動時すなわち
ブレーキ解放時を示し、図3(B)は不作動時すなわち
電磁ブレーキ88が作動可能な状態を示す。この構造に
ついては後記する。
中間軸90が設けられ、この中間軸90の右端は駆動ケ
ース82の右側へ突出し、この突出部分にディスクブレ
ーキ92のブレーキディスクが固定されている。このブ
レーキ92は前記ハンドル36のブレーキレバー40に
より手動操作される。従ってエンジン80の出力は、変
速機86を介して駆動ケース82の入力軸84に伝えら
れ、この駆動ケース82内の減速歯車および差動装置
(共に図示せず)を介して後輪16に伝えられる。
(図示せず)は切換装置96を介して、前記アクセルレ
バー38あるいはステップモータ98のいずれか一方に
より開閉される。すなわち手動モードでは切換装置96
は電磁クラッチ100を切ってアクセルレバー38の回
動をスロットル弁に伝える。一方自動モードでは、切換
装置96は電磁クラッチ100をつないでモータ98の
回転によりスロットル弁を開閉する。この時のスロット
ル弁開度はスロットルセンサ102で検出されてメイン
コントローラ56に帰還され、この開度が目標開度とな
るように制御される。
駆動ケース82に設けられている。このガバナ装置10
4はワイヤによって前記切換装置96に接続され、手動
モードの時に走行速度を制限するようにスロットル弁開
度を制御するものである。
のクランク軸にVベルト106で連結されたスタータダ
イナモ108を持ち、これをエンジン始動や通常の発電
用に用いるだけでなく、制動時には発電機として作動さ
せ発電制動あるいは回生制動を行うようにしたものであ
る。110(図2)は発電制動に用いる外部抵抗、11
2は充放電可能な鉛酸電池、114はこのスタータダイ
ナモ108の動作モードを切換えるための切換リレース
イッチである。
ル36の近くに設けたメインキースイッチ118により
オン・オフされる。119(図4)は自動または手動の
モードを切換えるモード切換えスイッチ、120は自動
モード時に発進・停止を指示するプッシュスイッチであ
る。
するアンプであり、その出力は前記メインコントローラ
56に入力される。124はスタータダイナモコントロ
ーラであり、スタータダイナモ108の動作モードを判
別して切換リレースイッチ114を制御する。またこの
ゴルフカー10は自動モードにおいては無線操縦によっ
てリモコン制御可能であり、車体側に設けたリモコン用
受信機126は操縦者が所持する発信機128(図4)
から送られる信号を受信し、所定の信号をメインコント
ローラ56に送出して走行・停止を行わせる。
30(図4)、エンジン回転数センサ132、舵角セン
サ134、スロットルセンサ102、あるいはダイナモ
108の電流を検出する電流センサ136等の出力に基
づいて所定の制御を行う。
キ解除機構89を図3に基づいて説明する。この図にお
いて、150は電磁ブレーキ88のブレーキディスクで
あり、そのボス部152は入力軸84に回転自在に嵌挿
されている。このボス部152の内面には軸方向に長い
複数の係合溝154が形成され、ここに入力軸84から
半径方向に突出するボール156が係脱する。ボール1
56は入力軸84内を軸方向に往復動するロッド158
に保持したプッシュリング160によって外径方向へ押
し上げられ、係合溝154に係合する。
方向(図3で下方向)への復帰修正が付与されている。
162は変速機カバーを貫通する軸164に保持された
カム板であり、その回動端側に円弧状に形成されたカム
面166がロッド158の端面に摺接する。カム板16
2には、トーションばね165によってカム面166が
ロッド158を復帰させる方向への復帰習性を持つ。カ
ム板162は、軸164に固定されたレバー168、ワ
イヤ170を介し、ハンドル36に設けたブレ−キ解除
レバー172(図1、4)により回動される。
位置に保持すればロッド158が図3(A)のように入
力軸84から退出し、ボール156は係合溝154と係
合せずこのブレーキ解除機構89は非ロック状態とな
る。このため電磁ブレーキ88が非励磁となってもブレ
ーキは効かない。またレバー172を引いた位置に保持
すれば図3(B)のように機構89はロック状態とな
り、電磁ブレーキ88の非励磁によりブレーキが効くよ
うになる。
電磁ブレーキ88は励磁されてブレーキ解放状態とな
る。モード切換スイッチ119を手動モードにすればス
テップ18に操縦者が立って手動走行できる。この手動
モードでは、アクセルレバー38を引くことによりスタ
ータダイナモ108が始動してエンジン80が起動す
る。エンジン80の起動によりその回転速度が一定以上
になると、変速機86が回転伝達を開始して車体12は
走行し始める。
度は変化し、その最高速度はガバナ装置104により制
限される。ブレーキレバー40を握ればディスクブレー
キ92が効き、またアクセルレバー38から手を離すと
エンジン80は停止する。なお図示しない駐車ブレーキ
レバーを引くことによりディスクブレーキ92を効か
せ、これを駐車ブレーキとして使用する。
ータダイナモ108が始動し、エンジン80が起動す
る。エンジン80の回転が上昇すると変速機86が接続
して走行を始め、一定速で走行するようにスロットル弁
開度が電子的に制御される。また走行停止指令に基づい
てエンジン80を減速させた後停止させると共に電磁ブ
レーキ88によるブレーキをかける。
ブレーキ88が非励磁になるとこの電磁ブレーキ88が
急にブレーキ状態になる。このため大きな衝撃が車体に
伝わることになる。しかし本発明では手動のブレーキ解
除機構89を設けているから、これによって電磁ブレー
キ88を機械的にブレーキ解除状態にしておくことによ
り、電磁ブレーキ88を効かないようにすることができ
る。
解除機構89は図3(A)に示すブレーキ解除状態とな
り、電磁ブレーキ88の励磁・非励磁に無関係になる。
従って手動モードでの走行中に電磁ブレーキ88が急に
オフになっても衝撃が発生することがない。
た駐車中には電磁ブレーキ88が効いているため、車体
を手押しで移動したい時にはメインキースイッチ118
をオンにする必要がある。しかし本発明によればこのよ
うな時にレバー172を戻してブレーキ解除状態にし、
かつ駐車ブレーキを解放することにより手押しで移動可
能となり、都合がよい。
動モードとを切換え可能とした場合に、自動モードでの
停車時とメインキースイッチのオフ時とに制動状態にな
り手動モードで非制動状態になるスプリングクローズ型
電磁ブレーキと、この電磁ブレーキに設けられ機械的に
ブレーキを解放状態に保持する手動式のブレーキ解除機
構と、手動モードで手動操作される手動ブレーキとを備
えるものである。従って手動モードではこのブレーキ解
除機構により電磁ブレーキを機械的にブレーキ解放状態
に保持しておくことにより、万一走行中に電気系統の異
常などによって電磁ブレーキが非励磁になっても、急ブ
レーキによる衝撃は発生せず、車体を傷めるおそれがな
い。ここにブレーキ解除機構は、エンジンなどの走行動
力源により駆動される入力軸と、この入力軸に回転自在
に保持されたブレーキディスクとの間の断続をボールロ
ック式クラッチで行うようにした。このため操作力が軽
く操作性が良い。またこのボールロック式クラッチはブ
レーキディスクを保持する入力軸に収容されるから、装
置の小型化に適する。
フカーの側面図
Claims (1)
- 【請求項1】 手動操縦により走行する手動モードと、
自動操縦により走行する自動モードとを切換え可能とし
た無人走行車において、 走行動力源により駆動される入力軸に保持されたブレー
キディスクに 自動モードでの停車時とメインキースイッ
チのオフ時とに制動力を加え制動状態になり手動モード
で前記ブレーキディスクに加えた制動力を解除して非制
動状態になるスプリングクローズ型電磁ブレーキと、こ
の電磁ブレーキに設けられ機械的にブレーキを解放状態
に保持する手動式のブレーキ解除機構と、手動モードで
手動操作される手動ブレーキとを備え、 前記ブレーキ解除機構は、前記入力軸内を軸方向に往復
動するプッシュロッドによって前記入力軸から半径方向
に押圧されるボールを前記ブレーキディスクに係脱させ
るボールロック式クラッチと、前記ロッドを入力軸の外
から進退動させるカム板とを備える、 ことを特徴とする
無人走行車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02993592A JP3144702B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 無人走行車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02993592A JP3144702B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 無人走行車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05197427A JPH05197427A (ja) | 1993-08-06 |
JP3144702B2 true JP3144702B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=12289848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02993592A Expired - Fee Related JP3144702B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 無人走行車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144702B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3296169A1 (de) * | 2016-09-05 | 2018-03-21 | G. Staehle GmbH u. Co. KG | Manuelle bremsentriegelung für ein fahrbares reinigungsgerät |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP02993592A patent/JP3144702B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3296169A1 (de) * | 2016-09-05 | 2018-03-21 | G. Staehle GmbH u. Co. KG | Manuelle bremsentriegelung für ein fahrbares reinigungsgerät |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05197427A (ja) | 1993-08-06 |
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