JPH0760504B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0760504B2
JPH0760504B2 JP61054994A JP5499486A JPH0760504B2 JP H0760504 B2 JPH0760504 B2 JP H0760504B2 JP 61054994 A JP61054994 A JP 61054994A JP 5499486 A JP5499486 A JP 5499486A JP H0760504 B2 JPH0760504 B2 JP H0760504B2
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magnetic
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【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は 磁気記録媒体に関するものであり、磁気記録
の高密度化に伴い、磁性層を従来のものよりさらに薄く
した磁気記録媒体において、特に表面性、電磁変換特性
及び走行耐久性が改良された磁気記録媒体に関するもの
である。
本発明の磁気記録媒体は 磁気テープ、磁気ディスクあ
るいは磁気シートとして好適である。
〔従来技術及びその問題点〕
磁気記録媒体、特に強靭な耐久性が要求される高密度記
録用の磁気テープ、磁気ディスクあるいは磁気シートな
どの磁気記録媒体においては 電磁変換特性を改良する
ために表面平滑性と走行耐久性を同時に向上させる必要
がある。
しかしながら従来より実施されている磁気記録媒体では
磁気記録の高密度化の要求には十分応えられなくなっ
てきた。すなわち磁気ディスク等の記録の高密度化には
磁性層の表面を平滑化し、かつ磁性層内の強磁性体粉
末の微粒子をその層内に均一に分散させた状態で存在さ
せることが重要であるが、磁性体粉末の極微粒子化、カ
レンダー等の平滑性処理の要件の強化、磁性体粉末を分
散させた磁性液の分散能力の向上などを行っただけでは
磁性層に十分な耐久性を与えることができなかった。
さらに磁気記録の高密度化に伴い、磁性層も益々薄い層
とされているのが実状である。
従来 磁性層の走行耐久特性を向上させる方法の一つと
して 磁性層に各種の潤滑剤を添加することが行われて
いる。しかし磁性層がさらに薄層化した場合には 耐久
性を付与するための潤滑剤を磁性層中に添加しても十分
な走行耐久性を得ることができず、また磁気記録媒体が
磁気記録装置内を走行中に、その磁性層の表面は 磁気
記録ヘッドによって与えられる衝撃により大きな損傷を
受けやすく、さらにポリエステルベースのごとき支持体
の表面の微小な凹凸が磁性層の表面に影響して その電
磁変換特性を損なう恐れがあった。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明者らは 上述したごとき磁気記録媒体の磁性層の
薄層化に伴う従来技術における問題点を解決すべく鋭意
研究した結果、従来の常識では容易に推考し得ない現象
を見出し本発明に至ったものである。
すなわち本発明は 磁性層の薄層化に伴い、その電磁変
換特性、表面性及び走行耐久性が同時に改良された磁気
記録媒体を提供するものであって、非磁性支持体上に
表面粗さRaが0.018μm以下である厚さ1.0μm以上の非
磁性層及び該層上に強磁性体を含有する表面粗さRaが0.
015μm以下の磁性層が設けられていることを特徴とす
る磁気記録媒体である。
以下 本発明を詳細に説明する。
本発明の磁気記録媒体は 基本的には非磁性支持体、そ
の上に設けられた非磁性層及びさらにその上に設けられ
た磁性層からなる。
非磁性支持体は ポリエチレンテレフタレート、三酢酸
セルローズ、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、
ポリイミドなどの抗張力の大きなプラスチックのフィル
ム状体である。そしてその形態としては テープ状、シ
ート状、円盤状など所望の形状とすることができる 上記の非磁性支持体上に設けられる非磁性層は基本的に
は結合剤からなり、その表面粗さRaは0.018μm以下、
厚さ1.0μm以上である。
ここでRaは 日本工業規格B0601において定義されてい
る“中心線平均粗さ”をいい、触針式表面粗さ計によっ
てカットオフ値0.25mmで測定される値である。本発明に
おける非磁性層の表面粗さRaは その上に設けられる磁
性層を薄層化していくと、この非磁性層の表面粗さRaが
そのまま磁性層の表面粗さとして現れてしまうので非磁
性層の表面粗さRaが0.02μmより大であると 出力及び
耐久性の劣化の原因となる。
非磁性層の表面粗さRaを0.018μm以下にするには 非
磁性層形成用塗布液の粘度及び塗布厚さを調整してレベ
リング効果をもたせたり、塗布液の塗布、乾燥後、温度
や圧力を調整したカレンダリングを行うことなどにより
塗布層表面に平滑処理を施す。他方 非磁性層の厚さは
1μm以上であるが、これは 薄層化した磁性層に対
して磁気ヘッドの接触による衝撃を緩和させるために必
要である。
このような非磁性層を形成させるための結合剤としては
ニトロセルローズ、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル
酢酸ビニル共重合樹脂などが用いられる。さらに非磁性
層の平滑性を向上させるために これらの結合剤を他の
結合剤と組み合わせて使用することができる。その具体
例としては 例えば塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂−
エポキシ樹脂−ポリアミド樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル
共重合樹脂−ポリウレタン−ポリイソシアネート、セル
ローズ誘導体−ポリウレタン−ポリイソシアネートなど
の組み合わせ樹脂組成物がある。
ここで使用されるポリウレタンとしては マレイン酸や
アジピン酸などのような飽和あるいは不飽和カルボン
酸、脂環式ジカルボン酸、フタル酸のような芳香族ジカ
ルボン酸などの有機二塩基酸と、エチレングリコールや
プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエ
チレングリコールなどのグリコール類;トリメチロール
プロパンヘキサントリオールやグリセリン、ペンタエリ
スリトールなどのような多価アルコール;ハイドロキノ
ンやビスフェノールAなどのような多価フェノール類;
もしくはこれらのグリコール類、多価アルコール類ある
いは多価フェノール類の中から選択された任意の2種以
上のポリオールとの反応によって合成されるポリエステ
ルポリオール;またはε−カプロタクトン、γ−ブチル
ラクトンなどのラクトン類から合成されるラクトン系ポ
リエステルポリオール;またはエチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、プチレンオキサイドなどから合成
されるポリエーテルポリオールなどのポリオールを、後
述の硬化剤としてのポリイソシアネートによってウレタ
ン化したポリエステルポリウレタン樹脂及びポリエーテ
ルポリウレタン樹脂がある。これらのポリウレタン樹脂
は 末端がイソシアネート基、水酸基、カルボキシル基
であってもよく、またはこれらの混合物であってもよ
い。これらのポリウレタン樹脂としては“クリスボン72
09"、“クリスボン611946、“パンデックス T−FM−
1"(以上 大日本インキ製造(株)製造)、“N−230
4"、“N−2301"(以上 日本ポリウレタン(株)製
造)、“D−2100"(住友バイエルウレタン(株)製
造)などの市販品がある。
またセルローズ誘導体としては ニトロセルローズ、酢
酸酪酸セルローズ、プロピオン酸セルローズなどがあ
る、これらのセルローズ誘導体は平均重合度50〜800、
好ましくは80〜500程度のものが使用される。残存水酸
基が多いセルローズ誘導体を使用すると 形成する非磁
性層の耐摩耗性が低下して好ましくなく、他方、水酸基
が少ないものを使用すると 形成する非磁性層の分散性
と耐摩耗性が次第に低下し、かつ製造コストも上がる。
そのためセルローズ誘導体の残存水酸基が7.5〜40%の
ものを使用することが望ましい。
前述の硬化剤としてのポリイソシアネートは分子中に−
N=C=O基を2個以上有する脂肪族、芳香族、あるい
は脂環式化合物から選ばれたジ、トリ及びテトライソシ
アネートなどである。これらのイソシアネートとしては
エタンジイソシアネート、ブタンジイソシアネート、
ヘキサンジイソシアネート、2,2−ジメチルペンタンジ
イソシアネート、2,2,4−トリメチルペンタンジイソシ
アネート、デカンジイソシアネート、ω,ω′−ジイソ
シアネート−1,3−ジメチルベンゾール、ω,ω′−ジ
イソシアネート−1,2−ジメチルシクロヘキサン、ω,
ω′−ジイソシアネート−1,4−ジエチルベンゾール、
ω,ω′−ジイソシアネート−1,5−ジメチルナフタリ
ン、ω,ω′−ジイソシアネート−n−プロピルビフェ
ニル、1,3−フェニレンジイソシアネート、1−メチル
ベンゾール−2,4−ジイソシアネート、1,3−ジメチルベ
ンゾール−2,6−ジイソシアネート、ナフタレン−1,4−
ジイソシアネート、1,1′−ジナフチル−2,2′−ジイソ
シアネート、ビフェニル−2,4′−ジイソシアネート、
3,3′−ジメチルビフェニル−4,4′−ジイソシアネー
ト、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、2,
2′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネ
ート、3,3′−ジメトキシジフェニルメタン−4,4′−ジ
イソシアネート、4,4′−ジエトキシジフェニルメタン
−4,4′−ジイソシアネート、1−メチルベンゾール−
2,4,6−トリイソシアネート、1,3,5−トリメチルベンゾ
ール−2,4,6−トリイソシアネート、ジフェニルメタン
−2,4,4′−トリイソシアネート、トリフェニルメタン
−4,4′,4″−トリイソシアネート、トリレンジイソシ
アネート、1,5−ナフチレンジイソシアネートなど;こ
れらのイソシアネートの2量体または3量体、またはこ
れらのイソシアネートと2価または3価のポリアルコー
ルとの付加生成物である。これらは 例えばトリメチル
プロパンとトリレンジイソシアネートあるいはヘキサン
メチレンジイソシアネートなどとの付加生成物である。
これらの硬化剤は 結合剤100重量部に対して10〜60重
量部の範囲内の量で使用される。
非磁性層中には 所望により潤滑剤が添加される。潤滑
剤としては 脂肪酸、金属石鹸、脂肪酸アミド、高級脂
肪族アルコール、脂肪族アルコールと脂肪酸、メルカプ
ト基置換脂肪酸、燐酸、ほう酸、チタン酸、珪酸など各
種の酸とのエステル、及びこれらの弗素置換物、パラフ
ィン類、シリコーンオイル、動植物油、鉱油、高級脂肪
族アミン;グラファイト、シリカ、二硫化モリブデン、
二硫化タングステン等の無機微粉末;ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエン塩化ビニル、エチレン−塩化ビ
ニル共重合物、ポリテトラフルオロエチレン等の樹脂の
微粉末;α−オレフィン重合物、常温で液体の不飽和脂
肪族炭化水素、フルオロカーボン類などがある。これら
のうち特に好ましいものは、脂肪酸、脂肪酸の金属塩
(金属石鹸)脂肪酸アミド、脂肪族アルコールと脂肪
酸、燐酸、ほう酸、チタン酸、珪酸などの各種の酸との
エステル及びこれらの弗素置換物などである。
非磁性層中には 潤滑剤の他、所望によりカーボンブラ
ック、アルミナ、酸化クロム、炭化タングステン、ガー
ネットなどのごとき研磨剤を加えてもよい。さらに燐酸
トリクレジル、フタル酸ジブチルなどの可塑剤、レシチ
ン、テンロ、ゼレックスなどの分散剤、ステアリン酸
鉛、ステアリン酸カルシウムなどの安定剤を加えること
もできる。
以上その成分について詳細に説明した非磁性層の上には
磁性層が設けられる。磁性層は 基本的には強磁性体
粉末とこれを結合する結合剤からなり、さらに所望によ
り潤滑剤、カーボンブラック、研磨剤が加えられ、目的
に応じてさらに可塑剤、分散剤、安定剤などが加えられ
る。
この強磁性体としては、γ−Fe2O3、Fe3O4、FeOx(1.33
<x<1.5)、Fe金属微粉末、CrO2等があり、特にCo含
有γ−Fe2O3、Co含有FeOx(1.33<x<1.5)が好まし
い。これらの強磁性体は およそ0.1〜1μm程度の粒
径の粉末である。
この強磁性体粉末を含有、結合するための結合剤、その
他所望により加えられる潤滑剤、研磨剤、可塑剤、分散
剤、安定剤などは 既に“非磁性層”のための成分とし
て説明されたものと同じものが使用される。そして実際
に非磁性層及び磁性層を構成させるに際して、それぞれ
対応する成分同士が同じでもよく、また異なった成分の
ものであってもよい。またそれぞれの成分の構成比は
既に当業界において知られている通常の技術により定め
ることができ、特別な目的のためには 適宜成分を取捨
選択し、構成比を加減することもできる。
以上の各成分を用いて本発明の磁気記録媒体を製造する
には 各々上述した組成からなる塗布液を調製し、これ
をそれぞれ支持体上に順次塗布し、乾燥させて非磁性層
及び磁性層を形成させるのである。非磁性層及び磁性層
を形成させる塗布液は各成分を有機溶剤中に溶解しある
いは均一に分散させ、支持体上に塗布した場合 いずれ
の部分も均一な組成となるようにする。
有機溶剤としては メタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、ブタノールなどのアルコール系溶剤、
酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系溶剤、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトン、シ
クロヘキサノンなどのケトン系溶剤、あるいはこれらを
適当な量比で混合した混合溶剤などがある。これらの有
機溶剤は 溶解すべき成分を完全に溶解し得るように選
択され、また混合溶剤の場合は 溶剤の選択と共に各々
の量比が適宜決定される。またこれらの溶剤は 成分と
して用いられている強磁性体粉末の特性を劣化させるも
のであってはならない。
成分の溶剤への溶解には、通常ボールミルや撹拌羽根を
備えた溶解槽のごとき溶解強制力のある手段を備えた溶
解機器を用いるのがよい。
塗布後、塗布層を乾燥させるには 従来使用されている
乾燥機器、乾燥装置を使用すればよい。
〔実施例〕
以下 本発明をその実施例に基づいてより具体的に説明
する。なお、各実施例における試料の測定結果は 末尾
にまとめて説明する。また実施例中の“部”はすべて
“重量部”である。
実施例 1 支持体としての表面粗さRa=0.028μm、厚さ75μmの
ポリエチレンテレフタレートフィルムの両面に下記のご
とく調製した塗布液を塗布して厚さ1.8μmの非磁性
層を形成し、さらにその上に同じく調製した塗布液を
塗布して厚さ0.6μmの磁性層を形成した。
非磁性層形成用塗布液の調製 組成 ニトロセルローズ ……12部 ポリウレタン「クリスボン6119」 (大日本インキ製造(株)製) ……6部 導電性カーボンブラック (平均粒径=30μm) ……5部 ステアリン酸ブチル ……3.0部 オレイン酸 ……1.0部 ミリスチン酸変性シリコン 1.5部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン/メチルイソブチ
ルケトン混合溶剤混合比=2:2:1) 上記組成の諸成分をボールミルに入れ、十分混合して粘
度10ポイズ(25℃)の塗料を調製し、ここで ポリイソシアネート「ウレコートBマイラー用#1クリ
アー」 (東日本塗料(株)製) ……7部 を加えて十分混合し、非磁性層形成用塗布液とした。
磁性層形成用塗布液の調製 組成 Co添加FeOx粉末(x=1.4、 平均粒径=0.3μm×0.03μm ……100部 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 「UMCH」(米国ユニオンカーバイト社製) ……13部 ポリウレタン「N−2304」 (日本ポリウレタン(株)製) ……4部 Cr2O3 ……5部 カーボンブラック「旭#80」 (旭カーボン(株)製) ……5部 ステアリン酸ブチル ……2.0部 オレイン酸 ……1.0部 ミリスチン酸変性シリコン ……1.5部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン/メチルイソブチ
ルケトン混合溶剤混合比=2:2:1) 上記組成の諸成分をボールミルに入れ、十分撹拌し、均
一に分散させ、ここで ポリイソシアネート「ウレコートBマイラー用#1クリ
アー」 (東日本塗料(株)製) ……7部 を加えて十分混合し、磁性層形成用塗布液とした。
上記のごとく塗布した被塗物をカレンダー(表面艶出
機)により磁性層表面の平滑化処理を施したのち、半径
5.25インチの円盤状の“フレキシブルディスク”に加工
し、試料No.1を作成した。
比較例 1 実施例1において使用したポリエステルフィルム支持体
上に 非磁性層を設けることなく直接磁性層形成用塗布
液を塗布し、乾燥して厚さ0.6μmの磁性層を形成せし
めた。その後カレンダー処理を施し、裁断して半径5.25
インチの円盤状“フレキシブルディスク”の試料2を作
成した。
比較例 2 表面粗さRaが0.009μm、厚さ75μmのポリエステルフ
ィルムを使用し、実施例1に記載の磁性層形成用塗布液
を塗布し、厚さ0.6μmの被塗布物を得、カレンダーに
よる表面処理を施したのち、裁断して半径5.25インチの
円盤状“フレキシブルディスク”の試料3を作成した。
比較例 3 実施例1における非磁性層の厚さを0.5μmとし、その
他は、実施例1の場合と同様にして半径5.25インチの円
盤状“フレキシブルディスク”の試料4を作成した。
実施例 2 支持体としての厚さ10μmのポリエステルフィルム上に
実施例1における非磁性形成用塗布液を塗布し、厚さ2.
0μmの非磁性層を形成させた。その上にさらに次の組
成の磁性層形成用塗布液を塗布し、厚さ1.0μmの磁性
層を形成させた。
磁性層形成用塗布液の組成 Fe金属粉末 ……100部 (平均粒子径0.25μm×0.02μm) ステアリン酸ブチル ……1.0部 オレイン酸 ……0.5部 ミリスチン酸変性シリコン ……1.0部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン/メチルイソブチ
ルケトン混合溶剤混合比=2:2:1) その他については、実施例1の場合と同様にして行い、
厚さ1.0μmの非磁性層を形成させ、続いてカレンダー
による表面処理を行い、これを幅1/2インチのテープ状
に裁断して磁気記録テープである試料No.5を作成した。
実施例 3 実施例2で使用した支持体である厚さ10μmのポリエス
テルフィルム上に実施例2の磁性層形成用組成における
強磁性体に代えてBaフェライト強磁性粉末(平均粒子径
0.08μm×0.03μm)を使用した組成の塗布液を調製
し、他は 実施例2の場合と同様にして幅1/2インチの
テープ状に裁断して磁気記録テープである試料No.6を作
成した。
比較例4及び比較例5 実施例2及び実施例3で使用した支持体である厚さ10μ
mのポリエステルフィルム上に実施例2及び実施例3の
磁性層形成用塗布液を直接塗布し、その他は それぞれ
実施例2及び実施例3と同様にして実施し、試料No.7及
び試料No.8を作成した。
比較例 6 実施例2において非磁性層の厚さを0.4μmと、し、そ
の他は実施例2の場合と同様にして試料No.9を作成し
た。
以上の実施例及び比較例において作成した試料について
それぞれの特性を測定したところ、第1表及び第2表に
記載した通りの結果が得られた。
第1表及び第2表に示された結果から、本発明の構成に
なる磁気記録媒体は、各耐久性と共に優れた出力を有す
ることが明らかであった。
〔発明の効果〕
本発明による磁気記録媒体は 従来のものより薄い磁性
層を有し、かつ優れた走行耐久性と電磁変換特性を有す
るので 特に高密度磁気記録用記録体としては きわめ
て優れたものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性支持体上に、表面粗さRaが0.018μ
    m以下である厚さ1.0μm以上の非磁性層及び該層上に
    強磁性体を含有する表面粗さRaが0.015μm以下である
    磁性層が設けられていることを特徴とする磁気記録媒
    体。
JP61054994A 1986-03-14 1986-03-14 磁気記録媒体 Expired - Lifetime JPH0760504B2 (ja)

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