JPH0759616B2 - エポキシ樹脂の製造方法 - Google Patents
エポキシ樹脂の製造方法Info
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- JPH0759616B2 JPH0759616B2 JP62089394A JP8939487A JPH0759616B2 JP H0759616 B2 JPH0759616 B2 JP H0759616B2 JP 62089394 A JP62089394 A JP 62089394A JP 8939487 A JP8939487 A JP 8939487A JP H0759616 B2 JPH0759616 B2 JP H0759616B2
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Description
エポキシ樹脂の製造方法に関する。
加水分解性塩素の含有量の少ないことが不可欠である。
ド線の腐蝕等の悪影響を及ぼす。
エポキシ樹脂では、加水分解性塩素の含有量の少ないこ
とが必須である。
解性塩素の含有量が300〜500ppmのエポキシ樹脂が用い
られており、さらに高集積度になると、300ppm以下のエ
ポキシ樹脂が要求されている。
が提案されている。
報及び米国特許3,121,727号には、多価フェノールのグ
リシジルエーテルを製造する方法において、多価フェノ
ールとエピハロヒドリンとの溶液にアルコールを添加す
る方法が記載されている。
エーテル化合物の存在下にフェノール類とエピクロルヒ
ドリンとの反応を行わせる方法が記載されている。
存在下に、フェノール類とエピクロルヒドリンとの反応
を、その実施例では反応温度63〜79℃、非プロトン性極
性溶媒量20〜40部(エピクロルヒドリン100部当たり)
等の条件で行わせる方法が記載されている。
含む化合物とエピハロゲンヒドリンとを特定の条件で反
応させてエポキシ樹脂を製造する方法において、反応混
合物にエピハロゲンヒドリンより高い沸点の非プロトン
性極性溶媒を加え、水酸化アルカリ溶液の添加を終わっ
た後すなわち反応後にエピハロゲンヒドリンを水ととも
に留出させて行う方法が記載されている。
シ樹脂を得ることである。
求されているように、加水分解性塩素300ppm以下のエポ
キシ樹脂を得ることが目的である。
合、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとから得ら
れるビスフェノールAのグリシジルエーテルの加水分解
性塩素は約1000ppmであり全塩素含有量は1500〜3500ppm
であり、特開昭54−13596号公報の場合、フェノールノ
ボラックとエピクロルヒドリンとから得られるフェノー
ルノボラックのグリシジルエーテルの加水分解性塩素は
1500ppmであり、また、特開昭58−189223号公報の場
合、加水分解性塩素は、350〜500ppmであり、東独特許
第153882号明細書の場合も700〜2300ppmであり、特開昭
60−31517号公報の場合も320〜450ppmと未だ充分な改良
効果は得られていない。
リンとをアルカリ金属水酸化物の存在下に反応させ、エ
ポキシ樹脂を製造する方法において、エピクロルヒドリ
ンをフェノール性水酸基1個に対して2.5〜20モル、非
プロトン性極性溶媒をエピクロルヒドリン100重量部に
対し、50重量部を越えて300重量部以下とし、温度20℃
〜60℃で減圧下、揮発分を凝縮せしめて、凝縮液を油相
と水相に分離し、油相を反応系に戻しながら脱水し、反
応系内の水分を0.5〜5.0wt%とすることを特徴とするエ
ポキシ樹脂の製造方法である。
ロゲン、アルキル基、アリル基、アルケニル基、アリー
ル基或いはアラルキル基で置換された或いは無置換のフ
ェノール単位より成る一価または多価フェノール類であ
り、具体的にはフェノール、オルトクレゾール、メタク
レゾール、パラクレゾール、ジフェノールメタン(ビス
フェノールF)、ジフェノールエタン、ジフェノールプ
ロパン(ビスフェノールA)、ポリビニルフェノール、
ポリイソプロペニルフェノール、四臭化ビスフェノール
A、1,1−ビス−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェ
ニルエタン、フェノールノボラック、臭素化フェノール
ノボラック、クレゾールノボラック、臭素化クレゾール
ノボラック、レゾルシンノボラック、臭素化レゾルシン
ノボラック、レゾルシン、ヒドロキノン、メチルレゾル
シン、四塩化ビスフェノールA等が挙げられる。
ェノール型水酸基1モルに対し2.5モル〜20モルが好ま
しい。
よる高分子量物の生成により、一価または多価フェノー
ルのグリシジルエーテルの溶融粘度上昇等の品質低下が
起り、さらにゲル生成量が増加するなど工業的に不利益
となるため好ましくなく、またエピクロルヒドリンの量
を必要以上に多くしても反応混合物の容積が増加するだ
けであり、生産性が低下する等の工業的な不利益が生じ
るため好ましくない。
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等であるが、これ
らに限定されるものではない。
1モルに対し当モル程度が好ましい。
ル量が少なく製造上有利であるが、加水分解性塩素が残
存する。
するので製造上不利益となる。
系からの水分除去を少くするためには、高濃度の方が望
ましい。
はジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、ジメチル
アセトアミド、テトラメチル尿素、ヘキサメチルホスホ
ルアミドなどであるがこれらに限定されるものではな
い。
ヒドリン100重量部に対し、50重量部を越えて300重量部
以下の範囲が望ましい。
はあまり顕著ではない。
なり、エポキシ当量(エポキシ基1モル当りの分子量)
が増加するので、本発明の反応条件下では、非プロトン
性極性溶媒の使用量が、エピクロルヒドリン100重量部
に対し、300重量部を越えるとエポキシ当量が大きく、
エポキシ樹脂としての品質が低下するので好ましくな
い。
えば次のようにして行うことができる。
ンを先に記述の割合で混合する。
一の溶液となる。
応を行う。
反応の選択性が増し、加水分解性塩素含有量は少なくな
る。
度が低すぎる場合には、反応速度が遅くなり、生産性が
低下し、望ましくない。
しめて、凝縮液は、油相と水相を分離し、油相だけ反応
系に戻す方法で脱水を行なう。
0.5〜3.0wt%であるような、温度/圧力条件に設定す
る。
たエポキシ当量が高くなる等の悪影響を及ぼし、さらに
はエピクロルヒドリンが分解し損失が多くなるので好ま
しくない。
然的に定まる。
め、2〜7時間かけて少量づつ分割添加または連続添加
させる。
り、所定の水分濃度を維持できなくなるので好ましくな
い。
リンを除去し、次にメチル・イソブチルケトン等のケト
ン類またはトルエンの様な芳香族炭化水素溶媒で溶解
し、不溶のアルカリ金属の塩を別する。
り溶媒を除去してエポキシ樹脂を得る。
量の非プロトン性極性溶媒存在下、低水分量の条件下
で、加水分解性塩素が200ppm程度あるいはそれ以下と低
く、高純度エポキシ樹脂が得られる。
用素材として、特に高集積度の半導体封止用の素材とし
て、好適に使用できる。
シ樹脂の分子量で定義される。
溶解し、水酸化カリウムのアルコール溶液を加え還流状
態で30分間加熱したときに脱離する塩素イオンを硝酸銀
溶液で逆滴定で定量し、該化合物中の塩素原子の重量百
分率で表わしたものである。
測定した。
めの滴下ロート、攪拌翼及び反応系中から蒸発する水
分、エピクロルヒドリンを冷却液化し有機層と水層をそ
の比重差で分離して有機層は反応系内にもどし水層は除
去する冷却管付分離管を有する容量1のバッフル付セ
パラブルフラスコを用い、第1表に示す種類、量のフェ
ノール類とエピクロルヒドリンを反応させた。
5時間で連続的に添加しながら、非プロトン性極性溶媒
としてジメチルスルホキシドを第1表に示す量の存在下
で行った。
により除去し、このとき得られた副生塩と非プロトン性
極性溶媒を含むフェノール類のグリシジルエーテルをメ
チルイソブチルケトンに溶解し、副生塩と非プロトン性
極性溶媒を水洗により除去した。
してエポキシ樹脂を得た。
及びエポキシ当量を第1表に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】一価または、多価フェノールとエピクロル
ヒドリンとを、アルカリ金属水酸化物の存在下に反応さ
せエポキシ樹脂を製造する方法において、エピクロルヒ
ドリンをフェノール性水酸基1個に対して2.5〜20モ
ル、非プロトン性極性溶媒をエピクロルヒドリン100重
量部に対し、50重量部を越えて300重量部以下とし、温
度20℃〜60℃で減圧下、揮発分を凝縮せしめて凝縮液を
油相と水相に分離し、油相を反応系に戻しながら脱水
し、反応系内の水分を0.5〜5.0wt%とすることを特徴と
するエポキシ樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62089394A JPH0759616B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | エポキシ樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62089394A JPH0759616B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | エポキシ樹脂の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63254121A JPS63254121A (ja) | 1988-10-20 |
JPH0759616B2 true JPH0759616B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=13969433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62089394A Expired - Lifetime JPH0759616B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | エポキシ樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0759616B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11140163A (ja) * | 1997-11-07 | 1999-05-25 | Nippon Kayaku Co Ltd | エポキシ樹脂、エポキシ樹脂製造法、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物 |
JPWO2014017524A1 (ja) | 2012-07-26 | 2016-07-11 | デンカ株式会社 | 樹脂組成物 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1051397B (it) * | 1975-12-19 | 1981-04-21 | S I R S P A | Procedimento per la preparazione di resine novolacche epossidate |
IT1051400B (it) * | 1975-12-19 | 1981-04-21 | S I R S P A | Procedimento perfezionato per la preparazione di resine epossidiche liquide |
JPS57118577A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-23 | Toto Kasei Kk | Preparation of high-purity liquid epoxy resin |
JPS57133116A (en) * | 1981-02-12 | 1982-08-17 | Toto Kasei Kk | Preparation of high purity phenolic novolak epoxy resin |
JPS6031517A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-18 | Sumitomo Chem Co Ltd | エポキシ樹脂の製造法 |
-
1987
- 1987-04-10 JP JP62089394A patent/JPH0759616B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63254121A (ja) | 1988-10-20 |
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