JPH0758737B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0758737B2
JPH0758737B2 JP4058162A JP5816292A JPH0758737B2 JP H0758737 B2 JPH0758737 B2 JP H0758737B2 JP 4058162 A JP4058162 A JP 4058162A JP 5816292 A JP5816292 A JP 5816292A JP H0758737 B2 JPH0758737 B2 JP H0758737B2
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resistor
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polycrystalline silicon
input
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JP4058162A
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隆平 宮川
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Seiko Epson Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置、特にMOS
型電界効果トランジスタの集積装置(以下MOSICと
略記する)に関し、特に入力保護回路の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】MOSICの静電気等の過大サージによ
る破壊現象は、その開発当初からの問題であったため、
これまでに各種の対策が提案され、改良の手が加えられ
てきた。
【0003】従来の相補型絶縁ゲート半導体集積装置
(以下C−MOSICと略す)の入出力端子における代
表的な破壊保護回路は、図1に示す如く、ボンディング
ット1に入った信号が、保護抵抗2、クランプ保護ダ
イオード3に電位を与えたのち、C−MOSICの入力
ゲート4に伝えられる回路になっており、その保護抵抗
2は、図2(a)に示す如く、N型半導体101中に設
けられた。該半導体基板101の導電型とは異なる導電
型、即ちP型拡散層102によって形成されるか、図2
(b)に示す如く、半導体基板101の表面上にゲート
酸化膜以外の絶縁酸化膜(以下フィールド酸化膜と呼
ぶ)103を形成させ、次いで、フィールド酸化膜10
3の表面上に多結晶シリコン層105を設けることによ
って、上記保護抵抗2が得られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現在の様に
MOSICの集積密度が一段と高まると、従来の対策を
そのまま上記MOSICに用いることは、MOS型電界
効果トランジスタのフィールド酸化膜の静電気破壊や、
MOSIC内に必然的に存在してしまう、寄生サイリス
ターのターンオン現象(以下ラッチアップ現象と呼ぶ)
を招く結果になる。
【0005】つまり、この様な構造によって静電気等の
破壊耐量は向上してきたが、上記でも説明した様に、M
OSICが高集積化されると、P型拡散層102による
保護抵抗2の形成は、C−MOSIC特有のラッチアッ
プ現象を引き起こし易くするという欠点を有している。
ところで、このラッチアップ現象は、従来の半導体装
置、例えば、特公昭55−29139号公報の明細書に
示されている如く、半導体基板中に高濃度拡散層を設け
た構造で半導体基板の電位勾配をなくし、かつMOS型
電界効果トランジスタのマスク上のレイアウトを変更す
ることによって、寄生サイリスタ特性を劣化させて、生
じにくくすることが可能であるが、高集積度のMOSI
Cにおいては、更に上記P+ 拡散層102に代わり、保
護抵抗として多結晶シリコン層105を採用するのが望
ましい。しかるに該多結晶シリコン層による高抵抗値
の、即ち、多結晶シリコン長L/多結晶シリコン幅Wの
値が大きい保護抵抗を設けると、ボンディングパッド1
に加った静電気等による過大電圧が、保護抵抗2を通
じて中和されるのに要する時間は長くなり、フィールド
酸化膜103の破壊をもたらすという問題点を有する。
また、高密度化が進むにつれて、MOSICの入力ゲー
トに入力する電流量も相対的に大きくなるという問題を
有する。即ち、保護抵抗は、ボンディングパッド1にか
かった静電気等による過大サージ電圧を徐々にMOS型
電界効果トランジスタ及び破壊防止用素子を有する内部
回路側に逃がすことにより、MOS型電界効果トランジ
スタの破壊を防止する役割を持つものである。この点だ
けに着目すれば、保護抵抗の抵抗値は、高いほど保護性
能は良い。しかしながら、保護抵抗の抵抗値が高いと、
いつまでもボンディングパッド付近に過大サージ電圧が
かかった状態が続くので、逆に半導体装置のフィールド
絶縁膜の絶縁膜破壊を引き起こし易くなる。
【0006】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、その目的とするところは、MOSICの入出
力端子と破壊防止用素子を接続する多結晶シリコン層の
長さL及び幅Wの比を改良したものである。即ち、MO
SICの信号用入出力端子であるボンディングパッド
破壊防止用素子とを、多結晶シリコン層を有する保護抵
を用いて電気的に接続し、該多結晶シリコン層の信号
伝播方向の長さLと、直交する幅Wの比L/Wを5以下
にして、静電気や、定格以上の高電圧によるMOSIC
の破壊に対する耐量を改善し、また、入力端子と多結晶
シリコンを電気的に接続する導線のに比較して、MO
SICの入力ゲートと破壊防止用素子とを電気的に接続
する導線のの方を細くすることによってMOSICへ
入力する電流量を制御することができ、入力保護性能の
向上を図りつつ、高密度化に対応する構成にするもので
ある
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
MOS型電界効果トランジスタを有する半導体装置にお
いて、半導体基板上に設けられた入力端子、前記入力
端子側に設けられた第1コンタクトと破壊防止用素子側
に設けられた第2コンタクトとに挟まれた電気的信号伝
播方向の長さと直交する幅の比が、5以下である多結晶
シリコン層を有する抵抗体、前記入力端子と前記抵抗体
とを前記第1コンタクトを介して電気的に接続する第1
導電配線、前記抵抗体と破壊防止用素子とを前記第1コ
ンタクトと同数のコンタクト孔を有する前記第2コンタ
クトを介して電気的に接続する第2導電配線、前記破壊
防止用素子と前記MOS型電界効果トランジスタの入力
ゲートとを電気的に接続し、かつ前記第1導電配線の配
線幅に比べて小なる配線幅である第3導電配線を有する
ことを特徴とする。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について図3を用いて説明す
る。
【0009】本発明は、図3に示す如く、半導体基板1
01上にボンディングパッド1を設け、これを入力端子
とする。アルミ配線104により多結晶シリコン105
とを隣接して接続する。この多結晶シリコン105は本
入力保護回路の抵抗体となる。多結晶シリコン105の
長さLと幅Wの比L/Wを以下にして、更に入力端子
1のより多結晶シリコン105の幅を小さくする。こ
れは、ラッチアップ現象を避けつつ、過大入力電圧によ
るフィールド酸化膜の破壊という欠点を除去せしめたも
のである。また入力端子となるボンディングパッド1の
より抵抗体となる多結晶シリコン105の幅を小さく
することにより、多結晶シリコンに入力する電流量をボ
ンディングパッド側において制御し、絶縁膜の過大電圧
からの保護に寄与することができる。更に、ボンディン
グパッド1がたとえ小さくなってもそれに伴って抵抗体
も小さくすることにより、高集積化を図ることがで
きる。更に多結晶シリコン105とクランプ保護ダイオ
ード3とをアルミ配線にて隣接するように接続し、更に
MOSICの入力ゲートに接続する端子にアルミ配線に
より接続する。このとき、クランプ保護ダイオードに隣
接して入力ゲートを設けている。また、ボンディングパ
ッド1と多結晶シリコンを接続するアルミ配線104の
に比べて、クランプ保護ダイオードとMOSの入力ゲ
ートに接続する端子とを接続するアルミ配線のの方が
細くなるようにする。つまり、ボンディングパッド1と
多結晶シリコン105を接続するアルミ配線104の
に比べて、クランプ保護ダイオードとMOSICの入力
ゲートに接続する端子とを接続するアルミ配線のの方
が太いと、ボンディングパッド1に加わった静電気等に
よる過大電圧が一度にクランプ保護ダイオード3にかか
る恐れがあるため、フィールド酸化膜の破壊をもたら
す。本実施例のようにL/W=5以下のような多結晶シ
リコン105を用いた保護回路と、従来の様に、L/W
を大きくとったものと比較すると、例えば、多結晶シリ
コンのL/Wを10とした時、入力端子と半導体基板間
に400から500ボルトの電圧が瞬間的に加わっただ
けで、ボンディングパッド1からの接続用アルミ配線1
04と多結晶シリコン105とのコンタクト部107に
おいて、容易にフィールド酸化膜が破壊したのに対し、
L/W=5での同条件では、フィールド酸化膜破壊は全
く出現せず、また、ラッチアップ耐量はL/W=10の
それと同水準であった。尚、本実施例の抵抗体の多結晶
シリコン105の膜厚は、4500Åであり、シート抵
抗は、10Ω/□である。
【0010】なお図2乃至図3において、106はフィ
ールド酸化膜、108はコンタクトホールである。
【0011】
【発明の効果】以上べたように、本発明によれば、抵
抗体の入力端子側に設けられた第1コンタクトと破壊防
止用素子側に設けられた第2コンタクトとに挟まれた多
結晶シリコン層の電気的信号伝播方向に沿った長さに対
する電気的信号伝播方向と直交する幅の比を、5以下に
することにより、MOSICの微細化を進める上でフィ
ールド酸化膜を薄くする際遭遇する、定格外の高い電圧
や、静電気によるフィールド酸化膜の破壊を防ぐために
十分な効果を有する。また、高集積化に伴って素子が微
細化され、電気的な耐性の弱いMOSICに入力する電
流量を制限することが可能となり高密度化、高信頼性が
達成できるという効果を有する。更に、本発明のように
抵抗体をコンタクトを介して接続し、かつ抵抗体の両端
のコンタクト数を同数設けることにより、抵抗体の両端
での導電部材との接触抵抗がほぼ同じとなるという効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のC−MOSICの入力端子における破壊
保護を示す回路図。
【図2】従来の保護抵抗の構造を説明するための断面
図。
【図3】本発明による破壊保護機構を示すパターン図。
【符号の説明】
101半導体基板 103フィールド酸化膜 105多結晶シリコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/092 29/78 8832−4M H01L 27/04 P 8832−4M H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MOSトランジスタを有する半導体装置に
    おいて、半導体基板上に設けられた入力端子、前記入
    力端子側に設けられた第1コンタクトと破壊防止用素子
    側に設けられた第2コンタクトとに挟まれた電気的信号
    伝播方向の長さと直交する幅の比が、5以下である多結
    晶シリコン層を有する抵抗体、前記入力端子と前記抵抗
    体とを前記第1コンタクトを介して電気的に接続する第
    1導電配線、前記抵抗体と破壊防止用素子とを前記第1
    コンタクトと同数のコンタクト孔を有する前記第2コン
    タクトを介して電気的に接続する第2導電配線、前記破
    壊防止用素子と前記MOS型電界効果トランジスタの入
    力ゲートとを電気的に接続し、かつ前記第1導電配線の
    配線幅に比べて小なる配線幅である第3導電配線を有す
    ることを特徴とする半導体装置。
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