JPH06236965A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06236965A
JPH06236965A JP6002075A JP207594A JPH06236965A JP H06236965 A JPH06236965 A JP H06236965A JP 6002075 A JP6002075 A JP 6002075A JP 207594 A JP207594 A JP 207594A JP H06236965 A JPH06236965 A JP H06236965A
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JP
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power supply
region
protection device
supply terminal
protection
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JP6002075A
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Daniel Gloor
グルール ダニエル
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/0203Particular design considerations for integrated circuits
    • H01L27/0248Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
    • H01L27/0251Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的小さなチップ面積を必要とするだけで
済む過電圧保護手段を具えた半導体装置を提供すること
にある。 【構成】 第1および第2電源端子1,2間に接続され
た回路素子T1,T2と外部との間に情報転送用の複数
の情報端子3を具える集積回路において、これら情報端
子に過電圧保護手段を設ける。この過電圧保護手段は第
1電源端子と情報端子との間に接続された第1保護装置
D1と、情報端子と第2電源端子との間に接続された第
2保護装置D2を具えている。この保護手段は更に第1
電源端子と第2電源端子との間に接続された第3保護装
置D3を具え、この保護装置は前記第1及び第2保護装
置より小さな逆方向降伏電圧を有し、かつ前記複数の情
報端子がこの第3保護装置を共有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1電源端子および第
2電源端子に結合された複数の回路素子と、これら回路
素子と外部環境との間の情報転送用の複数の情報端子を
具える集積回路を具えた半導体装置であって,前記情報
端子には過電圧保護手段が設けられ、この過電圧保護手
段は第1電源端子と情報端子との間に接続された第1保
護装置と、情報端子と第2電源端子との間に接続された
第2保護装置とを具えている半導体装置に関するもので
ある。
【0002】前記保護手段は情報端子の電位を安全レベ
ルに制限し、回路素子を情報端子における過電圧サージ
による永久損傷(破壊)から保護するものである。これ
らサージは、例えば一般にESDと呼ばれている静電放
電の結果として発生う得る。ESDはICの組立中、検
査中、移送中、その他のハンドリング中において避ける
ことが困難である。ICに触れることにより、或いはI
Cを搬送チューブ又は検査装置のレールにすべり降ろす
ことにより発生した静電気がICを経て放電する。人体
は1000〜10000ボルトの静電気を容易に発生す
る。人体の抵抗がこの高電圧の破壊作用を部分的に緩和
するが、それでもこの電圧はICを極めて損傷し易い。
ICがレール上にすべり降りるときに発生するESDも
同様に有害である。
【0003】金属−酸化物−半導体(MOS)ICは、
その比較的薄いゲート絶縁層が中位の電圧で破壊してし
まうためにESD損傷を特に受け易い。MOS ICよ
りも幾分ましだが、バイポーラICもESDが問題にな
る。バイポーラICでは、エミッタ−ベース接合が最も
ESD損傷を受け易い。ICを縮小し、実装密度を増大
すればするほど、ESDがバイポーラIC及びMOS
ICの双方に一層重大になる。従って、ESD損傷を阻
止するために通常ICに保護手段を組込んでいる。
【0004】保護予段は一般に、例えばダイオード、ト
ランジスタ又はサイリスタ構造かち成る1個以上の保護
装置で構成される。これら装置は、常規動作中逆バイア
スされるが、情報端子に電圧サージが発生したとき追加
の電流通路を提供し得る少なくとも一つの整流接合を有
している点で共通である。電圧サージと関連する電荷が
前記追加の電流通路を経て完全に急速に流れ去るので、
情報端子の電圧は破壊レベルに到達しない。こうして情
報端子に結合された回路素子が前記電圧サージによる損
傷から保護される。
【0005】
【従来の技術】頭書に記載した種類の半導体装置は米国
特許第3,967,295号から既知である。これに
は、2つのコンプリメンタリMOSトランジスタを第1
及び第2電源端子間に接続したCMOS集積回路を具え
た半導体装置が開示されている。動作中、第1電源端子
が高電位Vddに維持され、第2電源端子が低電位Vss
維持される。両トランジスタのゲート電極が共通情報端
子に接続される。情報端子はVdd又はVssの大きさの電
気信号の形の情報を受信する。
【0006】既知の装置では、カソード領域を第1電源
端子に、アノード領域を情報端子に接続した第1ダイオ
ードと、カソード領域を情報端子に、アノード領域を第
2電源端子に接続した第2ダイオードとから成る保護手
段を情報端子に設けている。常規動作中、両ダイオード
はそれらの常規降伏電位より低いレベルに逆バイアスさ
れる。しかし、情報端子の電位がVssより低くなると、
第2ダイオードが導通して第2電源端子に至る追加の電
流通路を与え、この通路を経て情報端子の電圧が放電可
能になる。同様に情報端子の電圧がVddを越えると、第
1ダイオードが順方向バイアスされて第1電源端子に至
る追加の電流通路を与え、情報端子の電圧を安全レベル
に制限する。過酷なESDの下では、一方のダイオード
がその降伏電圧を越えたレベルに逆方向バイアスされ得
る。この場合には電流通路がこのダイオードの降伏によ
り与えられるので、ダイオードをこのような逆方向降伏
状態に耐えるものとする必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】保護手段は、常規動作
中は無限大の抵抗値を与えるが有害電圧サージ中は短絡
回路を与えるものが理想的である。このことは、保護手
段は放電電流を流す際に極めて低いインピーダンスを有
するものとする必要があることを意味する。この条件
を、特に逆方向降伏モードにおいても満足させるため
に、既知の半導体装置の保護手段はかなり大きな表面積
を必要とする。集積回路は常にもっと小形に、もっと高
い実装密度にする傾向にあり、それにつれて保護すべき
回路素子の数が増大すると共に最大許容電圧が減少する
ので、保護手段が占める表面積が増大し、実装密度のこ
れ以上の増大が著しく制限される。従って、本発明の目
的は、比較的小さな表面積を必要とするだけですむ過電
圧保護手段を具えた半導体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、頭書に記載し
た半導体装置において、前記保護手段は更に第1電源端
子と第2電源端子との間に接続された第3保護装置を具
え、この第3保護装置は前記第1及び第2保護装置より
小さな逆方向降伏電圧を有し、且つ前記複数の情報端子
がこの第3保護装置を共有していることを特徴とする。
【0009】本発明は、第3保護装置の降伏電圧を第1
及び第2保護装置の降伏電圧に関し上述のように選択す
ると、情報端子に電圧サージがある場合に第3保護装置
のみを逆方向バイアスし得るという認識に基づいて為し
たものである。この点については図面を参照して後に詳
細に説明する。他の2つの保護装置は順方向バイアスさ
れるか、全くバイアスされないかである。
【0010】第1保護装置も第2保護装置も逆方向バイ
アスされないため、これら装置は十分小さな順方向抵抗
値を有するするようにするだけでよい。これは、これら
装置に比較的小さなチップ面積を必要とするのみで達成
しうる。
【0011】第3保護装置のみが十分小さな逆方向抵抗
値を有するようにするために十分なチップ面積を必要と
する。しかし、第3保護装置は複数の情報端子に共用さ
れるので、全体として第3保護装置で占められる面積は
集積回路全体を収容するのに必要な全面積にあまり影響
を与えない。
【0012】特に多数のピン、従って多数の情報端子お
よび保護すべき回路素子を有する集積回路では、本発明
を採用すれば大きなチップ面積を節約できる。
【0013】本発明の特定の実施例では、第1および第
2保護装置をともにダイオードとし、第3保護装置をエ
ミッタ領域およびコレクタ領域が両電源端子間に接続さ
れたバイポーラトランジスタとする。情報端子に電圧サ
ージがあり、第3保護装置のコレクタ─ベース接合がそ
の降伏電圧を越えて逆方向バイアスされる場合には、ア
バランシェ電流が流れはじめ、これがトランジスタのベ
ース電流になる。その結果として第3保護装置が導通し
て電流通路を与え、これを経て情報端子が安全に放電し
うる。本発明によれば前記コレクタ−ベース接合の降伏
電圧は第1および第2保護装置の降伏電圧より低くなる
ように容易に設計することができる。
【0014】本発明の上述した目的及び追加の目的、特
徴及び利点は、以下に図面を参照して行なう本発明の特
定の実施例の詳細な説明から一層明らかとなる。
【0015】
【実施例】各図は略図であって、正しい寸法比で描いて
ない点に注意されたい。特に、明瞭のために特定の寸法
を大きく拡大してある。対応する部分は全図を通し同一
の符号で示すと共に、断面図では同一導電型の領域に同
一方向の線影をつけてある。
【0016】本発明の集積回路は外部環境と第1及び第
2電源ラインに結合された複数の回路素子との間で情報
を転送するために複数個の情報端子を具えている。図1
は前記情報端子のうちの2つと関連する集積回路の部分
を示す。前記2つの情報端子3及び3′はそれぞれコン
プリメンタリ金属−酸化物−半導体(MOS)トランジ
スタT1,T2及びT1′,T2′の形態の2つの回路
素子と関連する(T1,T1′がPチャネルMOSトラ
ンジスタ、T2,T2′がNチャネルMOSトランジス
タである)。トランジスタT1,T2,T1′,T2′
は第1電源端子1と第2電源端子2との間に直列に接続
され、P−MOST T1,T1′のソース電極12,
12′が第1電源ライン4を経て第1電源端子1に結合
され、N−MOST T2,T2′のソース電極22,
22′が第2電源ライン5を経て第2電源端子2に結合
され、且つトランジスタT1,T2及びT1′,T2′
のドレイン電極13,23及び13′,23′が互い相
互接続されている。動作中、第1電源端子1及び第2電
源端子2がVdd及びVssと呼ばれている適当な電源電圧
を受信する(Vdd>Vss)。
【0017】トランジスタT1,T2及びT1′,T
2′と外部環境との間の情報転送のためにトランジスタ
T1,T2及びT1′,T2′のゲート電極11,21
及び11′,21′が相互接続され、共通情報ライン
6,6′を経て共通情報端子3,3′に結合されてい
る。本例では情報端子3,3′はトランジスタ回路T
1,T2及びT1′,T2′に情報を供給する入力端子
を構成する。この集積回路はその外部に入力ピンを支持
し、これら入力ピンは慣例の方法で、例えば回路のボン
ドパッドに取付けられたボンディングワイヤにより入力
端子3,3′に接続されている。
【0018】この集積回路には、トランジスタT1,T
2及びT1′,T2′を外部から入力ピンを経て入力端
子3,3′及び入力ライン6,6′に発生し得る過電圧
サージから保護するために、保護手段が設けられてい
る。本例では、この保護手段は情報端子3,3′と電源
端子1及び2との間に接続された第1半導体ダイオード
の形態の第1保護装置D1,D1′及び第2半導体ダイ
オードの形態の第2保護装置D2,D2′とともに、電
源端子1,2間に接続されたバイポーラNPNトランジ
スタの形態の第3保護装置D3を具えている。この第3
保護装置は情報端子3及び3′の周囲の入力回路に共用
される。
【0019】第1ダイオードD1,D1′は第1電源ラ
インに接続されたカソード電極31,31′及び情報端
子3,3′に接続されたアノード電極32,32′を有
している。同様に、第2ダイオードD2,D2′はカソ
ード電極41,41′が情報端子3,3′に接続され、
アノード電極42,42′が第2電源端子2に接続され
ている。ダイオードD1,D2及びD1′,D2′は同
じ情報端子3及び3′に接続されたトランジスタT1,
T2及びT1′,T2′のみを過電圧サージから限定的
に保護する。
【0020】入力端子3及び3′の周囲の入力回路は同
一に動作するため、端子3の周囲の回路の動作について
のみ以下に検討する。
【0021】常規動作中、即ち予定の電源電圧Vss及び
ddが電源端子1,2に供給され、情報端子3がVss
ddの間にある場合には、両ダイオードD1,D2は逆
方向バイアスされ、非導通である。しかし、これらダイ
オードの一方D1又はD2の両端間電圧がその逆方向降
伏電圧VBD1 ,VBD2 を越えると、アバランシェ降伏が
生じ、ダイオードD1又はD2が図2に曲線I1 ,I2
で示すような逆方向電流IR を流す。曲線I1 ,I2
傾きは約30Ω程度の逆方向抵抗値に相当する。ダイオ
ードD1,D2の降伏電圧は代表的には20〜30ボル
トの範囲内である。
【0022】バイポーラトランジスタD3は第1電源端
子1に接続されたコレクタ電極53及び第2電源端子2
とともにそのベースにも接続されたエミッタ電極52を
有している。図中の抵抗Rはこのトランジスタの内部ベ
ース抵抗値を表す。
【0023】このように逆方向に接続されたトランジス
タD3は常規動作中、即ち電源端子に予定の電源電圧V
ss及びVddが供給されている場合には非導通である。装
置D3の両端間の逆方向電圧VR とこれを流れる逆方向
電流IR との関係は図2に示す曲線I3 で与えられる。
第1及び第2電源端子間の電位差がトランジスタD3の
コレクタ−ベース接合の降伏電圧VBD3 を越えると、ア
バランシェ降伏が生じ、正孔がベース51に注入されて
ベース電流を形成し、その結果としてベース電位が増大
し、トランジスタのエミッタ−ベース接合が順方向バイ
アスされる。一般にスナップバックと言われているこの
モードでは、トランジスタD3は全体が導通し、トラン
ジスタ両端間の電圧はその降伏電圧VBD3 より低い値V
SB3 に低下する。トランジスタD3の降伏電圧VBD3
代表的には10〜15ボルトの範囲内であり、スナップ
バック電圧VSB3 は代表的には約8ボルトである。
【0024】トランジスタD3の逆方向抵抗値は、スナ
ップバックモードでは、曲線I3 の対応する急勾配部分
から明らかなように、極めて低い。トランジスタD3の
逆方向抵抗値は代表的には約2Ωであり、従ってかなり
大きな電流に耐えるのに十分な小抵抗値である。
【0025】常規動作状態、即ち電源端子1,2に予定
の電源電圧Vdd,Vssが供給され、情報端子3が情報信
号を有している状態では、全ての保護装置D1,D2,
D3が逆方向バイアスされ、不可避の小リーク電流を別
にすれば、非導通である。この状態が存在する限り、保
護装置D1,D2,D3は情報転送に全く又は殆ど影響
を及ぼさない。しかし、例えば静電放電(ESD)によ
る電圧サージが突然情報端子の電圧を保護すべきMOS
トランジスタT1,T2を損傷する値に近づけると、保
護手段が動作し、情報端子3の過大電荷を固定電位点へ
流出させて電圧上昇を非破壊レベルに制限する。
【0026】図3A−3Dは、電圧サージV++, V--
極性(図3A及び3Cでは正、図3B及び3Dでは負)
及び過大電荷が第1電源端子1へ放電されるのか(図3
A及び3B)、第2電源端子2へ放電されるのか(図3
C及び3D)に依存するこの放電電流IR の流れを示
す。明瞭のために、第3保護装置D3を通常のダイオー
ドD3として表すと共に逆方向バイアスされる保護装置
D1,D2,D3を黒くぬりつぶして示してある。
【0027】保護装置の抵抗値は、放電電流IR に耐え
るためには約10Ω以下にする必要がある。順方向バイ
アス時には、保護装置D1,D2,D3の全てが約1.5
Ωの抵抗値を有するので、3つの保護装置の全てがこの
要件を満足する。
【0028】他方、逆方向バイアス時には、第3保護装
置D3のみが10Ω以下の抵抗値を有する。しかし、本
発明では第3保護装置D3の降伏電圧VBD3 を他の保護
装置D1,D2の降伏電圧VBD1 ,VBD2 より小さく選
択してあるため、第3保護装置D3のみが逆方向バイア
スされる。他の保護装置D1,D2は順方向バイアスさ
れるか、全くバイアスされない。従って、保護装置D
1,D2はそれらの逆方向抵抗値が10Ωの臨界値より
大きいにもかかわらず満足に動作する。このことは、第
1及び第2保護装置1,2により占有される表面積を、
それらの逆方向抵抗値を小さくするために大きくする必
要がなくなるため、本発明保護手段が設けられた集積回
路では情報端子ごとに貴重なチップ面積の節約が得られ
ることを意味する。
【0029】第3保護装置のみを放電電流に十分耐える
小さな逆方向抵抗値が得られるように十分大きくする。
しかし、第3保護装置は数個の情報端子に接続された全
ての又は少なくとも複数個の保護すべき回路素子に共用
されるので、集積回路に必要とされる総面積は第3保護
装置に必要とされる面積により殆ど影響されない。従っ
て、本発明によれば、特に多数の情報端子を具える集積
回路において、全体としてチップ面積をかなり節約する
ことができる。
【0030】図1の回路は図4A〜4Dに示す半導体装
置に集積化することができる。この半導体装置はホウ素
が比較的に高濃度にドープされた基板101上にホウ素
が比較的低濃度にドープされたエピタキシャル層102
をエピタキシャル成長により設けて成るp型シリコンの
半導体本体100を具えている。
【0031】図4Aに示すように、pチャネルMOSト
ランジスタT1は、適切なn型不純物(本例ではリン)
をエピタキシャル層102をオーババープするのに十分
なドーズに局部的に導入して形成した比較的低濃度のn
型半導体ウェル103内に設ける。このトランジスタT
1はホウ素が比較的高濃度にドープされたp型ソース領
域112及びp型ドレイン領域113を有する。ソース
及びドレイン領域112,113はトランジスタのチャ
ネル領域114を形成するn型ウェルの一部分で互いに
離間される。チャネル領域114は適当なゲート絶縁層
104、本例では約200Åの厚さの酸化シリコン層で
覆われる。n型多結晶シリコンのゲート電極11をチャ
ネル領域114上方のゲート絶縁層104上に設けてソ
ース領域112からチャネル領域114を経てドレイン
領域113に至る可制御電流路を形成する。
【0032】nチャネルトランジスタT2はエピタキシ
ャル層102内に直接設ける。このトランジスタT2は
ヒ素が比較的高濃度にドープされたn型ソース領域12
2及びn型ドレイン領域123を具える。ソース及びド
レイン領域122,123は、本例ではエピタキシャル
層の表面隣接部分から成るチャネル領域124により互
いに離間される。ゲート電極21をチャネル領域124
の上方に位置させ、チャネル領域124から酸化シリコ
ンのゲート絶縁層104により絶縁する。
【0033】装置全体を酸化シリコン(TEOS)の比
較的厚い絶縁層105で覆い、この層の選択した部分に
開口を設け、これら開口を経て両トランジスタのソース
領域112,122及びドレイン領域113,123
を、アルミニウム又は他の金属或いは金属組成物、(耐
熱性)金属シリサイドのような金属化合物、もしくは金
属合金のような他の適当な導電材料のソース電極12,
22及びドレイン電極13,23に接触させる。両トラ
ンジスタのドレイン電極13,23は所望のドレイン相
互接続を与えるために互いに結合する。図面の外部で、
ソース電極12,22は第1及び第2電源ライン4,5
にそれぞれ接続される。ゲート電極11,12も同様に
図面の外部で入力ライン6に一緒に接続される。
【0034】装置の全上面をリンケイ酸塩ガラス(PS
G)又はホウ素リンケイ酸塩ガラス(BPSG)の適切
な不活性化層で覆い、これにより装置の表面をプレーナ
化するが、この層は図の明瞭化のために図示してなく、
また装置を完成し、マウントする他の構成も図示してな
い。
【0035】第1保護装置を構成するダイオードD1は
図4Bに示す。このダイオードは比較的低濃度ドープの
n型カソード領域131内に位置する比較的高濃度ドー
プのp型アノード領域132を具え、これら領域132
及び131はpチャネルMOSトランジスタT1のp型
ソース及びドレイン領域112,113及びn型ウェル
103と同時に形成する。アノード領域132及びカソ
ード領域131は相まってアノード領域132の周辺に
整流PN接合133を形成する。カソード領域131へ
の良好な電気接点を与えるために、nチャネルMOSト
ランジスタT2のソース及びドレイン領域122及び1
23と同一の製造工程において比較的高濃度ドープのn
型接点領域134を表面に設ける。装置を覆う絶縁層1
05の、アノード領域132及び接点領域134の部分
に接点窓を設け、そこにアノード接点32及びカソード
接点31を設ける。接点31,32はMOSトランジス
タT1,T2のソース及びドレイン接点12,13,2
2,23と同一の製造工程で形成する。図面の外部で、
カソード接点31を電源ライン4に、アノード接点32
を情報ライン6にそれぞれ接続する。
【0036】第2保護装置を構成するダイオードD2は
図4Cに示し、このダイオードはpチャネルトランジス
タT1のn型ウェルと同時に形成される比較的低濃度ド
ープのn型カソード領域141を具える。p型アノード
領域142はカソード領域141に隣接するp型エピタ
キシャル層102の一部分で形成する。カソード領域1
41及びアノード領域142は相まってカソード領域1
41の全周辺に沿って整流PN接合143を形成する。
適切な電気接続のために、nチャネルトランジスタT2
及びpチャネルトランジスタT1のソース及びドレイン
領域と同時に形成される比較的高濃度ドープのn型及び
p型接点領域144及び145をカソード領域141及
びアノード領域142内に設ける。被覆酸化層105の
接点領域144,145の位置に接点窓を設け、そこに
カソード電極41及びアノード電極42をトランジスタ
T1,T2のソース及びドレイン電極12,13,2
2,23と同時に形成する。カソード電極41は情報ラ
イン6に、アノード電極42は第2電源ライン5にそれ
ぞれ図面の外部で接続する。
【0037】図4Dは第3保護装置D3を構成するラテ
ラルNPNバイポーラトランジスタを示す。このトラン
ジスタはそのベース領域151を形成する比較的低濃度
ドープのエピタキシャル層102の一部分により横方向
に離間された比較的高ドープのn型エミッタ領域152
及びコレクタ領域153を具える。エミッタ領域152
及びコレクタ領域153はnチャネルMOSトランジス
タT2のソース及びドレイン領域122,123と同一
の製造工程で形成する。エミッタ領域152に隣接して
ベース領域151に、比較的高濃度ドープのp型ベース
接点領域154を設ける。この接点領域154はpチャ
ネルMOSトランジスタT1のソース及びドレイン領域
112,113と同時に形成する。半導体本体101,
102の表面を覆う酸化層105のコレクタ領域153
の位置及びエミッタ領域152とベース接点領域154
との境界部に接点窓を設ける。これら接点窓を介して、
コレクタ電極53及び共通エミッタ/ベース電極51,
52をそれぞれの領域に設ける。エミッタ/ベース接点
51,52とベース領域151との間のエピタキシャル
層102の部分の固有抵抗値がトランジスタD3のベー
ス51及びエミッタ52間の所要の抵抗値Rを形成す
る。図面の外部でコレクタ電極53を第1電源ライン4
に接続すると共に、共通エミッタ/ベース電極51,5
2を第2電源ライン5に結合する。従って、このトラン
ジスタD3の全構造が、放電電圧の影響の下で逆方向バ
イアスされたとき約2Ωの十分小さな抵抗値を有するよ
うにバイアスされる。第3保護装置の降伏電圧が他の2
つの保護装置の降伏電圧と比較して低いために(これは
特にエミッタ及びコレクタ領域152,153に与えら
れた比較的高い不純物濃度による)、第3保護装置のみ
が逆バイアスされるようにすることができる。その結果
として、第1及び第2保護装置を第3保護装置のように
バイアスされるようにする必要がなくなるので、特に多
数の情報端子を含む場合にはチップ面積の大きな節約が
得られる。
【0038】以上本発明を一つの実施例についてのみ説
明したが、本発明はこの実施例にのみ限定されるもので
ない。多くの他の変形や変更が可能である。例えば、種
々の領域の導電型を反対導電型にしてもよく、上述した
材料の代わりに他の材料を使用してもよい。更にMOS
集積回路に加えて、本発明はバイポーラ回路又はバイポ
ーラ−MOSトランジスタ回路のような他のタイプの回
路にも極めて良好に適用し得るものである。
【0039】更に、他の種類の保護装置又はいくつかの
保護装置の組合わせを用いて情報端子の電圧を非破壊レ
ベルに制限することもできる。また、情報端子を2つの
回路素子に共通に設ける必要は特にない。情報端子は一
つの素子に対し、又は3個以上の素子に共通に設けるこ
ともできる。
【0040】入力端子の形態の情報端子に加えて、本発
明は出力端子又は双方向情報転送用に設けられたいわゆ
るI/O端子に等しく適用することもできる。一般に、
本発明は、2つの電源端子間に、保護すべき情報端子に
接続された保護装置より低い降伏電圧を有する保護装置
が存在するよう設計することによりチップ面積の節約を
可能にしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明保護装置を具えた集積装置の一部分の回
路図である。
【図2】図1の回路内の種々の保護装置の逆方向電流−
電圧特性を示す図である。
【図3】A−Dは種々のESD 状態における図1の回
路の動作を示す図である。
【図4】A−Dは図1の回路を具える半導体装置の種々
の部分の断面図である。
【符号の説明】
1 第1電源端子 2 第2電源端子 3,3′ 情報端子 4 第1電源ライン 5 第2電源ライン 6,6’ 情報ライン T1,T2;T1′,T2′ コンプリメンタリMOS
トランジスタ D1,D1′ 第1保護装置 D2,D2′ 第2保護装置 D3,D3′ 第3保護装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電源端子および第2電源端子に結合
    された複数の回路素子と、これら回路素子と外部環境と
    の間の情報転送用の複数の情報端子を具える集積回路を
    具えた半導体装置であって,前記情報端子には過電圧保
    護手段が設けられ、この過電圧保護手段は第1電源端子
    と情報端子との間に接続された第1保護装置と、情報端
    子と第2電源端子との間に接続された第2保護装置とを
    具えている半導体装置において、前記保護手段は更に第
    1電源端子と第2電源端子との間に接続された第3保護
    装置を具え、この保護装置は前記第1及び第2保護装置
    より小さな逆方向降伏電圧を有し、かつ前記複数の情報
    端子がこの第3保護装置を共有していることを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 動作中に第1電源端子が第2電源端子に
    対し正の動作電圧を供給し、かつ第1保護装置が、カソ
    −ド領域を第1電源端子に接続し、アノ−ド領域を情報
    端子に接続した第1ダイオ−ドを具え、第2保護装置
    が、カソ−ド領域を情報端子に接続し、アノ−ド領域を
    第2電源端子に接続した第2ダイオ−ドを具え、第3保
    護装置が、エミッタ領域およびコレクタ領域を電源端子
    間に接続したバイポ−ラトランジスタを具えていること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 集積回路が反対導電型のチャネル領域で
    分離されたド─プソ─ス領域およびド─プドレイン領域
    を有する複数個の絶縁ゲ─ト電解効果トランジスタを具
    え、かつ第3保護装置が、エミッタおよびコレクタ領域
    が絶縁ゲ─ト電解効果トランジスタのソ─スおよびドレ
    イン領域と同時に形成されたラテラルバイポ─ラトラン
    ジスタを具えていることを特徴とする請求項2記載の半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 第3保護装置が、n型べース領域で互い
    に離間されたn型エミッタ領域およびn型コレクタ領域
    を具えるバイポーラトランジスタを具え、ベース領域に
    比較的高濃度ドープの接点領域が設けられ、コレクタ領
    域が第1電源端子に結合され、エミッタ領域およびバー
    ス接点領域に共通ベース/エミッタ電極が設けられ、こ
    の電極が第2電源端子に結合されていることを特徴とす
    る請求項2または3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 第1および第2保護装置の少なくとも一
    方が、アノード領域またはカソード領域の一方が電解効
    果トランジスタのソースおよびドレインと同時に形成さ
    れたダオードを具え、前記アノード領域およびカソード
    領域の他方の領域が第3保護装置のエミッタおよびコレ
    クタ領域よりも低濃度ドープであることを特徴とする請
    求項3または4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 第1および第2保護装置の少なくとも一
    方が、第3保護装置のエミッタおよびコレクタ領域より
    も低濃度ドープのアノード領域およびカソード領域を具
    えていることを特徴とする請求項3または4記載の半導
    体装置。
JP6002075A 1993-01-13 1994-01-13 半導体装置 Pending JPH06236965A (ja)

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