JPH0755781B2 - 張り車装置 - Google Patents
張り車装置Info
- Publication number
- JPH0755781B2 JPH0755781B2 JP25628888A JP25628888A JPH0755781B2 JP H0755781 B2 JPH0755781 B2 JP H0755781B2 JP 25628888 A JP25628888 A JP 25628888A JP 25628888 A JP25628888 A JP 25628888A JP H0755781 B2 JPH0755781 B2 JP H0755781B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support arm
- tension
- rope
- support
- tension wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば、展望用エレベータや船舶用エレベ
ータにおけるエレベータ調速機のガバナロープにテンシ
ョンを付与する張り車装置に関するものである。
ータにおけるエレベータ調速機のガバナロープにテンシ
ョンを付与する張り車装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の張り車装置としては、例えば、特開昭61
−238684号公報に掲載の技術を挙げることができる。
−238684号公報に掲載の技術を挙げることができる。
第3図はその従来の張り車装置を示す側面図、第4図は
横断面図である。
横断面図である。
図において、(1)はエレベータのかごを案内するため
のガイドレール、(2)はクランプ(3)等によりガイ
ドレール(1)の背面に固定された取付板、(4)は基
端において支軸(5)により取付板(2)に回動可能に
取付けられた支持腕、(6)は支軸(7)により支持腕
(4)の先端に回転可能に支持された張り車であり、そ
の外周面には溝(6a)が設けられている。(8)は張り
車(6)の溝(6a)の下側にU字状に巻き掛けられた調
速機ロープ、(9)は支持板(10)を介して支持腕
(4)に支持された重りである。
のガイドレール、(2)はクランプ(3)等によりガイ
ドレール(1)の背面に固定された取付板、(4)は基
端において支軸(5)により取付板(2)に回動可能に
取付けられた支持腕、(6)は支軸(7)により支持腕
(4)の先端に回転可能に支持された張り車であり、そ
の外周面には溝(6a)が設けられている。(8)は張り
車(6)の溝(6a)の下側にU字状に巻き掛けられた調
速機ロープ、(9)は支持板(10)を介して支持腕
(4)に支持された重りである。
次に、上記のように構成された従来の張り車装置につい
て動作を説明する。
て動作を説明する。
前記重り(9)の重量により、支持腕(4)に支軸
(5)を中心として下向きの回動力が作用して、張り車
(6)に下向きの力が加わり、調速機ロープ(8)が張
り車(6)から外れるのが防止されると共に、調速機ロ
ープ(8)の揺れが防止される。そして、支持腕(4)
が支軸(5)を中心にして下方に回動されて、張り車
(6)の位置が下がることにより、調速機ロープ(8)
の伸びが吸収される。
(5)を中心として下向きの回動力が作用して、張り車
(6)に下向きの力が加わり、調速機ロープ(8)が張
り車(6)から外れるのが防止されると共に、調速機ロ
ープ(8)の揺れが防止される。そして、支持腕(4)
が支軸(5)を中心にして下方に回動されて、張り車
(6)の位置が下がることにより、調速機ロープ(8)
の伸びが吸収される。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この従来の張り車装置においては、張り車
(6)に巻き掛けられた調速機ロープ(8)が、ガイド
レール(1)に沿って案内されるエレベータのかご、あ
るいは昇降路内にある他の機器と干渉するおそれがあ
る。これを避けるために従来では、第4図に示すよう
に、支持腕(4)を中央部において外側へ所定角度
(R)だけ折り曲げて形成し、張り車(6)を昇降路の
外側方に遠ざけて配置していた。
(6)に巻き掛けられた調速機ロープ(8)が、ガイド
レール(1)に沿って案内されるエレベータのかご、あ
るいは昇降路内にある他の機器と干渉するおそれがあ
る。これを避けるために従来では、第4図に示すよう
に、支持腕(4)を中央部において外側へ所定角度
(R)だけ折り曲げて形成し、張り車(6)を昇降路の
外側方に遠ざけて配置していた。
このように、支持腕(4)を折り曲げて形成した場合に
は、第3図に鎖線で示すように、重り(9)の重量によ
り支持腕(4)が支軸(5)を中心にして下方に回動さ
れるとき、張り車(6)の支軸(7)も支持腕(4)の
支軸(5)を中心に回動されるため、その支軸(7)の
軸線が水平状態から傾斜状態になる。それにより、張り
車(6)が垂直状態から傾斜状態になって、調速機ロー
プ(8)が張り車(6)の外周溝(6a)から外れるおそ
れがあつた。
は、第3図に鎖線で示すように、重り(9)の重量によ
り支持腕(4)が支軸(5)を中心にして下方に回動さ
れるとき、張り車(6)の支軸(7)も支持腕(4)の
支軸(5)を中心に回動されるため、その支軸(7)の
軸線が水平状態から傾斜状態になる。それにより、張り
車(6)が垂直状態から傾斜状態になって、調速機ロー
プ(8)が張り車(6)の外周溝(6a)から外れるおそ
れがあつた。
これを防止するために、第5図に示すような張り車装置
も従来から提案されている。
も従来から提案されている。
図において、(11)はクランプ(3)等によりガイドレ
ール(1)の背面に固定された一対の取付板、(12)は
両取付板(11)の先端に取付けられた案内枠であり、そ
の両側片の内側には案内溝(12a)が形成されている。
(13)は両側に突設した上下各一対の係合部(13a)を
案内溝(12a)に係合した状態で、案内枠(12)内に上
下動可能に支持された可動枠である。そして、この可動
枠(13)内の上部に、調速機ロープ(8)を巻き掛けた
張り車(6)が支持板(14)を介して支軸(7)により
回転可能に支持されると共に、可動枠(13)内の下部
に、複数の重り(9)がその両端を可動枠(13)に嵌合
支持されている。
ール(1)の背面に固定された一対の取付板、(12)は
両取付板(11)の先端に取付けられた案内枠であり、そ
の両側片の内側には案内溝(12a)が形成されている。
(13)は両側に突設した上下各一対の係合部(13a)を
案内溝(12a)に係合した状態で、案内枠(12)内に上
下動可能に支持された可動枠である。そして、この可動
枠(13)内の上部に、調速機ロープ(8)を巻き掛けた
張り車(6)が支持板(14)を介して支軸(7)により
回転可能に支持されると共に、可動枠(13)内の下部
に、複数の重り(9)がその両端を可動枠(13)に嵌合
支持されている。
この従来の構成の張り車装置においては、重り(9)の
重量により、下動枠(13)が案内枠(12)の案内溝(12
a)に沿って下方に移動され、張り車(6)の位置が下
がって、調速機ロープ(8)の伸びが吸収される。この
ため、張り車(6)が常に垂直位置に保持された状態で
上下動され、調速機ロープ(8)が張り車(6)から外
れるおそれはない。
重量により、下動枠(13)が案内枠(12)の案内溝(12
a)に沿って下方に移動され、張り車(6)の位置が下
がって、調速機ロープ(8)の伸びが吸収される。この
ため、張り車(6)が常に垂直位置に保持された状態で
上下動され、調速機ロープ(8)が張り車(6)から外
れるおそれはない。
ところが、この第5図に示す従来の張り車装置において
は、大型の案内枠(12)及び可動枠(13)を設ける必要
があるため、構造が複雑で高価になる。
は、大型の案内枠(12)及び可動枠(13)を設ける必要
があるため、構造が複雑で高価になる。
そこで、この発明は構造が簡単で安価に製作できると共
に、張り車の下降時にロープが張り車から外れるおそれ
を確実に防止できる張り車装置を提供することを課題と
するものである。
に、張り車の下降時にロープが張り車から外れるおそれ
を確実に防止できる張り車装置を提供することを課題と
するものである。
[課題を解決するための手段] この発明にかかる張り車装置は、固定部に回動可能に取
着した第1の支持腕に対し所定の角度をもって屈折した
方向へ延伸するように、第1の支持腕の先端に第2の支
持腕を、屈折延伸方向とほぼ平行に延びる軸線の回りで
回動可能に支持し、第2の支持腕の先端に張り車を回転
可能に支持して、その張り車の外周にロープを巻き掛
け、前記第1及び第2の支持腕に下向きの回動力を付与
してロープの張力を加える重りを設け、前記張り車を常
にほぼ垂直な状態に保持するために、前記固体部と第1
の支持腕との間に姿勢保持手段を設けたものである。
着した第1の支持腕に対し所定の角度をもって屈折した
方向へ延伸するように、第1の支持腕の先端に第2の支
持腕を、屈折延伸方向とほぼ平行に延びる軸線の回りで
回動可能に支持し、第2の支持腕の先端に張り車を回転
可能に支持して、その張り車の外周にロープを巻き掛
け、前記第1及び第2の支持腕に下向きの回動力を付与
してロープの張力を加える重りを設け、前記張り車を常
にほぼ垂直な状態に保持するために、前記固体部と第1
の支持腕との間に姿勢保持手段を設けたものである。
[作用] この発明の張り車装置において、ロープに伸びが生じる
と、重りの重量により第1の支持腕が下向きに回動さ
れ、張り車の位置が下がってロープの伸びが吸収され
る。このとき、張り車の回動軸線も第1の支持腕の回動
軸線を中心にして回動されて、張り車が垂直状態から傾
斜状態に移行しようとするが、姿勢保持手段により張り
車がほぼ垂直な状態に規制保持されているため、第1の
支持腕の回動にともない、第2の支持腕が第1の支持腕
に対し相当回動されて、張り車が常にほぼ垂直な状態に
保持される。このために、ロープが伸びて張り車の位置
が下がっても、ロープが張り車から外れるおそれはな
い。
と、重りの重量により第1の支持腕が下向きに回動さ
れ、張り車の位置が下がってロープの伸びが吸収され
る。このとき、張り車の回動軸線も第1の支持腕の回動
軸線を中心にして回動されて、張り車が垂直状態から傾
斜状態に移行しようとするが、姿勢保持手段により張り
車がほぼ垂直な状態に規制保持されているため、第1の
支持腕の回動にともない、第2の支持腕が第1の支持腕
に対し相当回動されて、張り車が常にほぼ垂直な状態に
保持される。このために、ロープが伸びて張り車の位置
が下がっても、ロープが張り車から外れるおそれはな
い。
[実施例] 以下、この発明の実施例を説明する。
第1図はこの発明の一実施例による張り車装置の側面
図、第2図はその横断面図である。なお、図中、従来例
と同一符号及び同一記号は、従来例の構成部分と同一ま
たは相当する部分を示すものであり、ここでは重複する
説明を省略する。
図、第2図はその横断面図である。なお、図中、従来例
と同一符号及び同一記号は、従来例の構成部分と同一ま
たは相当する部分を示すものであり、ここでは重複する
説明を省略する。
図において、(15)は基端にて支軸(5)により固定部
としてのガイドレール(1)上の取付板(2)に回動可
能に取付けられた第1の支持腕であり、その先端には折
り曲げ部(15a)が形成されている。(16)は基端の折
り曲げ部(16a)において支軸(17)により第1の支持
腕(15)の折り曲げ部(15a)に回動可能に支持された
第2の支持腕であり、この第2の支持腕(16)及び支軸
(17)は第1の支持腕(15)の先端から所定の角度
(R)をもって外側方向へ屈折するように伸長してい
る。そして、第2の支持腕(16)の先端に調速機ロープ
(8)を巻き掛けた張り車(6)が支軸(7)により回
転可能に支持されると共に、重り(9)が支持板(10)
を介して取付けられている。
としてのガイドレール(1)上の取付板(2)に回動可
能に取付けられた第1の支持腕であり、その先端には折
り曲げ部(15a)が形成されている。(16)は基端の折
り曲げ部(16a)において支軸(17)により第1の支持
腕(15)の折り曲げ部(15a)に回動可能に支持された
第2の支持腕であり、この第2の支持腕(16)及び支軸
(17)は第1の支持腕(15)の先端から所定の角度
(R)をもって外側方向へ屈折するように伸長してい
る。そして、第2の支持腕(16)の先端に調速機ロープ
(8)を巻き掛けた張り車(6)が支軸(7)により回
転可能に支持されると共に、重り(9)が支持板(10)
を介して取付けられている。
(18)は固定部としてのガイドレール(1)と第2の支
持腕(16)との間に設けられた姿勢保持手段としての姿
勢保持機構であり、張り車(6)を常にほぼ垂直な状態
に保持するようになっている。すなわち、(19)は第2
の支持腕(16)の背面に固定された規制板、(20)はク
ランプ(21)等によりガイドレール(1)に固定された
取付板、(22)は取付板(20)の先端に垂直上方へ突設
された垂直案内棒であり、前記規制板(19)と第2の支
持腕(16)との間に挿通されている。
持腕(16)との間に設けられた姿勢保持手段としての姿
勢保持機構であり、張り車(6)を常にほぼ垂直な状態
に保持するようになっている。すなわち、(19)は第2
の支持腕(16)の背面に固定された規制板、(20)はク
ランプ(21)等によりガイドレール(1)に固定された
取付板、(22)は取付板(20)の先端に垂直上方へ突設
された垂直案内棒であり、前記規制板(19)と第2の支
持腕(16)との間に挿通されている。
次に、上記のように構成されたこの実施例の張り車装置
の動作を説明する。
の動作を説明する。
調速機ロープ(8)に伸びが生じると、重り(9)の重
量によって、第1の支持腕(15)が支軸(5)を中心に
して第1図の反時計方向に回動され、張り車(6)の位
置が下がって、調速機ロープ(8)の伸びが吸収され
る。このとき、張り車(6)の支軸(7)も第1の支持
腕(15)の支軸(5)を中心に回動されて、張り車
(6)が垂直状態から傾斜状態に移行しようとする。
量によって、第1の支持腕(15)が支軸(5)を中心に
して第1図の反時計方向に回動され、張り車(6)の位
置が下がって、調速機ロープ(8)の伸びが吸収され
る。このとき、張り車(6)の支軸(7)も第1の支持
腕(15)の支軸(5)を中心に回動されて、張り車
(6)が垂直状態から傾斜状態に移行しようとする。
ところが、姿勢保持機構(18)の垂直案内棒(22)と規
制板(19)との係合状態により張り車(6)の傾動が規
制されているため、第1の支持腕(15)の回動にともな
い、第2の支持腕(16)が第1の支持腕(15)の先端で
支軸(17)を中心にして相対的に回動され、張り車
(6)が常にほぼ垂直な状態に保持される。このため
に、調速機ロープ(8)が伸びて張り車(6)の位置が
下がっても、張り車(6)が傾斜状態になることはな
く、調速機ロープ(8)が張り車(6)の外周溝(6a)
から外れるおそれを確実に防止することができる。
制板(19)との係合状態により張り車(6)の傾動が規
制されているため、第1の支持腕(15)の回動にともな
い、第2の支持腕(16)が第1の支持腕(15)の先端で
支軸(17)を中心にして相対的に回動され、張り車
(6)が常にほぼ垂直な状態に保持される。このため
に、調速機ロープ(8)が伸びて張り車(6)の位置が
下がっても、張り車(6)が傾斜状態になることはな
く、調速機ロープ(8)が張り車(6)の外周溝(6a)
から外れるおそれを確実に防止することができる。
このように、上記実施例の張り車装置は、ガイドレール
(1)等の固定部に回動可能に取付けられた第1の支持
腕(15)と、第1の支持腕(15)に対し所定の角度
(R)をもって屈折した方向へ延伸するように、第1の
支持腕(15)の先端に屈折延伸方向とほぼ平行に延びる
支軸(17)にて回動可能に支持された第2の支持腕(1
6)と、第2の支持腕(16)の先端に回転可能に支持さ
れた張り車(6)と、張り車(6)の下側外周に巻き掛
けられたロープ(8)と、前記第1及び第2の支持腕
(15),(16)に下向きの回動力を付与してロープ
(8)に張力を加える重り(9)と、前記張り車(6)
を常にほぼ垂直な状態に保持するために、前記ガイドレ
ール(1)等の固体部と第2の支持腕(16)との間に設
けられた姿勢保持手段としての姿勢保持機構(18)とか
ら構成したものである。
(1)等の固定部に回動可能に取付けられた第1の支持
腕(15)と、第1の支持腕(15)に対し所定の角度
(R)をもって屈折した方向へ延伸するように、第1の
支持腕(15)の先端に屈折延伸方向とほぼ平行に延びる
支軸(17)にて回動可能に支持された第2の支持腕(1
6)と、第2の支持腕(16)の先端に回転可能に支持さ
れた張り車(6)と、張り車(6)の下側外周に巻き掛
けられたロープ(8)と、前記第1及び第2の支持腕
(15),(16)に下向きの回動力を付与してロープ
(8)に張力を加える重り(9)と、前記張り車(6)
を常にほぼ垂直な状態に保持するために、前記ガイドレ
ール(1)等の固体部と第2の支持腕(16)との間に設
けられた姿勢保持手段としての姿勢保持機構(18)とか
ら構成したものである。
したがって、この実施例によれば、第5図に示す従来の
構成のように、張り車(6)を案内支持するための大型
の案内枠及び可動枠を設ける必要がなく、構造が簡単で
安価に製作することができる。また、第3図及び第4図
に示す従来の構成のように、ロープ(8)が伸びて張り
車(6)の位置が下がっても、張り車(6)が傾斜状態
になることはなく、常にほぼ垂直な状態に保持されるた
め、調速機ロープ(8)が張り車(6)の外周溝(6a)
から外れるおそれを確実に防止することができる。
構成のように、張り車(6)を案内支持するための大型
の案内枠及び可動枠を設ける必要がなく、構造が簡単で
安価に製作することができる。また、第3図及び第4図
に示す従来の構成のように、ロープ(8)が伸びて張り
車(6)の位置が下がっても、張り車(6)が傾斜状態
になることはなく、常にほぼ垂直な状態に保持されるた
め、調速機ロープ(8)が張り車(6)の外周溝(6a)
から外れるおそれを確実に防止することができる。
なお、上記実施例の姿勢保持機構(18)は、第2の支持
腕(16)に設けられた規制板(19)と、ガイドレール
(1)に設けられた垂直案内棒(22)とで構成されてい
るが、この発明を実施する場合には、この構成に限定さ
れるものではなく、例えば、案内棒(22)を第2の支持
腕(16)側に設けると共に、規制板(19)をガイドレー
ル(1)側に設けてもよい。
腕(16)に設けられた規制板(19)と、ガイドレール
(1)に設けられた垂直案内棒(22)とで構成されてい
るが、この発明を実施する場合には、この構成に限定さ
れるものではなく、例えば、案内棒(22)を第2の支持
腕(16)側に設けると共に、規制板(19)をガイドレー
ル(1)側に設けてもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明の張り車装置は、固定部に回動
可能に取着した第1の支持腕に対し所定の角度をもって
屈折した方向へ延伸するように、第1の支持腕の先端に
第2の支持腕を、屈折延伸方向とほぼ平行に延びる軸線
の回りで回動可能に支持し、第2の支持腕の先端に張り
車を回転可能に支持して、その張り車の下側外周にロー
プを巻き掛け、前記第1及び第2の支持腕に下向きの回
動力を付与してロープに張力を加える重りを設け、前記
張り車を常にほぼ垂直な状態に保持するために、前記固
体部と第1の支持腕との間に姿勢保持手段を設けたもの
であるため、構造が簡単で安価に製作することができる
と共に、張り車の下降時にロープが張り車から外れるお
それを確実に防止することができる。
可能に取着した第1の支持腕に対し所定の角度をもって
屈折した方向へ延伸するように、第1の支持腕の先端に
第2の支持腕を、屈折延伸方向とほぼ平行に延びる軸線
の回りで回動可能に支持し、第2の支持腕の先端に張り
車を回転可能に支持して、その張り車の下側外周にロー
プを巻き掛け、前記第1及び第2の支持腕に下向きの回
動力を付与してロープに張力を加える重りを設け、前記
張り車を常にほぼ垂直な状態に保持するために、前記固
体部と第1の支持腕との間に姿勢保持手段を設けたもの
であるため、構造が簡単で安価に製作することができる
と共に、張り車の下降時にロープが張り車から外れるお
それを確実に防止することができる。
第1図はこの発明の一実施例による張り車装置の側面
図、第2図は第1図で示した張り車装置の横断面図、第
3図は従来の張り車装置を示す側面図、第4図は第3図
で示した張り車装置の横断面図、第5図は従来の張り車
装置の別の構成を示す側面図である。 図において、 1:ガイドレール、6:張り車 8:調速機ロープ、9:重り 15:第1の支持腕、16:第2の支持腕 17:支軸、18:姿勢保持機構 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。
図、第2図は第1図で示した張り車装置の横断面図、第
3図は従来の張り車装置を示す側面図、第4図は第3図
で示した張り車装置の横断面図、第5図は従来の張り車
装置の別の構成を示す側面図である。 図において、 1:ガイドレール、6:張り車 8:調速機ロープ、9:重り 15:第1の支持腕、16:第2の支持腕 17:支軸、18:姿勢保持機構 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。
Claims (1)
- 【請求項1】固定部に回動可能に取付けられた第1の支
持腕と、 前記第1の支持腕に対し所定の角度をもって屈折した方
向へ延伸するように、第1の支持腕の先端に屈折延伸方
向とほぼ平行に延びる軸線の回りで回動可能に支持され
た第2の支持腕と、 前記第2の支持腕の先端に回転可能に支持された張り車
と、 前記張り車の外周に巻き掛けられたロープと、 前記第1及び第2の支持腕に下向きの回動力を付与して
ロープに張力を加える重りと、 前記張り車を常にほぼ垂直な状態に保持する前記固体部
と第2の支持腕との間に設けられた姿勢保持手段と を具備することを特徴とする張り車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25628888A JPH0755781B2 (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | 張り車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25628888A JPH0755781B2 (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | 張り車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02106588A JPH02106588A (ja) | 1990-04-18 |
JPH0755781B2 true JPH0755781B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=17290572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25628888A Expired - Lifetime JPH0755781B2 (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | 張り車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0755781B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH047285A (ja) * | 1990-04-26 | 1992-01-10 | Mitsubishi Electric Corp | 斜行エレベーターの張り車装置 |
JP4566351B2 (ja) * | 2000-07-13 | 2010-10-20 | オーチス エレベータ カンパニー | エレベータかごの非常止め装置 |
JPWO2007105292A1 (ja) * | 2006-03-13 | 2009-07-23 | コトブキ技研工業株式会社 | 遠心破砕機 |
JP2015110457A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-18 | 三菱電機株式会社 | エレベータの張り車装置 |
JP6490238B2 (ja) * | 2015-12-14 | 2019-03-27 | 三菱電機株式会社 | エレベーターの制御装置 |
-
1988
- 1988-10-12 JP JP25628888A patent/JPH0755781B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02106588A (ja) | 1990-04-18 |
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