JP2609040B2 - 調速機ロープ張り車の取り替え装置 - Google Patents

調速機ロープ張り車の取り替え装置

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JP2609040B2
JP2609040B2 JP5546993A JP5546993A JP2609040B2 JP 2609040 B2 JP2609040 B2 JP 2609040B2 JP 5546993 A JP5546993 A JP 5546993A JP 5546993 A JP5546993 A JP 5546993A JP 2609040 B2 JP2609040 B2 JP 2609040B2
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speed governor
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巧 飯嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの調速機
ロープに張力を与える調速機ロープ張り車を取り替える
際に使用される、調速機ロープ張り車の取り替え装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータの乗かごの速度が異
常に大きくなるのを防止するために、昇降路の上にある
機械室には調速機が設置されている。この調速機は、両
端が乗かごに接続された調速機ロープの速度を検出する
ことにより乗かごの速度を検出するものである。調速機
ロープがたるんでいたのでは、乗かごの速度を正確に検
出することはできないため、調速機ロープを張ってそれ
に張力を与えるための調速機ロープ張り車が、調速機ロ
ープに取り付けられている。そして、エレベータの安全
運行のために、調速機ロープ張り車は定期的に取り替え
る必要がある。
【0003】図4は、調速機ロープ張り車を取り替える
従来の方法を示す全体図である。図において、1はエレ
ベータの昇降路、2は昇降路1内を上下する乗かご、3
は乗かご2のガイドである主レール、4は昇降路1の上
にある機械室に設置された調速機、5は乗かご2が上下
するのにともなって運動し乗かご2の速度を調速機4に
伝える調速機ロープ、6は調速機ロープ5の両端を乗か
ご2に取り付ける調速機ロープ取り付け部である。7は
昇降路1の下方に配置された調速機ロープ張り車であ
り、調速機ロープ5が掛けられた綱車8と、綱車8の下
に取り付けられ調速機ロープ5に張力を与えるためのお
もり9とから構成される。10は主レール3に取り付け
られた取り付け板、11は綱車8と取り付け板10とを
接続する接続棒である。接続棒11は調速機ロープ張り
車7が図4で左右に揺れるのを防止するために取り付け
られている。また、12は調速機ロープ張り車7を取り
替える際にその下に入れられてその重量を支える角材、
13は昇降路1の下部にあるピットである。
【0004】図5は調速機ロープ張り車7の周辺の拡大
図であり、14は綱車8の軸受、15は取り付け板10
を主レール3に固定するレールクリップボルト、16は
ピット床である。この図に示すように、接続棒11は回
転軸11aによって取り付け板10に回動自在に取り付
けられている。
【0005】次に、調速機ロープ張り車7の従来の取り
替え方法について説明する。まず、安全のために、乗か
ご2を昇降路1の下の方に停止させる。その後、昇降路
1下部のピット13内において、調速機ロープ張り車7
を少し上に持ち上げ、調速機ロープ張り車7のおもり9
とピット床16との間に角材12を入れて、調速機ロー
プ張り車7を角材12の上に降ろす。これにより調速機
ロープ5の張力が取り除かれるから、調速機ロープ5を
綱車8から取り外す。さらに、レールクリップボルト1
5を緩めることにより取り付け板10を主レール3から
外し、調速機ロープ張り車7を取り外す。取り外された
調速機ロープ張り車7は、角材12の上から降ろし、ピ
ット床16の上に置いておく。
【0006】続いて、新しい調速機ロープ張り車7a
(図示せず)を角材12の上に乗せ、調速機ロープ5を
綱車8に掛け、取り付け板10を主レール3に固定し、
角材12を取り除く。これにより、調速機ロープ張り車
7aの自重が調速機ロープ5に掛かり、調速機ロープ5
に張力があたえられる。そして、取り外された調速機ロ
ープ張り車7とともにピット13の外に運び出す。以上
で、調速機ロープ張り車の取り替え作業が完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来は、以上のように
調速機ロープ張り車7を取り替えていたので、ピット床
16が傾斜していたり起伏があったりすると、角材12
が傾いてしまうため調速機ロープ張り車7も傾いてしま
い、調速機ロープ張り車7や7aが取り替え作業中にバ
ランスを崩してピット床16上に落下するおそれがあ
り、非常に危険であるという課題があった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、ピット床が傾いたり起伏があっ
たりしても調速機ロープ張り車が傾くことがなく、調速
機ロープ張り車の取り替え作業を安全に行うことができ
る調速機ロープ張り車の取り替え装置を得ることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の調速機ロープ
張り車の取り替え装置は、エレベータの調速機ロープに
張力を与える調速機ロープ張り車の取り替え装置であっ
て、調速機ロープ張り車を新しい調速機ロープ張り車に
取り替える際に乗かごのガイドである主レールに取り付
けられる支持手段と、支持手段によって支持され調速機
ロープ張り車を搭載する搭載手段とを備え、支持手段
が、搭載手段を介して調速機ロープ張り車の自重を保持
することにより調速機ロープの張力を取り除くものであ
る。
【0010】
【作用】この発明の調速機ロープ張り車の取り替え装置
においては、調速機ロープ張り車を少し持ち上げて搭載
手段の上に乗せることにより調速機ロープの張力を取り
除き、搭載手段を支持する支持手段を主レールに取り付
けた後、調速機ロープ張り車から調速機ロープを取り外
し、調速機ロープ張り車を新しいものに取り替える。従
って、調速機ロープ張り車が搭載手段によって傾くこと
なく安定して支持されるため、調速機ロープ張り車を安
全に取り替えることができる。
【0011】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である調速機ロ
ープ張り車の取り替え装置を示す側面図である。図にお
いて、図4、5に示した調速機ロープ張り車の従来の取
り替え方法の場合と同一又は相当部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。図において、17はレールク
リップボルト18によって主レール3に取り付けられた
支持手段としての支持腕、19は支持腕17によって支
持され、調速機ロープ張り車7が置かれる搭載手段とし
ての受け台である。
【0012】図2は、調速機ロープ張り車の取り替え装
置の各構成部品の斜視図である。図において、20は支
持腕17の端部に設けられレールクリップボルト18が
通る穴、21は受け台19に取り付けられ、支持腕17
と組み合わさる折り曲げ部である。この図に示すよう
に、受け台19はおもり9がちょうど入り込むような形
状、大きさとなっている。また、図3は調速機ロープ張
り車7を取り替えている状態を示す全体図である。
【0013】次に、この実施例1の調速機ロープ張り車
の取り替え装置を用いて調速機ロープ張り車7を取り替
える方法について説明する。まず、前述と同様、安全の
ために乗かご2を昇降路1の下部に停止させる。続い
て、調速機ロープ張り車7の下方から真上に向かって受
け台19を持ち上げていき、受け台19が下からおもり
9を包み込み、かつ調速機ロープ5が少したるむような
状態にする。この状態で、支持腕17を受け台19の折
り曲げ部21に入れ、支持腕17を2個のレールクリッ
プボルト18を用いて主レール3に固定する。これによ
り、調速機ロープ張り車7のおもり9の自重は受け台1
9を介して支持腕17によって支持されて、調速機ロー
プ5が弛緩される。
【0014】このように調速機ロープ張り車7は主レー
ル3によって支持されるため、ピット床16が傾いてい
たり起伏があったりしても、調速機ロープ張り車7が傾
くことはない。また、おもり9が受け台19に深く入り
込むため、調速機ロープ張り車7がバランスを崩してピ
ット床16上に落下するおそれは全くない。さらに、調
速機ロープ張り車7が図1で多少左右に位置ずれしてい
ても、折り曲げ部21が支持腕17上を動くことができ
るため、調速機ロープ張り車7を確実に乗せることがで
きる。
【0015】以上により、調速機ロープ5の張力が取り
除かれるから、調速機ロープ5を綱車8から取り外し、
レールクリップボルト15を緩めて、調速機ロープ張り
車7を取り外す。この調速機ロープ張り車7はピット床
16の上に置いておく。続いて、新しい調速機ロープ張
り車7aを受け台19に乗せる。このときも、取り替え
られた調速機ロープ張り車7を乗せたときと同様、調速
機ロープ張り車7aが傾いたりバランスを崩したりする
ことがない。さらに、従来と同様に、調速機ロープ5を
綱車8に掛けた後、取り付け板10を主レール3に固定
する。最後に、レールクリップボルト18を緩めて主レ
ール3から支持腕17を取り外し、支持腕17、レール
クリップボルト18及び受け台19をピット13の外に
運び出して、調速機ロープ張り車の取り替え作業が完了
する。
【0016】
【発明の効果】この発明の調速機ロープ張り車の取り替
え装置によれば、エレベータの調速機ロープに張力を与
える調速機ロープ張り車の取り替え装置であって、調速
機ロープ張り車を新しい調速機ロープ張り車に取り替え
る際に乗かごのガイドである主レールに取り付けられる
支持手段と、支持手段によって支持され調速機ロープ張
り車を搭載する搭載手段とを備え、支持手段が搭載手段
を介して調速機ロープ張り車の自重を保持することによ
り調速機ロープの張力を取り除くので、ピット床が傾い
たり起伏があったりしても調速機ロープ張り車が傾くこ
とがなく、調速機ロープ張り車の取り替え作業を安全に
行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である調速機ロープ張り車
の取り替え装置を示す側面図である。
【図2】実施例1における調速機ロープ張り車の取り替
え装置の構成部品を示す斜視図である。
【図3】実施例1において、調速機ロープ張り車を取り
替えている状態を示す全体図である。
【図4】調速機ロープ張り車を取り替える従来の方法を
示す全体図である。
【図5】従来の取り替え方法における調速機ロープ張り
車の周辺の拡大図である。
【符号の説明】
2 乗かご 3 主レール 5 調速機ロープ 7、7a 調速機ロープ張り車 17 支持腕(支持手段) 19 受け台(搭載手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの調速機ロープに張力を与え
    る調速機ロープ張り車の取り替え装置であって、 前記調速機ロープ張り車を新しい調速機ロープ張り車に
    取り替える際に、乗かごのガイドである主レールに取り
    付けられる支持手段と、 前記支持手段によって支持され、前記調速機ロープ張り
    車を搭載する搭載手段とを備え、 前記支持手段が、前記搭載手段を介して前記調速機ロー
    プ張り車の自重を保持することにより前記調速機ロープ
    の張力を取り除くものである調速機ロープ張り車の取り
    替え装置。
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