JP2005320164A

JP2005320164A - エレベータ駆動部の取付け装置

Info

Publication number: JP2005320164A
Application number: JP2005134095A
Authority: JP
Inventors: Daniel Fischer; ダニエル・フイシエ
Original assignee: Inventio AG
Current assignee: Inventio AG
Priority date: 2004-05-07
Filing date: 2005-05-02
Publication date: 2005-11-17
Also published as: CA2506380A1; US7624848B2; US20050275161A1

Abstract

【課題】エレベータ駆動部をシャフト天井の下に簡単に取り付けできる取付け装置を提供する。
【解決手段】エレベータケージ１に配置された取付けツール２が設けられる。エレベータケージ１はホイスト３によりガイドレール５に沿って上下できる。ホイスト３はシャフト天井７の荷重フック６で吊下げられており、支持手段８はケージヨーク１０の荷重吊下げ穴９に接続される。取付けツール２は、ツール脚部１３の軸１２に回転可能に配置された回転支持体１１から成る。ツール脚部１３はケージヨーク１０により支えられる。エレベータ駆動部１４を載せる荷重受台１５は、回転支持体１１の自由端に設けられる。ケージヨーク１０上に乗るアセンブリのオペレータ１６は、ホイスト３および取付けツール２を操作する。
【選択図】図１

Description

本発明は、取付けツールおよびシャフト天井の直ぐ下のホイストにより取り付けできる、エレベータ駆動部を取り付ける装置に関する。

シャフト上部領域内においてエレベータ駆動部を取り付ける装置は、特開２０００−０３４０７２号明細書から公知である。装置はガイドレールに沿って移動することができるカウンターウェイトフレームと、カウンターウェイトフレームに配置されたアームと、ホイストとから成る。ホイストは下の階のエレベータ駆動部により荷重をかけられ、その後、カウンターウェイトフレームと係合するホイストによりシャフト上部領域まで上昇する。

公知の装置の欠点は、アームがシャフト断面のかなり大きい空間を占有することである。アームからモータブラケットへのエレベータ駆動部の移動は難しい。
特開２０００−０３４０７２号明細書

このことから、本発明は１つの解決策を提供する。請求項１に特徴付けられるとおり、本発明は、公知の装置の欠点を回避し、エレベータ駆動部をシャフト天井の下に簡単に取り付けできる取付け装置を作製する目的に適合する。

本発明の有利な展開は従属請求項に示される。

本発明により達成される利益は実質的に、取付け装置に関して、エレベータ駆動部がシャフト天井の下まで簡単な取付けツールにより持ち上がり、その後モータブラケット上に取り付けられることに見られる。取付けツールの作製は簡単で低コストである。より安全で高速な取付けプロセスが取付けツールを用いて実行できる。さらに、シャフト上部の天井の既存の荷重フック（ｌｏａｄｈｏｏｋ）を利用できる。エレベータ駆動部の取付けプロセスは少なくとも１つのブラケット（取付けツールまたはモータブラケット）に対して常に高速でなされるため、アセンブリのオペレータの安全が保証される。

本発明は添付図面に基づいてさらに詳細に説明される。

図１はエレベータケージ１に配置された取付けツール２を示す。エレベータケージ１はホイスト３により、エレベータシャフト４内に配置されたガイドレール５に沿って上下できる。エレベータケージ１はガイドシュー１．１によりガイドレール５上を案内される。ホイスト３はシャフト天井７の荷重フック６で吊下げられ、この場合において、支持手段、例えばチェーンまたはベルトは、ケージヨーク１０の荷重吊下げ穴（ｌｏａｄｅｙｅ）９に接続される。

取付けツール２はツール脚部１３の軸１２に回転可能に配置された回転支持体１１から成る。ツール脚部１３はケージヨーク１０により支えられる。エレベータ駆動部１４を載せる荷重受台１５は回転支持体１１の自由端に設けられる。ケージヨーク１０上に乗るアセンブリのオペレータ１６は、ホイスト３および取付けツール２を操作し、第１アバットメント１７および第２アバットメント１８が取付けツール３の回転運動を制限する。

図２から図５はエレベータケージ１および取付けツール２およびホイスト３によるエレベータ駆動部１４の取付けを示す。図２では、エレベータケージ１はシャフトピット２０の緩衝体１９上に載っている。エレベータケージ１はさらに、安全ブレーキ装置により、あるいはガイドレール５に係合するクランプまたはボルトにより、あるいはシャフトピット２０内に支持された支持体によりエレベータシャフト４内に保持できる。取付けツール２の回転支持体１１は次の上の階４．１まで達し、そこから、エレベータ駆動部１４はホイスト３により回転支持体１１の荷重受台１５に移動される。移動プロセスは矢印Ｐ１により記号で示される。移動プロセス後、エレベータ駆動部１４は、荷重受台１５およびケージヨーク１０の荷重吊下げ穴９で吊下げされたホイスト３の支持手段に対して、保持される。図３によれば、エレベータケージ１はホイスト３により、荷重受台１５がモータブラケット２１上へ回転できる程度まで上昇している。図４によれば、エレベータ駆動部１４は荷重受台１５からモータブラケット２１に移動される。移動プロセスは矢印Ｐ２により記号で示される。図５によれば、エレベータケージ１は移動プロセス後、エレベータ駆動部１４がモータブラケット２１上に載る程度まで下降する。この後、エレベータ駆動部１４はモータブラケット２１に強固にねじ接続される。取付けツール２は、ホイスト３と一緒に、シャフト天井７の直ぐ下に（数センチメートル）エレベータ駆動部１４を取り付けできる。

図６はエレベータ駆動部１４および取付けツール２の詳細を示す。エレベータ駆動部１４はモータエンドプレート２３を有するモータ２２と、ハウジング２４を有する駆動プーリと、駆動プーリハウジング２４に配置されたブレーキユニット２５とから成る。駆動プーリハウジング２４のハウジング脚部２６はモータブラケット２１上に支持され、モータブラケットはガイドレール５に配置されたブラケット支持台２７上に支持される。モータエンドプレート２３はブラケット支持台２７上に支持される。駆動プーリハウジング２４のそれぞれの開口はハウジング脚部２６の各側に設けられ、支持体および駆動手段として機能するフラットベルト２８は駆動プーリにより開口を通して案内される。

図７および図８は取付けツール２の実施形態の変形を示す。回転運動を制限するために、回転支持体１１は、アバットメント１７、１８の代わりに、図７に示すとおり、ケージ屋根上に支持される支持脚１１．１を有する。支持脚の末端部１１．１１はケージ屋根に乗る技術者より重い荷重をケージ屋根にかけない。図８に示すとおり、回転支持体１１はモータブラケット２１より上に回転し、この場合、支持脚の末端部１１．１１は持ち上げられる。

エレベータケージ１はコーナーを支持手段で吊下げられ、支持手段はケージ屋根の対角交点上の荷重受台１５の下に一緒に導かれ、ホイスト３の支持手段８に接続される。

エレベータケージに配置された取付けツールを示す図である。取付けツールによるエレベータ駆動部の取付けを示す図である。取付けツールによるエレベータ駆動部の取付けを示す図である。取付けツールによるエレベータ駆動部の取付けを示す図である。取付けツールによるエレベータ駆動部の取付けを示す図である。エレベータ駆動部および取付けツールの詳細を示す図である。取付けツールの実施形態の変形を示す図である。取付けツールの実施形態の変形を示す図である。

符号の説明

１エレベータケージ
２取付け装置
３ホイスト
４エレベータシャフト
５ガイドレール
６荷重フック
７シャフト天井
９荷重吊下げ穴
１０ケージヨーク
１１回転支持体
１２軸
１３ツール脚部
１４エレベータ駆動部
１５荷重受台
１６オペレータ
１７第１アバットメント
１８第２アバットメント
１９緩衝体
２０シャフトピット
２１モータブラケット
２２モータ
２３モータエンドプレート
２４ハウジング
２５ブレーキユニット
２６ハウジング脚部
２７ブラケット支持台
２８フラットベルト

Claims

取付けツール（２）およびシャフト天井（７）の直ぐ下のホイスト（３）により取り付けできるエレベータ駆動部（１４）を取り付ける装置であって、エレベータ駆動部（１４）を支持する取付けツール（２）は、エレベータシャフト（４）内で移動可能にエレベータケージ（１）に配置され、エレベータケージ（１）はホイスト（３）により上下できることを特徴とする、エレベータ駆動部取付け装置。
取付けツール（２）はエレベータケージ（１）のケージヨーク（１０）に配置され軸（１２）を有するツール脚部（１３）を備え、エレベータ駆動部（１４）を載せる荷重受台（１５）を備える回転支持体（１１）は、軸（１２）に回転可能に配置されていることを特徴とする、請求項１に記載の装置。
取付けツール（２）およびシャフト天井（７）の直ぐ下のホイスト（３）により取り付けできるエレベータ駆動部（１４）を取り付ける方法であって、第１ステップにおいて、エレベータケージ（１）がエレベータシャフト（４）内に保持され、エレベータケージ（１）に配置された取付けツール（２）は次の上の階まで達し、そこから、エレベータ駆動部（１４）はホイスト（３）により取付けツール（２）に移動され、別のステップにおいて、エレベータケージ（１）はホイスト（３）により、エレベータ駆動部（１４）がモータブラケット（２１）上へ回転かつ移動できるまで上昇し、さらに別のステップにおいて、移動プロセス後、エレベータケージ（１）はホイスト（３）により、エレベータ駆動部（１４）がモータブラケット（２１）上に載るまで下降することを特徴とする、エレベータ駆動部を取り付ける方法。
エレベータケージ（１）はエレベータシャフト（４）のシャフトピット（２０）の緩衝体（１９）上に保持されることを特徴とする、請求項３に記載の方法。