JPH0755410Y2 - アルミニウム製フランジ用渦巻形ガスケット - Google Patents

アルミニウム製フランジ用渦巻形ガスケット

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JPH0755410Y2
JPH0755410Y2 JP1990027694U JP2769490U JPH0755410Y2 JP H0755410 Y2 JPH0755410 Y2 JP H0755410Y2 JP 1990027694 U JP1990027694 U JP 1990027694U JP 2769490 U JP2769490 U JP 2769490U JP H0755410 Y2 JPH0755410 Y2 JP H0755410Y2
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JP
Japan
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aluminum
gasket
spiral
flange
hoop material
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JP1990027694U
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昭夫 西村
憲彦 白部
Original Assignee
株式会社アスク
株式会社白部パッキング工業所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はアルミニウム製フランジに使用される渦巻形
ガスケットに関するものである。
[従来の技術] 従来、渦巻形ガスケットは断面波形状のステンレス薄板
から成るフープ材と、黒鉛やフッ素樹脂または石綿の様
なフィラー材とを重ね合わせて渦巻状に巻いて、巻始め
と巻終わり部分をスポット溶接して一体的に形成されて
いる。
[考案が解決しようとする問題点] 併し、この様な渦巻き形ガスケットは通常の鉄製フラン
ジには使用できるが、アルミニウム製フランジに就いて
は、このガスケットのステンレス製のフープ材がアルミ
ニウム製フランジよりも硬質であることからフランジ面
を損傷する欠点を有している。この欠点を解消するため
に、渦巻形ガスケットのフープ材にアルミニウム薄板を
用いることが考えられるが、ガスケットの巻始めと巻終
わりのスポット溶接においてアルミニウムの性質上アル
ミニウム同士のスポット溶接に難点が有って、特殊で高
価な溶接機を必要としている。
従って、この考案はこの様な従来における問題点を解決
するために、既存の設備並びに機器によってアルミニウ
ム製フランジを損傷することのない優れたアルミニウム
製フランジ用渦巻形ガスケットを提供することを目的と
するものである。
[問題点を解決するための手段] 上述の目的を達成するために、この考案に依れば、アル
ミニウム製フランジ用渦巻形ガスケットは、内リング部
材の周りにアルミニウム軟質フープ材とフィラー材を重
ね合わせて渦巻状に巻いて形成したガスケット本体の外
周部にアルミニウム用ハンダを使用してフープ材を接合
固着すると共に、ガスケット本体の外周にガスケット本
体よりも薄い外リング部材を嵌合して取付けて一体的に
構成されたことを特徴としている。
[作用] 従って、この考案は上述の手段に依って、フランジ用渦
巻形ガスケットのガスケット本体がアルミニウムで造ら
れ、このガスケット本体の巻終わり部分にアルミニウム
用ハンダを使ってフィラー材が間挿されたアルミニウム
軟質フープ材の外周部がハンダによって接合固着されて
いるので、ガスケット本体を十分な強度を持って一体的
に製作でき、使用機器や部品等の接触面を何等損傷する
ことが無く、且つガスケット本体を容易に製作すること
が出来る等の効果を有するものである。
この考案の他の目的と特長および利点は以下の添付図面
に沿っての詳細な説明から明らかになろう。
[実施例] 図面の第1図および第2図に示される様に、この考案の
アルミニウム製フランジ用渦巻形ガスケット10において
は、最初に内リング部材22を固定して置き、この固定し
た内リング部材22の周りに断面波形状の軟質のアルミニ
ウム薄板の様なアルミニウム軟質フープ材12を巻いて行
き、巻始めて2〜3周位してから、石綿紙や膨張黒鉛テ
ープまたはふっ素樹脂テープ等の様なフィラー材14をア
ルミニウム軟質フープ材12に重ね合わせるように入れて
渦巻状に巻いてガスケット本体11が形成される。次い
で、この様に渦巻状に形成されたガスケット本体11の巻
終り部分16の外周部にアルミニウム用ハンダを使用し
て、フィラー材14が間挿されているアルミニウム軟質フ
ープ材12の外周部をハンダ接合して固着して、一体的に
構成される。この様な渦巻状に形成されたガスケット本
体11の外周部をアルミニウム用ハンダを使用して接合す
ると、何等特別な溶接機を用いることなく既存の設備を
用いてガスケット本体11の巻終り部分16をしっかりハン
ダ付けして強固に一体的に造ることが出来ると共に、安
価に且つ好適に溶接することが出来、しかも十分な強度
を持ってアルミニウム軟質フープ材12とフィラー材14と
から渦巻形にガスケット本体11を造くることが出来る。
この様に、内周に内リング部材22が設けられて渦巻形に
形成されたガスケット本体11の外周には外リング部材21
が嵌合して取付けられて、アルミニウム製フランジ用渦
巻形ガスケット10が強固に一体的に製作される。
斯様に、製作されたこの考案のアルミニウム製フランジ
用渦巻形ガスケット10は、例えば第1図に示される様
に、フランジ2、3の間に配置されてボルト4で締付け
られて、しっかりと取付けられる。
この考案のアルミニウム製フランジ用渦巻形ガスケット
の図示の実施例において使用されるアルミニウム用ハン
ダはJIS規格に従って製作された一般的に使用されるも
のである。
また、ガスケット本体11の巻終りの外周部には、例えば
ステンレスの薄板を半周または一周近く巻いて外リング
部材21を嵌める時の保護を計るようにすると、一層好適
である。
また、第3図には、この考案のアルミニウム製フランジ
用渦巻形ガスケットのシール特性を示すよう使用時の締
付圧力ともれ量との関係が示されており、この考案のア
ルミニウム製フランジ用渦巻形ガスケットが十分な耐圧
強度とカスシール機能とを有することが認められる。
[考案の効果] この様に、この考案のアルミニウム製フランジ用渦巻形
ガスケットに依れば、フープ材としてアルミニウム軟質
フープ材を用いてフィラー材を間挿するよう重ね合わせ
て渦巻形に巻いてガスケット本体を形成して、渦巻形の
ガスケット本体の巻終り部分をアルミニウム用ハンダを
用いてハンダ付けして接合することによってガスケット
本体を十分な耐圧強度を持った渦巻形に一体的に強固に
造ることが出来、何等特別な設備や装置を用いることな
く既存の設備にて簡単且つ容易に、安価に製作すること
が出来る等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のアルミニウム製フランジ用渦巻形ガ
スケットの概要図、第2図は断面拡大部分図、第3図は
この考案のアルミニウム製フランジ用渦巻形ガスケット
の試験結果を示すグラフである。図中、2、3:フラン
ジ、4:ボルト、10:アルミニウム製フランジ用渦巻形ガ
スケット、11:ガスケット本体、12:フープ材、14:フィ
ラー材、15:巻始め部分、16:巻終り部分、21:外リング
部材、22:内リング部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内リング部材の周りにアルミニウム軟質フ
    ープ材とフィラー材を重ね合わせて渦巻状に巻いて形成
    したガスケット本体の外周部にアルミニウム用ハンダを
    使用してフープ材を接合固着すると共に、ガスケット本
    体の外周にガスケット本体よりも薄い外リング部材を嵌
    合して取付けて一体的に構成されたことを特徴とするア
    ルミニウム製フランジ用渦巻形ガスケット。
JP1990027694U 1990-03-20 1990-03-20 アルミニウム製フランジ用渦巻形ガスケット Expired - Lifetime JPH0755410Y2 (ja)

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JPH03118361U JPH03118361U (ja) 1991-12-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6070756U (ja) * 1983-10-20 1985-05-18 野田 勝 内燃機関用のガスケツト
JPH0225283A (ja) * 1988-07-14 1990-01-26 Nippon Valqua Ind Ltd 渦巻型ガスケットの製造方法

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