JPH0616303Y2 - スパイラル式熱交換器 - Google Patents

スパイラル式熱交換器

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JPH0616303Y2
JPH0616303Y2 JP3512689U JP3512689U JPH0616303Y2 JP H0616303 Y2 JPH0616303 Y2 JP H0616303Y2 JP 3512689 U JP3512689 U JP 3512689U JP 3512689 U JP3512689 U JP 3512689U JP H0616303 Y2 JPH0616303 Y2 JP H0616303Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
peripheral portion
heat exchanger
heat transfer
transfer plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3512689U
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English (en)
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JPH02127970U (ja
Inventor
啓介 戸井
保夫 曽根
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Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はスパイラル式熱交換器に関するもので、より詳
しくは蓋フランジのシール構造に関する。
従来の技術 第3図に示すように、渦巻状に巻付けられた伝熱板1
と、この伝熱板の外周を覆う外胴3との開口端縁部を、
ガスケット11を介して蓋フランジ5と外胴フランジ4間
で締付けてシールする構成は公知である。
ここに用いられるガスケット11は熱交換器の外周部及び
内周部に共通の一枚のガスケットを用いている。
考案が解決しようとする課題 上記従来例のようにガスケット11の厚みを外周部及び内
周部共同一にしたものでは、締付けによるシールに際し
て、内周部に設けた数周又は数十周もある熱交換媒体の
混合防止の為のシール材2の部分を確実にシールするた
めには大きな締付力を必要とする。又、シール材2の高
さが外胴フランジのライニング材よりも高い場合には外
周部のシールが不完全になり外部漏れを生じる難点もあ
る。
本考案の目的とするところは、上記のような難点を解消
すると共にガスケットの材質如何によらず締付けによる
シール効果が容易に実現できるスパイラル式熱交換器を
提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上記目的を達成するため、渦巻状に巻付けられ
た伝熱板と、この伝熱板の外周を覆う外胴との開口端縁
部を、ガスケットを介して蓋フランジと外胴フランジ間
で締付けてシールする構成において、前記ガスケットを
外周部の厚みが内周部のそれよりも大きいものを組合わ
せて用いるスパイラル式熱交換器とした。
作用 本考案ではガスケットを内周部と外周部とで厚さの異な
るもの、即ち、外周部を高く、内周部を若干低くしたも
のを組合わせたので、蓋フランジと外胴フランジによる
締付時に、外周部に締付力が多くかかり、シール効果が
確実となる。内周部は外周に較べて、それほどの締付力
を必要とせず、シール作用が働く。
実施例 図面に示した実施例を説明する。
1は伝熱板で、渦巻状に巻付けられ、スペーサを介して
流体通路を構成している。2はシール材で、伝熱板1の
端縁部を一つ置きに設けられ、熱交換媒体の混合を避け
るようになっている。このシール材2は伝熱面積との関
係から数周乃至数十周設けることもある。3は外胴で、
巻付けた伝熱板1の外周を覆っている。4は外胴フラン
ジで、外胴3端部に取付けられている。5は蓋フラン
ジ、6はライニング材で、蓋フランジ5の内面に設けて
ある。7はライニング材で、外胴フランジ4上に設けら
れている。
8は外周部のガスケットで、周囲にフッソ樹脂層9を設
けた。10は内周部のガスケットで、前記外周部のガスケ
ット8と組合わせて、全体の開口縁部をシールするよう
になっている。
外周部のガスケット8は内周部のガスケット10と較べて
0.1〜0.5mm程度厚く構成されている。
このような構成で、蓋フランジ5と外胴フランジ4とを
ボルト、ナット等で締付けると、先ず、外周部のガスケ
ット8が締付けられ、外周部を完全にシールする。次い
で、その厚みが減少し、ガスケット8、10の厚さの差が
小さくなり、ついには内周部において、ガスケット10が
押し付けられ、シール材2のシールを行う。ガスケット
の厚さの差はショートパスをきらう場合は小さく、多少
のショートパスを許容できる場合は差を大きくとっても
よい。
実施例では外周部のガスケット8にフッソ樹脂層9を設
けたが、これに限定されるものではなく、圧力の大きい
場合には渦巻形のガスケットを使用してもよい。
又、内周部のガスケットにはフッ素樹脂等のソリッドな
ものを用い外周部にフッ素樹脂層で包まれたガスケット
を用いる場合シール効果がよい。
考案の効果 本考案は上記のような構成をとったので、蓋フランジと
外胴フランジの締付けによって、先ず厚さの大きい外周
部のガスケットが締付けられ完全に外周をシールする。
次いで内周部のガスケットも締付けられ、開口端縁及び
シール材等に応じて適度に締付けられ、シール効果が確
実になる。
外周部のガスケットと内周部のガスケットとを組合わせ
ているので材質に変化をもたせることもでき、その実用
上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案スパイラル式熱交換器の断面図、第2図
は要部拡大断面図、第3図は従来例を示す要部拡大断面
図である。 1……伝熱板、3……外胴 4……外胴フランジ、5……蓋フランジ 8……外周部ガスケット 10……内周部ガスケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】渦巻状に巻付けられた伝熱板と、この伝熱
    板の外周を覆う外胴との開口端縁部を、ガスケットを介
    して蓋フランジと外胴フランジ間で締付けてシールする
    構成において、 前記ガスケットを外周部の厚みが内周部のそれよりも大
    きいものを組合わせて用いることを特徴とするスパイラ
    ル式熱交換器。
JP3512689U 1989-03-27 1989-03-27 スパイラル式熱交換器 Expired - Lifetime JPH0616303Y2 (ja)

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JPH02127970U JPH02127970U (ja) 1990-10-22
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